ドキドキ母娘レッスン

〜教えて♪Hなお勉強〜(全2巻)

 ストーリー・学生の生田敦は、憧れている先輩の代行で家庭教師を務めることになった。訪れた家には美しい母娘がいて、楽しく仕事が出来そうだったが・・・・




 ・2007年にミルキーレーベルから2巻構成で頒布された作品で、原作は毎度ながらPCゲームだそうです。
 内容的にはごく普通のハレムものであり、家庭教師のバイトをやることになった主人公が、二組4人の母娘、そして学校の先輩の計5人を次々に喰っちゃうというだけのストーリーです。
 それは良いのですが、ドラマがあまり平板であり、視聴者の興味を惹き付け続けるだけの迫力がないのは残念。
 何しろ5人いるヒロインは向こうからガンガン主人公に迫ってくるため、主人公はハイハイと義務的にセックスを繰り返すのみであり、視聴者としては「次はどうなるのかな?」などと思いようもないからです。
 一応後半ではヒロイン同士がヤキモチを焼いたりなんだりというドラマがあるものの、それで盛り上がるワケでもなく、逆に作品のアホらしさ、不合理さが際立つ結果となってしまっています。
 みんなで仲良くハメたおしての大団円に、主人公が「そうか、相手を1人に決めないで、このままで良いんだ!」などと叫んでオチなんですから、「良かねェよ!」とツッコミたくなってしまうのが当たり前です。
 アホらしい展開をアホらしいと思わせず、上手く胸に落ちるように作るのがコメディであり、本作はそこで失敗していると言えるでしょう。
 一方でヒロインたちは皆可愛く、作画もまずまずであり、エロシーンの方は悪くありません。
 ロリと人妻に女子大生のオマケまで付いて、バリエ的にお得な気分なのも良いと思います。
 それだけにドラマの不出来が邪魔くさい印象であり、これならば「姉とボイン」のように、エロシーンだけをカタログ的に並べて見せるやり方の方がスマートで良かったのではないかと感じました。
 「抜ける度」は2.5。
 上手く作ればもっともっと面白くなったと思わせる、ちょっと勿体ない作品ですね。
(彩雲11型)


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