ヤーリマクイーン

 ストーリー・勇者の力を受け継ぐ魔法使いクーリーと女戦士リマ。旅を続ける彼女たちは、ふとしたことからサワーという修道女と仲良くなる。しかしそれは、復活を目論む淫魔ヤルダズィークの策略であった。




 ・軽いものが観たくて借りたらこれが軽い軽い(人命とか)。
といってもノリで押し切ろうという軽さなので腹は立たないです。それにしては演出や3DCGはかなり意欲的で、遊び心いっぱいです。なんだこのギャップは。
絵も、「キレイに描けるけどノリでいいや」という感じで、やっぱりなんとなく投げやりです。敵のお姉さんがちょっと濃いです。「抜ける度」2です。
偶然見つけたんですがメニュー画面をしばらく放置するとゲームのデモ画面みたいに未使用映像集が始まります。CGの製作過程みたいなのも見られます。本編だけでなくメニュー画面まで粋に演出するサービス精神に感動しました。
(eternal白)


・グリーンバニーさんから頒布されている作品で、どうやらオリジナル企画のようです。やけに作画が良いなあと思いましたら、制作はAICさんでした。道理で。
 内容的には剣と魔法の世界で繰り広げられるドタバタコメディで、一応は魔王復活とか伝説の勇者だとかいう大ワクのストーリーや設定があるものの、それは枕詞程度の記号に過ぎず、実際やってることは全編これナンセンスギャグオンリーです。
 ためにドラマはのべつに脱線してまともには進みませんし、キャラたちが何らかの目的を達したり心情的に何らかの糧を得たり、まして世界の平和が守られたり等という帰結は何もありません。しかし見終えてみると実にカッチリまとまった作品という印象が残るのは、さすがAICさんらしいプロのお仕事という感じがします。
 何よりギャグのバカバカしさがとても痛快で、勇者の守護者を名乗るオッサン連のダメダメぶりとか、敵の刺客ながら犬にアソコを始終ナメナメされて悶えまくってる女幹部の繰り返しギャグとかが楽しすぎます。
 エロシーンは前半が百合3P、後半が触手エロとマッチョマン(モンスターだが)によるAV同時責め等、結構バラエティもあってかつ濃厚です。
 基本的にギャグですからレイプシーンなども深刻な雰囲気にはなりようもなく、よって鬼畜好きな人にはアピール度が弱いかもしれませんが、それでも十分及第な出来に感じました。
 「抜ける度」は2強くらい。コメディやギャグの好きな人にはオススメの佳編です。
(彩雲11型)


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