第1話 朱乃編の1



「うわっ!」
 白く細い指が俺の股間をなで上げる。下着の上からだというのに、強烈な快感が俺の脳を刺激する。愚息はその刺激に耐え切れず(というかその前からずっと)大きく張り詰め、激しく脈動している。
「うふっ、イッセーくんのここ、こんなにがちがち」
 妖しげな笑みを浮かべ、俺の上に跨った朱乃さんが俺の耳元でそっとささやきかけてくる。そのついでに耳にそっと息を吹きかけ、軽く噛み付いても来る。鼻元をくすぐる黒く長い髪からは甘いいい香りがする。体に密着したムチムチの肢体は触れているだけで欲情をそそられる。ああ、朱乃さん、そんなことされたら・・・・
 破廉恥に迫るお姉さまの誘惑に俺の理性はもう崩壊寸前だった。そして今日はそれを止めてくれる人はいない・・・・・・

 すべての始まりは数分前に遡る。

 その日はリアス部長は実家のグレモリー家に帰省、アーシアとゼノヴィアの2人は桐生の家に御呼ばれ。子猫ちゃんも外泊(木場とギャスパー?俺が知るはずもない)と、我が家には俺と朱乃さん(一応両親もいるが基本何も言ってこない)の2人きりだった。
 夜、1人で寝るには広すぎる部屋で眠りにつこうとしたそのときだった。足元に何かが触れる感触、それはゆっくりと掛け布団の中を上ってくる。ピット理と体に密着してくる柔らかな感触には覚えがあった。
「到着」
「あ、朱乃さん・・・・」
 掛け布団の中から姿を現したのは我らが女王様、副部長の姫島朱乃先輩。身につけているのは白い薄手の浴衣だ。それがもそもそと掛け布団の中を動いてくる間に肌蹴、その大ぶりの果実が半ば露になっている。少し動けばその先端にあるピンク色のチェリーちゃんまで見えるくらいだ。その艶かしい姿に俺は思わず鼻血を噴出しそうになる。
 さすが朱乃さん、艶かしすぎる!
「今日は人肌が恋しくなるわ」
「え?」
「リアスもいないし、アーシアちゃんもいない。イッセー君も人肌が恋しいでしょう?」
 朱乃さんはそう言って俺の胸元をその細い指でなでてくる。うわっ、ただ撫でられているだけなのにものすごく気持ちいい・・・
 確かに朱乃さんの言うとおり、今日はリアス部長もアーシアもいない。普段なら裸の部長と寝巻き姿のアーシアに挟まれるという我が校の男子が聞いたら呪い殺されそうな極上の環境で夜を過ごす俺だけど、今日はその2人がいない。時折朱乃さんも俺の寝床にもぐりこんで誘惑してくるが、普段はそれは部長が阻止してしまう。
 しかし今日はその部長がいない。
 ちなみに2人きりになって朱乃さんの艶かしい誘惑をお断りすることは俺には不可能だ。
「ええ、こういうのって『饐え膳食わぬは男の端」っていうんだっけ?」
『「据え膳食わぬは男の恥」だ、相棒』
 しなだれかかってくる朱乃さんの髪が俺の鼻先をくすぐる。なんともいい匂いがする。早くも誘惑に負けそうな俺は言い訳がましくとあることわざを口にする。それに対して俺の中から突込みが入る。
「ドライグ。読み方は一緒だからいいだろう?」
『まあ、かまわんがな。ほどほどにしておけよ』
 俺の中にあるセイクリッドギア『赤龍帝の籠手』に封じられている相棒、赤龍帝ドライグは俺にそんなことを諭してそれ以上は介入してこない。
「うふっ、イッセーくんの胸板、逞しくなりましたね」
 俺がドライグとそんなやり取りをしている間に朱乃さんは俺の胸元を肌蹴て、その鍛えた胸元をそっとなでまわしてくる。ただ指先で撫でているだけなのにぞくぞくとえもいえない快感が駆け抜けてゆく。
「気持ちいですか?」
「はい!ものすごく!!!!」
「ではこういうのは?」
 ものすごく喜ぶ俺の顔を見た朱乃さんはにっこりと笑って今度は胸板を舐め始める。指以上の快感が体中を駆け抜けてゆく。
「うひゃぁっ!」
「んんっ」
 あまりの気持ちよさに耐え切れず、俺は大きな声を上げてしまう。その声が心地よかったのか、朱乃さんはさらに舌先で俺の胸板を舐め上げてくる。やがてその先端が俺の乳首をぺろりと舐める。今まで以上に気持ちいい感覚が俺の体を駆け抜けてゆく。
「ふふっ、気持ちよかったですか?」
「はい!男でも乳首って気持ちいいんですね!」
「なら、もっと気持ちよくしてあげます」
