MARS-G(まるす・じー)氏・作

 MARS-G(まるす・じー)さんによる「ダンガードA」のエロパロ小説です。

 ジャスダムの女性隊員リサちゃんが敵に捕まっちゃって拷問マシンでビビビエロエロヌレヌレにされて頭アポーンに精神改造もされてしまうという美味しい被虐ストーリー。↓以下はMARS-G様御本人によるコメントですゥ。

 MEMO
好きだ、好きだ。
サテライザーが大好きだ。
全長160メートルの宇宙戦闘機(爆撃機だろ、その大きさ)。
胸部ユニットを吊り下げ式にマウントしてるのも美しい。
(ホントは、そこに全機体重がのしかかっている)。
そのせいで、どえらく重心が高いのも気色良い。
(コックピットは地上何十メートルやねん!)。

そんな想いのこもった、ヒロイン陵辱(エロメカ拷問)掌編です。
(ウソですw)。

でも、何回か「うぴゃうっ♪」と使った後で、
(本当の意味で)オナヌー的に読み返すのは、
サテライザーのトコロなんです。
(もっと書きゃ良かったw)。
メカフェチってやーね♪

物語の細部が、都合良く曲解されてるのは、
御容赦下さいませ(いつものことですが)。
ヘチ副総統、悪人には違いありませんが、
あそこまで変態野郎ではございませんw
トニーハーケン(マザコン美形)は、
使いにくいので出していませんw

よろしければ読んで下さいませ。
どっとはらい。


 ガシーンっ! ガシーンっ!!
 太陽すらひとつの光点にしか見えない外惑星軌道小惑星帯。大小の岩塊が高速で飛び交うアステロイドを舞台に、人工の鉄塊同士が激突を繰り返していた。ジャスダム母艦に所属する宇宙戦闘機サテライザーと、プラネスター母艦から発進した戦闘ロボット・メカサタンである。100〜200メートルの巨体が、それに勝るとも劣らぬ大きさの岩塊帯の間を縫うように交錯し、絡み合い、火花を散らす。
「くそうっ! 変形のタイミングがつかめないっ!」
 パイロットである一文字タクマは、敵の攻撃を避けながら、サテライザーの巨体をロール運動に持ち込み、大きめの小惑星を敵メカサタンとの間に置き盾にする。
「どうしたら良いんだ!」
 危うくコックピットを掠める岩塊を避ける。熟練の宇宙パイロットですら、小惑星帯の飛行は命懸けである。ましてや、敵の攻撃回避をこなしながら機体を分離させ再合体させるのは至難の技であった。
「タクマっ、秀人くんっ! 小惑星群の予測軌道を送るわ!!」
 小型の宇宙観測機から、霧野リサの通信が飛び込んでくる。ジャスダム母艦からでは観測しきれない小惑星群の動きを観測するために、単身飛び出してきたのだ。
「ありがたいっ! タクマ、コレで戦えるぜ!」
 コ・パイロットの大星秀人が、送られてくるデータをコンピュータへとインプットする。
「おうっ! いくぜ、メカサタンっ!! オープン、サテライザー!」
 巨大な宇宙戦闘機サテライザーが、弾けるようにその機体を分離させる。
「チェンジ、ダンガード! セット、オン!!」
 敵ロボットの攻撃と、飛び交う岩塊を避けながら、再合体を遂げ宇宙戦闘機サテライザーは、巨大な人型ロボットであるダンガードAへと、その姿を変えた。
「パルサーカノン!」
 胸部装甲が展開し、ダンガードA必殺の主砲が放たれる。強烈なエネルギーの奔流が、周囲の岩塊と共に敵ロボット・メカサタンの身体を焼き尽くした。
「ふうっ、危なかった! こちら、タクマ。リサ、戦闘支援感謝だぜっ!!」
「秀人だ! ホント、ありがとよ!」
 しかし、ダンガードAからの通信に応える声はなかった。
「リサ? おい、どうした!? リサーっ!!」


「あっ、危ないっ!」
 目の前に迫る巨大な岩塊が、リサが意識を失う直前に見た光景だった。宇宙観測機の一部が小惑星帯の岩塊に接触したのか、すさまじいスピンに陥っている。狭いコックピットのあちこちに身体をぶつけ、意識が薄らいでいった……。

