指先案内人 汁だく接待おかわり三杯目(全三巻)

 ストーリー・本文参照。




 ・同名のWaffle社が発売したPCアダルトソフトが原作です。
三杯目となっていますが、一杯目、二杯目はアニメ化されていません。あしからず。

さてこの作品を語るのにはまず主人公毒島音露について語らないと面白みに欠けるでしょう。
彼は「特別接待」という作品で主人公デビューを果たした男で連続婦女暴行犯です。
「特別接待」のラストで警察に逮捕、服役することになりますが脱走。以前彩雲様が採点されたアニメ「優遇接待」の主人公の前の管理人として女の子たちを毒牙に掛けていきますが、何者かに襲われ入院(この後を「優遇接待」の主人公が継ぎ、音露の残したレイプビデオで人生を狂わされるわけです)、警察に捕まりそうになります。
しかしこの危機を脱した音露はさらに逃走(この辺りは短編5作ほどになります)。その果て大学時代に過ごした楠木町に戻ってきます。そこでレイプビデオの撮影に協力することになります。
自分を追う警察をあざ笑うかのように次々に女性(看護婦や教師、学生に、人妻)を毒牙にかけ、時には警察をレイプした女性を使って罠にかけ、果てには自分の宿敵亀頭警部の妻、娘二人も手籠めにしてしまいます。また自分がレイプ魔に走る原因となった昔の彼女(自分との間に生まれた子供を持つ)も復讐と称して手にかけ、女学校の生徒たちも次々に食い荒らしていきます。

ここまでがおかわり二杯目までとなります。
ではレビューを。

連続婦女暴行犯として全国指名手配の毒島音露。彼がエステ店店主芹園絵里華を凌辱するところからお話は始まります。
そして「女を食い放題」と彼女の店にエステシャンに成りすましてもぐりこんだ音露。彼が最初にターゲットとして結婚を間近に控えた花嫁候補、秋沢春菜。ごく普通の花嫁を夢見る彼女を絵里華を使って裸にし、その処女を食い散らしてしまいます。さらにその婚約相手と同僚の浮気現場を撮影、それを見せつけながらさらに凌辱、さらに性欲あふれる浮浪者三人にレイプさせて春菜を破壊してしまいます。
続いての被害者は常連客で弁護士の二階堂睦美。彼女も絵里華に騙され音露に凌辱されてしまいます。が毅然とした態度は崩れず、何度犯されても気丈には向かってきます。が音露のほうが一枚上手で、大切に思っていた女を盾にされ、その彼女までレイプされてしまい、これでジエンド。まだまだ音露の天下は続きそうな終わり方です。

本編は20分ほどの短いもののため、正直物足りなさひとしおです。
レイプ、追込み、破壊が基本なのですが、本編がもっとねっとりと進んでいくのを、かなり端折った進行だと思います。
絵自体はきれいでなかなか見応えはあるのですが、いかんせん時間が短すぎて・・・
また、三杯目登場の銭湯経営の母娘は欠片も触れられていません。
何よりも毒島音露のことを知らないで見るのと、知って見るのとでは面白さの幅が違いすぎます。
はっきり言いますと知っていることが前提みたいな作りです。
ですので知らない、興味がないという人にははっきり言ってお勧めできません。
逆に興味を持った、やってみたいという人には予習がてらに見ておくといいと思います。
知っている、やったことがあるという人には非常に物足りないと思います。

採点は2.0点。辛いかもしれませんが、非常に楽しんだゲームの一つのアニメ化だったのでこの物足りなさはいかんともしがたいものでした。それでも「優遇接待」のアニメよりは良かったと思います(あれはひどすぎた)。
(himhim)


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