廃人の廃人氏・作

 廃人の廃人さんによる「花の魔法使いマリーベル」のエロパロSSです。

 マリーベルたちの住むサニーベルに、ある日宇宙からヘンタイのエイリアンが降り立って・・・という、エロ版プレデターのようなオハナシで、鬼畜ながらもコミカルな味わいが楽しいです。


宇宙の彼方より、それはやって来た。

「・・・」
大気圏に突入する彼の宇宙船は、青白く発光している。

「フォッ・・・フォフォフォ」

この、人型の宇宙人は、どこから声を出しているのだろう。
人間で言えば、そのごつごつとした黒い顔の、口の部分は、まるでヒトデのような様子で、目やその周りは黒い視覚補助装置のような物で覆われていた。

「・・・ウウム」

自分の種族と同じような構造を持つメスを求め、この宇宙人は旅をしている。
彼は生まれた時から、同じ種族に「興味」を持てなかった。
性的欠陥及び異種愛病とレッテルを貼り付けられ、だが彼もそれを何とも思わず、「治療」も拒否して、自分の欲を満たすために宇宙船に乗り、荒涼とした故郷を飛び出した。

「地図の範囲よりも遠い、同系異種が住む星」の噂を信じ、地図の範囲を越え、何ヶ月も飛び続け、ここまで辿り着いたのだ。


「オ・・・オオ」

大気圏を抜け、猛スピードで落下する宇宙船を、彼は必死で制御しながら、外を見た。

広い海面と、ずっと向こうに大きな港町が見える。
海と言う物は、知識では知っていたが、あんな青くは無い物だ。

「・・・」

この星の原住民に見つからない様に、彼はステルスモードのスイッチを入れた。




二人の警官が、サニーベルの海沿いの歩道を歩いていた。

「おい、ブラ」
「なんだノッポ」
「音がする」
「え?」
「音が・・・」

ブラは何も聞こえないと言わんばかりに顔を曇らせたその時

「ギューイーン!」

「うわ!」
「な、なんだぁ!」

何も見えないのに、突風と共に、爆音が響く。

「・・・な、なんだったんだ」



草原の上にUFOは着陸した。

彼の勘が、「巨大なエネルギーを持つメス」をこの近くに感知したのだ。
巨大なエネルギーを持つメスと交われば、それだけオスとして成長出来る(と彼の種族は信じている)。

よっ、と草原に下りると、直ぐに地球の重力に適応し、彼は感知する方向に歩き出した・・・。



「マリーベルは僕の料理を食べるだけで良いから楽だよなあ」
「あ・・・あらそう?わ、私だって料理すれば・・・」
「ふふふ・・・」

マリーベルはフラワーハウスで、タンバリンの作った訳の分からない料理を食べながらくつろいでいた。

「皿洗いもよろしくね!」
「えー・・・」

その時、戸が叩かれた。


「あら、お客さん」
「ユーリ達かなあ」

マリーベルが戸を開けると・・・そこには気圧服を着た、あの宇宙人が居た!

