「夕映さんが・・欲しいです・・・・・・」
「えっ・・・・な・・・な・・ネ・・・・ネギ先生?」
少年は制服姿の少女を押し倒しながら、少女の耳元でやさしく囁いた。
少年の名はネギ・スプリングフィールド。10歳にして魔帆良学園中等部の英語教師の教職についた天才少年であり『立派な魔法使い(マギステル・マギ)』を目指す魔法使いである。
そして、押し倒されている少女の名は綾瀬夕映(あやせゆえ)。ネギが受け持つクラスの生徒で小柄で未発達な体型と腰まで伸びた髪を二つに分け感情の変化に乏しい顔が印象的な少女である。また、ネギが魔法使いということを知る数少ない1人である。
もっとも、普段は無表情といてもいい表情は突然は耳まで赤くし目をしろしくさせていた。
(こ・・・これはいったい・・・・・・!?いえ・・・ネギ先生に限ってこのようなこと・・・・・・はっ!これは・・・そうです。修学旅行のときと同じです。ということはこのネギ先生は・・・偽物!!)
夕映は手に力をこめ突き飛ばそうとしがネギは夕映の後頭部に手をまわすと一気に引き寄せ口づけを交わし夕映の口内へと舌を侵入させた。
「うぅぅん!!ふぅぅん・・・うぅん」
(し・・・舌が入ってきてるです・・・これは一般的にディープキスというやつでは・・・・・・いえ・・・それよりも・・・なんで・・・こんなに上手なんでしょう・・・・・・いえ・・・上手とか私にも経験はありませんが・・・気持ちいい・・・そうじゃなくて私はいったいなにを考えているのです・・・これは異常事態です・・・・・・)
夕映は事体の異常さには気づいていたがネギの巧みな舌技のため体に力がはいらず抵抗することができなくばかりか自らの舌をネギの舌へと絡ませ始めた。
「はむぅぅ・・・はぁぅぅん」
(わ・私はいったい・・・・・・このようなこと・・・た・・・・たしかにネギ先生に好意を抱いてはいますが・・・それはあくまで友愛に近いもので・・・そもそも・・・・・・のどかの気持ちを私が踏みにじるようなことをするわけには・・・・・・なのにおかしいです・・・・・・おかしいのに・・・・・・口から・・・いままで出したことのない声が出てしまいます・・・私にも性欲というものがあることは理解しいてますが・・・このようなこと最低です・・・・・・親友の思い人に欲情するような行為を・・・いけません・・・夕映しっかりするのです!!・・・このようなこと・・・・・・)
「夕映さん気持ち良かったですか?」
ネギは穏やかな笑みを浮かべながら夕映の表情を覗き込んだ。
―ドキッ
夕映の心音はネギの笑顔を見た瞬間激しく脈動した。
(は・・・反則です・・・そんな顔向けられては・・・いえ・・・ここははっきりいわなければ・・・このような行為をするにしても・・・・・・のどかの気持ちを・・・違います・・・私はなにを受け入れることを・・・・・・最低です・・・・・・やはりここは一度ネギ先生を諭してから・・・日を改めて・・・ですから改めてなにを・・・)
夕映が思考の蟻地獄へと陥っていると・・・・・・
「はぁっんんんん」
夕映の口から快感の声が漏れた。ネギは夕映が思考の迷宮に迷い込んでいる間に夏服の下へと手を侵入させ、小さな胸とその頂に刺激を与えた。
「や・・・やめてくださいです・・・こんな・・・・・・はぁぁん・・・・・・」
(そ・・・そこはだめです・・・・・・・・・・・・声が・・・漏れてしまいます・・・・・・違います・・・か・・感じてなど・・・うっ・・・やはりおかしいです・・・・・・なぜネギ先生が私の感じるところばかり・・・いえ・・・あの・・・このようなこと・・・・・・)
心は拒絶を示そうとしていても体は拒絶を示すどころか快楽に身をゆだねていた。
「夕映さん。そろそろいいですか?」
ネギの下半身からは少年とは思えない禍禍しい逸物をそそり立っていた。
(あんなものが・・・私の中に入るのでしょうか?・・・いえ・・・その・・・・・・のどか・・・ごめんなさい・・・私は拒むことができそうにありません・・・・・・このようなことおかしいのですが・・・・・・・・・)
「・・・ネギ先生が・・・そのいいのでしたら・・・」
夕映の口からは同意の言葉を発し自らショーツを脱ぎ去りスカートをたくし上げ股を開きネギの逸物を迎えいれようとかまえた。
「いきますよ」
「えっ・・・ネギ先生そこは・・・ちがっひゃぅぅぅぅあぅぅぅうん」
ネギは夕映の菊門へとそそり立つ逸物を挿入した。
(だ・・・だめです・・・そこは・・・感じすぎて・・・あぁぁん・・・・・・お尻で感じるなんて知られたら・・・いえ・・・なぜこちらに・・・・・・・・・あぁぁ・・・だめです・・・気持ちよすぎて・・・おかしくなりそうです・・・)
「ああ・・・もっと激しく動いてくださいです・・・こんなゆっくりじゃ・・・・・・」
「では、夕映さんが動いてください」
ネギがそう提案すると仰向けになり、夕映はそそり立つ逸物をみずからの菊門に深々とくわえ込むと激しく腰を動かし始めた。
「ああ・・・こんなことおかしいです・・・おかしいのに・・・き・・気持ち良いです・・・・・こんなはしたない姿を・・・・・・でも・・・ああ・・・感じるです・・・・・はぁぁん・・・お尻で・・・あぁぁん・・・気持ちよく・・・あぁぁぁん」
普段の夕映からは考えられないほど大きな声を上げ絶頂を迎えた。
★
「ここは・・・」
夕映は目を覚ましあたりを見回すと、そこは・・・
「エヴァンジュリンさんの別荘?なぜ・・・私は・・・」
「気がついたか?綾瀬夕映。」
夕映の背後から1人のキャミソール姿の少女が声をかけた。
「エヴァンジュリンさん?」
「どうやら気がついたようだな。」
「私はいったい?」
「お前達がどんちゃん騒ぎで飲んだジュースが原因で淫夢をみたのであろう」
「えっと・・・」
エヴァンジュリンはにやにやしながら
「それで、ぼーやのはどうだった?良かっただろう?」
「なっ・・・えっと・・・」
夕映は顔を真紅に染め、エヴァンジュリンは愉しそうに続けた。
「くっくっく。あのジュースはその本人の潜在意識をもとに淫らな夢をみせるからな。」
「わ・・・わたしは・・・そんな夢は・・・いえ・・・そもそもなぜネギ先生がでてきたと・・・」
夕映は狼狽しながらも必死に抗議をしようとしたが言葉にすることができず、またエヴァンジュリンもすでにその場を去っていた。
(私は・・・たぶん・・・ネギ先生のことが・・・・・ですが・・・・・・如何すれば・・・・・・)
夕映は小さな胸には収まらない大きな思いを胸にただ答えの出ない問いを必死に考えた。
おわり
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