特務捜査官レイ&風子

vol.04 決着!?レイと黄龍

 ストーリー・風子に犯されたレイは、ついに触手獣を孕んでしまう。麻薬「ミルク」を出し、産卵を始めてしまうレイ。一方、人格が崩壊してしまった風子の運命は?・・・




 ・人気シリーズの第4巻で、これで完結となっています。
 オイラ的に三巻がイマイチでしたので、この四巻は購入を見合わせていましたが、格安の中古を偶然ハードオフで見つけて購入、ようやく視聴しました。
 さて、最終巻の構成は、
 (1)黄龍に見捨てられた女幹部達、触手獣によってズクズクに犯される。
 (2)風子ちゃんは解放されるが、すでに正気を失っており、そこらで通行人のチンポをくわえてアヘアヘ。
 (3)レイ、幹部達の造反を狙って口からデマカセのベシャリ三昧。しかし彼女も既に妊娠しており、触手獣の卵を産み始める。
 (4)幹部達がついにクーデターを起こす。黄龍は捕らえられ、彼女のボディガードも滅多撃ちで死亡。
 (5)黄龍、自らが触手獣に犯されてロストバージン。さらに妊娠させられてしまう。
 (6)組織の潰滅に乗じてレイは妹と脱出。一件落着。
 ・・・という感じです。
 一応エロシーンも多いですし、オハナシもちゃんと収束はしますが、全体に何とも物足りない、空疎な印象を覚えました。
 何と言いますか、敵の首領はコケました、ヒロインは助かりましたと一応のオチを付けてあるだけで、そこに制作者の表現したいことや、またエロスに対するリビドーが毫も込められていない感じです。
 また、確か触手獣に寄生されたら廃人になってしまうという設定だったのに、レイや敵幹部たちはのうのうと復活してしまいます。そんな御都合主義の展開ばかりなので、いきおい、レイや風子たちの追い詰められた心情、絶望感といったものも上手く表現できなかったように思います。
 シリーズを総括して言いますと、「ヒロイン捕まりモノ」というジャンルに対する制作者のこだわりの弱さが、全てを薄味にし、世界観の魅力をスポイルしてしまったように感じます。これでは単に、ヒロインがちょっとミスをしたけど全然どうってことなかったわ〜という笑い話のようで、この手の被虐モノが好きな向きを満足させることは到底無理でしょう。
 4巻目の「抜ける度」は1.5。
 期待していたシリーズなので、凡作に終わってしまったことはとても残念です。
(彩雲11型)


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