対魔忍アサギ vol.02 姦獄のアリーナ

 ストーリー・アサギを救うため、妹のさくらは朧のアジトに潜入した。しかし彼女もまた捕らわれ、肉改造を施されてしまうのだった。一方アサギは、カオスアリーナで淫らな格闘ショーの恥辱にあえいでいた。




 ・シリーズの二巻目です。
 本シリーズは大変人気が高いようなのですが、オイラ個人的には一巻がピンと来なかったため、この二巻目は友人宅でDVDを見せて貰いました。
 少々酔った状態で見ました故、あやふやな印象論になるかと思いますが、何卒ご容赦を。
 さて二巻目の内容は、捕まって肉体改造されちゃったアサギちゃんが、レスリング場のようなところで犯される様を見せ物にされ、一方で妹のさくらちゃんも敵の手に落ち、同様に肉体改造をされてしまうというモノです。
 実に美味しいシチュですし、期待して見始めたのですが、残念ながらすぐに退屈してしまい、ヤラシイな〜、チンコ勃つな〜という気分にはなれませんでした。
 オイラが退屈した理由は単純で、とにかくそのメリハリの無さ故です。一巻でもメリハリ不足だと評しましたが、この二巻はそれ以上。
 なんとなれば、ず〜っとアサギとさくらのアヘ顔が続くばっかりで、何だか環境ビデオみたいなんです。
 人間の脳というのはごく飽きっぽいモノで(オイラが特別そうなのかもしれませんが)、カット毎の絵がどんなにエロくても、同じ刺激ばかりが続くようでは退屈してしまいます。
 そうならないために、マンガでも映画でもアニメでも、ドラマの流れに沿った演出というモノが大切なワケで、本作はその点どうも力不足に思えます。
 アサギやさくらが捕まって改造され、屈辱に泣きながらも次第に官能に圧倒されていく様が丁寧に演出されていれば、シチュとも相まってイヤでも股間に来るでしょう。
 しかしアサギ捕獲、改造という情報がおざなりに示され、あとは記号的なアヘ顔が延々続くというのでは、人をエロで興奮させる作業としてあまりに愛が無さ過ぎます。
 実際オイラは、いきおい画面に集中できなくなり(だってどこ見ても同じ絵なので)、途中からは友人とダベリ始めてしまいました。
 「このやたらピンボケはどうよ?お前平気か?オイラは酔うけど」
 「わりと平気だけど、別にピンボケしなくても良いと思うな」
 「ピンボケでエロくなるわけじゃないからな」
 「エロくなるから良いというわけでもないけど、あまり意味ねー気はする」
 「ヒョットコフェラもさあ、単にヘンだろ?」
 「フェラはどうでもイイや。オレは浣腸とか欲しい(友人はスカ大好き)」
 なんて感じで、テンションも何もないエロアニ鑑賞会。それはつまり、本作が、視聴者を刮目させるさせるだけの迫力を欠いているためではないかと思います。
 もちろんこれが大人気作だということは承知しており、オイラの感性が他人とズレているだけかもしれません。しかしあくまで個人的には、評判ほどの良作とは感じられませんでした。
 「抜ける度」はオイラ的に2。
 続巻での盛り上がりに期待したいです。
(彩雲11型)


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