魔渡氏・作

 魔渡さんによるオリジナルSSです。

 少女たちが秘密の施設に集められ、精神と肉体を改造されていってしまう、サスペンスチックな短編となっています。


 私、川岸ありさが体験した悪夢のような最後の夏休みの出来事です…

「リゾート地のモニター?」
 その日、父から聞かされたのはなんでも取引先の会社からの持ちかけられた以来でした。
「ああ、いやなら別に構わないのだが、ありさも来年は受験だからその前に思い出になればとおもうんだが」
 父は会社を経営しておりこのところ忙しくこの日の会話も1週間ぶりでした。そんな父からの提案。この時の私は軽い気持ちで返事をしました。
「貴重な体験ですし面白そうですし喜んで参加します」
 そう答えを聞いたときどことなく父が苦しそうな顔をしてた気がします。
「そうか、行ってくれるか」
 すぐに、表情を落ち着けてその日。家族との楽しい食事を終えました。
 夏休みに入ってから1週間後。待ちに待っていたその日が来ました。今回のモニターは私だけではなく同じ年くらいの女子が総勢で30名ほど参加すると聞かされました。荷物は何も持っていく必要か尋ねたとき、それも向こうで用意しているそうなのです。不思議に思って尋ねたら衣料品メーカーの新商品の開発のために向こうでの衣服は全て容易するとのことでした。リゾートのモニターと衣料品のモニター少しおかしな話ではありますが、リゾート地での適した衣服などの開発とのことでした。荷物をもたないでいけるならいいかなと思いながら父は付け加えるように他にも化粧品の会社のモニターからも頼まれているとのことです。流石に、面倒なことでは思いながら父に尋ねると、モニターの結果はどれもA4サイズの紙に満足したかどうかなど簡単な記入でよく、細かい意見などは本人の任意でいいとのことと聞かされたので一応、納得し参加をすることにしました。
 私は集合場所まで送ってもらうとそこには私と同じくらいの女の子が集まっていました。
「皆さん、本日は当社のモニター参加ありがとうございます。このような早朝に集合していただき感謝しております」
 主催企業の責任者の女の人から挨拶がある。でも本当に早い時間と驚いた。朝の6時に集合というのは流石に早すぎるのではと思ったけどモニター開始前にもいろいろと手続きをしないといけないらしい。前日に近くのホテルに泊まったのはこのためだったのかと納得した。見ず知らずの人と出会うのも旅の醍醐味とそう説明されて3人の1グループに振り分けられた。ど少し緊張する。
 私の振り分けられたグループは海原みなぎさんと相沢アリスさんと一緒になった。
 海原さんの家は老舗の和菓子屋さんの次女だそうだ。非常に恥ずかしがりやで趣味は読書。ついつい本を薄暗いところで読みすぎてメガネがてばなせないらしい。とっても長い黒髪だと思った。
 相沢さんの家は貿易商でお母さんはフランス人とのこと、とても綺麗な金髪はポニーテールにしていた。すこし気が強よそうな青い瞳に気おされたけど、よく話すとそんなに悪い人ではなかった。
 私たちが親しくなるのには対して時間はかからなかった。だって同じような悩みを抱えていたから、私たちは3人の身長だけなら小柄にはいるけど…胸はクラスメートの子達と比べると私の次に大きい子よりもふたまわりは差があった。おかげで男子には変な目でみられるし電車に乗れば3回に1回は痴漢に胸をもまれる。みなぎさんは特に痴漢の被害が酷いらしく毎日といっていいほど触られるらしい。でも、みなぎさんの胸は私もちょっと触ってみたいかもと思ったときにはアリスさんが背後から回りこんでもんでいた。たしかにすごかったらしい、あっ、でも今回のモニターツアーの参加者は意外と胸が大きい子達が多くて内心ほっとしていた。南の島のリゾートならやはり水着も着るだろうからそのときに一人だけ浮くのはいやだなと思っていたのでこれは幸運だった。
 私たちは移動のためのバスに乗る。そのときに各自の名前と顔を確認の手続きを終えるとチョーカーを渡された。このチョーカーは今回の参加者全員に着用の義務があるとのこと、中にはGPSが搭載されておりリゾート地をどこを回ったかを確認のために必要らしい。
 ここまでは楽しい旅行だった。ここから私たちの悪夢が始まった。
 バスに揺られ朝早かったことも重なって眠ってしまい目覚めたときだった。これが悪夢の始まりだった。なにがときかれたら恥ずかしくて困るけど。私は服を着ていた。もう、顔から火がでるかとおもうほど恥ずかしくかった。海原さんはあまりの恥ずかしさに泣いてしまうほどだったし他の子たちもあわてて服を脱ぎだす。脱いでさらに愕然とする。下に来ているのはとてもダサい下着。なんでこんなダサい下着なんてつけてきたのかわからなくてさっさと脱ぎ捨てた。楽しいはずの旅行が始まるのに台無しだ。
 私は、ご主人様が怒っていないかとおもってご主人様に視線をおくるが朝の挨拶のとき同様の優しい笑顔でいてくれた。その顔をみて私は安心していつものとおり四つんばいに歩き始める。疲れているのかいつもあるいているはずなのに違和感を感じた。
 バスから降りた私たちを待っていたのは身体測定。これも悪夢の連続だった。体重を量るときはすこし恥ずかしかったけどまだ耐えられた。けど、胸のサイズを測るときは本当に恥ずかしかった。なぜなら私の胸は小さい。学校のクラスの中では大きいほうだとおもうけど中途半端な大きさだとおもう小さい人ならそれなりの希少価値があるけど私のように人よりほんの少しだけしか大きくない胸のサイズを測られるのは恥ずかしかった。相沢さんは測る人に「それで胸のつもり?」と言われている。海原さんは「ギリギリの合格のサイズだけどお乳はでるの」と聞かれて恥ずかしそうに「出ません…ごめんなさい」と誤っていた。身長・体重とスリーサイズの測定が終わったら今度は身体能力を測る。けど、私たちはその前にすることがあった。処女膜除去。まさかこの年でレ●プされていないなんて恥ずかしかったけどご主人様がすこし不機嫌そうに「しょうがないわね。器具で除去しましょ。どうせお尻もまだなのだから一緒に開通するといいわ」と提案してくれたのは嬉しかった。前と後ろの処女を同時に失えるなんて嬉しい限りだ。さっそく、除去することになった。意外とレイ●されたことのない子ばかりで分娩台にみんな座り開脚する係りの人がたっぷりとローションを塗ったバイブ様で雌穴に突っ込んでくれる。かなりの人数がいたので私の貫通作業までしばらくの時間があったので作業が速く済むようにクリチンポをつまんむ。そのお陰でバイブ様はあっさりと私の卑しい雌穴にめり込んで子宮をコンコンとノックしてくれた。これでようやく検査がうけられる。最初は締め付けのテストだけど処女マ●コだった私たちはうけさせてもらえなかった。これは仕方がない。次に乳首の伸縮率、千切れんばかりに引っ張ってもらったのにたいした記録が残せなかった。父圧測定の成績もわるかったし汁吹きもがんばったけど対してできなかった。
 ようやく、身体測定を終えた後、けだるい疲労感があったがけど今度は衣料メーカーの人が私たちに下着を配り始めた。皮製の下着はやはりメーカー品よくできているやはり下着は皮製がいいし、この下着のいいところは雌穴が丸見えのところである。これでいつでも●イプしてもらえる。このあと化粧品メーカーのひとが私たちにサプリを配りようやく出発のための今度はメイドエプロンを身につける。やはりご奉仕のするときは下着エプロンよね。
 船に乗るとレクレーションタイムになった。最初は催しは、水運び。浣腸を3リットルしてもらい離れた桶に溜める。私たちも3人でがんばったけど結局3位。
 次の種目は綱渡りこの種目は部屋に足がつかない高さに張られたロープを股いでそのロープと平行に張られたロープ掴んで移動する。この競技の規定の回数を往復して終える。早く終わるとご褒美がもらえるからみんな必死でイキながらロープを往復する。これは私たちは必死にがんばったおかげで一番になれた。
 ご褒美に私はアナル改造をしてもらった。もう、いまの私のアナルはブラックホールといってもいいかも。だって、大人数用の寸胴鍋だった挿入できるもん。けどゆるくはない。締め付けだってバナナの輪切りにすることができちゃう。
 みなぎさんは乳腺改造、極太バイブの挿入も可能で乳腺が性感帯にしてもらった。その手術のお陰で乳首は大きくなるし胸も大きく膨らんでお乳もでる。歩くときは地面に柔らかい特大マシュマロおっぱいを押しつぶそうようにして歩くから、まるでナメクジがはったあとのようにヌラヌラと光る。

