himhim氏・作

 himhimさんによる「魔法先生ネギま!」のエロパロSSです。

 ひょんなことからネギ先生とハメてしまった夕映ちゃんが、彼とある契約を結んで・・・というオハナシ。乱れ狂う夕映ちゃんの痴態を愛でませう。


 「夕映・・・やっぱり怖いよ・・・」
 のどかはベッドの上で震えている。顔を真っ赤に染め上げ、俯いてしまっている。その傍には夕映が彼女を支えるようにして座っている。のどかと夕映、二人とも一糸纏わぬ裸であった。
 「なに言っているですか、のどか。このチャンスを逃したら、二度と来ないかもしれないですよ。」
 今になってしり込みするのどかに夕映は叱咤激励する。
 「でも・・・こんなこと・・・」
 「周りはネギ先生を狙う敵ばかり。いくら同じ仮契約をした仲間とはいえ、明日菜さんたちだっていつ敵になるか分からないですよ」
 力強く説得する。いまだにあわあわ言っているのどかも少しずつ覚悟を決めてきたようだ。ここまできたらあと一押し、夕映はさらに力説する。
 「ここでネギ先生と一線を越えてしまえば、誰にも邪魔はされないです。大丈夫。わたしがサポートするです。」
 夕映にそこまで言われてようやくのどかも納得したのか、自分の膝元を覗き込む。そこには同じく一糸纏わぬネギ=スプリングフィールドが横たわっていた。すやすやと安らかな寝息を立てている。
 事の起こりは一時間ほど前にさかのぼる。

 夜の女子寮。その廊下をのどかと夕映はそろそろと音を立てないように歩いていた。図書室をまわって帰ってきたため、時間が相当遅くなってしまったため、この時間の入浴と相成ったわけである。もちろん浴室には誰もおらず、二人はゆっくりと入浴できたのだった。
 「まったくこんな時間まで本の整理が掛かるとは思わなかったです」
 「ごめんね、夕映・・・わたしに付き合わせちゃって・・・」
 ブツクサ文句を言う夕映にのどかは恐縮してしまう。今日の一件ものどかの人のよさが原因だった。のどか一人に雑用を任せるのはかわいそうと夕映もその手伝いをしてきたのだ。二人係でやってこの時間だ。のどか一人だったらどうなっていたことか。そののどかに恐縮されては夕映もこれ以上何もいえない。
 「のどかに謝られたらこれ以上何もいえないです」
 ため息をつくとのどかにそういってあげる。のどかも笑顔を返してくれる。
 「あれ?のどかさんに夕映さん?どうしたんですか、こんな時間に・・・」
 突然背後から声をかけられる。ここは女子寮。声をかけられる男性は二人しかいない。そのうち一人は相手を"さん"付けで呼ぶことはしない。”ねーちゃん”と呼ぶか呼び捨てだ。ならば相手は一人しかいない。
 「どうもです、ネギ先生」
 「ど・・・ど・・・どどどどうも・・・・」
 落ち着いて後ろを振り返る夕映。あわててその後ろに隠れてしまうのどか。対照的な二人にネギは微笑みかける。
 「図書室の仕事が遅くなったです。そう言うネギ先生は?」
 「師匠のところで修行をしていたらいつもより時間が掛かってしまって・・・それでこんな時間になってしまったんですよ」
 ネギは笑いながら頭をかく。学校の授業の後、エヴァンジェリンの元で修行をするようになってから相当経つが、相変わらずその表情は憔悴しきっている。エヴァンジェリンの修行の厳しさを物語っていた。それでもネギは気丈に元気に振舞っている。
 「夜も遅いですから早く休んでくださいね」
 ネギは笑顔でそう二人に話しかける。そしてそのまま前のめりに倒れこむ。
 「ネ、ネギ先生!!」 
 「大丈夫ですか?!」
 あわてて二人が駆け寄る。抱き起こしてみるとネギは寝入ってしまっていた。完全に熟睡しきっていていくら起こしてもおきようとはしなかった。
 「どうしよう、夕映・・・このままじゃぁ・・・」
 「仕方ないです。部屋まで運ぶです」