「……うっ、ううーんっ」
 薄目を開けると、強烈なライトの下に照らし出され、リサは頑強な椅子に座らされていた。周囲には人の気配が動き回っている。
(ここは、ジャスダム母艦じゃない!?)
 眼の焦点が合い、その人影がハッキリと見えると、リサの背中に冷たい汗が流れ落ちた。ドップラー帝国の副総統ヘチが、自分を見下ろしていたのだ。
 あわてて立ち上がろうとしたが、手首や足首が頑丈な枷で椅子に繋ぎ止められている。まったく身動きがとれない。
「……ヘチくん、捕虜が覚醒したようだな」
「はい、ドップラー総統」
 部屋のどこかからドップラー総統の声がして、ヘチ副総統が応えている。
「なに、ここはどこ?」
 リサは声を張り上げるが、その疑問に応える者はいなかった。
「では、捕虜の精神改造手術をはじめるとしよう」
「わかりました、ドップラー総統。お任せ下さい」
 ヘチ副総統は、リサの座らされている椅子に近寄ってきた。手枷や足枷、各部に可動部が備えられ、電極のジャックや、エネルギーケーブルが付いている頑丈な拷問椅子である。パチリ! ギリギリギリギリーっ!
 ヘチ副総統がスイッチを入れると、足首を固定している枷が強い力で動き始めて、リサは椅子に座らされたままジリジリと脚を拡げさせられてしまう。
「エッ!? いっ、いやあっ! やめてっ!」
 リサは足枷の動きにあらがうが、猛烈な力で大きく「大の字」を描く姿勢をとらされてしまった。
「ひゃっひゃっひゃっ。ジャスダムのオペレーター、霧野リサ。優秀なオペレーターだという情報に間違いはなかったよ」
 副総統ヘチが、懐から取り出した器具のスイッチを入れると、「ブン!」という唸りと共に、光の刃が形成された。
「きゃっ!」
 ブンブンと唸りを上げる光の刃が、リサの身体に振り下ろされる。思わず「刺さるっ!」と、身を固くしたリサだったが、その光の刃先は、触れたリサの着衣だけをザクザクと消滅させていった。リサが感じる感覚も、最初は服が消滅する部位に外気が直接触れることによる、ヒンヤリとした冷たさだけだった。
「君が眠っているあいだに、ジャスダムの情報はすべて喋ってもらった。くくくっ」
ジャリジャリッ、ジャリッ!
 異音がしたのは、股間を覆う部分に光の刃が振り下ろされた時だった。髪の毛を焦がすような臭いが鼻を刺し、股間の陰毛が焼かれてしまったのだ。リサ自身は熱さを感じなかったが、股間は完全にツルツルの状態に剃毛されてしまっていた。こんもりとゆるやかに盛り上がった左右の土手の部分の陰毛が、毛根から焼かれ赤ん坊のような肌を晒している。
「!」
 全身、特にその部分を丁寧に焼かれ、リサは完全に産まれたままの裸身をさらけ出してしまうことになった。

