二次元世界の調教師氏・作

 「新・SM小説書庫」の管理人である、二次元世界の調教師さんのオリジナルエロ小説です。

 主人公の吉田クンは、ある日クラス一の美少女・ハルナさんから「UFOの存在を信じるか?」と聞かれます。その彼女の様子はどこか奇妙で・・・・


「ねえ吉田君、UFOって信じる?」
「へ?」

 僕はあまりにも意外なハルナさんの言葉に、そんなマヌケな受け答えをしてしまった。

ーー何やってんだ、マサシ! 何かもっと気の利いたことを言うんだ

 そうだ、せっかくあこがれのハルナさんと1対1で話をすると言う栄誉に浴してるんだぞ。こんなチャンスはもう二度と訪れないかも知れぬではないか。

「あ、あの、UFOって確か……」

 しまった。UFOは何の略か答えてやろうと思ったのに、Uが出てこない。FOはフライングオブジェクトだ、確か。

「アンアイデンティファイド、フライング、オブジェクト、直訳すると未確認飛行物体ね。決してうまい、ふとい、おいしい、の略じゃないわ」

 何てこった。ボケまでかまされてしまった。

ーーか、かわいい……

 が、僕は初めて息遣いが聞こえるほどの間近で見るハルナさんのお顔に見とれてしまい、情けないことに完全に彼女が会話の主導権を握ってしまっていた。

「う〜ん、どちらかと言えば信じていないかも……」

 正直に言おう。僕はそういう非科学的なものは一切信じていない。血液型や星座や風水などの占いもどうかと思うが、前世の生まれ変わりだのUFOだのとオカルトが好きな女の子はおつむが弱いのだろうと思っている。だから他の子だったらきっぱり、んなもんあるわけねーじゃん、とでも答えただろう。だが、目の前にちょこんと座っている、クラス一のカワイコちゃんが相手とあっては、そんなつれない答ははばかられたのだ。

「だよね〜。だから信じてもらえないと思うんだけど、聞いてくれる?」
「ああ、もちろん」

 ハルナさんが相手なら、いつまでも話をしていたかった。たとえその話が幻の蛇ツチノコの話だろうと、失われたムー大陸の話だろうと構わないではないか。

 高二で初めて同じクラスになり、クラス開きの自己紹介でハルナさんを見た瞬間に、僕は一目惚れしてしまったのだ。今時珍しい真っ黒なストレートヘアをきれいに切り揃えた、お人形さんのような美形の顔と、やせぎすなのにセーラー服の胸元がこぼれそうな、迫力あるボディーライン。何もかも僕のストライクゾーンど真ん中だった。

「あ、あのね、こないだ流れ星があったでしょ?」
「え〜っと……1週間くらい前だっけ?」
「違うよ、3日前だよ!」

 ズキン! ハルナさんが口を尖らせて拗ねるように言った口調があまりにもかわいらしくて、僕はますますドキドキしてしまった。

ーーハルナさんって、こんな話し方するんだ……

 これまで1対1で口を利いたことなどなかったから、僕はかしこまって正座した股間にどんどん血が流れ込んで来るのを感じていた。いや恥ずかしい話、ハルナさんから、お話があるの、と呼び出された時から、僕はソワソワと落ち着かずアソコをビンビンに固くしてしまっていた。内気な僕はもう2ヶ月もたつのに、ハルナさんとまともに話したこともないのだが、一体何の用だろう? しかも呼び出されたのは、放課後の和室。ハルナさんが部長をしている書道部が使っている部屋で、今日は練習日じゃないから誰もいないの、と言われた。そんな場所であこがれのハルナさんと、2人切りで話をするだなんて。彼女いない歴16年を更新中の僕には刺激が強過ぎるシチュエーションだった。

ーーハルナさんからコクられるのか? まさか、まさかなあ……

 誰もが認めるクラス一の美少女が、何の取り柄もないこの僕に告白? 内気な僕は彼女に声を掛けたことすらなく、じっと遠くで見つめて密かな恋心に悶々としていただけなのに、いくら何でもそれはない、と思わざるを得ない。こうして彼女と話が出来ると言うだけで僕はもう有頂天で、ガチガチに緊張し男のくせに正座してハルナさんと対面しぎこちない会話を交わしていた。

