蛙雷(あらい)氏・作

 蛙雷さんによる「と○メモ」陵辱小説第二弾です!今回の生贄は・・・コアラな髪型のあの娘ですよ〜。



 伝説の樹、そう呼ばれる樹がある、卒業式の日にここで告白をした恋人達は、幸福になれると言う伝説がある。
 そして、卒業式の今日、一組のカップルが誕生した。伝説通りに幸せに一つの道を互いに手を取り合いながら歩んで行くのか、それは現時点では不明であったが、少なくともこの2人は幸福であった。
 世界は二人のためにあり、二人は世界の中心にいた・・・だから、二人は知らない、二人を見つめる悲しげな瞳があることに・・・

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 パンツ一つ身につけていない男がビデオラックからビデオテープを選んでいる、そして日付と『M・T』とイニシャルらしきローマ字が書かれたテープを選び出し、ビデオデッキにセットする。



男が椅子に座り、置かれていたリモコンを操作して、テレビのスイッチを入れる、テレビの画面には面白くないニュースが映し出される、男は更にリモコンを操作する、テレビ画面がニュースを中断して不意に暗くなる・・・暗くなった、テレビ画面は、やがて異常な光景を映し出し始めた。



 40インチ以上はある、ワイドテレビのブラウン管に、どこか部屋が映し出される・・・映し出された部屋の中には、少女がいた・・・年の頃は、十六〜一七歳位だろうか?セーラー服を着た少女が、腰でも抜かしたのかペタリと座り込んでおり、乱れたスカートから白く柔らかそうな足が太股まで剥き出しにないる、スカートの奥の白いスキャンティーも見えていた・・・そして、脅えた顔をこちらに向けている、奇妙な髪型・・・頭の両脇に髪をクルリと輪っかにしているその、なにやらコアラの耳を連想させる髪型の可愛いと言える少女が、明らかな恐怖の表情を浮かべ、後ずさり何かから逃げようとしていた。
 ブラウン管に脅えている少女に近寄っていく男が写る・・・椅子に座っている男だった・・・男は、少女の服に手をかけて一気にセーラー服を引き裂く、画面の少女は大きく口を開き、何か叫んでいる・・・しかし、ビデオに音声が入っていないのか、それともわざとボリュームをOOFにしているのか、テレビからはなんの音も聞こえてこない・・・しかし、それゆえに奇妙な淫靡とも言える雰囲気が、テレビ画面からドロリと溢れ出す・・・そんな感じが・・・する・・・・・・・
 テレビの画面を見ている男の唇の両端が吊り上げ、ニヤリ・・・と邪悪な笑みが形作られる・・・テレビの画面の中では、無残な・・・鬼畜な・・・行為が繰り広げられていた。



セーラー服を引き裂かれた少女が、這いずりながら男の手から必死になって逃げようとする、しかし男のごつい腕が少女の躰から、さらに引き裂かれた服を、スカートを、下着を・・・引き裂き、剥ぎ取る・・・コアラのワンポイントがついているスキャンティーだけにされた少女が、少しでも素肌を男の視線から守ろうとするかのように、両手で胸を隠し、男に背を向けて縮こまる、恐怖のためかブルブルと小刻みに震えているのが、画面からでも、はっきりとわかる・・・・・・・
男は少女を組み伏せ、胸を揉み上げる・・・乳房を噛み締め、乳首を舌で嬲る・・・
その度に少女の顔に、恐怖と絶望の表情が浮かび、目から流れ落ちた涙が頬を濡らす
・・・口を大きく広げ、何事か絶叫している声は音声の消えたテレビからは、聞こえない・・・しかし、それゆえに異常とも言えるリアル感を見ている者に強く感じさせる。
男の手が最後に残されたスキャンティーを剥ぎ取る・・・少女の淡い繁みが露になった、少女の手が男の分厚い胸板を叩き、男から逃れようと必死の努力をしている。
男の舌が少女の唇を汚す・・・男が不意に少女の唇から驚いたように顔を離す、男の唇から血が滴り落ちている、男の顔に壮絶な笑みが、楽しそうな笑みが浮かぶ・・・
男の手が、少女の髪の毛を掴み上げ、躰を完全に宙に浮かせる・・・男は腕を振り上げる、そして少女に向かって振り下ろす・・・平手・・・ではない、握りこぶしが少女の頬に打ち込まれる、一発、二発、三発・・・容赦の無い力で、殴りつけた・・・
殴られる度に少女の口や鼻から、血が飛び散り、少女の躰に降りかかる、片側の髪の毛を止めていた丸い髪飾りが吹っ飛び、意外に長い髪の毛が顔の半分を覆い隠しす。
男が掴んでいた髪の毛を離す・・・ドサリ!と、その場に少女が崩れ落ちた、顔を腫らして、鼻血を流し・・・切れた唇から血を滲ませた、少女がビクビクと震え、唇を微かに動かし何か言っている、そんな少女を前にして男が着ている服を脱ぎはじめる
・・・男の躰中には蛇の刺青が施されていた、背中を・・・躰中をのたうつ蛇の刺青
・・・男は、ブリーフを脱ぎ捨て凶悪なまでに黒々とデカク、歪な姿の摩羅を少女の目の前にさらす。
脅える眼で摩羅を見ていた少女の唇が、摩羅に近づいていき・・・摩羅を口の中に含み、しゃぶり始める・・・摩羅が少女の唾液でヌラヌラと鈍く光る・・・殴られた時に口の中でも切ったのか、唾液と混じりあった血が摩羅を紅く染めていく・・・・・



