装甲騎女イリス

vol.02 娼館の女戦士

 ストーリー・娼婦として働かされることになったイリスの前に、1人の少女が現れた。行方不明になった仲間・メイリィと瓜二つの彼女は、しかしリルルという名の別人だという・・・




 ・シリーズの二巻目です。
 前巻で女衒に売り飛ばされ、バージンブレイクされてしまったヒロイン・イリスちゃんが、今度は娼婦として客を取らされるというのが本巻の内容です。
 シーンの流れを書いてみますと、
 (1)囚われのイリスの元に、ロリキャラがやって来てリルルと名乗る。彼女は
娼館の主・ボズクの愛妾らしい。
 (2)リルルはイリスを奇妙なマシンに拘束し、肉体改造を行う。
 (3)さっそく客を取らされるイリス。肉体改造で性感を三倍増されているので、客相手にイキまくる。
 (4)二人目の客はタコ型宇宙人。触手プレイで昇天するイリス。
 (5)リルルと激しく交わるボズク。それを覗き見してオナニーにふけるイリス。彼女はこのまま淫乱な娼婦となってしまうのか?
 ・・・といったところで「続く」です。
 (2)以降は全てエロシーンであり、そのサービス精神は評価したいところですが、見ていてどうにもノリが悪い。それは(いつも書くことですが)ヒロインたるイリスが、心ならずも官能に打ち負かされていくことへの屈辱や絶望といったモノ・・・つまりヒロイン捕まりモノで最も大切な要素がおざなりにしか描けていないからだと思います。
 例えば「肉体改造」というシチュも、それ自体は美味しいのに、それを施されたイリスの心情描写がぞんざいなため、ああイリスちゃん可哀想だな、エロいな、抜けるなという気分にさせてもらえません。それではポルノの文芸として失敗でありましょう。
 (3)や(4)のシーンも、着衣プレイをしたり触手プレイをしたりと見せ方の工夫をしているのは結構ですが、そういうフェチの人をどう満足させようかというこだわりが感じられません。
 原作ゲームを取りあえずアニメで動かしましたよというレベルでは、到底抜き用エロとして及第にはならないという良い見本に、本作はなってしまっている気がします。もっとアニメ制作者独自のリビドーを濃厚に込めて欲しい!
 ということで、「抜ける度」は一巻より下がって2。
 ちなみにイリスのCVが交替になっていますが、一巻でイリスを演じた北斗南氏は後藤佐緒里氏なのだそうで、あの(見た目)清楚な印象のお顔を思い浮かべるとティンコがしおれますから、この交替はオイラ個人的にオッケーです。
 サオリン、キミはウンチとかオシッコとかセックスとかしちゃダメなんだ。キミはオイラの中では処女なんだよ!(←キモヲタの総天然色見本)
(彩雲11型)


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