ベッドの一組の男女が体を重ねベッドからは軋む音が聞こえる。
「サイトぉぉ…サイトォォ」
桃色の髪の少女――ルイズは甘えた声で体をあわせる少年の名前を呼びながらぎゅっと抱きついていた。
「出すぞルイズ」
黒髪の少年――平賀才人は少女の腹部に大量の精液を射精した。
ここは二つの月が浮かぶ異世界ハルゲギニア。
空想の産物でしかない生き物が生活する世界。
魔法が存在し魔法使いが貴族として統治する世界
そんな世界にサイトはルイズの魔法で召喚され使い魔にさせられた。それから起きる数々の試練が二人の心のありようを変え互いに求める関係にまで発展したは自然な流れでなのかもしれない。
だが、そんな愛し合う二人にも悩み…というかルイズには悩みがあった。それはサイトの事だ。はっきりいってサイトはもてる。自分の最愛の人の魅力ある証明ともいえるが、そのよってくるのが女性たちが問題だ。
まずはメイドのシエスタ。はっきり言って最大の敵かもしれない。まず料理の腕はルイズの惨敗。洗濯…ルイズにできるわけもない。掃除、プロであるシエスタに勝てるわけはない。で、でもとルイズは頭をふり女としての魅力は…はっきりいってルイズの胸はペッタンコ、対してシエスタは脱いだらすごい。というかスタイルの勝負でルイズが勝てる可能性がある人間は残念ながら同世代では周りには一人しかいないというかそれもどんぐりの背比べレベルで多分勝敗はつかないだろう。
次はアンリエッタ。強敵である。なにせ自国の姫でどこか守ってあげたくなるようなオーラを発している。ともて危険だ。そしてルイズが持たない最大の武器である胸の持ち主である。女王は胸も女王らしい。
その次に思い浮かぶのはハーフエルフの娘ティファニア。遠く離れた森の村にひっそりと暮らしているが、こちらも強敵に間違いは無い。はっきり言って彼女が強敵なのも胸が大きいからなのだがその大きさが常識はずれなのである。アンリエッタの胸が女王ではあるがはっきりいってティファニアの前ではルイズもシエスタもアンリエッタもそしてルイズの知る最大のスイカのようなたわわな胸をもつキュルケですらティファニアの持つ無敵要塞の前では小さいと言わざるえない。間違いなく強敵だ。
キュルケは…少し前までは最大の敵だと思っていたが別の恋愛対象が現れたのでサイトには興味がなくなったらしい。嬉しいが少しだけ癪に障る。
最後に思い当たる節はタバサ。無口でいつも本を読んでいることしか印象に無いが、女の勘が危険信号を発している。スタイルは唯一五分だが、どこかはかなげで放っておけないところがある。サイトはやさしいからそこでこられたらと不安になる。
ルイズは一人は最近はこの考えが頭の中を駆け巡る。サイトがそばにいて愛せば愛すほどに失うことへの焦燥感は募る。もし、それぞれが今のサイトと同じ関係を一度でも設けたら…サイトからすることはないとしても、もし迫られたら…そして、それが本物であるならサイトは断れないかも。そして、もし自分よりも巧かったら…などという不安が日に日に膨れらんでいった。
★ ★ ★
虚無の曜日――
ルイズは一人出かけた。しかも、平民に変装し誰にも自分だとわからない完璧な変装(本人はそのつもりだが実際は知り合いならすぐに気づく程度のもの)まだして出かけた。目的は本屋。目的の本はずばり、いかがわしい本。
(こ、こんな恥ずかしいこと…でも、これもサイトのためだもん)
目に入ったタイトルで気になるものを5、6冊ほど手に取る。そのまま購入。帽子をかぶって顔を隠してはいたが、耳まで真っ赤になっているのがはっきりと回りからわかった。ルイズはその本を持ち帰ると早速読み始める。幸いなことにサイトは自主鍛錬に出ており夕方までは帰ってこない。
はてさて、ルイズの『勉強』の成果は…
ガチャ――
「ただ…ぶぅぅ」
サイトは吹いた。
帰ってきて一番最初に目に入ったものを見て思い切り吹いた。
「る、ルいずさぁん…えっあ…その格好」
声の調子が思い切り外れサイトの同様はとまらない。
「ば、馬鹿!!せ、せっかくこんな格好してるんだからほかに言うことないの!!」
ルイズは顔を真っ赤にして怒鳴った。もっとも顔が赤いのは怒りの所為でというよりも恥ずかしさが主である。ちなみにルイズの格好は、服はどこから持ってきたのか超ミニ(すこし動くだけでその下の布がちらちらと見えるほど)のピンクのメイド服に、ただしカチューシャは猫の耳がついており、お尻からはしっかりと尻尾が生えていた。
「なんとかいいなさいよ!!」
反応が薄いサイトを再び叱責する。サイトは肩を震わし何かを必死にこらえるが…
「ルイズ!!」
「きゃっ…」
こらえ切れなかったらしい。サイトは欲望の赴くままルイズを僅かな理性(?)でベッドに押し倒す。
「ちょっ…だめ…サイトまっ…むぐぅ」
いきなりのことに抵抗しようとするルイズだがサイトは流れるような動きで唇を重ねるとルイズはまるで糸の切れた操り人形のように大人しくなった。
(サイト…ずるい…私がキ、キスだけで駄目になっちゃうのに…)
「かわいいよ。ルイズ」
少し不満が残っていたが。その魔法の言葉でルイズの不満はどこへやら心の扉を開く鍵へと変わりサイトに自身の全てを委ねた。
「あ、あのね…サイト…その…このときだけは…サイトがご主人様になっていい…」
震える声で
甘える声で
以前、媚薬で酔ったときとは違う。
ルイズが心からそこから望む言葉が素直にサイトへと運ばれる。
「ルイズ…」
「サイト…」
互いに最愛の人を求めあい、とても長く、とても熱く、とても深い口付けを交わした。
「サ、サイト、こうするときもちいんんでしょ?」
ルイズはおびえた目でサイトを見つめながらサイトのシンボルに手を沿えおっかなびっくりしながら飴でもなめるかのように舌を動かす。
(ぐっ…これは反則ダゼ)
サイトの心はかなり揺さぶられていた。
あのルイズが自分のモノをなめている。しかも、おびえた目で涙まで浮かべてそして献身的に自ら進んで。その姿にサイトはその姿がぐっと来てしまう。
「サイト…その気持ちよくないの?」
ルイズに不安が広がる。
もしかしてやり方が違うのか?