 俺が喜ぶのがうれしいのか、朱乃さんは俺の乳首を口に含んで転がしはじめる。ころころと舌先で転がし、時折軽く噛み付いてきたり、吸い上げてみたりする。先ほど以上の気持ちよさが俺の中を駆け抜ける!それに呼応するかのように俺の暴れん坊はさらに大きくなり、下着を突き破らんばかりに怒張していた。それに気がついたのか、朱乃さんの指がゆっくりと降りてくる。
「うふっ、イッセーくんのここ、こんなにがちがち」
 ズボンの上から怒張しきった愚息を触って、朱乃さんはうれしそうにささやいてくる。
「イッセーくんはリアスともうキスはしたの?」
「はい」
「そう、じゃあ。私ともしてくれる?」
「!!!よ、喜んで!!!」
 朱乃さんのお願いに俺は二つ返事で答えてしまう。この場に部長とアーシアがいたら、怒られただろうけど、今はこの場にはいない。俺の返答に朱乃さんはうれしそうにそっと顔を近づけてくる。髪の毛から立ち上る甘い香りに俺はくらくらとしてしまう。息が吹きかかるほど接近してきた朱乃さんの顔、ピンク色の唇はしっとりと濡れて、欲情をそそる。
「んっ」
 一拍おいて朱乃さんの唇が俺の唇と重なる。リアス部長の唇とは違った、アーシアの唇とも違った柔らかな感触がここちいい。すると何かが俺の口の中にもぐりこんでくる。生暖かいそれはゆっくりと俺の口内に入り込んでくると、求めるように俺の舌先に絡み付いてくる。
 こ、これがディープキスってやつっすね!初めて経験しました!!!!
 朱乃さんとの熱い熱いキスに俺はさらに興奮を高めてゆく。俺と朱乃さんの舌は艶かしく絡み合い、朱乃さんの口元からあふれ出してくる唾液が俺の口の中に流れこんで来る。くちゅくちゅとしたと唾液が混じりあい、卑猥な音を奏でる。
「今度はイッセーくんの番ですわ」
「俺の、番?」
「おっぱいドラゴンとしてはこれを好きなようにしたいのでは?」
 俺と朱乃さんの唇が離れる。絡み合った唾液が名残惜しそうに糸を引く。そんな俺を見下ろしながら朱乃さんは攻守交替を宣言する。何をすればいいのかと考える俺に、朱乃さんは白い浴衣の胸元を恥ずかしそうに半分だけ広げて見せる。部長のそれにも負けないほど大振りのおっぱい。それが俺の目に飛び込んでくる!!!!
 そ、それを俺の自由にしてもいいってことですか?????
 俺は恐る恐る指を伸ばす。白い肌に指先が触れた瞬間、むにゅっと柔らかな感触が伝わってくる。
 ああ、この柔らかな弾力。部長のそれにも勝るとも劣らない心地よさ。これを、これを好きにしていいのか!!!
 俺は有無を言わさず、朱乃さんの胸に手を伸ばす。今度は両の手のひらでその大振りの果実を掴む。柔らかな感触とともに、朱乃さんの胸がその形を変える。両の手に収まりきらなかったお肉は指の隙間からこぼれ落ちる。
「あん、あんまりがっついてはだめですよ、イッセーくん」
「はぁ、はぁ、はぃ!!!」
 どこかうれしそうな朱乃さんの注意も今の俺には半分くらいしか聞こえてこない。 指を動かすたびに形を帰るその大降りの果実に意識を乗っ取られて、そこにしか意識が向かないからだった。
 いや、おっぱいサイコー!!
「んんっ、あふっ!!」
 俺の指の動きに合わせるように朱乃さんの口から漏れてくる声に艶が増してくる。純白の肌もほんのりと赤みを帯び、じんわりと汗が浮かんでくる。そんな興奮を誘う光景に俺はさらに指を動かしてゆく。
「あんっ!!」
 動かす指先がこりっとした感触のところをはじいた瞬間、朱乃さんの口からひときわ大きな嬌声が漏れる。朱乃さんの乳首はもう硬くなり、手のひらで触ってもその硬さが分かるほどだった。
(女の乳首は押すと鳴くんだよ)
 アザゼル先生のそんな一言が俺の脳裏のよみがえってくる。確かにリアス部長の乳首を指先で押したとき、部長は恥ずかしそうな声を上げて鳴いてくれた。では朱乃さんは?そんな疑問が俺の頭の中に浮かんでくる。それを確かめようと、俺は胸から手を離し、両の人差し指を立てて硬くしこった朱乃さんの乳首を突いてみる。指先にこりっとした感触が伝わってきて、その柔らかなおっぱいに指先が埋もれてゆく。
「あんっ!!」
 やはり朱乃さんも鳴いてくれた。艶やかに、そしてうれしそうに。さらに指先でこりこりとこねくり回すと、さらにうれしそうな声を上げて、朱乃さんはよがってくる。
 うおおお、先生!女の人の胸は誰でも突くと本当に鳴くんですね!!
