懲罰予備校(全二巻)
ストーリー・島津は不祥事を起こして馘首された不良教師。再就職もままならず、腐る彼に、ある私学から思わぬ誘いがかかった。何とその学校の女生徒を調教するための講師にならないかというのだ。
・2004年度にバニラレーベルから頒布された作品で、PCゲームが原作のようです。 内容的にはよくある鬼畜学園モノで、女生徒を性調教して奴隷に仕立て、ニーズに合わせて社会に送り出していくというとんでもない学校があり、主人公はそこの講師になって調教に精を出すというだけのモノ。 見たところ「懲罰」でも「予備校」でもないのですが、あるいは原作ゲームと設定が変えられたりしているのかもしれません。 さて本作の美点はそのビジュアルです。 バニラレーベルと言えばどうも作画がチープという印象があるのですが、本作はまずまず力が入っており、濡れ場でもちゃんと人体が動いているので安心して見られます(そんなこと、本来は当たり前なんですが)。 女の子たちも皆可愛らしく描かれており、表情もエロ味が出ているのは評価するべきでしょう。 一方で抜き用エロとしては弱い感もあり、それは調教されていく女の子達の心情がぞんざいにしか追われていないからだと思います。 「犯される!→怖い、イヤ!→でも段々感じてくる→ああどうすれば良いの?もうダメ!」と段階を踏んでくれれば萌えますが、「犯される!→痛い!→あ〜でもやっぱキモチイイ」とお手軽ですので、被虐感というのは皆無です。それは難かなと。 とは言え前述の通り作画はイイですし、色んな女の子や女教師と次々交わるバラエティ感も楽しいですから、学園エロとしてそこそこ及第ではありましょう。 またスカシーンがあるものの、ウンチを直接映さない、上品な演出になっているのは個人的に好感を持ちました。 「抜ける度」は2と少し。(彩雲11型)
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