「あ、そうだよね、3日前だったか……」

 ホントは流れ星なんて少しも記憶になかった。

「でね、あれ実はUFOだったんだよね」
「そうですか。それは凄いな……」
「私たまたま塾の帰りに1人で歩いてたの。そしたら見たこともないピカピカ光る大きな円盤が、空から降りてきたのよ」
「え、まさか、それが……」
「そうなのよ、UFO。私もうビックリしちゃって」

 うーむ。僕はハルナさんの明白な作り話に、一体どう合わせてあげれば良いのか困ってしまった。どうして彼女は親しくもない僕に、こんな話をするのだ。

ーーハルナさんって「不思議ちゃん」だったのか……

 そう言えば中学の頃、女の子同士で変なオカルト話をしてる子たちがいたのを思い出した。その時僕はこんなイカれた連中とまともに付き合っちゃいられないと思ったものだ。どの子もブスだったし。だが目の前でとうとうとあり得ない話を展開しているのは、そんなブスではない。こんなカワイコちゃんなら「不思議ちゃん」でもちっとも構わないと思った。

「へえ、それは驚いただろうね」
「でしょお。ところがここからがもっと凄いの。あのね……」

ーーは、ハルナさん!

 何と彼女が体を近付け、打ち明け話をするようにヒソヒソと耳打ちして来たのだ。その内容はうそっぱちもいい所だったが、そんなのはどうだっていい。ハルナさんの体の温もりや息遣いが伝わると、僕はアドレナリンが沸騰し股間が爆発しそうになっていた。

「中から宇宙人が出て来て、私宇宙船の中に連れ込まれちゃったの」
「…… まさか、そこで改造されてしまったとか」
「そう、そのまさかだったのよ! よくわかったわね、吉田君」

 僕はここで一息入れた。

ーーえ、どんな改造されたの? なんてスケベ丸出しのことを言っちゃ駄目だぞ

 ハルナさんの話は突拍子もなさ過ぎて、僕は少し冷静に考えることが出来るようになった。

ーーそうか、僕が調子に乗ってえっちなことでも言い出したら……

 これは「ドッキリカメラ」だ。僕は中学の時ひどい目に会ったことを思い出した。ラブレターをもらい、指定された時間にドキドキしながら女の子に会いに行ったら、男友達が待っていて大笑いされたのだ。このあり得ない話の展開から考えて、僕がハルナさんに恋いこがれていることを知ってる誰かが、彼女を抱き込んで僕をからかってるのだろう。変なことでも口走ろうものなら、見張ってるやつに大笑いされるのに違いない。

ーーもう、その手には乗らないぞ

「ねえ、宇宙人ってどんな格好してると思う?」

 イタズラっ子のような表情で、そんなカマまで掛けて来るハルナさん。僕はからくりがわかってしまって、急速に気持ちが萎えるのを感じながら、それでも、宇宙人なんかいるわけないだろ!とむげに彼女をはねつける勇気も出せずにいた。

「宇宙人ってさ、タコさんそっくりなの。タコが大きくなって、八本足で立ってる感じ」
「マジで?」
「うん、マジ」

 ハルナさんの表情を見てると、かつごうとしてるなんて思えない真剣さで、僕は複雑な気持ちになった。彼女が本気でしゃべってるとしたら「不思議ちゃん」を通り越して、イッチャッてるアブない子なわけだ。僕は正直彼女と2人切りの夢のような時間をもう少し長く味わいたい気持ちもあったが、おそらく腹を抱えて笑っているであろう、隠れている誰かに向かって大声で言った。

「おい、もういいよ! 一体誰だい、僕をからかってるのは!」

 ところがハルナさんは意固地だった。

「吉田君! 私があなたをからかおうとしてるとでも! ひどい……」
「ハルナさん! ごめんなさい、あんまり凄い話だったもんだから、つい……」
「いいの……こんな話誰だって信じられないよね……」
「信じるよ! 僕が悪かったから、もっと宇宙人のこと聞かせてよ」
「ホント!?」

 ハルナさんが泣きそうになる「演技」をするもんだから、僕は慌ててしまった。たぶんこの様子も誰かが観察して楽しんでるのだろうな、と思いながら、僕は彼女を慰めずにはいられない。もう隠れて笑ってるやつがいたって良いではないか。僕の「信じる」と言う言葉に、ハルナさんが目を輝かせて見せてくれた眩しい笑顔だけで十分だ。

「宇宙人さんはね、グニャグニャの触手みたいな手足で立ってるんだよ」
「触手だって!?」
「うん、触手だよ。とっても器用なの……」

ーーゲーッ!