 夕映にそういわれてのどかは頷く。二人でネギの肩を抱えて歩き出す。ネギはいまだ明日菜たちと同居している。どうせ帰る途中になる。そこで夕映はあることを思いつく。これは千載一遇のチャンスではないかと。
 「のどか・・・落ち着いて聞くです。ネギ先生をこのままわたし達の部屋に連れてゆくです・・・」
 静かに他の誰かに聴かれないようにのどかに囁く。それを聞いたのどかなしばし無反応だった。いや、反応がないというより、夕映が言っていることの意味がわからないといった感じだった。仕方なく夕映はもう一度細かく説明してやる。
 「いいですか、のどか。今日はちょうどハルナがいない日です。この機会を逃す手はないです。ネギ先生をものにしてしまうです!!」
 「・・・・・ええええええぇぇぇぇっっっっ!!!!????」
 夕映のあまりの発言にのどかは思わず大声を上げてしまう。あわてて夕映はその口を押さえる。
 「静かにするです。耳ざとい連中が多いですからどこで聞かれるか分かったものではないですから。」
 「も・・・ものにするって・・・」
 「言葉どおりです。性交渉、つまりセックスしろといっているです」
 「ええええええぇぇぇぇっっっっ!!!!????」
 直球で説明されたのどかはまた大声を上げてしまう。夕映はまたその口をふさぐ。幸いまだ誰にも気づかれていないようだった。
 「まったく、誰かに気づかれたらどうするですか!!」
 「でも、でも、でも・・・セックスだなんて・・・」
 「こういったものは早い者勝ちです。いくら明日菜さんたちでもそこまでは・・・」
 そこまで言って夕映は言葉を切ってしまう。明日菜は高畑先生を大いに意識し、木乃香と刹那はお互いを意識しあっている節がある。自信はあっても確信ではないからだ。彼女たちはまだ安心と思いたいが、もしもということがある。それに自分たちの暮らすには委員長をはじめ、ネギを狙っている輩は多数いる。そういった輩を出し抜く絶好の機会なのだ。
 「でも、だからって・・・」
 「ああ、もう。つべこべ言わずさっさとくるです!!」
 まだ迷っているのどかの首根っこを掴むとネギと一緒に日きづって自分たちの部屋まで戻ってきたのである。そして部屋に戻るとネギを裸にしてベッドに寝かしつけると、自分たちも全て脱ぎ捨てたのだった。
 そして時はつながる・・・

 「これがネギ先生の・・・予想通り、まだ被ったままです」
 夕映は手を伸ばすとネギのペニスを握ってみる。十歳の子供にしては大きな部類に入るそれは夕映の手の中でヒクヒクと蠢いている。その先端は皮が被り、亀のような頭は除いていない。
 「やっぱり、皮を剥いたほうが良さそうです。のどか、手伝うです」
 「う、うん・・・」
 夕映にうながされてようやくのどかもネギのペニスに手を添える。その熱さにあわてて手を提げてしまうが、もう一度添えてみる。
 「ゆ、夕映・・・どうしたら・・・」
 「もう少し濡らして一気に皮を剥ぐです」
 どうしたらいいのかわからないのどかは夕映のほうを向き直る。夕映だって経験があるわけではないのだから本から得た知識だけの話だ。それでものどかよりはましに思える。唾液をたらしてペニス全体にまぶしてゆく。唾液の水音を立ててペニスを扱き上げる。皮の中にも唾液をまぶしておく。
 「いくですよ、のどか・・・」
 「う、うん・・・」
 「1、2の・・・3!!」
 夕映の掛け声に合わせてのどかと夕映は同時に勢いよくネギのペニスの皮を剥ぐ。唾液で滑り、ずるりと亀頭が顔を覗かせる。同時にネギが呻く。痛みによるものなのかなんなのか分からない。だが確実に反応を示したのだ。
 「すごい・・・本で見るより、立派です・・・」