それともやっぱり私じゃ駄目なのか?
(やっぱり…ああしないといけないのかな…?)
その行為に躊躇してしまう。でも、もしあのメイドならどうだろう?と考えた瞬間…
(ま、負けないもん…サイトのなら私だって!!)
ルイズは自身を奮い立たせサイトのアゴが外れそうなシンボルを咥え舌を動かした。
「ル、ルイズ…ぬぉ」
(ここまでしてくれるなんて…)
サイトは感動した。そして、つたない舌使いでも経験のないサイトには十分な刺激となっり
「ルイズ…でる…はな…うっ…」
大量の精液をルイズの口内へと流し込んだ。
「けほっ…けほっ…」
そのあまりの量にルイズはむせ返りはしたが。
(これって…つまり気持ちよくなってくれた証拠よね?えっと…コレ飲むとサイトは喜んでくれるんだよね…)
ゴクッ――ルイズは必死に飲み込んだ。少し生臭いがそれがサイトのものだと思えば平気だった。
「サイト…あのね…優しくしてね」
少し震えながらベッドに横たわる。
「ハイ」
サイトはガチガチに固まりながらショーツを下ろそうとしてあることに気がついた。
「あ、あの…ル、ルイズさんその尻尾が…」
尻尾が直接、お尻から生えていたのである。
「そ、その…お尻も…ごにょごにょ」
「ソ、ソウデスカ、オシリデモデスカ」
下半身へのエネルギー充填率が120%、否、サイトの心のいろいろなものまで集まる。
「ルイズぅぅ」
「ひゃぅぅ…ら、乱暴にしな…」
何かが切れたようだ。
うん…ケダモノそう表現して間違いない。ルイズの過激すぎるアプローチで完全に理性を次元の彼方までふっとばしみたいである。
「サイト、いきなり…おしりひぐぅ…痛い…あうっ…はうっ…」
短い悲鳴の吐息に混じりそれとは違う甘い声がもれる。
(乱暴にされてるのに…すこし…気持ちいい…)
「はぅっ…」
一突きされるごとにルイズの口から声が漏れる続ける。
(サイトが私を求めてくれる…それに…少しずつ…きもちよくぅ…)
ルイズの体の中で快感の比率が大きくなると同時にルイズの中に熱い間隔が広がるのを確かに感じた。
「サイトォ…」
甘えた声でサイトに抱きつく。
「きて…」
その言葉が合図にサイトはルイズの奥深くへとシンボルを打ち込み少女の秘裂から赤い雫が流れ落ちた。
「サイト!サイト!サイト!」
痛みを誤魔化すように、ただただサイトの名前を呼びながら離れまいと離すまいと強く抱きつく。
「ルイズ!ルイズ!ルイズ!」
それに答えるようにサイトもルイズの名前を呼びルイズの奥へと奥へと入り込む。
聞こえるのは互いの名前と絡み合う肢体が絡みこすれる肉の音のみが部屋に木霊する。
どれほどの時が過ぎたか…
「サイトぉぉ…サイトォォ」
ルイズは甘えた声で体をあわせる少年の名前を呼びながらぎゅっと抱きつき
「出すぞルイズ」
平賀才人は少女の腹部に大量の精液を射精した。
★ ★ ★
翌朝――
「うぅぅん…」
サイトはけだるく目を覚ました。かなり疲れた。ルイズの可愛さに収まらなかったとはいえさすがに10回(実際はもっと多いと思うがほとんど覚えていない)はやりすぎだったかなと寝ぼけた頭で少し反省する。
「サイトォォォォォ!!!!」
すこし寝ぼけていた頭がその怒りに満ちた声でサイトの目がはっきりと覚めた。
「あんたねぇぇいくら好きにしていいからって始めてだったのに」
鞭でサイトをたたきまくる。ただ少し蟹股気味ではあるが…
「このこの!!だいたい初めてなのにあそこまでする?おかげでまだ入ってるような…」
そういいかけて顔が赤くなる。
「と、とにかく次は、次こそは優しくしないさいよね!!」
「ハイ…」
そういってガクッとサイトは気を失った。なんだかんだで結局はラブラブな二人であったとさ
おわり
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