 一旦興奮が治まっていた僕は、ハルナさんがなぜだか真っ赤になって羞ずかしそうに「触手」について語るのを聞き、再びムラムラと込み上げて来るものを感じていた。

「触手が器用って……」
「ヤダ。羞ずかしい……」

 ハルナさんの色白の頬がポッと染まってメチャクチャに色っぽい。僕はあこがれの彼女のこんな姿を見せられて、マジで血管が切れそうなくらい興奮してしまった。何を隠そう、僕はいわゆる「オタク」で、カワイコちゃんが「触手」責めにあってるイラストだの小説だのはいつものズリネタなのだ。ハルナさんが触手にまとわりつかれてアヘアヘ悶えてるアブない想像で、シコシコしてしまったことも何度かある。

ーーまさか、ハルナさんも……

 僕と同じように「触手」責め願望を持ってる女の子なんだろうか。いくら何でも都合良過ぎる想像だが、目の前で紅生姜みたいに真っ赤になったハルナさんを見てると、どうしても彼女がタコ型宇宙人の触手になぶられている姿が頭に浮かんでしまう。そしてハルナさんが、僕の願望をそのまま形にしたような言葉を口にするに至って、僕の理性は完全に崩壊した。

「それでね、宇宙人さんの触手で、体中をイジられて……」

 そんな言葉を、口を利くのもはばかられたあこがれのカワイコちゃんが話しているなんて。あり得ない。これは夢に違いない。それにしては、ズキズキと痛みさえ覚える股間の強烈な張り切りぶりがやけに生々しい。この分では小学校の頃以来の「夢精」をやらかしてしまうかも知れないな……などと思っていると、ハルナさんがさらにとんでもないことを言い出したので、僕はマジでぶっ倒れそうになった。

「私、とてもイヤらしい女の子に改造されちゃったの。吉田君、お願い、私とえっちしてくれない?」

ーーヒョエ〜ッッ!! いきなり、そっちですか……

 密かに期待していた、ハルナさんにコクられるのでは、と言う予想をはるかに上回る破壊力満点の告白だ。僕は、夢なら覚めないでくれ、と言う古典的なセリフが頭に浮かんでいた。

「私羞ずかしいんだけど、男の子とえっちしたくてたまらないの。アソコが疼いて、気が狂いそうなのよ……」

 ハルナさんは、そんなエロ小説みたいなあり得ない言葉を口走りながら、スックと立ち上がった。と、次の瞬間僕は彼女に押し倒されていた。

「吉田君っ!」

 情けないけど完全に受け身となり、なす術もなく仰向けに押し倒された僕の上に馬乗りになったハルナさんは、ぶちゅ〜っと唇を合わせて来た。うう、これでは男と女がまるきり逆ではないか。だが、僕はウットリと目を閉じ、彼女さんが差し入れて来た舌を受け入れると舌と舌を絡め合わせて、ハルナさんにすっかり身を任せてしまっていた。

「女の子とえっちするの、初めてでしょ?」
「え!? う、うん……」

 唇を外したハルナさんがニッコリ笑ってそんなことを聞いて来た。すっかり彼女の迫力に圧倒されてた僕は、素直に白状するよりない気分に陥っていた。

「良かった。私も初めてなんだ、男の子とえっちするの……」

 うう。何てオイシイ展開なんだ。「ご乱心」しているとしか思えないハルナさんだったが、僕は彼女もバージンに違いないと勝手に思ってたのだ。いや僕だけではない。こんな絵に描いたような美少女だけに彼女のファンはたくさんいて、男連中の間ではよくあることないこと噂されてるのだ。校内に彼氏はいないようだけど、大学生の彼氏がいるらしい、とか、実はレズらしい、とか。彼女にコクって撃沈したやつが何人もいて、そんな根も歯もない噂を流してるのだ。そしてそういう噂話の時皆の意見が決まって一致するのは、ハルナさんは絶対に処女だ、というものだ。彼女は男ならどうしてもそう思いたくなるような、清純そのものの美少女なわけだ。

