■ワイヤー・キャット■
リリアナが奴隷になってからしばらくの時がたった。
だが、リリアナには館に来てから具体的にどのくらいたったか判らなかった。
それは、胎内に入っている珠が永遠の時を約束するため、時間を気にすることがなくなったためだった。
それに今となっては、ルチアナと一緒になって奴隷としての快楽を得ることが重要で、それ以外のことなどどうでもよくなっていた。
双子達はいつもメイド服を着用することを義務づけられていた。
メイド服は、丈は短く膝どころか屈めばお尻まで見えてしまいそうなイヤラしいものだった。
ウェストは細く絞り込まれ胸は強調するようなデザインで躰にピッタリとフィットしている。
また、胸の部分はあまりに薄い生地のため、白い素肌がそのまま浮き出て見える。
小ぶりな胸のふくらみの頂点にぽっちり尖った突起もはっきりと判る。
拘束具のベルトで絞り出され、淫靡なピアスをされて敏感になっている乳首は服と擦れて痺れるような刺激を受けて、いつも硬く勃起している。
メイド服は作業用というよりも観賞用の意味合いが大きかった。
奴隷になってから自分で服を脱ぐことはほとんど無くなった。
いつもリリアナを脱がせたり着けたりするのはルチアナがする。ルチアナは姉を拘束したり、責めたりすると激しく感じてしまう。
リリアナを支配することがルチアナの快感なのだ。
逆にリリアナはルチアナに拘束されたり、ルチアナに責められたりすることに激しく感じた。
そのためルイザの命令でメイド服はお互いが脱がせることにされていた。
双子が身に付けているメイド服は脱がすのはごく簡単な構造になっていた。
メイド服の下には拘束具が付けられていて自分で勝手に脱ぐことが出来ないように鍵を掛けられている。
したがって、1日に1度ルイザに許可された時にしか脱ぐことはできない。
拘束具の秘裂とアナルに入れられた淫具を抜くのは、調教の時以外では浣腸する時だけだ。
双子がお互いを脱がすが、それだけではなく排泄の管理もそれぞれにすることになっていた。
この館にやって来てから双子は普通の排泄をすることはなくなった。
いつも、ルイザの見ている前で四つん這いになってお尻を突きだし浣腸させられる。
これだけは、双子も何回やっていても慣れることはなかった。
そして、風呂に入った時にお互いの躰を洗い、お互いの拘束具とディルドーを洗った。
そして、準備が整うと双子の奴隷は調教部屋でルイザを待った。
ルイザの調教は時に激しいものとなるので、どんな責めを受けるのか考えると双子達は恐ろしいと思うと同時に期待に胸が高鳴り激しく興奮してしまう。
「今日もルチアナが立派な奴隷になれるよう調教してください、ルイザ様。」
「今日もあたしが立派な奴隷になれるよう調教してください、ルイザ様。」
ルイザが重い扉を開けて入ってくると、姉妹は奴隷らしく膝をついて命令を待った。
以前はイヤイヤ言っていた台詞も今では何のとまどいもなく言えた。
「リリアナさんは猫は好きですか?」
「はい、好きですけど……」
「良かったわ、それでは準備しましょうね。」
「猫を使って、なにかするのですか?」
「あら、これからリリアナさんをかわいい猫にするのよ。ふふ、リリアナさん楽しみにしててください。」
ルイザはそう言うと、リリアナを猫に変身させるための道具の入った箱を持ってきた。
「リリアナさん、四つんばいになってお尻をこちらに向けなさい。」
「はい。」
リリアナは命令通り四つんばいになると後ろを向いてお尻をルチアナの方に向けた。
無毛の割れ目も窄まった菊座もはっきりと見える。
「リリアナさんのお尻をほぐしてあげて。」
「はい、ルイザ様。」
ルチアナがおしりに手をかけ、ゆっくり左右に開く。
ルイザはルチアナにローションの入った瓶を渡した。
「ひゃあ…」
お尻に触れた冷たい感触に、思わず声を上げた。
ルチアナの手が、お尻の窄まった部分を撫でた。
冷たくて、ぬるぬるとした感触がする。
リリアナの菊座にローションが、たっぷりと塗り込まれる。
「ルチアナさん、指も入れてあげて。」
「さぁ、お姉ちゃん、お尻の力抜いて。」
ルチアナは、中指をやさしくリリアナのおしりに挿入した。
ツプッ………
「んあっ……」
異物に反応して、リリアナの肛門がきゅううっとしまる。
チュプッチュプッ………
「あんっ………あんっ………あっ………ん………」
「ふふ、お姉ちゃん。すごい締め付けてくるよ。」
ローションで滑りをよくしたので、菊座に指が抵抗なく出入りする。
いつの間にか、ルチアナの指の動きにあわせてリリアナの腰が前後にゆっくりと動いている。
ルチアナは、本来の目的を忘れてその感触を楽しんでいた。
ルチアナは姉を弄ぶことに激しく興奮する。リリアナの秘裂からは太股にまで流すほど愛液を濡らしている。
「もう、十分でしょう。指を抜きなさい。」
「はい…」
ヌポッ!
