超昂天使エスカレイヤー(全3巻)

 ストーリー・高校生の恭平は、幼馴染みの高円寺沙由香と再会した。しかし沙由香は記憶を無くし、奇妙なロボットパートナーと同居しているのだった。なんと彼女は、正義の変身ヒロイン・エスカレイヤーとして生まれ変わっていたのだ!




 ・大手ピンパイから発売された作品で、アリスソフトというメーカーさんからゲームも出ているそうですが、それが原作というわけではなく、その2社が共同で立ち上げたタイアップ企画ということらしいです(違ってたらスイマセン)
 掲示板等で「良いですよ」とオススメを受けていたのですが、今さらになって全編視聴してみたですよ。(かなり前に一巻だけ見たのですが、その後めんどくなってほったらかしていました)
 見終わっての印象はと言いますと、う〜ん、どうにも中途半端。
 ストーリー、世界観、キャラのどれもが説明不足であり、故にどうも作品中に入っていくことが出来ません。よく分からない人がよく分からない世界でよく分からない行動をしていても、視聴者としては知ったことじゃないわけで。
 さりとてそんなことが気にならないくらいエロが濃くてグイグイ引っ張ってくれるのかと言えばそうでもありません。つまり中途半端なわけです。
 オイラの想像ですが、これはあるいは、タイアップ企画であるということが影を落としているのかもしれません。
 つまり「アニメの尺では細かいことは説明しきれませんし、キャラも表現し尽くすことは無理なので、後はゲームで確かめてください」と暗に言われているような印象なのです。
 仮にそうだとすれば、それはアニメスタッフの甘えであり無責任ではないかと思います。どんなメディアで表現するにしても、一期一会の精神で、最大限イイモノを作って欲しいではありませんか。
 別にチマチマ説明をしろというのではなく、アニメの尺に制限があるならば、その尺で出来ることをやり尽くすべきだったと思います。例えばキャラ説明は完全に無視してエロのみで押すとか、メリハリのある演出方針が欲しかった気がします。
 さて本作自体のエロシーンについて書きますと、各巻かなりの濡れ場があるものの、上でも書いたようにやや散漫であり、イマイチチンコに訴える力は弱いように思います。
 白眉となるのは2巻目のエスカレイヤー百合陵辱シーンでしょうが、シーン自体の出来は良いものの、別の濡れ場とチョコチョコ切り替わるため、抜くのには使いづらいと感じました。
 またノドチンコまで見えちゃうものすごいアクメ顔は、迫力があると言えばそうですが、人によっては引いてしまうかもしれませんね。
 「抜ける度」は2.5。
 ちなみに作画のレベルは素晴らしく、オープニングやラストバトルなんかほれぼれしてしまいます。しかしそれはアクションとして素晴らしいのであり、エロアニメを見てこんなこと言うのもなんですが、エロなんかいらないからこの作画グレードで普通のアクションアニメを作って欲しいとか思いました。
 またマスコットキャラのマドカちゃんは、外身がデジコで中身がヴァニラ・アッシュという感じで可愛いですな。
(彩雲11型)


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