魔渡氏・作

 魔渡さんによる「こみっくパーティー」のラブラブSS第2弾です。

 (作者御本人コメント)かなり短めのコメディータッチのSSです。ちょっとほんわか仕立てにしてみました。


 1人の女子高生が商店街を弾むような歩いていた。彼女の名前は大庭詠美。元こみっくパーティーの大手サークル『CAT OR FISH!?』の主催者であったが、ある理由により人気を失墜。ま〜いまや落ち目作家である。
「ふみゅ〜こんな手ぇ!!いらない!!いらない!!」
 わぁぁ落ち着け!!頼むから壁を殴るのは止めてくれ!!えっと…現在は大手サークルになった『ブラザー2』主催者の千堂和樹とめでたくラブラブカップルになっている。
「そうなのよ〜昨日も和樹ったら〜」
 こ、これだから子供は……そもそもナレータに惚気るな。まあいいか…
「あ、あたしは子供じゃないもん」
 そっか?ほらアレを見てみるがいい。
「あ、和樹だ!!か…えっ…あれって…」
 南女史だな。なかなか仲良さそうだな2人で見ているのはアクセサリーか?まー傍目からみるとお似合いの…
「なんで…和樹が……南さんと…」
 それはやはりリトルシスターよりも南女史の方が良かったのだろう。なにせ南女史は落ち着きがあって料理も上手、その上胸も…それになりより大人の女性だしな。
「ち、ちがうもん。和樹はあたしに一筋だもん。ふみゅ〜〜ん」
 走っていってしまったか……マイブラザー和樹に浮気などする甲斐性がある筈も無いのだがな…しかし、この後の展開が楽しみだ。では、読者諸君!!活目してみるのだぞ。わははははは



 カチャッ―
 和樹が自宅に帰ると掛けていたはずの鍵が開いていた。室内は夕明かりのため薄暗くなっておりうっすらとしか判らなかった。和樹は疑問に思いつつも電気を点け室内を見回すと…
「うわぁぁって詠美か…いるなら電気くらい点ければいいのに…おい詠美?」
 詠美は体育座りのままうずくまり体を小刻みに震わせていた。
「詠美どうしたんだ?」
 和樹は慌てて詠美に駆け寄ると詠美はすすり泣いていた。
「あたしより……南さんのほうが……いいの?」
「はぁ?」
 あまりにも意外な質問に和樹は戸惑ったが、突然大きな声で笑いながら
「詠美、もしかしてさっきオレが南さんと一緒にいたの見てたのか?」
 コクリと頷き和樹はそれを見て頭を掻き
「そっか、見てたのかなら隠してもしょうがないな」
 詠美はビクッと体を縮めると和樹は詠美の首に手を回し
「ほら、ちょっと早いけど卒業おめでとう詠美」
 と、言葉をかけた。
「えっ!」
 詠美は驚き涙でぐじゅぐじゅになった顔を上げると首からイルカのネックレスが掛けられていた。
「なにがいいのか南さんに頼んで一緒に選んでいた貰ったんだよ。どうだ少しは機嫌が直ったか?」
「うん!!」
「わっ詠美」
 ドシン―詠美は感極まり和樹に思わず抱きつきその事に対応しきれず和樹は詠美に押し倒される形になり2人はどちらとも無く唇を重ねた…



「あぁん和樹ぃぃ」
 室内には2人の汗の匂いが混じりあいなんとも言えない淫靡な香になっていた。和樹は詠美の体を丁寧にじっくりと堪能するかのように胸から秘書へと愛撫し、詠美はその快楽に身を任せその口からは快楽の歌を紡いでいた。
「詠美そろそろ…」
「うん…来て…和樹」
 詠美のまだ綺麗な秘裂に和樹はゆっくりと剛直を挿入しゆっくりと動かし始めた。
「ああぁぁいぃぃぃ」
「詠美動くぞ?」
「うん動いて…和樹の好きなように…していいよ」
 和樹は詠美に気遣いながら腰を動かし激しく動かした。
「あんっ…和樹!!和樹ぃぃぃぃぃぃぃ」
 そして、詠美も和樹の動きに合わせ腰を律動させ二人の息はぴったりとシンクロしていた。
「詠美のぐいぐいと締め付けて…もう…」
「いいよ和樹…膣(なか)に頂戴」
「うっ」
 和樹は詠美の奥深くに一気に射精しゆっくりと引き抜いた。
「綺麗にするね」
「えっ、詠美?」
 詠美は和樹の逸物をその慎ましやかな胸に手を当て挟みパイずりをしながら和樹の逸物を舐め始めた。

「た、たまには和樹にも気持ちよくなってもらいたいから…」
 いじらしい態度に…
「詠美!!」
「ふみゅ和樹!!ちょっと…あぁダメ…あぁぁん」
 結局この日詠美と和樹がはてたのは空が白みがかった頃だった。
「うぅぅ頭がガンガンする」
「さすがにやりすぎたな…はははは」
 2人は寄り添いながら今ある幸せを噛み締めた。



 あとがき

 完成と…
詠「ちょっ・・なんであたしのはこんなに短いのよ!!パンダのはもっと長かったのにぃぃぃ!!」
 だって、ラブラブ物にするとあまりエッチシーンに書く事が無いし……
詠「それはあんたの表現力の不足なのよ!!」
 やかましい!!それはわかってる。
詠「それに、卒業式前は学校無いのになんで制服着てるのよ!!」
 卒業ギリギリでこの日まで補習してたんだろ?きっと
詠「ふみゅ〜ん。そ、そんなことないもんちゃんと勉強したもん!!和樹と同じ大学受けるんだもん!!」
 じゃー卒業式の練習で学校にいってんだろ。それはともかくやっぱり浪人したんだな…
詠「うるさいわね…なにも考えてなかったんでしょ。これだからへぼ作家わ」
 なにを!!落ち目同人作家!!
詠「ふみゅ〜〜こんな手なんか〜」
 だ〜〜それは止めろぉぉぉぉ
詠「えぐえぐ……」
 はぁはぁ…疲れた…もうオレは帰るからお前も和樹の所で慰めてもらへ…
詠「うん…」(てくてく)
 そんなわけでここまで付き合ってくださった方感謝です。次回は彩を考えています。その次は…誰にしようかな……


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