「あんっ!」
ルチアナの指が抜かれた瞬間、リリアナは寂しそうな声をあげた。菊座は、ヒクヒクと異物の進入を求めているように蠢いていた。
「リリアナさんは猫になるのですから。尻尾がないとおかしいですよね。」
ルイザは箱の中から、棒がついた尻尾を取り出した。
「尻尾を付けるわよ。ルチアナさん、やってあげて。」
それは黒くて長い模造の尻尾が付いていて、その先端にはディルドーが付いていた。
「それって………もしかして………」
「ええ、そうですよ……」
リリアナは、その尻尾をどこに装着するのか理解した。
「ほら、ここにディルドーになっているでしょう。これを、リリアナさんのお尻に入れるのよ。ルチアナさん、しっかりと付けてあげてくださいね。」
「お姉ちゃん、これはちょっと太くて長いよ、覚悟してね。」
アナルディルドーにローションをたっぷりと馴染ませると、ルチアナはそれをリリアナに菊座にあてがった。
リリアナは入れやすいように尻をグッと突きだし菊座を開いた。
ルチアナは、尻尾をリリアナのその可憐な菊座に先端をあてがった。
「ん……くぅん」
お尻の穴の部分に、指の何倍も固くて太いものが触れる。
ゆっくりと、しかし力強く押し付けられる。
「ぅん……くっ、ふぅ、んっ……」
息を止めて侵入してくるのを堪えようとしても声が漏れてしまう。
「もっと、力を抜かないと入らないよ。」
「うんっ………」
リリアナが、微かにつぶやく。
ルチアナは無意識に抵抗してしまう括約筋を押し広げて、尻尾付きのディルドーをリリアナの菊座にねじ込んだ。
つぷぷぷぷぷぷぷぷぷ…………
「くぅ…ふ…太いぃぃぃ」
リリアナの顔が苦痛にゆがむが、ルチアナは容赦なく作業を進める。
ディルドーがリリアナの菊座を割り裂いてぬぷりぬぷりと侵入していく。
ズニュウ…………
「うあぁぁぁぁぁん」
「痛かった?……でも、もう入ったよ。」
ついにディルドーがリリアナの可愛い菊座に全て挿入された。
ディルドーの、最も太い部分が押し込まれたとき、リリアナはたまらず顔をのけぞらせて悲鳴を上げた。
ディルドーの異物感にリリアナは必死に耐えている。
「あははっ、可愛いいよ。お姉ちゃん、本当に尻尾が生えたみたい。」
最も太い部分を過ぎれば、ルチアナが力を入れなくてもディルドーは肛門に飲み込まれていく。リリアナのお尻から長い尻尾が垂れていた。
「次は前にも入れて上げなさい。」
「こっちは準備いらないね。もうぐちゃぐちゃだよ。」
そう言うと、ルチアナはそろえた2本の指を、無遠慮にリリアナの秘裂にめり込ませた。
「ああっ…んんっ」
アナルディルドーの効果でリリアナの中は既にどろどろにぬかるんでいた。
秘裂を割った途端、愛液が糸を引きながらどろりとルチアナの指に伝わってくる。
「お姉ちゃん、今から大好きなディルドー突っ込んで処女膜破ってあげるね。」
「……うん、早く…入れて……」
双子の躰は子宮の中に入れられた魔力を持った珠のために、処女膜が破れてもしばらくすると再生される。
女性が一生に一度しか味わうはずのない痛みを双子達は毎日与えられていた。
しかも、裂かれるような痛みも乳首とクリトリスに付けられたピアスの魔力でたまらない快感に変換されてしまう。
特にリリアナはこの破瓜の痛みを味わうのを毎日楽しみにしているほどだった。
ルチアナは秘裂から指を抜き去ると、ルイザから極太のディルドーを受け取った。
「ほら、突っ込んであげる!」
ぐちゅゅゅゅゅ…………
「ひいいいいいい!」
ルチアナはなんの躊躇もなく、ディルドーを剣を突き立てるように勢いよくリリアナの秘裂に挿入した。
空気の漏れる卑猥な音と共にディルドーが媚肉の中へ一気に埋没していった。
それに合わせて、リリアナは悲鳴を上げ躰を仰け反らせてしまう。
愛液とともに破瓜の証である血があふれ出した。
だが、その直後ビクビクと躰を痙攣させ、恍惚とした表情を浮かべている。
