精霊世界――そこは人間の住む世界とは、まったく別の空間にある異空世界である。
その精霊世界の中に、妖精界がある。地球にある全ての陸地の面積を、一億倍しても届かない版図。軽く兆を超える人口。そんな壮大な世界が、精霊世界のほぼ中央にデンと存在している。
その妖精界の最大の都――西の都は、妖精界を治める妖精王オベロンの住まう王都だ。と同時に、そこは精霊世界でもっとも大きな港湾都市である。そのため西の都には精霊世界中から数多くの精霊や物が集まり、いくつもの繁華街が乱立する賑やかな大都会を形成している。
それとは対照的に、地平の彼方まで続く大きな森が、西の都の郊外に広がっていた。そのすべてが妖精界王立学園――いくつもの精霊修行場をまとめた総合学園の敷地である。
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王立学院のに気象精霊を目指す精霊たち修行場がある。その一角に豪華な二階建て寄宿舎がある。この寄宿舎は天空界―精霊世界3大世界の一つ残り二つは妖精界と魔界―最大貴族の第一王女ユメミ・ウガイアのためだけに建てられた寄宿舎である。
その一室で神道の巫女風の衣裳もっとも緋袴の代わりに赤いブリーツスカートをはいた小柄な少女―ミリィ・ヤクモが椅子座って親友であるユメミを待っていた。
「おまたせぇミリィ〜」
そこに高そうな淡い赤い色のドレスを着たウェーブかかった金髪をみつあみにした少女―ユメミ・ウガイアが湯気のたったスープもってやってきた。
「今回はぁ久しぶりに薬膳スープを作ったんだけどぉ〜感想を聞かせて欲しいのぉ」
ユメミは気象精霊の修行場にいながらもその大半は薬の研究に時間割いている。そして、薬膳スープはユメミが最初に覚えた薬と言ってもいい。
「いいわよ。うん、美味しいけど前飲んだのと少し違う気が・・・何か混ぜた?」
一口、すすりミリィは以前とは違う味に感想を漏らした。
「ちょっと配合を変えてみたんだけどぉ」
「私は好きかな」
「そおぉ〜よかった」
ユメミはミリィの感想を嬉しそうに聞き自分ももう一口スープを口にした。
「ユメミ・・・はぁはぁ・・・なんか熱くない?」
「うぅん・・・なぁんかぁ〜熱いね」
(ミリィ〜の唇美味しそう・・・)
ユメミは夢に浮かされたような瞳でミリィを見つめそして・・・
「えっユメミちょっ・・・うぐぅ・・・やめ・・・」
唇を重ねそしてミリィの口内に舌を侵入させると味わうようにゆっくりと舌を這わせた。ミリィは抵抗しようとするが突如のことのために対処が遅れどうすることもできなくなりさらに・・・
(ユメミなんで・・・でも気持ちよく・・・いけないのに・・・)
自らも舌を絡め、意識に靄がかかり全身をまるで無数の蟻が這いまわるようなむず痒い快感がミリィとユメミの神経を支配した。
ミリィとユメミは舌を絡めあいながら、互いの太ももで股間をこすり合わせゆっくりとこすり合わせ、そのたびに互いの口から甘い声が漏れ、とろけるような快感に酔いしれているとミリィの肉体に変化がおきた。
「はぁぁん・・・えっ・・・えぇぇェェェェェェにょょょょょ」
ミリィの股間に男性器がそそり立っていたのだ。それもかなり立派な・・・
「な・・・ちょっユメミ」
そのショックのあまり正気に戻ったミリィであったが、ユメミはミリィの男根を見ると今度はミリィの男根を加えようとしたが口に収まりきらず丁寧に舐め始めた。
「ひゃうっ・・・そ、だめ・・・なにか・・・で、でるぅぅぅぅぅぅ」
初めて受ける刺激のためにミリィは耐え切れずあっという間に始めての射精を迎えた。ミリィの男根から放たれた精液は熟れた果実のように甘い香を放ち再びミリィを快楽の宴へと導きユメミはさらなる快楽に酔いしれた。
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幾度も幾度もミリィは射精を繰り返したがその逸物は衰えることはなくむしろ大きさは今だに肥大化を続けている。さらにミリィの精液の芳香は濃くなっており部屋はまるで果汁の海に潜っているのかと錯覚するほどの甘い芳香に埋め尽くされていた。そして、その果汁の海でミリィとユメミは69の体位で互いの性器を舐めあっていた。
「はぁはぁ・・・・・・ミリィ〜・・・おねがいぃ・・・・・・あそこが疼くのぉ・・・・・・ミリィ〜ので気も良くしてぇ」
ユメミは犬のように四つん這いになり自らの秘所を大きくミリィに哀願した。
「・・・・・・うん・・・」
ミリィはとろけるような目でその行為が当然のように体位を入れ替え自身の腕のように大きくなった男根をユメミの蜜壺へと押し込んだ。
「はぐぅひぎぃぃぃはうぅぅぅうんひぐぅぅぅぅぅぅぅ」
ユメミの口からは苦痛とも歓喜とも取れる悲鳴をあげ身もだえするがミリィはそのことを気にすることなく腰を激しく動かした。ユメミの体を電撃に撃たれたかのような衝撃が走り蜜壺からは大量の甘い蜜を漏らし、膣はミリィの男根を離すまいと別の生き物のように締め付けた。その締め付けによりミリィは大量の精液をユメミの子宮に注ぎ込むがそれでもなえることなくさらに一回り大きくなった。
「はぁぁうぐぅひぃぃぃぃぃぃい」
ユメミの声がやがて艶やかな色を帯びユメミのお腹はまるで妊娠したかのように大きくなっておりそこまで肥大化してようやくミリィは男根を引き抜くとユメミの秘裂はぽっかりと大きな穴を開け大量の精液が漏れた。
「ユメミにもっと出させて・・・」
「うん・・・今度はお尻にぃ頂戴ぃ・・・」
ユメミの快楽の欲求はとど盛ることを知らずミリィもそれは同じで迷うことなくユメミの菊門へと再び挿入した。
「はぐぅぅぅぅぅきもひぃぃぃぃぃ」
「いいよ。ユメミぃぃぃい」
ミリィとユメミは涎をたらしながらも快楽に酔いしれ何度も何度も絶頂を迎えた。
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「はぁはぁ・・・・・・ユメミ・・・これは一体どういうこと・・・」
ミリィとユメミはようやく精も魂もつき激しい疲労感に襲われながらなんとか体の火照りが静まった。
「ちょ・・・ちょっとまてぇ・・・」
ユメミは床を這いながら植物図鑑に目を落としスープに使ったキノコのページを開くとそこに書かれた文章を見て言葉を失い膠着した。
「なに・・・」
ミリィはそれに気になり同じように這いながらユメミが見ているページを目を落とすとそこにはきのこのイラストとこのような文章が書かれていた。
ミノモリ茸
少量ならば興奮剤として使われるが大量に摂取した場合は媚薬としての効果があり、幻想能力の高い女性精霊の場合、男性器が生える。そのサイズは精霊の霊力に比例し大きくなり・・・・・・
そこまで読むとミリィは言葉を失いユメミと同じように固まってしまった。
結局、気を取り直して部屋の片づけが出来たのは半日が立ってからだった・・・・・・
【イツミのエンマ帳】
ミリィとユメミが2日ほど休んでいたみたいだけど如何したのかしら?
でも、2人とも修行熱心だからたまの息抜きならいいわね。でも、息抜きで疲れ果ててたら本末転倒ね。
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