「君には、もう一働きしてもらう。我々のスパイになってもらうのだ」
 光の刃を放つ器具を仕舞いながら、ヘチ副総統は、リサの股間に顔を寄せ、フンフンと鼻を鳴らす。
「きひひっ。ここに爆弾を仕掛けて、ジャスダムに送り返すのも一興だな」
「も、もうやめて。ヒドイことしないで……」
 リサは泣き声を上げるが、ヘチ副総統には、それはまったく通じていないようだった。
「では精神改造手術を開始するっ!」
「ひいっっ! や、やめてっ!!」
 長いコードの尾を引いた、小さな通電吸盤が、リサの身体のあちこちに貼り付けられた。うなじ、腋の下、二の腕や腹、太腿やふくらはぎ……。そしてツルツルに剃毛されてしまった女陰の左右にも……。
キュポ、キュポッ!
 小さな通電吸盤だったが強力にリサの肌に吸い付いてくる。
「胸には電磁ブラジャーをセットするぞ。いっぱい感じてくれたまえ。ぎひひ」
 お碗を伏せたような形状の金属カップが持ち出され、リサの白い左右の乳房にスッポリと被せられる。チラリと垣間見えたその金属カップの内面は、トグロを巻いたゴム状のベルトや、いくつものキラキラ光る電極らしきもの、あちこちに口を大きく開いたワニ口のような歯が付いていた。
「いや、いやああっ! ヘンなもの付けないでぇ!」
 リサの乳房が金属カップに呑み込まれていき、真空ポンプで空気を吸い出しているらしいその内部は乳房の表面に密着しはじめた。
キュキュウッポッ! プシュウ! プッシュウ!!
 金属カップの中で何重にもなったベルトが、グイグイとリサの乳房を締め付けはじめる。ゆるやかな裾野の部分から乳首のある先端に向かい順番で次々とベルトが収縮し、乳房全体が尖らされるように絞り出されていく。その締め付けに、きつく「ムニュウ〜!」と乳輪ごとくびりだされ、プックリと突き出してしまった乳首は、お碗の底の部分に開いた小穴に押し込まれてしまった。
「はあっ、む、胸が締め付けられるっ〜!?」
 筒状に突出した乳首と半球状に膨らんだ乳輪は、押し込まれた小穴で待ちかまえるように口を開いていたギザギザの金属の歯にガップリと咥え込まれた。
「きゃ、きゃああっ!」
 ギザギザの歯は、リサの乳首を挟み込むと、キリキリと閉じていき、堅く勃起させられた乳首を完全に捕らえてしまった。
「い、いたぁいっ!」
 金属のブラジャーは、完全にリサの乳房に喰らい付いてしまった。
「受胎器官の弛緩および潤滑体液を分泌させるために、テストを兼ねて半球状授乳器官に刺激を与える。きひひ、わかるかね?」
「な、何をするつもりなの?」
 ヘチ副総統はコンソールパネルを操作しながら、リサに囁きかける。
「君のオマンコを濡れ濡れにするために、オッパイ責めをはじめるんだよ!」
「そんなっ、そんなぁっ!?」
「でーは、はじめるぞ!」
ギュルギュル! モニュウ! プシュウ! モミモミっ! モミモミっ!!
 金属カップの中で、無数のベルトが回転や収縮を開始して、リサの乳房を揉み立てはじめた。最初はユルユルと擦り撫でまわすような愛撫が、段々と激しく乳肉を捏ね回すような動きに変わり、やがて強弱をつけて縦横無尽に乳肉を犯し始める。
ムニュウ、モミっモミっ! ムニュウ、モミっモミっ!!
「えっ! ええっ! いやあっ。機械がっ、機械にオッパイ揉まれてるっ!?」
 リサの乳首を挟んだギザギザの歯は、クニクニと器用に甘噛みを始めていた。金属カップ内側のあちこちに仕込まれた同様の金属歯も、カップカップと乳肉のあちこちを噛んでリサを刺激してくる。
「いやあっ、や、やめてっ! オッパイ苛めないでぇ!」
 グニグニと揉み立てられる乳房の芯から、ウズウズとしたむず痒いような感覚が湧き上がってきた。リサはその感覚に怯える。その感覚は、まごうことなき「快感」だったのだ。
「やめて! 揉むのはやめてぇ! こんなので感じるなんてイヤああっ!!」
 その悲鳴を合図にしたように、金属カップと全身のあちこちに張り付いた吸盤から、リサの身体に、電流の刺激が与えられる。
ビッビイイイッ! バチッ!!
 左右の乳首の先から乳房全体に稲妻が走った。乳房全体が怒張し、締め付けられた電磁ブラジャーの中で、その質量がプックリと増大する。
「ア! アッ! アアッ!!」
 リサの身体が大きくビクンビクンと跳ねた。
「ダメ! ダメッ! 感じてきちゃうっ!?」
 金属カップに被われた左右の各乳房の芯ではウズウズとした感覚が蠢きはじめていた。そして下腹のヘソの裏側、……子宮の部位にも熱い蜜のような感覚が生まれていた。明らかな「快感」の感覚にリサの意識はグラグラと揺れ始める。
(こ、このまま気持ち良さに身を任せてしまいたいっ)。
 緩急を付けて乳房を揉み立てる機械の指と、身体の快楽の芯に落雷を繰り返す電流の責めは、リサの意識をエクスタシーの高みへと押し上げ始めていた。
ジュン!
 下腹の奥底から、身体の底に向かう尾てい骨にそって、ヴァギナ全体に熱い湯がほとばしるような感覚があった。
ジュン! ジュン!! トロトロトロ〜っ!
(いっ、やあ! わたし、濡れちゃってるの!?)。
 リサのクレヴァスは、ツルツルの女陰の左右に貼り付けられた吸盤に、電流が流されるごとに、パクパクと大きく開閉を繰り返していた。トロトロと愛液が吹きこぼれ、紅く充血して膨らみを増していく。
「受胎器官、および排泄器官に洗脳プローブをセット始動じゃ!」
