Darling(ダーリン)(全3巻)

 ストーリー・エロ漫画家、喜多野純はラブラブハッピーな新婚の毎日だ。そこへ書き下ろし単行本の仕事が舞い込むが、〆切はわずか1ヶ月後!これをこなすには新妻みゆきの協力が是非とも必要だ。頑張れ純!夫婦力を合わせてエロの道を邁進するのだ!




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例によってPCゲーム原作のアニメだそうですが、原作を作った「ちぇりーそふと」というソフトハウスさんが自前でアニメ版も制作してしまったというのがちょっと変わっています。ちなみに「ちぇりーそふと」さんは既に解散してしまっているそうですが。
 内容的には、エロ漫画家が新妻とのプレイを通してマンガのネタを妄想するという、バカバカしいけれどもなかなかアイデアもののコメディストーリーです。
 何がアイデアと言って、色々なシチュのエロ妄想を絵として合理的に見せられるという点に尽きます。エロ漫画家がエロ妄想をネタにするのは当然ですから。
 よって視聴者としては、女スパイ陵辱シチュですとか、SF風触手シチュですとか、強姦魔とネコミミヒロインの対決シチュですとか、女教師と女生徒の百合シチュですとか、そこへ男子生徒が乱入してのSM3Pシチュですとかを変わり玉的にスパスパ見せてもらえて楽しいです。
 妄想が収拾不可能になった時点で「よーし、(マンガが)出来たぞ!」と、
落としてしまえるワケで、コメディとしての屈託無さを演出する上でも優れた構成と言えましょう。ギャグもそこそこ笑えます(特に第3話)。
 エロとしては上記のように色々バリエーションが楽しめますし、ヒロインのCVの異常にヘタレな演技もキャラにはマッチしていて、喘ぎ声もカワイイです。
 難点は作画がイマイチ垢抜けないことで、コメディだからこそシャープなビジュアルが大切と考えるオイラ的には残念。ここが改善されれば小品ながら快作と推したいのですが。
 「抜ける度」は2.5とします。
(彩雲11型)


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