「はぁはぁ、イッセーくん、そろそろ舐めてみますか?」
「へっ?」
 頬を赤く染めた朱乃さんがふとそんなことを尋ねてくる。その問いに俺は間の抜けた声を出してしまう。すると朱乃さんは両脇を締めて両手で胸を強調するような格好をする。
「このさっきまで突いていたところを舐めてみますか?」
「え?あの、それって赤ちゃんみたいに啜っていいと?」
「はい。啜ってもいいですし、ぺろぺろ嘗め回してもいいですよ」
 朱乃さんはそう言ってさらに胸元を突き出してくる。硬くしこった乳首は物欲しそうに震えている。
 舐める、しゃぶる、啜る。女の人の、朱乃さんの巨乳を自由にしていいと?そういわれた俺は迷うことなく、朱乃さんの乳首にむしゃぶりつく。
「んんっ、ちゅうううううう!!!!」
「ああああっっ!イッセーくん、激しすぎます!!!」
「あ、すみません。すみません!!!」
「女の子はデリケートなんですから、もう少し落ち着いて、ね?」
 欲望の趣くままに朱乃さんの胸にむしゃぶりついた俺は、朱乃さんに窘められる。確かにがっつきすぎたのは事実だ。よし反省したぞ!!
 今度は落ち着いて舌先で硬くしこった乳首を舐め上げながらゆっくりとそれを口に含み、すすり上げてみる。勢いに任せて激しくすするのではなく、ゆっくりと強弱をつけるようにしてすすってみる。
「んくっ、ふああああっっ!」
 すると朱乃さんの口から甘いあえぎ声が聞こえてくる。白い肌も赤みを増し、じっとりと汗ばんでくるのが分かる。
 先生!女の人の胸はすすってもいい声を上げて鳴いてくれます!
 今はこの場にいないアザゼル先生にそんな報告をしながら、俺は朱乃さんの胸を左右交互に舐めあげ、すすり上げる。そして余った胸は優しくこねくり回して、乳首をつまんでみたりする。そのたびに朱乃さんの口からは甘い嬌声が響き渡り、その声が俺の脳を激しく刺激する。
 もっと、もっと、朱乃さんの胸を味わいたい、味わいつくしたい。俺はそんなことを考え始めていた。
 だが朱乃さんの胸は二つ、俺の口はひとつ。同時にそれを味わうことはできない。なんとも残念な話である。
(このお胸を同時に味わえたらいいのに・・・)
 俺はそんなことをあkんがえながら、朱乃さんの乳首をすすり上げる。そんな俺の目に再度朱乃さんの胸が目に飛び込んでくる。
 大振りで今もプルプルと震えている。
 ・・・・大きい?なら、それを真ん中の寄せることができれば・・・俺はそんなことを思いつき、朱乃さんのおっぱいをぎゅっと寄せてみる。柔らかな双丘はむちりと形を変え、その頂点にある乳首は中央によって行く。そう、こうやればこの乳首を同時に味わうことができるはずだ。
「アノ、イッセーくん?」
「朱乃さん、いただきます!」
「え?きゃっ!!!」
 俺が突然乳首をいじることをやめて、双丘を寄せ始めたことに朱乃さんは少し驚いた表情を浮かべる。そんな朱乃さんに一礼すると、俺は中央に寄せられたピンク色の左右の乳首を同時に口に含み吸い上げてやる。刺激が強かったのか、朱乃さんは小さな悲鳴をあげる。
「だ、だめ、そんな同時になんて」
 ちゅぱちゅぱ。ちゅううううっっ!!
「やっ、だめ!イ、イっちゃう!胸だけで、胸だけで・・・・」
 はむ、んんっっ、じゅううううう!!!