 拷問椅子に拘束され、快感にのたうつリサの脚の間で、巨大な機械の蛇が鎌首をもたげた。一見、蛇のように見えるソレは大きく口を開き、リサの股間を上顎と下顎にあたる部分でガップリと大きく挟み込んでしまう。その機械蛇の口中でチロチロと蛇の舌のように蠢く無数のプローブ末端が、リサの敏感な部分に一斉に襲いかかった。
「ヤッ、ヤッ! イヤァーッ!!」
 まず、無数の鉗子状のプローブが、リサのクレヴァスに突き入れられ、大小の陰唇を探り出し大きく拡げてしまう。紅い粘膜が引き伸ばされ、鮮やかな雌肉をさらけ出していた。
「ヒイック! ヒイイイック!」
 次に、投げ縄状のプローブが、クリトリスを包皮から強引に引きずり出し、根元をくびるように締め上げる。ギュイギュイと絞首刑のように首吊りさせられた根本に力が込められ、さらにギザギザの歯をそなえた通電ワニ口が、その血流を止められ、プックリと小豆大に脹らみ始めたクリトリスを挟み込んだ。
「ヤメ、ヤメッ! ヤメテェッ!!」
 肛門にあてがわれ、リサの「すぼまり」に潜入を開始した太いゴムチューブのようなアナルプローブは、まるで青虫のような「うねり」を繰り返し、その蠕動運動でリサの直腸へグイグイと潜り込んでいった。
「お、お尻ぃっ!? お尻の穴なんて、やめ、やめてえっ!」
 まるで肛門括約筋をマッサージでもするように、その「うねり」はリサの肛門を揉みほぐし緩めさせながら、直径を太く細くと、ドクドクという脈動を繰り返し、ついにはS字結腸にまで達し、モーター仕掛けの微振動を開始する。
ビィビィビィビイインッ!
「いっ、お尻の、お尻の中がっ!?。 し、しびれるっ〜!」
 拷問椅子に座ったまま直腸をまっすぐ突き上げられて、リサは身体を身じろぎすることすら封じれれてしまった。完全に硬直し、全身を冷たくそして熱い汗でびしょ濡れにしている。
「ソ、ソコだけはゆるしてぇっ!」
 真っ赤な色をした太いディルドープローブが、リサの最奥を狙っていた。先端の雁首の部分が、リサの膣の入り口をついばむように突いては離れ、また突いては離れていく。
ツン! ツンツン! ツン!!
(ダメ! ダメ、ダメッ! ダメェーッ!!)。
 じらすようなディルドープローブの動きと、身体中から送り込まれる快感が、リサの下腹に集中していった。熱い湯のような愛液が粘膜からタラタラととめどなく分泌され、膣の入り口からあふれ出す。
「ほらほら、ほうら。まだガンバルのかね、リサくん」
 ヘチ副総統は、リサの耳朶に顔を寄せ、その耳朶に「フウーッ!」と息を吹きかけた。それが引き鉄となり、リサの精神は、身体から突き上げる欲求に負けて、沸騰点に達してしまったのだ。
「オッ! オネガイーッ!! イ、入れてーッ!!」
 ついにリサは、自ら快感を求めて叫んでしまった。
 その叫びを引き金に、真っ赤なディルドープローブが、リサの膣口にグイと突き入れられた。太い雁首の部分がミチミチと音を立て膣口の筋肉を引き伸ばし、ようやくきつい括約筋を潜り抜けると、そのまま柔らかい襞をムリムリと引き伸ばしながら、グイグイとリサの最奥へと突進していく。
「くるーっ! お、奥までくるーっ!」
 ミッシリと膣内に満ちて、限界まで紅い襞の一枚一枚を引き伸ばし、胎内いっぱいにあふれながら、さらに子宮口へと押し進むディルドープローブに犯され、リサは凄まじい苦痛と、それを越える快感に押し流されていた。
トン!
 やがて、ディルドープローブの先端が、子宮口へと達し、その先……、子宮内へと、さらに侵入を続けた。鮮やかなピンク色の子宮口をディルドープローブの亀頭部がギリギリと押し広げていく……。
「ア……、アアッ……、イ、イクッ、イク〜ッ!!」
ギクン!
 リサの全身の筋肉が剛直痙攣を起こしたように固まり、一瞬、淫らなのたうちが止まった。
「イッ! イックッ!!」
プシャアーッ! ジョロジョロジョロ!
 勢いよくリサの小便が放たれた。一度目の、しかも強烈極まりないオルガスムスにリサが達した合図だった。
「……もうイヤ! もうイったの。もうイキたくないーっ!!」
 リサの最初のオルガスムスを感知して、リサの全身に取り付けられた拷問セックス装置がタイミングを合わせて動き出す。乳房はプックリと球型になるほどカップ内のベルトで根元から絞り上げられ、乳首とクリトリスがギュイギュイと連動して厳しくしごき立てられる。
「ヒッ、ヒィッ! ギィー! オォーッ!」
 先端を子宮内に突き入れた赤いディルドーの側面から、無数のプローブが、針千本のように突出し子宮内、子宮口、膣内やそこにあるGスポットなどの神経塊を同時に突き上げる。ザワザワと蠢き回るそれらは悪魔のように巧妙にリサの快楽神経を絡め取り、リサをかつて経験したことがない連続絶頂へと追い上げ続けた。
「ヘチ副総統、娘の精神改造手術は良好なようだな」
「はい、ドップラー総統。この娘は、すでに我々のロボット同然です。きひひ」
 リサはすでになにも考えられない状態だった。イっても、イっても、さらに高みへと放り上げられる、イキっぱなしの状態である。
「……! ……!」
 声を出すどころか、ろくに呼吸することもかなわず、その残酷で疲れを知らない装置たちにされるがままにリサは犯され続けた。
「……イッ、イック! ……イクッ! ……!」
 そして、リサの意識はたび重なるエクスタシーによって白熱化し、思考回路は完全にオーバーヒートしてしてしまった。次第に意識が遠のいていく……。やがて、ブラックアウト……。暗闇に……。