 夕映はその猛々しさにうっとりと見ほれてしまう。そして思わず亀頭を軽くつついてみる。ピクッと反応を示したかと思うと、ネギの腰が二度三度震える。同時に先端からは砕くの液体が吐き出される。勢いよく吐き出された液体は中を舞い、のどかの顔の掛かる。
 「・・・・え?・・・」
 なにが起こったのか理解できないのどかは顔に掛かったそれを指で救ってみる。熱く粘り気のある液体であった。しばしの思考停止。その正体が分かったときのどかは思わず後ずさりする。
 「ふりゅああにゃあああ!!!」
 わけの分からない奇声を発して後退したのどかは勢いよく後頭部をベッドの柱に打ち据えてしまう。そのままおとなしくなる。
 「の、のどか!大丈夫ですか?」
 夕映があわてて駆け寄ってみる。のどかは後頭部に大きなたんこぶを作って完全に気絶してしまっていた。いくらゆすっても起きる気配は無い。のどかが気絶してしまってはこの話はここまでである。夕映はため息をつくとネギのほうを見つめる。一発目を放ったというのにネギのペニスはいまだ勢いを失わず、硬さを保っている。その逞しいものに夕映は思わず息をのむ。
 「のどかの・・・のどかのために・・・」
 親友のために自分の気持ちは押さえ込むつもりでいた。だがこの状況に夕映の中に迷いが生まれてきていた。その迷いは徐々に大きくなり、押さえられなくなる。
 「・・・・のどか・・・ごめんなさいです・・・」
 気を失っている親友に謝ると夕映はネギの腰の上に跨る。ネギのペニスを見ていただけで膣は潤い、あふれ出した蜜は太股を伝い落ちてきている。何もしていなにもに準備は万端整っていた。腰を浮かし、指で割れ目を開くと、ネギのペニスの位置を微調節する。ペニスの先端が夕映の割れ目に触れる。クチュリといやらしい音を立てているのが分かる。滴り落ちる蜜がネギのペニスを濡らしてゆく。
 「のどか・・・もう私、この気持ち抑えられないです・・・ごめんなさいです・・・」
 もう一度のどかに誤ると夕映は一気に自分の腰を落とす。ネギのペニスが夕映の膣内に潜り込んでゆく。夕映の体つきと同じく膣道もまだ発達していない。そこに大きな異物が入り込んだのである。膣壁を引き裂き、声にならない激痛を夕映に与える。それでも夕映は腰を止めようとはしなかった。
 「ひぐっ・・・うううっ・・・あぐぅっっ・・・」
 痛みに耐えながら懸命に腰を落としてゆく。狭い膣道を進むと一際固い箇所に到達する。夕映の乙女の証。一度汚したらもう元には戻らない神聖な場所。だが夕映は迷うことなく一気に腰を落とす。固い感触のあと、何かが引き裂かれるような感触、そして激痛。
 「ああ、あぐぅぅ・・・・あ・・・ああ・・・」
 夕映はそのまま力なく腰を落とす。戒めを破ったペニスはするりと奥へと導かれてゆく。
 「ぜ・・・ぜんぶ・・・はい・・・った・・・です・・・」
 息も絶え絶えといった感じに夕映は呟く。快楽など一切ない。あるのは痛みだけだ。体は小刻みに震え痛みを表している。それでも心はネギとひとつになれた喜びでいっぱいだった。親友も、パートナーも誰も到達したことのない域に自分は到達したのだ。今自分だけがネギを征服している、その喜びに夕映は浸っていた。

「あとは・・・」
 痛みに耐えながら懸命に腰を動かそうとするが、どうしても痛みで力が入らない。どんなに力を入れようとしても力を入れることがかなわないのだ。ネギとひとつになれてもこれでは本末転倒である。自分の情けなさにうつむいていると、夕映の腰に手が添えられる。
 「大丈夫ですか、夕映さん・・・」
 「ネギ・・・先生・・・?いつから・・・」
 意識を取り戻したネギが優しく夕映の腰を擦ってくれているのだった。いつから意識があったのかは分からないが、つい今しがた気づいたのでないことだけは確かのようだった。
 「夕映さんが必死に腰を落とそうとしているときに・・・やめさせようとも思ったんですけど、あまりに必死だったもので、つい・・・」