「ひあぁぁぁっっ!!」
 甘噛みしたり、強く吸い上げたりしてやると、朱乃さんは激しくかぶりを振りながら俺にしがみついてくる。プルプルと全身を震わせて何かに耐えようとする。そんな朱乃さんの姿に刺激された俺は、さらに強く朱乃さんの乳首を同時に両方苛め抜く。すると朱乃さんはひときわ大きな悲鳴をあげて全身を大きく振るわせえる。小刻みに体を震わせながら、朱乃さんはなんとも言いがたい、エッチな表情を俺に向けてくる。その表情に俺は何かを確信する。
「朱乃さん、もしかしてイっちゃいました?」
 恐る恐る俺が尋ねると、朱乃さんは恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて、小さくうなずいてくれる。なんとも心地よさそうな、なんとも欲情をそそるような表情。そうか俺が絶頂に達した女性の顔なんだ。はじめて見るものに俺の心は大きく高鳴る。
 一方恥ずかしい姿を見られた朱乃さんはしばし恥ずかしそうにもじもじとしていたが、やがて逆襲に転じてくる。
「イッセーくん、すごく気持ちよかったですよ」
「そ、そうですか、それはよかったです」
「でもすごく恥ずかしかったので、イッセーくんにも恥ずかしい思いをしてもらおうと思います」
「あの、それはいったい?」
「うふふ、すぐに分かりますわ」
 Sの本能が垣間見える表情を浮かべた朱乃さんは、俺の耳にそっと噛み付いてくる。二度、三度耳たぶを甘く噛み付くと、そのままゆっくりと舌先で俺の首筋を舐めてゆく。舌先で俺の胸元を舐めながら、今度は俺の乳首にキスをしてくる。
「おほっ!」
 じゅんという気持ちのいい感覚が俺の体を駆け抜ける。ち、乳首って男のものでも悪戯すると声が出るんだ!そんな新発見をしている俺をよそに朱乃さんは俺尾の乳首を交互に舐めあげ、唇でついばんでくる。なんともむずがゆい、こそばゆい快感が俺の体を駆け抜けてゆく。その快感に俺が喜んでいると、下半身のほうで何かがもそもそと動いている。
「あ、朱乃さん?」
「うふふっ、イッセーくんのおちんちん、もうガチガチ・・・」
 乳首をいじくられることに気を取られている間に、朱乃さんの手が俺のズボンの中に進入してきたのだ。細長い指先が俺の硬くなった愚息を下着の上からそっと撫であげてくる。びりびりと痺れるような快感が俺の脳髄を駆け抜ける。
 「男の人の目の前でイかされて、とても恥ずかしかったんですよ?だからイッセーくんも・・・」
 恥ずかしそうに頬を赤く染めた朱乃さんはそうささやき掛けてくると、下着の上から撫でていた指を今度は中に滑り込ませ、直に愚息に触れてくる。
 うおおお!お、女の人に直に触られるのってこんなに気持ちいいものなのか!!!
 硬くなった愚息に朱乃さんの指がそっと絡みついてくる。その指先が触れるたびに愚息はびくびくと脈打ち、得も言えない快感が俺の脳を刺激する。自分でするときの快感なんてこれに比べたら屁みたいなものだ
「すごい、イッセーくんのおちんちん、触るだけでびくびくと脈打っている・・・」
 そういいながらうっとりとした表情を浮かべていた朱乃さんは、ゆっくりとその体の位置を沈み込ませてゆく。ちょうど俺の股間の位置まで頭を移動させると、俺のズボンにそっと手を掛けて来る。
「あ、あの朱乃さん?」
「さあ、イッセーくんのおちんちん、見せてください」
 言うが早いか、朱乃さんは俺のズボンを下着ごとずり下ろす。ズボンと下着という戒めの中に封印されていた愚息が、その封印を解かれ、勢いよく外に飛び出してくる。その血管を浮かび上がらせて怒張した愚息を目の前にして、朱乃さんはごくりと息を飲む。
「これがイッセーくんの・・・すごく大きい・・・」
「そ、そうですか?」
「それでは失礼して」
 俺の息子をしばし鑑賞したいた朱乃さんは顔を近づけてその匂いをかぎ始める。朱乃さんの息が俺の愚息にかかり、こそばゆい。しばし匂いを堪能していた朱乃さんは今度はその唇で口づけをしてくる。真っ赤な唇が俺の愚息に触れた瞬間、痺れるような快感が俺のなかを駆け抜けてゆく。腰が浮いてしまうような快感が連続して襲ってくる。
「いい匂い、それにぴくぴく戦慄いてかわいいわ」
「お、俺も気持ちいいです」
「まだまだこれからよ、イッセーくん」