「あっ、危ないっ!」
 目の前に巨大な岩塊が迫っていた。宇宙観測機の一部が小惑星帯の岩塊に接触したのか、すさまじいスピンに陥っている。狭いコックピットのあちこちに身体をぶつけ、意識が薄らいでいく……。

「大丈夫かい? リサ、大丈夫なのかい?」
 観測窓の外に、巨大なダンガードAの顔が覗いていた。その頭部のキャノピーからは、一文字タクマが、心配そうに見下ろしているのがわかる。
「えっ、えっ? な、なあに!? 夢!?」
 突拍子も無い内容だったが、あまりにリアルな身体感覚が残っていた。まるで夢の中の経験を、実際にしてきたように、全身がけだるく重い。
(いやね、わたしったら、欲求不満なのかしら!?)。
 宇宙観測機のコンソールを点検し機体のダメージを確認する。
「大丈夫よ。さあ、ジャスダム母艦に戻りましょう」
 宇宙観測機のスラスターを作動させ、ダンガードAの手のひらから飛び立ち、リサは、奇妙な夢の余韻に苦笑いをもらした。
「もーう、変態すぎて誰にも話せないような夢だわ」
 しかし、リサは身体のある部分に違和感を覚えて凍り付く。
(いえ、まさか!? そんな!?)。
 リサは、そっと服の間から手を差し入れて確かめた。
 たしかに、自分のソコには、あるべき陰毛がなくツルツルに剃り上げられていたのである。

おしまい


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