透明人間(前編)

 ストーリー・冴えないコンビニマン・三重内人(みえないひと?)は奇妙な老人が落とした薬を使って透明人間に変身、銭湯へ女学校へと飛び込む。さらにバイト仲間の乙梨さんの家に居るうち、彼女の愛犬(の霊)を演じることになり…




 ・バニラレーベルから2006年に頒布された作品で、同レーベルのオリジナル企画のようです。
 下で↓eternal白様が「ありそうでない題材」と書いておられますが、なるほど「透明人間」ネタというのは実写ポルノでは時々見かけますが、アニメではあまり見たことがない。
 それは何故かというと、セックスというのは、それがレイプであっても人物間の営みであるのに、「透明人間」が相手では、何やら幽霊相手に1人でアヘっているような絵になってしまい、作品として見せにくいからかもしれません。
 その見立てが正しいかどうかはともかく、あまりないジャンルをあえて作ってみようとしたレーベルさんの心意気は評価したいです。
 この一巻の内容は、透明人間になった主人公がエロエロとイタズラを繰り返すだけですが、その屈託の無さが楽しい、良質なコメディとなっています。
 このレーベルらしく、動画枚数が少ないのは難ですが、キャラはみな可愛いですし、下着→全裸となっていく過程がイヤらしく描かれていることも美点でしょう。
 一巻の「抜ける度」は2.5とします
(彩雲11型)


 
・ありそうでない題材で、内容が想像できるだけにあまり期待しないで観たんですが、結構楽しんでしまいました。構成や絵・脚本も悪くないのになぜおバカな印象なのか。それは確信犯だからです。
まず主人公の顔。70年代アニメからやってきたかのようなスネ夫的口の貧相な顔に度肝を抜かれます。まあモテ男だったら透明になる必要がないということかもしれません。
女学校にも70年代アニメからやってきたかのような役回りのぽっちゃり娘がいて三重を悩ませます。
セックスシーンの最初は銭湯の浴槽でお湯を装って。2回目は学校の教室で霊を装って。3回目は乙梨宅で亡き犬の霊を装って(生前はその犬と交わっていた訳ですね彼女。「いつもはすぐ出しちゃうのに」はアダルトアニメ史に残る名ゼリフだと思います)。
一番普通なのが霊を装ってのプレイという迷走ぶりですが、不快さはありません。ワザとボケているのがわかるので安心して笑えます。自由度の高い世界ですしこういう積極的な遊び心は好感が持てます。
観察シーンが長めなのも透明人間ならではです。18禁が忘れがちな下着のありがたみを思い出させてくれます。
非18禁の作品でもあまりないことですが、不覚にも続きが気になりました。予想もつかない展開では全然ないんですが、それだけ小気味良い話ってことでしょう。「抜ける度」3です。
(eternal白)


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