リリアナは破瓜の痛みだけで絶頂を迎えてしまったのだった。
「お姉ちゃん、処女膜破られて逝っちゃうなんてヘンタイなんだから。そんなに気持ちよかった?」
「はぁはぁ……うん……とっても…いい…の……」
リリアナは喘ぐように答えるが、リリアナは快楽の余韻に浸りきっていた。
リリアナが絶頂の余韻で朦朧とした状態でいたとき、ルチアナは着々と準備を進めていった。前と後ろのディルドーをベルトで固定しようとしていたのだった。
「まず、腰のベルトを前で固定して。」
「はい。」
ルチアナは、まずリリアナの腰にベルトを回すと臍のあたりでとめた。
「股のベルトにディルドーを付けたあと、前で止めなさい。」
「…んあぁ…」
股のベルトに尻尾になっている後のディルドーと前のディルドーを付けると、腰にベルトに直角になるよう股のベルトを取り付けた。
「…きっ…き…つ……い…」
グイッとベルトを引き絞ると、尻尾兼アナルディルドーと極太ディルドーがより潜り込み胎内を抉ることになる。
前後の穴を塞ぐ器具に、リリアナが苦しそうな声を上げた。
リリアナの躰はディルドーがベルトでがっちりと固定されてしまった。
ルイザは箱からラバーでできたスーツを取り出した。
スーツはウェットスーツに似ていて、手足の部分は出ているがそれ以外は全身を覆ってしまうものだった。
ただ、例外として乳首とクリトリスの部分、それとお尻の穴に部分に穴が開いていた。
これは、ピアスと尻尾を出すための穴である。
背中の部分で紐で絞り上げて縛るようになっていてる。
「ルチアナさん、まずはこれをリリアナさんに着せるのだけど、躰にぴったりになるように作ったからそのままではきついのよ。だからローションを躰の隅々まで塗って滑りをよくしてください。」
「はい」
ルチアナは言われた通り、リリアナの躰にローションを塗り始める。
「あん……あん…」
ルチアナは言われた以上に熱心に塗りたくる。
特に胸は不必要なまでに何度も手が往復し、時々ピアスを指に引っかけたりする。
「さぁ、猫の服を着せて上げなさい。」
ラバースーツは首、手首、足首まですっぽりと包み込むような構造になっていて、乳首、クリトリス、お尻の穴の部分に穴が開けられていた。
ルチアナはラバースーツの後ろ側を開くと、リリアナの足を通し太股の辺りまで引き上げた。
ラバースーツはリリアナの躰にピッタリと貼り付くがローションのおかげで滑りが良くなっていて、スムーズに装着できた。
「穴から尻尾とクリトリスのピアスを取り出して。」
「…あんっ…」
言われるままにルチアナはお尻の尻尾をその小さな穴に通すと。尻尾を握り強く下方向に引っ張ると穴から尻尾が出てくる。
そして、ルチアナはラバースーツの前の穴からクリトリスのピアスをグイッと引っぱり出した。
「次は腕を入れて、引き上げて。」
「はあああああっ」
ルチアナはラバースーツにリリアナの両方の腕をぐいっと押し込むと、ラバースーツを肩まで引き上げた。
乳首のピアスも同様に引っぱり出した。
「そうしたら、後ろの紐を縛りあげてください。」
「ふううううっ」
ルチアナは背中の紐を締めあげていく。
ルチアナの手で、お尻から首まで続く編み上げをきつく縛り上げ、ラバースーツをよりリリアナの躰に密着させた。
全身みっちりとラバーに覆われ縛り上げると、ぎゅっと胸が締め付けられ息苦しかった。
ラバースーツは、ローションのおかげで寸分の弛みもなく躰に張り付き、ボディーラインを露わにしている。
躰を包み込んでいく冷たいラバーの感触は、何とも言い難い独特のものがある。
それはもう一枚の黒い皮膚の様にも見えた。
「猫の手を着けて上げなさい。」
ルイザが取り出したものはラバーの手袋だった。
見ると、猫の手を模した形の手袋で、掌の部分に柔らかな素材でできた肉球も付いている。
「手をぎゅっと握ってままでいるのよ。」