「ウウウ!」
「きゃあ!」
「マリーベル!」

宇宙人はマリーベルを押し倒し・・・

「ウウウアアア!」
「やめて!乱暴しないで!」
「おい!マリーベルをいじめ・・・うわあっ!」

タンバリンは壁に叩き付けられた。

「お・・・おしおきしなきゃ!」
「うん!」

マリーベルは体勢を立て直し、魔法のタンバリンを取り出して呪文を唱え始めた。

「マリーベルの花魔h・・・」
だが宇宙人はそんな暇も与えない。

「ウルウウウアアアア!」
「きゃああああ!」

魔法のタンバリンをその長く凶悪な腕で破壊し、もう片方の手でマリーベルを持ち上げた。

「キサアアアア」
「い、いやああ!」
「マリーベ・・・」

なおも立ち上がるタンバリンを、宇宙人は殴り倒した。

「やめてええええ!タンバリン!ああああ!」

ヒトデのような口がパックリと空き・・・中から触手が二本飛び出してきた。
そして、マリーベルの服の中に・・・

「あああ・・・ああ!ひいいいい!」
「フヘハハハハ!」
「ど・・・どうして・・・ひい・・・こんなことを・・・ぎゃあああ!」

マリーベルの、恐ろしい位の妖精の力も、宇宙人には通用しなかった。


そろそろか、と思い、彼はマリーベルの衣服を破った。

「きゃあああ!」
「フォッフォッフォ」

触手は十分にマリーベルの体に絡みつき、ぬめらせている。

「な、なにを・・・こんな事して、花の妖精さんが・・・」
「キイイイイ!」

気圧服の、股間の部分が開いた。
中から、グロテスクな、宇宙人の陰茎が、頭を上げた。

「い、いやあああああああああ!」

魔法も、妖精の手助けも、何もかも失ったマリーベルに、逆らう術は無かった。

陰茎は、まだ、いや永遠に小さすぎるマリーベルの「つぼみ」に突き刺さった。

「ぎゃあああああああ!」
「フヘア、フヘア!」
「あああああ!やめてえええ!放して・・・いやあああああ!」

未発達な胸部にも触手が貼り付き、十分に刺激する。

「あ・・・あ・・・あああああ!タンバリイイイン!早く目をさまs・・・いいいいい!」
「ギイイイイ!」
「ああああ!・・・ああ・・・ああ」



次第に、マリーベルの声は小さくなっていく。

何か思いついたのか宇宙人は腰のポシェットのような物から、得体の知れない紫色の棒を取り出した。

そしてそれをマリーベルの肛門に突き刺した。
その瞬間、マリーベルは白目を向いた。

「いいいいいぎいい・・・あ・・・あははは・・・あへ・・・」

三重の刺激にとうとう、マリーベルは崩壊した。
それと時を同じくして、マリーベルの「つぼみ」の中で、宇宙人は果てた。


「あは・・・きもちいい・・・きもちいい・・・うふふ・・・」
「・・・キモチイイ」

それが、宇宙人の覚えた最初の地球語だった。厳密には地球の方言だが・・・

「ああ・・・うふへへへ・・・さいこお・・・」
「・・・サイコ」

宇宙人は、「サイコ」が自分のこの星での呼び名ではないかと考えた。

「・・・サイコ、サイコ」



遊ぶ約束の時間になってもマリーベルが来ないので、ユーリは一人でフラワーハウスにやって来た。

「マリーベル!遅いよー!」

中から返事は無い。
だが、何か、異様な物音がする。

ユーリが、無礼を承知で、フラワーハウスのドアを開けた。
そして、物音のする方向へ・・・

サイコが、自分の陰茎を、裸のマリーベルに舐めさせている。

「おいひい・・・おいひい・・・」
「オイヒイ?・・・オイシイ!」

「い、いやああああ!」

ユーリに気付いたサイコは、マリーベルを退かすと、ユーリに襲い掛かった・・・

「フヘハハハハ!」
「きゃああああ!」


サイコは、逃げるユーリに余裕で追いつき、引き倒し、そして間髪要れずにユーリの服を引きちぎった。

ショーツだけになったユーリは、叫ぶ。
「やああああ!マリーベルー!」

だがマリーベルは、サイコが居なくなると、紫色の棒を自分の股間に突き刺し、激しく悶えた。
「いい・・・いいいいいい!」

この棒には催淫効果が有るのだろうか。

ユーリのショーツの中に、サイコの触手が入り込んだ。
「きゃ、きゃあああああああ!」




触手は、ユーリの「つぼみ」の中に侵入した。

「ぎ、ぎいいいいいい!ひゃああああん!」

そして十分ほぐれたと判断したのか、マリーベルと同じように、陰茎を突き刺した。

「いやあああああああ!マリーベル!」

「つぼみ」から鮮血が飛び散る。
「きいいいい!やああああ!」
「フォフォフォフォ・・・イイイイイ!」

もう、ユーリには叫ぶ気力も無い。
どんどん力が抜けていく。

「ああ・・・あああ・・・」

サイコは、触手をユーリの口の中に無理やり入れた。

「ぐ、ぐうぇっ、ぎいいいい!」
「ム・・・」


そして、ユーリの中で、サイコはまた果てた。


もう、エネルギーも、愛も、恐るべき陽性の力も無い。

サイコは、最後に大きな雄たけびをあげた。
「ギイイイイイイヤアアアアアア!」

そして、フラワーハウスを出て行った。



タンバリンがようやく目を覚ました。

「・・・マリーベル?」

居ない。

床には白濁とした液体が点々と垂れている。

その液を、辿っていき・・・ある部屋に辿り着いた。
だが、戸が閉まっている。

「マリーベル?居るの・」

タンバリンが戸を開けると・・・


「いい・・・いいわあ・・・」
「ああん・・・さいこお・・・」

サイコの忘れ物である紫色の棒を、お互いの「つぼみ」に突き刺して遊ぶ、マリーベルとユーリ。


「あ・・・タアンバリイン・・・いっしょにあそぼお・・・・」
「ねえ・・・ね?」

「・・・う・・・」

タンバリンの、隠された陰茎が、むくっと姿を現した。

(おわり)



あとがき

処女作なので、勝手も分からず、叫び放題傷付け放題でストーリー性も皆無な作品が出来上がりました^^;
それに時間もかかり、申し訳無い気持ちでいっぱいです、すいません。

一人でも多くの人が見てくれれば、嬉しいです。


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