妖獣教室4

 ストーリー・従姉妹の美雪に誘われ、加代は宗徒と共に弥勒の聖地である「御山」に向かった。宗徒は初対面のはずの美雪に、何故か懐かしいような印象を覚える。何と彼女と宗徒には千年前からの因縁があったのだ。




 ・シリーズの4作目で、宗徒の実家やその一族についての説明が初めて詳しく為されます(少なくともアニメ版では)。
 どうやらこの一族、惑星監視機構のエージェントとして代々地球で暮らしてきたらしく、そのシンボルとして弥勒様を崇めているようです。良く分かんないけど。
 その宗徒の父が妖獣の企みによって堕落してしまい、そこへ破戒僧として一族から破門されていた叔父さんが駆け付け、宗徒に力を貸すという構成はなかなか凝っています。
 しかし肝心の宗人クンは前世の因縁がどうしたこうしたというトラブルに巻き込まれており、何やら「淫獣学園EX」とソックリ同じ展開なのにガッカリ。いくら同じ前田先生印でも、こう何度も似たようなオハナシを見せられてはウンザリしてしまいます。
 一方で、エロとしてはこれまでのシリーズ中最もテンションが高く、ああようやくポルノらしくなってきたなと思わせてくれます。
 中でも加代ちゃんが夢幻の中で触手陵辱されるシーンはエロく、後ろ手縛り、M字開脚でヌルヌル虐められるシチュがイケてます。
 桜木ルイ氏も、普段の演技はさておき、濡れ場のアヘ声だけはさすがに味があり、「助けて、宗徒クゥゥン」と哀訴する鼻声が色っぽい。AV嬢にしてはなかなかの健闘ぶりです。
 クライマックスは例によって巨大化した妖獣との戦闘ですが、場所が雪山だけに、前作のようなスペクタクル感は欠いています。
 しかし、それまで渋く構えていた叔父さんが不意に僧衣を脱ぎ捨て、ボンデージルックの変態オヤジ風戦闘モードに変身するのは最高!こういうケレン味あふれる演出がもっと為されていれば快作になったのですが・・・
 「抜ける度」は2.5とします。
(彩雲11型)


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