ルイザに手渡された猫の手袋をルチアナがリリアナの両手に付ける。
リリアナが手袋を装着すると手は握ったままの状態になるので、物をつかむことが出来くなる。
ルチアナが手首の紐をきつく縛ってしまうとリリアナにはこの手袋を取ることは出来なくなった。
するとルイザが、猫の足を取り出した。
それはブーツ状になっているもので太股の部分に太いベルトが、足首に金具が付いていた。
「猫の足を履かせてあげて。」
ルチアナが足を持ち上げてブーツを履かせる。
「リリアナさん、仰向きに寝て両膝を曲げなさい。ルチアナさん、両膝をしっかりと止めて上げなさい。」
ルイザの命令に素直に従いリリアナが床に寝て両膝を曲げた。
ルチアナが両膝のベルトを力一杯引っ張り太股と足首を一つに止めた。
これでリリアナは立ち上がることができなくなり、四つん這いで歩くしかなくなった。
「リリアナさん、猫が人間の言葉を喋るのはおかしいですよね?」
「え?そ、そんな事言っても………」
「リリアナさんを猫のように鳴けるようにしてあげます。大きく口を広げて、これを咥えて下さい。」
ルイザがルチアナに手渡したものは男根を模した拘束具だった。ルチアナはそれをリリアナの口に装着しようとしていた。
リリアナは人工の男根を思いっきり口を広げ咥え込まされた。
このペニスギャグはリリアナの口を限界まで開かせ喉までとどくほどの巨大さであった。
ルチアナに首の後ろでベルトを固定されてしまうと、完全にリリアナの口は塞がれてしまった。
「さぁ、早く鳴いてみてください。」
「……ニャー…ニャー……」
(……ううぅ…ああん……)
リリアナは苦しさのあまり呻き声を上げようとしたが、ペニスギャグが笛になっていてそれが猫の鳴き声になる。
「ふふ、お姉ちゃん可愛い鳴き声ね。」
「ニャ……ニャ……ニャー……」
(ああ……うぅ……うぅん……)
ルチアナが愛撫すると、リリアナは猫の鳴き声で喘いでしまう。
リリアナは言葉を封じられて猫のように鳴くことしかできなくなった。
ルイザが箱からマスクを取り出した。
マスクはリリアナの顔をすっぽりと覆い尽くすようになっていて、後頭部の紐できつく拘束できるようになっていた。
頭の部分には猫の耳の形をした飾りが付いていた。
目の穴にはレンズがはめ込まれそれが猫の瞳のようになっている。
鼻の部分はラバーが鼻の形に膨らんでいて、鼻の穴の位置に小さな2つの穴が開いていてそれが小さな呼吸穴になっている。
口の位置にも小さな穴が開いているが、会話することはもちろん呼吸するにも小さすぎた。
むろん、男根の拘束具をくわえ込んでいるリリアナには会話など不可能である。
口の穴は猫の声を出すためだけに存在した。
「マスクを着けて上げなさい。」
ルイザはマスクをルチアナに手渡しながら言った。
ルチアナはマスクをリリアナの顔全体に被せ、頭のてっぺんから後頭部を通り首まで繋がる紐を縛り始めた。
マスクはリリアナの顔の形に隙間なくぴったりと貼り付いた。
ルチアナは、後頭部の紐を容赦なく思い切り縛り上げていった。
「最後の仕上げです。」
チリリン♪……
最後にルイザはリリアナの首輪に大きな鈴をつけた。
「さあ、これでリリアナさんは完璧な猫ですわ。出来上がりをリリアナさんにも見せて上げますね。」
ルイザはそう言うと、全身が映せる大きさの鏡を持ってくるとリリアナの姿を映し出した。
鏡には四つん這いで黒いラバーに覆われた淫靡なる猫がそこにいた。
「可愛い猫になりましたね、リリアナさん素敵ですよ。」
「お姉ちゃん、可愛いよ。ずっとこのまま飼っていたいぐらい。」
「…………」
笑みを浮かべるルイザを、リリアナは四つん這いのまま上目遣いに見上げていた。
「あ、そうそう、躰に塗ったローションには媚薬が混ぜてあるの。もうそろそろ効いてくるはずですよ。今回の媚薬は特別製で温度が高くなると効果が上がるように調合してみましたの。それと、愛液と混ざることでより効果が高まるようにもなっているのよ。」