 声を掛け損なってしまったと説明してくれる。
 「ごめんなさい・・・僕なんかのために・・・」
 「謝ることないです。これはわたしの意志なんですから・・・」
 涙目で夕映は答える。その視線の先にはのどかがいた。親友を裏切り、あまつさえその眼の前でその思い人と結ばれるような破廉恥なまねをしたのだ。この痛みはその天罰だと夕映は思った。
 「夕映さんの気持ちは分かりました。僕も英国紳士の端くれ。責任は取ります」
 「責任だなんて・・・これはわたしが勝手に・・・」
 「そう言うわけにはいきません。だから・・・”裏契約"を結びましょう、夕映さん・・・」
 聞きなれない言葉をネギが言う。”仮契約"はネギのパートナーとなることである。現在そのパートナーは神楽坂明日菜、近衛木乃香、桜咲刹那、そして宮崎のどかの四人だけである。だが"裏契約"など聞いたのは初めてだった。
 「なんですか、ネギ先生・・・”裏契約”って・・・」
 「僕も詳しいことは聞いたことないんですけど、男性の精を女性の中に注ぎ込むことによってより強大な力を得られる"仮契約"らしいです。いかがわしい行為の果てに結ぶ契約ですし、いろいろと副作用もあるらしいですけど・・・」
 ここまでやったならば、いまさら普通の"仮契約"でなくてもいいだろう。それにその”裏契約"を結べば自分がネギの”only one"になれる気がした。そう思ったと夕映は首を縦に振る。
 「かまわないです。このままネギ先生と”裏契約"を・・・」
 夕映が了承するとネギは真剣な顔で頷く。そしてゆっくりと下から腰を動かし始める。夕映の膣をこれ以上傷つけなきようにするために、優しく動かす。あふれ出す血と蜜が徐々にすべりを良くしてくれるとはいえ、あまり無茶は出来ない。ゆっくりと小刻みにゆするように動かす。すると奥からさらに蜜が滴り、膣壁とペニスを濡らす。結合部分から響く水音が徐々に大きくなってゆく。
 「ゆ、夕映さん・・・」
 「ふああっ・・・ネ、ネギ・・・先生・・・んはああっ!!」
 ネギの腰の動きが早まるにつれ夕映の声も大きくなってゆく。痛みはまだあるが、それ以上にネギに愛されている喜びが勝っているのだ。ネギは上体を起こすと夕映の胸を弄る。見た目どおり幼い胸は揉めるほど育ってはいない。仕方なくその先端を口に含む。
 「ひあああっ・・・そ・・・それ・・・ああああっっ!!」
 電気が走ったかのように夕映が悶える。それを見たネギはさらに舌先で乳首を舐め上げる。すでに硬くなったそこはプルプルと震えている。口に含み、啜り上げる。さすがにミルクは出ないが、汗の香りが口の中に広がってゆく。それがまたおいしかった。
 「あああっ・・・ネギ先生・・・ネギ先生・・・」
 悶える夕映はネギの下からの動きにあわせて腰を動かし始める。上下に、前後に、快楽を貪るかのように大胆に腰をくねらせる。ネギもそれにつられてさらに深く、さらに激しい動きになってゆく。お互いの腰の動きがシンクロし、卑猥な水音とぶつかり合う腰の音が厳かなハーモニーを奏でる。
 「夕映さん・・・ぼく、もう・・・」
 「きてください・・・ふああんっ・・・ネギ先生の・・・熱い精液を・・・・ひああああっ・・・わたしの子宮に・・・いっぱいかけてくださいです!!!」
 お互い限界を察し、お互いを求め合う。ネギの腰の動きは激しさを増し、夕映も腰をくねらせてそれを受け入れる。お互いに抱き合い距離をなくそうと努力する。
 「ゆ、夕映さん!!!!」
 「ネギ・・・ひああああああああっっっ!!」
 ネギが一際強く腰を押し込むと同時に夕映の子宮に己の欲望を解き放つ。夕映の子宮に納まらないほどの精液を解き放つ。それを子宮で受け止めながら夕映も限界に達する。膣道を締め上げ、ネギのペニスを絞り上げる。それはまるで一滴残らず搾り取ろうとしているかのようだった。