 アリスさんは乳首延長。乳首を1mの長さにしてもらったの。感度はクリトリスの10倍で伸縮率も高いからオナホールとして使ってもらえるんだってどれくらい伸縮のするのか私も溜めさせてもらったけど私の腕を飲み込んでグイグイしめつけてくる。
 私たちの体はココに来てからどんどん改造されていく。いままでの気持ち悪い体なんてのこらないでいいから早く立派な淫乱変態ペットになりたいな。
 レクレーションが終わったら船員さんたちとの懇親会。私も立派な変態ペットになれるようにたくさん遊んでもらった。お尻穴は筋が延びすぎてバカになっちゃったけど風が直接、腸に入り込むから気持ちいいけど。ご主人様はこのままじゃ使い物にならないと嘆いて特別に改造をしてもらった。人工筋肉を植え込んで肛門や腸壁を刺激すると腸壁や肛門が伸縮する。エンピツだってしっかりくわえ込んでエンピツに80kgくらいまでの力で引き抜こうとするがなかなか抜けない。それどころか刺激されると激しくうねって別の生き物みたいに激しく運動するようになった。
 島についたときはもう全身からザーメン臭がぷんぷん臭ってもうその臭いだけでイキそうで、もうまん汁だらだらと垂れ流しながら上陸した。
 上陸したら首輪に名札をつけてもらう私は「E−10」この数字に特に意味は無いみたい。海原さんは「E−11」で相沢さんは「E−09」あれ? 海原と相沢てなに? 11番と09番なのに変な呼びかたしてる。まーいいか。
 島に着いたら私たちが案内されたのは島の中でもひときわ大きな場所。今日からここで私たちはメンテナンスをされる。私たちみたいな不良品の家畜をつかえるようにしてくれるのだから感謝しなくちゃ。まずは完全抜歯。歯を全て引き抜いて代わりにシリコン製の入れ歯に変えてくれたこれでオ●ンポをしごく時に強くしてもご主人様たちは痛くなくできる。それから今度はクリトリスの皮の全除去とクリトリスの肥大化。おかげてもうクリちゃんはずっと勃起状態。大きさも子供の親指くらいはあると思うけどまだ小さいかな。
 次はアナル改造。これはアナルの筋肉を電気信号で操作できるようにするため。かってにウ●チしたりしないようにするための改造とあとアナルのヒダをクリトリス以上の感度にしてもらう手術。これをすると歩くだけでお汁を垂れ流すようになるってことだからすごく楽しみ。
 マ●コももっと改造してもらうのだけど私の場合は多産型子宮に改造されるみたい。一度に妊娠すると最低でも3つ子を孕める。けど9番ちゃんみたに異種妊娠もおもしろそうだし11番ちゃんは子宮を増設して出産装置になるのもうらやましいかな。
 つぎ目をさましたらどんな素敵な体になってるのかな………

