とらいあんぐるBLUE

下巻「貴方だけ……」

ストーリー・京介と関係を持ってしまったあかね。麻人はそれを知ってしまったが、面と向かって咎めることが出来ない。そんな二人をさらに引き裂こうと企む京介は・・・・ 　・以前レビューを書かせていただいた"とらいあんぐるＢＬＵＥ"の下巻になります。 上巻ではヒロインのあかねが麻人という恋人がいるにもかかわらず借金まみれで家に転がり込んできた幼馴染の京介にテクニックでエロエロに調教され、ついに処女を奪われてしまったところで終わっていました。 麻人はあかねと京介の関係に気付いているものの、あかねの事も京介の事も問いただすことができないままズルズルと日々が過ぎていきます。 アダルトアニメといえば一巻の出来が良くても二巻以降はショボくなることが多いというのが通説ですが、このとらいあんぐるＢＬＵＥ下巻はシナリオおよび演出でのパワーダウンはあまり感じませんでした。これだけでも評価して良いでしょう。 京介があかねとの関係を重ねていくシーンが続くため、ダレるかと思いましたが、セックスの途中で麻人が帰って来て慌てて隠れたり、麻人が寝ている寝室のベランダでセックスしたりといくつかのシチュエーションが盛り込まれ、寝取られモノに必要不可欠な浮気のスリルを維持しています。 また、京介が「麻人が浮気に気付かないのはあかねに興味が無くなったからだ」とか「麻人にも女がいる。だからお前を抱かないんだ」とか肉体面だけでなく精神面にも揺さぶりをかけてくるため、ありきたりではありますがそれなりのストーリー性もあります。 さらに、ウェイトレス、裸エプロン、学生服、女教師などのコスプレセックスが多く、そういったフェチズムを持った人ならさらに楽しめるでしょう。 一方、とても残念なのは作画の質が低下していることです。 上巻のあかねはなかなか可愛らしくて好きだったのですが、下巻でのあかねの顔はなんだか安っぽくなってしまっていて萎えました。男キャラの麻人や京介の方が上手く描けているくらいです。 身体のラインや乳房の揺れ具合なども上巻と比べると多少残念な感があります。 それでもアダルトアニメ界全体と比べれば平均以上と言えるでしょう。あくまで上巻と比べると、という程度の劣化です。 それと、上記の通りコスプレなどのシチュエーションが多数盛り込まれている反面、各シーンが短くなってしまっているのも残念でした。特に裸エプロンのシーンが短く、これだったら無理に入れることなかったんじゃないかと感じます。個人的に裸エプロンが好きなだけにガックリきました。 そして、下巻の終盤でドンデン返しがあります。 てっきり京介があかねを奪って終了かと思っていたので驚きです。良いか悪いかは別にして、「ええ？そんなんアリか！！」というエンディングでした。 面白いかと聞かれると微妙ですが(笑)、意外な展開で視聴者を驚かせようという製作者の姿勢が見えたのは好印象です。 抜ける度は３にします。 アダルトアニメ好きなら上下巻見ておいて損はないかと思います。（テケメケ） →戻る