 ブラウン管の中では、さらに凄惨な凌辱劇が映し出されて行く・・・



 少女の口から溢れ出した精液が頬をつたい落ちる、咳き込む少女を男は乱暴に四つん這いのさせると、ペタペタと尻を叩きながら少女を誘導する、そして調度、少女の顔がその凌辱劇を映し出しているカメラのほうを方を向くする。
 引き攣ったような表情が映し出される、男の手が少女の腰を掴み固定させる・・・
何かを叫ぶ少女・・・声は聞こえない・・・男が腰を突き出す。
 壊れる・・・その瞬間、少女の表情が壊れた・・・限界まで大きく広げられ絶望の悲鳴を吐き出しているであろう口、目玉が飛び出しそうになるほどに見開かれ、毛細血管が切れ血走ってる瞳、滑稽なほど開かれた鼻の穴・・・大きく広げられてる口からは涎が迸る、見開かれた瞳からは涙が溢れ出す、広がった鼻からは鼻水が垂れている。
 男は、さらに腰を振りたくり少女を背後から責め苛む、ガクガクと少女の身体が激しく動く、その度に少女の絶望に歪みきった表情がブラウン管に大写しになる・・・
数分間の間、男は背後から少女を責め立てすえにペニスを引き抜く、そしてその少女の排泄物・・・そう少女はアナルを犯されていたのだ・・・のこびり付いたペニスを再び少女にしゃぶらせた。

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 ビデオの中の少女は、肉体の穴という穴をすべて男に犯され、死んだように横たわっていた・・・・・・音の無い画面から、聞こえる筈のない少女の声が・・・すすり泣く声が暗い部屋の中に広がる・・・そのような気がしたのは思い違いであったろうか?




パチン・・・と、ビデオが切れ、テレビが面白くもないニュースを再び流し始める。
「どうだ?久しぶりに見た自分の処女喪失ビデオは?懐かしかったろ?」
椅子に座ったまま男が言う、椅子の横に蹲っていた黒い影が応える
「はい・・・懐かしかったです・・・ご主人様」
黒い影・・・いままでテレビの中で犯され嬲られ凌辱されていた少女が応える・・・
独特のコアラのような髪型は変わらない、しかいチャリン・・・と、乳首にはめられた銀のピアスが鳴る・・・乳首だけではない、臍にも、クリトリスにも何個ものピアスがはめ込まれている・・・



 あの卒業の時・・・片思いの彼が伝説の樹の下で他の少女と笑いあいながら話をしている・・・悲しいかった・・・苦しかった・・・だから・・・何時もなら、けして誘われても無視したであろう男の誘いに乗ってしまった・・・そして・・・



テレビのニュースが時間繋ぎのくだらないニュースを流してる・・・
「・・・卒業式の直後に行方不明になった女学生『館林〇〇』さんの行方は・・・」
テレビのニュースが、彼女の事を放送していた。しかし、そのニュースを聞いた彼女はなんの反応も見せる事は無かった。


                          了


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