堕靡泥の星 第3部・陰獣の砦

 ストーリー・元関東軍の将校、密川憲造は、善人の仮面をかぶって北海道に潜み、アウシュビッツさながらの収容所を作って、拐かしてきた女性たちを嬲り苛んでいた。猛悪は並び立たないとばかり、達也は憲造の帝国に戦いを挑む!(本文中の図版は廃人の廃人様提供です)



・廃人です。

題名が暴走族の当て字みたいですが、原作は佐藤まさあき氏の人気劇画です。
呪われた生まれの主人公が、何でも犯して犯して殺して犯す内容の様ですw
漫画の名前は(カタカナの「ダビデ」と覚えてw)知っていましたが、漢字になると気づきませんでした。
このビデオはそれのOVA化と言う事になります。
アポロン(APOLLON MUSIC INDUSTRIAL CORPORATION)と言う会社が出したようです。

私はこの三作目しか入手していないのですが、成る程イボイボ氏や彩雲氏のレビューに有るとおり、動きは酷いし、酷いと主人公が喋っているのに画面がまったく動かない時もあります。
これで良いのかアポロン。

主人公の神納達也はダークヒーロー、それも強姦魔。

おっかない顔してます。
ちなみに、密川の居る村の役所で事務員に台帳を見せてもらう時もこんな顔です。
常時こんな顔ですから指名手配なんかされたら変装しようが直ぐ捕まるんじゃないでしょうか?

そんな彼の今回の相手(?)である密川憲造。

昔は関東軍の参謀、今は北海道のとある村の名士。
が、その裏の顔は女を誘拐し、ハーレムを作り上げ、夜な夜な拷問や性交を繰り返す変態ジジイ。

どちらも汚い男で、例えば神納は密川に揺さぶりをかける為にわざと宿に困った女性旅行者二人を密川の家に向かわせますし、密川も、そんな事は知らずにその女二人を自分の物にして甚振っちゃいます。


密川御満悦。

神納は一度は密川とその手勢に追われますが、余裕で切り抜け、最後は密川のハーレムをぶち壊し、密川は刀が飛んで紐が切れた弾みで落ちてきた杭に刺されて死にます。(分かり難いw)
しかし、二人の戦闘シーンもカクカクで、密川の最後なんか目の点が点滅して口がパクパクしているだけです。
これは酷い。
密川が死んだ後に、神納が占い師みたいなのをレイプする時もあまり動かない。

アニメーションの他にも、設定の矛盾だと思われるのが見られます。
途中で神納が列車に乗るのですが、北海道の地方を走っているのに、まるで都市近郊の通勤列車みたいなのが六両ぐらいも画面に出てきます。
それとも本当にこんなのが走ってたのでしょうか。

淫靡な雰囲気は出ているし、主人公も敵も悪玉ですし、陵辱系とかそう言うのが好きな人には・・・受ける筈だったのですが、何せ動きが酷いので、評価を大幅に下げざるを得ません。
また、原作と同じく劇画系で、アニメ絵じゃないと嫌、と言う人にももちろん向きません。

抜ける度はイボイボ氏と同じく1.5を。
これで手を抜かずに動きが良くてさらにもう少し女の子が可愛ければ3は付いたかも知れませんが。

では。
(廃人の廃人)


 ・お話しがここまで進んで思うことは、達也ってカッコイイなあということだ。(笑)いやマジで。それだけストーリーがキチンとできていて、キャラが立っているからだろうな。
 彼は呪われた出生に自らがふさわしくなるよう、一種強迫観念に囚われて犯罪を犯していくワケだが、その非道ぶりが潔くていかしているのだ。しかもこの第3部では敵役みたいなジジイが出てくるので、「達也、そんなチンピラやっちまえ!」と応援したいような気分にさせられる。つまり達也はダークヒーローとして立派に成立しているのだ。さすがは人気劇画が原作なだけはある。
 とは言え作画のひどさは相変わらずで、ロングになると全くと言っていいほど動かない。飛行機の切り絵が飛ぶシーンなんか噴飯ものである。
 マジな強姦や虐殺というデリケートなテーマを扱う作品であるから、こういう「手抜き」然とした作り方をされると、さらに不必要な反発を買ってしまうのではないだろうか。今回も凄惨な殺戮シーンがあるが、あんな作画で殺されていくキャラたちはホントに可哀想だ。
 可哀想と言えば、今回は八潮路ジュンが霊となって現れるが、その彼女を見ていてマジで可哀想になった。カッコイイけどヒドイよな、達也。
 さてエロとしては、旅の姉妹が囚われて調教されるという美味しいネタであるが、「痛い」系の責めが多いのでそういうのが苦手な人は敬遠された方が良いだろう。必死に許しを乞うシーンが多くて結構そそるけど。
 ちなみに達也、憲造をして「ヤツは完全に狂っている」って、お前が言うなァ!
 「抜ける度」は1.5。
(イボイボ)


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