 そんな時僕は黙って聞き耳を立てるだけで、決して彼女に対する思いを口にすることはない。ただ校内に彼氏はおらず、バージンに違いない、という勝手な噂を信じ、密かに僕にもチャンスがあるかも、なんてあり得ない期待を抱いていただけなのだ。まるで初めから宝くじを買いもせず、当たることを期待してるようなものだ。そんなチキンな僕に幸運などめぐって来ないことも良くわかっていた。

だけど。どうやらそんな僕を救ってくれる気紛れな神様が存在したらしい。

「だったらさ、そこにじっとしてていいよ。私がシテアゲル」

ーーどうして、そんなに積極的なのですか、ハルナさん。バージンなのに・・・・・・

「縛ってもいいでしょ、吉田君」

ーーええ〜っっ!!

 あまりに積極的なハルナさんに気圧された僕が動けないでいると、彼女はそんなことを言いながら、もうすでに用意していたらしい手錠をガチャリと鳴らした。僕はあっと言う間に背中で両手を拘束されてしまったのだ。

「うふふ、ぜ〜んぶ宇宙人さんがくれたんだよ。えっちする時使いなさい、って」

 いつの間に広げたのだろう。僕は体を起こそうとして、ダ〜メ、とハルナさんに押し倒され、仕方なく横目でやった視線の先に一目でいかがわしい用途とわかるえっちな道具が並んでいた。僕だって本物を目にするのは初めてだが、高二の女子が持っているとは信じられない代物ばかりだ。「宇宙人」は彼女の妄想だとばかり思っていたが、どこぞのエロオヤジなのだろうか。僕の頭に「援助交際」と言う怪しからぬ言葉が浮かんだが、慌てて打ち消した。ハルナさんに限ってそんなわけは・・・・・・

「私さ、宇宙人さんにバージンあげちゃったの。でも人間の男の子は吉田君が初めてだよ」

 ハルナさんはどんどん僕の服を剥ぎ取りながらそんなことを言う。

ーーマジですか・・・・・・

 その得体の知れない「宇宙人さん」をのぞけば、僕に処女をくれるだなんて・・・・・・僕のジョーシキでは、女の子が初めてえっちする男に選ばれると言うことは、告白されたのと同じだ! ちょっと手順が違う気もするけれど。

「私、宇宙人さんにいっぱいえっちなこと教えてもらったの。体も改造されちゃったし。吉田君にも教えてアゲル」

 ハッと気付くと僕はもうパンツ1丁になっていた。相変わらずぶっ飛んだセリフを口にしているハルナさんの手が、ついにその時はいてたブリーフに掛かると、さすがに恥ずかしくなった僕は両肢をとじ合わせてためらいを見せる。すると何とハルナさんは手でペシッと嫌になるくらいモッコリさせていた膨らみを叩いて言ったのだ。

「ダメでしょ、マサシ君、こんなにしてるくせに。ウフフ、お姉さんに任せるのよ・・・・・・」

ーーや、ヤバイよ。ハルナさん完全にイッチャッテる・・・・・・

 ハルナさんはさらにもう2つ手錠を持って来ると、僕の脚を大きく開かせてかかとを柱に繋ぎ「人」の字で起き上がることも出来なくさせてしまった。もちろん本気で抵抗すれば逃げられたんだろうけど、どうして逃げる必要がある?

「思った通りだわ。おっきいね、マサシ君」

ーー思った通り? 処女だったのに、大きいってどうしてわかるのですか……

 ハルナさんはブリーフの上からナデナデしながら、そんなことを言う。僕は人と比べたことがあるわけじゃないし、女の子とえっちしたこともないから、正直自分のサイズが大きいのかどうか見当が付かない。彼女が僕の下の名前を覚えてくれてただけでも感激なのだけど、さらに驚くべき告白を聞かされた。

「わかってたんだよ。だってマサシ君、私を見るといつもモッコリさせてんだもん。白状しなさい、私とえっちしたいと思ってたんでしょ」
「・・・・・・はい」

 そんな一足飛びなことを考えてやしなかったけど、僕はそう答えていた。まさか、ハルナさんは僕のナニが大きいから選んでくれたのか? いやいや、そんな幻滅するようなことを考えてどうする。ところが「宇宙人さん」に体を改造されえっちなことを教授されたと言うハルナさんはとことん積極的で、自由を奪った僕の股間を隠したブリーフをずり下ろして言った。