そう言いながらルイザはリリアナの背後から近づくと、躰をラバーの上から擦り始めた。
ラバーの上からでも素肌に近い刺激が伝わって、躰が熱くなっていく。
ラバースーツの下の躰に塗り込んだローションが、リリアナの全ての毛穴から媚薬を吸収しはじめると、躰の奥が痺れ甘いうずきとなって襲いかかってきた。
「ンニャ……ニャー……」
(んあぁ……くふぅ……)
媚薬が効き目を見せ始め、灼熱感が総毛立つような疼きの波となって背筋を這い上がってきた。
リリアナはラバースーツに包まれたスレンダーな肢体を艶かしくくねらせた。
「リリアナさん、どうしたのかしら?躰の動きがイヤラシイですよ。」
ルイザはリリアナがたまらなく疼いていることが判っていながら、白白しい台詞を言う。
「リリアナさん、逝きたいのですか?では、自分でなさっていいですよ。ルチアナさんと二人で逝くところを見ていてあげます。」
媚薬で激しく燃え盛る肉の昂ぶりを鎮めるために、ルイザの命令のままリリアナは自分で慰め始めた。
だが、リリアナ自身の愛撫ではとうてい快楽を得ることは不可能だ。
リリアナの手には猫の肉球を模したグローブを着けられ、柔らかな感触しか得られない。
いくら強く揉もうとも、快感を得るにはほど遠い刺激だ。
猫の肉球で必死に自らの肉のうねりを抑えようとしながらも、それだけではただ欲望の渦をかきたてていっそう燃え上がらせる結果にしかなってない。
むろん、ラバースーツを脱ぐことなどできないし、足は折り曲げられた状態でベルトできつく縛られて膝をついて四つん這いで這い回ることしかできない。
口には巨大なディルドーをくわえさせられて、リリアナの欲望を伝えることもできず、猫の鳴き声を出すことしかできない。
「……ニャ…ニャ…ニャ……ニャニャー……」
(……ああ…全然…ダメ……もどかしい……)
「自分でなさるだけでは物足りないのですね。しかたありませんね、手伝ってあげますわ。」
そんな言葉をかけながら、ルイザの指先が触れるでも触れないでもなしにリリアナのラバーの上を滑って触れるか触れないがぎりぎりのところを通りすぎる。
そっと触れられるだけのルイザの愛撫に、リリアナはさらに強烈な愛撫を求めさせるだけであった。
「ふふ、イヤラしく腰をなんか振って、リリアナさんは本当に淫乱なんですね。」
ルイザの指がいちばん感じる部分を避けるように通りすぎるたびに、ルイザの手を追いかけるように腰を振らずにはいられない。ルイザの掌に包まれることを望むかのように胸を突き出さずにはいられなかった。
「…ニャー…ニャー……ニャ…ニャ……」
(…もっと…もっと……強く…して……)
ルイザの掌がラバーの上から胸を捕える。それほど大きくもないけれども欲情にはち切れんばかりに膨らんだ胸を包み込み、先端の小さな突起を転がした。
そこから、ぴりぴりと痺れるような刺激が伝わってくる。
「こうして欲しいのかしら?」
「ニャ……ニャー…」
(いい……もっと…)
ルイザが、ラバーの上から両方の胸を思いっきり掴んだ。
そして、指をピアスに引っかけるとそのまま容赦なく胸の膨らみをギュッと握りつぶす。
すると、リリアナの躰は熱く火照りジンジンとした快感が胸から全身へ広がっていく。
乳房が大きく変形するほどの責めも、リリアナにはさらなる陵辱を求めるだけだった。
心臓がドクドクと速い鼓動を打ち、膣からは愛液が溢れ媚薬と混ざり合ってさらに効果をあげることになる。
「リリアナさんは激しいのが好きなのですね。」
「…ニャ…ニャニャ……ニャー…ニャ……」
(…ああ…そうです……激しく…して……)
「今回付けたディルドーも特製ですよ。お尻を気持ちよくして上げますね。」
そう言うとルイザは呪文を唱える。
「ニャ……ニャーニャー」
(なに……どうしたの?)
