雪夜一夜物語 第二夜 「女痴武者」

 ストーリー・戦国時代・・・攻め滅ぼされた小国の城から、美しい姫と1人の家臣だけが脱出した。追っ手から逃げまどううち、2人は崖から転落してしまうが・・・・




・このタイトル名、たぶん「おちむしゃ」って読むんでしょうね。さて、2004年作品ですか…どうやら購入したのはその年あたりから2006年頃ってことになるのですが…ってことは、そんだけ長い時間を軽いチェックだけに抑えてDLしたまま見ずにほったらかしにしてたって訳ですか。某・同人DLサイトからダウンロードしたので、同人作品と思ってたわけですが…同人作品なのですが、どういう理由かメーカー作品でも、メーカーのコーナーではなく同人のコーナーにて発売されてたりする作品もあるので、その分敷居が低くてすみました…いろいろな理由で。

・まぁ、確かに千夜一夜物語が語源なのでしょうが…むしろエロアニメ版「アニメ日本昔話」的な感じですかな。そこにナレーション役の殿と側室が居ると。そのようにまったり見るのが正しい(アニメ見るのに正しいもへったくれもあるか!)ですかな。

・さて…やっぱ本編の(?)姫様のこととかはここでは置いておいて、気になるのは殿と側室。この第二話だけでは何とも言えないのですが、その側室の人…実はこんなだったりして…たとえば本妻の親友だったり…又は風変わりなお人善し。…はい?なんですと?まぁ、つまりは自分の旦那と寝る事になってもいいからアンタのその知恵で旦那をホントの一人前の男にしてくれとか何とか言われたとかさ。やがて頃合を見計らって暇を出し、また他の所へ…身体を張ってまた別のそういった所に赴いて…とか。話数があればそー言ったの、しやすいんですけどね。
 で、ふと思うわけだ、このようなショートエロアニメをアダルト専門チャンネルで週一とか月一とか、定期的に流したら案外ウケそうな気がするのですが、気のせいですかな。月一だとして一年計画でも全十二話で、回代わりのヒロイン役の人にAV女優が充てるとかね。もちろん某・アニメのように声が合わずに失敗って事になるかもしれませんが、案外うまくいく人…化けるも居るかもしれませんよ。アニメだからと抵抗を感じる人も居るが、「アニメをこのチャンネルで?どのような?」と、見ようとする人も居るはずだが…な。

・気になる点を上げれば…荒い、作りこみが。見栄えがヘンなカット、動きがあからさまに足りないカット、どこか辻褄があってないように思えるカット…か。特に、あのようなものを姫様の身体に巻きつける…素手で。ならあきらかにあれはヘンとしか。…あんなもんを何時でも使えるように常備していたら、話は別ですがね。…あと姫様もね、未通女(おぼこ)だったわけで、あのようなところであーなってしまったわけで…そこの分の描き方がぞんざいな気もする。たしかにリピートも目立つ…作品が短いだけに。

・抜ける度は1〜1.5あたりか。抜きどころと言えるのは後半での姫様のシーンあたりですか。ただ、エロシーン全般にて、あの時代にあのようなことをしたかなぁ?とかの疑問もつい沸いてしまいますな…「らしさ」が弱く思われます。

・アニメとしてのお勧め度は2〜3。へぇ、さんざん叩いておいて、ほぼ普通ぐらいとは。それだけ一見の価値ありの点だけは認めるしかないと言うわけだ。これで作画だったり中身の仕掛けだったりにもう一点、何か売りと言えるのがあればよかったのですが。…惜しい。
 入手に関して言えば…たぶん通販だけぢゃないかな?まぁ、DL購入もあるので、購入間口は広いと思われます。…「ちちのや」から「淫欲絵巻」と言うタイトルで三部作DVDが出てましたな…なんでそっちからと言いたくもなりますが、おかげでDVDもあるので、現代なりの形での購入などの幅は大きいですな。
(輝川流一)

 

 ・2004年にschoolzoneレーベルから発売された作品で、シリーズの2巻目となっています。尺は1巻同様に15分間。
 さてシリーズ1巻目を、オイラは「脚本が良い」と評価しましたが、この2巻目もなかなかです。
 「落ちのびた姫と家臣がやがて結ばれる」というだけのオハナシですが、それを語る側室と殿様との関係をパラレルに描くことで、男女間の愛には色んな形があるのだというテーマを無理なく表現しています。キチンとした教養や知性を備えた人が文芸を担当しているんだなと想像させられました。
 エロとしては相変わらず弱いですが、それでも一巻よりはかなりエロアニメっぽくなっており、姫武者が輪姦されるシーンは緊縛好きの人には良いと思います。
 「抜ける度」は2に少し足りないくらいか。
 ちなみに作画は一巻と同程度ですが、リピートが少し増えたように思えました。
(彩雲11型)


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