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 少女たちを見つめる無機質な目から送られる映像をみながら一人の女は満足そうに笑みを浮かべていた。この島の管理者にして狂気の女医。神童とよばれながらもその狂気ゆえに決して表舞台では賞賛をうけることのなかった女。いや、むしろ狂気を秘めていたからこそ、その才覚をより鋭く研ぎ澄ましていったといっていいかもしれない。彼女の狂気はいつからとかではなく、好奇心からくる純粋な衝動。秀でた才のために虐げられた日々が彼女の狂気を加速させ育ませた。そんな彼女が目の前にいるモルモットになにもしないはずはない。闇から賞賛される彼女の偉業の記念すべき第一号。たいした設備もなかったはずのつぶれた病院で行われた施術は排泄時における性的快感の増加と遠隔操作による排泄のコントロール。その手術を実践したとき彼女はまだ10歳だった。モルモットは最初のころは抵抗しようとしたが施術のときに施された暗示で逆らえずゆっくりと精神を作り変えられ今では…
「昔を思い出すわね」
 女が語りかけたのは自分の椅子。いや椅子といっても人そのもの。もっというのなら幼い少女である。ただし胸だけは肥大化しており胸で女の体重を支えているといってもいい。
「昔の姿のままなんて素敵なのかしら、不老技術は便利ね。もっともその技術をご老人たちに教える気はないけど…愛らしい女の子達がどんどん醜い欲望の固まりに変わっていくなんてゾクゾクしちゃう」
 そういって椅子の髪をなでる。椅子はかつて女の親友。もっとも仲がよく、ともに笑いたわいの無い会話を交わした掛買いの無い存在だった。だから女は実験材料に選んだ。みずからの狂気の贄としてそれは彼女にとっては呼吸するよりも当たり前でまばたきをするよりも単純な行いだった。
 女は自らの施術の完成度に満足するもけして一眠りすればまた、また飢えがくる。女の好奇心がみたされる刹那の時をもとめて新たな実験体を探す。
「このプロジェクトはそれなりに楽しかったわ。好みの女の子たちの背後に圧力をかけて追い込んで追い込んで両親から良心を薄めていって最後には子供を喜んで売り渡すように運ぶ。けど非効率的な面があるわねもっと効率的なほうほうで素体を集めるほうほうが必要ね。なにか…あぁ、なんだ簡単じゃない年頃の子供が必ずあつまり閉鎖的な空間をかくほしやすく監視も容易。ある種の治外法権。こんどは学校を作るのもおもしろいわね。私の理想とする素晴らしい秩序に満たされた世界」
 女は新たなプランに心を巡らせる。女の頭には先ほどまでみていた少女達のことなどもはやどうでもよかった。女の狂気はとまらない。


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