すると、リリアナがなにもしていないのに尻尾が勝手に左右に揺れ始める。
尻尾と繋がってお尻に入り込んでいるディルドーが胎内で振動し始め、リリアナは猫の鳴き声を出してしまう。
「ニャー……ニャーー…」
(尻尾が……震えてる…)
くぐもった呻りとともに、リリアナの体内にある異物が妖しく蠢いている。
リリアナは思わず身悶えした。
その動きは尻尾からディルドーに伝わり一層胎内を掻き回すことになる。
ひくひくと背中を引きつらせながら、リリアナがその刺激に身悶えていた。
「リリアナさんが自分で尻尾を振れば、もっと気持ちよくなりますわ。」
「ニャ…ニャ…ニャー……ニャーーー……」
(あぁ…あん…尻尾が……気持ちいい……)
言われるままリリアナが腰を振ると、尻尾のゆらめきで菊座を抉るような刺激を与える。
尻尾は長く作ってあり躰を少し動かしたたけでも尻尾の重みで、胎内のディルドーに震動が伝わり絶大な快感を得られる。
ルイザが手を延ばしてラバーの上から秘裂をなぞり始めると、リリアナは全身を震わせて鳴き声を上げた。
「リリアナさん、可愛いですわ。」
「……ニャ……ニャー……」
(……あぁ……いい……)
ルイザが愛撫しながら話し掛けると、猫の声で喘ぎを上げる。
その鳴き声を聴いて、さらに激しく愛撫を繰り返していく。
「ルイザ様だけずるいです。ルチアナにも猫さん抱かせて。」
今度はルチアナがリリアナの躰を力一杯抱きしめ、掌をリリアナの股間に這わせる。
「……ウニャー……ニャ………ニャー…………」
(……気持ち………いい………もっと…………)
ルチアナがピアスの付いたクリトリスを捏ね回すと、リリアナの鳴き声もその動きに合わせて次第に激しくなる。
さらにリリアナの躰の一部となった尻尾を掴むと回すように動かす。
「…ニャン…ニャー……ニャーー………」
(…もっと…激しく……逝きそう………)
息も絶え絶えになりながらも、リリアナは自ら快楽を求めて腰を激しく動かす。
そしてルチアナも、それに答えるように激しくリリアナの躰を嬲ると、次第にリリアナの鳴き声のトーンが高くなっていった。
ルチアナの舌が固くなったクリトリスを舐めると、リリアナの全身が電流を流されたようにビクリと震えた。膝ががくがくと震え、今にも崩れ落ちそうになる。
「もう、逝っちゃうの?こうするとすぐに逝っちゃうかな?」
「……ンッ…ニャ…ニャー……ニャ…ニャャャャー!」
(……ひっ…逝っ…逝くー……逝く…逝くーーーー!)