 押し寄せる快感に歓喜の声を上げる俺を諭すように朱乃さんは声を掛けると、愚息の先端を徐に口に含んでくる。ちゅうっと軽く吸い上げるだけで愚息の奥のほうが吸い上げられる感覚がする。朱乃さんはそのまま今度は舌先で愚息を舐め始める。鈴口に沿って舌先で舐めあげ、ゆっくりと側面に舌先を移動させてゆく。カリ首をちろちろと舐めると、もう俺の腰はがくがくと震えだしてしまう。
 ああ、朱乃さん!そんなにされたら、すぐに・・・・・・
「まだまだ我慢よ、イッセーくん」
 俺が今にも吐き出してしまいそうになっていることを察したのか、朱乃さんは愚息の根元を徐に掴んでくる。
「あ、朱乃さん。そんなことしたら」
「もっとイッセーくんを味合わせてくださいな」
 なんとも愛らしいことを言いながら、朱乃さんは愚息の根元を抑えたまま、それを飲み込んで行く。なんともいえない熱い感触が愚息を包み込む。同時にぬるぬるとした感触が愚息にまとわり着いてくる。これは朱乃さんのしたの感触だろう。
「はむっ、んんっ、ん〜〜〜っ」
 舌を愚息に絡めて舐めあげ、頭を前後に動かして肉棒をしごき、中にあるものをすべて吸い出しそうなくらいに吸い上げる。朱乃さんの攻めに俺はすぐにイってしまいそうになる。だが、根元を押さえられていては、白濁の液を吐き出すことはできない。イくことのできない苦しみに俺は少しだけ顔を顰める。それに気づいた朱乃さんは目だけ笑って見せる。
「イきたいですか、イッセーくん?」
「は、はい。朱乃さん、これ以上は」
「あん、でもまだまだ我慢してくださいね。その苦しむ顔をもって見せて」
 Sの女王様全開に朱乃さんは根元を絞ったまま、さらに愚息を舐めあげ、吸い上げてくる。今にも解き放ってしまいそうな感覚を覚えながらも、どうすることもできない俺。愚息は早く吐き出したいと、さらに怒張して朱乃さんの口の中で大暴れしている。
「あ、朱乃さん、もう我慢限界・・・・」
「うふふっ、いいですよ、私のお口の中で」
 辛すぎて辛すぎて、今にも泣き出しそうな俺。そんな俺の姿に朱乃さんは愚息をお口いっぱいに頬張る。そしてそのままの姿勢でそれまで絞ってきた愚息の根元を開放してくれる。再び襲ってくる快感、堰き止められていたそれは尿道を通って外に解き放たれる。
 ビュル、ビュル、ビュルルルッッ!!
 これでもかと、大量の精液が朱乃さんの口の中に解き放たれる。うう、気持ちよすぎです、朱乃さん!
 いつも以上の量の精液を口で受け止めた朱乃さんは強く吸い上げて尿道に残った文まですべて吸い尽くしてしまう。あまりの気持ちよさに魂まで持っていかれそうでしたよ、本当に・・・・
「すごい量ね。それにすごく濃い・・・」
 朱乃さんはそう言って口を開いて見せてくれる。やや黄色みがかった粘液が朱乃さんの口の中でねっとりと糸を引く。その淫猥な姿を見ただけでもどきどきしてしまう、俺。朱乃さんはしばしそれをかみ締めると、ごくりと音を立ててすべて飲みくだしてしまう。
「まだまだ元気、よね?イッセーくん?」
「へっ?」
「今度はこっちで」
 そう言って朱乃さんは着物のすそをめくって見せる。真っ白な太もも、そしてその付け根。そこには黒い陰毛は一本も生えていなかった。今にも大切なところが見えてしまいそうな光景に俺は思わず息を呑む。
「イッセーくんが見やすいように全部剃ってきたんですよ」
 あ、朱乃さん、あなたは神ですか!!!!俺の愚息にどんどん血液が集まっていくのがいやでも分かる。先ほど精液を吐き出してぐったりとしていた愚息だったが、朱乃さんの恥ずかしげな姿にむくむくと頭をもたげてきている。そんな俺にもたれかかって、朱乃さんは耳元でそっとささやいてくる。
「本番、してみたいですよね?」
「BoostBoostBooostBooostBoostBoostBoostBoost!!!!!!]
 一気に俺の愚息は自立してくれる。やったぜ、ドライグ!俺の愚息も一秒ごとに力が倍加する術を覚えたみたいだぜ!
『そうか、それはよかったな』
 やけっぱちな返答が返ってくる。今にも泣き出しそうな声で。
 まあ、いいさ。俺はこれから大人になるんだ。本当の男に!!!



  続く


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