透明人間(後編)

 ストーリー・透明人間、三重はエッチなイタズラを繰り返すが、憧れの乙梨さんに正体がバレてしまって大弱り。ヤケクソ気味の彼は、さらなる獲物を求めて街をうろつくが・・・




 ・シリーズの後編です。
 前巻で正体がバレかけた主人公が、メゲずにエロいイタズラを繰り返すという内容になっています。
 前巻で顔見せだけしていた女の子たち2人が犯されるというのがエロのキモで、どちらもそこそこにイヤらしく描けているのは良いと思います(特に、生意気なバイト先の先輩を犯しちゃうシーンは肉感的でグッド!)。
 一巻からそうですが、「女の子が、一人きりの時にだけ見せる淫らな顔」という、いかにも透明人間モノらしい見せ場がちゃんと描けているのも好印象です。
 一方で難点は、どうにも御都合主義過ぎるシーンも多くてシラけちゃうところでしょうか。
 何しろ女の子たちは、「透明人間」の上に座ったり犯されたりしても、その怪奇現象自体には大した反応を示さず、「あーんキモチイイ〜」とか「もうヤメテ〜」とかいう、フツーの人間相手の当たり前なセリフをのたまうばかりだからです。
 これでは、テク抜群のレイプ犯に犯されて感じまくってるみたいで、透明人間エロという設定が活かされていない気がしました。
 それでもエロコメディとして及第な出来であることは確かで、チャンチャン!という感じの朗らかなオチも良いと思いました。
 「抜ける度」は2.5。
 ちょっと拾いモノをした気にさせてくれる良作と評したいです。
(彩雲11型)


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