■あとがき■



 実は本編で描き切れなかった部分がいくつかあります。

 最初、村に出た魔物はンードゥラツィンデです。ルイザがミスをして制御を離れたンードゥラツィンデが結界から出てしまい村で暴れてしまいました。
 退治に出た神官たちを斬殺している所でルイザに捕らえられ、ルチアナだけ助けることができました。

 ルチアナは才能ある神官でしたが、ルイザの調教で神官ではなくなってしまいました。
 これは、ルイザによってそれまでの価値観を徹底的に破壊され、信仰心を失ったためです。
 ピアスに付けられたメダルはルチアナにとって、失ってしまった過去を思い出させる嫌がらせでしかないでしょう。

 ルイザは魔法使いですが、厳密にはアルケミスト(錬金術師)です。
 ポーションやマジックアイテムの作製、クリーチャーの創造は得意ですが、直接攻撃魔法(ファイヤーボールなど)は使えませんし、格闘能力も素人です。
 戦闘になるとあっさり負けてしまうでしょう。
 あと、ルイザがルチアナを調教しようと思った理由も説明してませんが、これは文章の中に隠してあるのでヒマがあったら探してみてください。


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