 「夕映さん・・・いきます・・・」
 ネギはそう言うと魔方陣を展開する。お互い抱き合ったまま”契約"を結ぶ。"契約"を結び終わってもお互いに離れようとはしなかった。口付けをかわし、別れを惜しむ。重なり合った影はいつまでも離れることはなかった。

 「だから兄貴、”裏契約"はすでに失われた契約方法、邪法だっていっておいたじゃねえか!」
 ネギは肩にいるオコジョ・カモに怒られる。二人はエヴァの別荘の割り当てられた部屋の前にいた。ネギはそのドアの前に立ったまま扉を開けられずにいた。この扉の先で待つものに顔をあわせる勇気がなかったのだ。自分のしでかしてしまったことを大いに後悔していた。
 「いいか、兄貴。”裏契約”は強大な力を得られる。だけどそれ以上のリスクを背負っているんだ。そのリスクが大きすぎるがゆえに邪法といわれ禁止されてきたんだぜ」
 カモは"裏契約"について説明する。子宮に精液を残すことで成立する"裏解約"。それは魔力の源をそのまま体内に残すので普通の”仮契約”などでは得えられない強大な力を有することが出来る。だが同時にその残された精液はそのまま生命となり子宮に残ることになる。
 「子宮に残る生命・・・それがなんなのかぐらい兄貴だって分かるだろう?」
 カモにそういわれてネギは返す言葉もない。だからといっていつまでもここでうなだれているわけには行かない。力なくうつむいたまま、意を決して部屋のドアを開ける。
 「こら、ネギ!遅いじゃない!!」
 部屋に入ると明日菜が大きな声を上げて怒鳴りつけてくる。部屋の中には明日菜、木乃香、刹那、のどか、エヴァたちが顔をそろえていた。それぞれみんなの表情は硬い。その奥はカーテンで仕切られ、奥をうかがうことは出来なかった。みんなの表情を固くする原因はそのカーテンの向こう側にいた。
 「まったく親子そろって・・・いかがわしい魔法に手を染めるものだな、ぼーや・・・」
 怒っているような、あきれ返ったような口調でエヴァが背後のカーテンを指差しながらネギに言い放ってくる。自分もまた、ネギの父ナギにいかがわしい魔法をかけられ呪われているのだから。ネギはそれに何も言い返すことは出来なかった。他の面々も声はない。
 「そろそろ時間だ。ちゃんと最後まで面倒を見るんだぞ・・・」
 エヴァはため息をつくと他の面々を引き連れて部屋から出て行ってしまう。ネギはもう一度溜息をつくとカーテンを開ける。その先のベッドの上には夕映がいた。一糸纏わぬ姿でネギを迎えてくれる。服を着せようとしてもそれを拒むのだ。このまま裸で寝かしておくしかなかった。そのおなかは一目で分かるほど大きく膨らんでいる。”裏契約”を結んでまだ三日目である。女性は子宮に生命を宿すこと、つまり妊娠することである。たった3日で妊娠するなど本来ありえない話である。
 「ネギ先生、ネギ先生・・・」 
 ネギの顔を見た夕映は彼にすがり付いてくる。そのままネギの下半身をむき出すとそこにむしゃぶりつく。"裏契約"で生命を宿した女性は出産するまで男の、主の精を求め続ける。色に狂い、まともにパートナーとして機能しない契約、それが"裏契約"だったのだ。ゆえに邪法として封じられてきたのである。
 「ごめんなさい、夕映さん・・・僕が無知だったために・・・」
 色に狂った夕映を抱きしめてネギは涙を流して何度も何度も謝る。だが夕映は何も分からないままネギを求め続けた。おなかの中の生命が生まれる日まで、夕映はこのままだという。生まれても元に戻れるかどうか保証はないらしい。だからネギは夕映をパートナーにすることにした。一生をかけて償うために。この壊れた少女に償うために。
               Fin


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