ルチアナの唇がクリトリスに近づくと、小さな突起をピアスごと口に含んだ。
そして、ピアスを銜えたまま思い切り引っ張ると、クリトリスがちぎれてしまいそうなほど痛むが、今のリリアナにはそれさえも快楽に感じてしまう。
リリアナは一瞬で絶頂に達し、可愛い猫の鳴き声を上げながら仰け反った。
ビクビクと背中を仰け反らせると、リリアナの躰は床の上にぐったりと横たわった。
「あら、もう逝ってしまったの?でも、インランなリリアナさんはこれぐらいでは満足できないでしょう?」
「……ニャー…」
(……あひぃ…)
ルイザは、ピアスを通された乳首を人差し指と親指でつまんだ。
リリアナの躰がぴくんと震えた。
つまんだ指先で優しく揉み込むと、乳首の脈動が激しくなり、乳首はどんどんと硬く熱くなってきた。
さらに、ルイザが乳首のピアスをつまみ上げ、ゆっくりとひねりながら引っ張る。
乳首がゆっくりと伸び、形のよい乳房が限界まで変形させられてゆく。
しかし、そんな痛みでさえ今のリリアナの目覚めすぎた感覚にとっては自動的に快感に変換されてしまう刺激の一つにすぎなかった。
乳首を嬲られ、リリアナを際限のない絶頂へと押し上げている。
「ふふふ、今日はこのまま一晩中逝ったままにしてあげましょうか?一晩中掻き回して欲しかったら鳴いてください。」
「…ニャー!…」
(…ひぃー!…)
そう言いながら、ルイザの指先が充血しきったクリトリスのピアスをいきなり引っ張った。
リリアナは思わず悲鳴を上げてしまうが、口に装着されたディルドーによって猫の鳴き声になってしまう。
「では、一晩中このままでいさせて上げますね。」
「……ウニャ……ニャー………ニャーッ……」
(……一晩中……なんて………止めてっ……)
ルイザはリリアナの『返答』に応じてもう一度呪文を唱える。
すると、さっきとは比べものにならないほど激しく尻尾が動きだした。
さっきまでは胎内で振動しているだけだったが、今度はピストン運動しながら胎内を激しく掻き回し始めた。
しかも、前のディルドーも口に填められた男根型のペニスギャグも同時に動き出し始める。
前のディルドーは子宮の中まで、ペニスギャグは喉の奥にまで入り込んでリリアナの三カ所の穴を同時に激しく犯し始めた。
膣とお尻と口内の三カ所の穴に飲み込まれた淫具が一斉に動き始める。 膣の中では捏ねる様に肉襞を掻き回し、またお尻では強烈な振動が襲い、口内ではペニスギャグがうねうねとうごめき、リリアナを陵辱する。
膣の中の男根を模した淫具がお尻のディルドーと擦れ躰の芯を熱く焦がし、口内のペニスギャグが呼吸を困難にさせリリアナの頭を痺れさせる。
「ニャッ……ニャーーーー……ニャニャーー…」
(逝くっ……逝くうううう……まだ逝ってる…)
「逝きっぱなしでいられるなんて素敵でしょう?何回でも味わってくださいね。」
同時に三カ所の穴の中で人工の男根が暴れ回る刺激は媚薬に狂ったリリアナの感覚にはあまりにも鮮烈に過ぎた。
いつ神経が灼き切れてもおかしくないと思える凄絶な刺激の中で、リリアナの理性も感覚も粉々に砕けていくように思われた。
リリアナはさっきよりも遥かに凌駕する絶頂に一気に押し上げられていった。
激しく絶頂に達し、リリアナは躰が支えきれなくなり倒れ込んでしまう。
「ふふ、今日はこのまま一晩中逝ったままでいいですよ。」
「ニャッ……ニャッ……ニャーーーーッ……ニャーーーーーーッ…」
(ひいっ……ああっ……ああああああっ……ああああああんんっ)
逝くのが止まらない。
肉襞の中に埋め込まれたディルドーはリリアナの子宮の奥まで潜り込み、胎内で勝手にうねり、リリアナの躰を無理やり絶頂に押し上げてゆく。
さっき達したばかりのはずなのにすぐにまた逝ってしまう。
リリアナはたちまち絶頂まで上がり、絶頂にあがった状態でさらに強くなるディルドーの責めに、もう何も考えることができなかった。
この後、リリアナはディルドーで強制的に何度も絶頂を味わった。
ディルドーは胎内を掻き回し、数えきれないほど絶頂を迎えさせても止まることなく責め続け、リリアナは逝き続けた。
もう、リリアナの頭の中は真っ白だった。
リリアナが何度も気が狂ってしまうと思うほど、凄い快感と絶頂の嵐だった。
あまりにも長い絶頂が躰を覆い尽くし、痙攣に似た震えが止まらない。
リリアナは躰を丸めたまま尻尾を肛門できつく絞め、絶頂から絶頂へいつまでも昇り続けるしかない。
リリアナは何度も何度も激しく鳴き声をあげて達し、悶えるたびに首、乳首、クリトリスの鈴がチリチリと涼やかに鳴る。だが、ディルドーは止まる素振りを見せずリリアナを何度も絶頂に追い上げた。
そんなリリアナが奏でる鈴と鳴き声を、ルイザは甘美な音楽のように聞いていた。
「ルチアナさんは犬は好きですか?」
「はい、好きです。」
「それは、良かったわ。」
「なんで、そんなことを?」
ルチアナが突然の質問に戸惑っている。
「ふふ、それはね。」
すると、話ながらルイザは箱から犬の尻尾を取り出すと笑みを浮かべた。
END
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