「すごいすごい! 宇宙人さんといい勝負だよ」

 どうもタコ型宇宙人の姿が頭に浮かぶのが邪魔だったが、あこがれのハルナさんに褒めてもらって気分が悪かろうはずはない。僕がちょっとした誇らしさを味わい、堂々と脚の間に座り顔を近付けて来たハルナさんに見つめられているイチモツをますます張り切らせていると、彼女はとうとう手を掛けて仮性包茎の皮をペロンとめくって来た。その瞬間僕のペニスはビュッと先走り液を洩らしてハルナさんの手を汚す。もしかするといきなりセーエキまで少し出てしまったかも知れない。

「くさいよ、マサシ君、垢がいっぱい溜まってるじゃない。イケない子ね、おフロで良く洗わなきゃ」
「すみません・・・・・・」
「しょーがないな。お姉さんがキレイにしてアゲル」

ーーギョエ〜ッッ!!

 何とハルナさんは、僕の悪臭を放っているであろう垢のたまったミゾに、チロチロと舌を這わせて来たかと思うと、パクリとナニをオクチにくわえ込んでしまった。もう僕は溜まらずドクドクと大量のセーエキをハルナさんのオクチの中に放出する。そしてハルナさんはそれが当然であるかのごとく、クチュクチュとオクチを動かし、僕の幹に軟体動物みたいな舌を絡み付かせてセーエキの残りを舐め取ると、喉を鳴らしてゴックンと飲んでくれたのだ。

「いっぱい出たね。スッキリした?」
「はい……」
「じゃあさ、落ち着いたところで、これからタップリえっちして楽しもうね、マサシ君!」

ーー今のゴックンはまだえっちに入らないんですか?

「ウフフ、元気、げんきい〜」

 ハルナさんはオクチを離してもまるで大人しくならない僕のシンボルを嬉しそうにナデナデしながら、やる気マンマンのご様子である。とても処女を失った?ばかりで清純派のカワイコちゃんとは思えなかった。彼女の妄想だか何だかわからないが、「宇宙人さん」はよほどイヤらしい改造を彼女の体に施してしまったのに違いない。

「宇宙人さんから、男の子のセーエキが枯れちゃうまで絞り取ってあげなさい、って言われてるの。後何発出せそう?」

ーー何発、だなんて、はしたない言葉です、ハルナさん……

 僕はなぜだかそんな詰まらないことが気になった。完全に「ご乱心」な様子のハルナさんは、はしたない、なんてレベルじゃない暴走をしちゃってるんだけど。

「後4発くらいなら……」

 僕は控え目に答えた。1日5回の射精は僕にとってはごく普通の回数で、もっとイケると思うのだが、こんなにイッチャッてるハルナさんをまともにお相手するのは怖かったのである。一度1日2ケタに挑戦しようとして、10回目に血が出たのでやめたことがある。たぶん、1ケタが僕の限界なのだろう。

「ねえ見て見て、マサシ君」

 するとやおら立ち上がったハルナさんは、畳の上に仰向けで拘束されている僕の顔をまたぎ、両手でスカートをヒラヒラさせた。当然スカートの中は丸見えである。

「脱ぐ前に見せたげるね。男の子ってセーラー服着たままパンチラした方がコーフンするんでしょ?」
「う、うん、そうだね……」

 これも宇宙人の教えなのだろうか。だとすれば男心のわかったやつだ。確かに下手なハダカより、僕はチラリズムの方がコーフンする。それもあこがれのハルナさんのパンチラだなんて……正に夢にまで見た絶景だった。

「ホラホラ、勝負パンツだよ〜ん」

ーーは、ハルナさん、オケケも具も丸見えです……

 ハルナさんが、ウリウリ〜と言う感じでゆっくりと腰を下ろして来ると、どんどんアップになっていくフリフリの付いた「勝負パンツ」のど迫力に、僕は息苦しいまでの強烈なコーフンを覚えていた。間違いない。さっき抜いてなければ鼻血を出してしまっただろう。

「私もうヌレヌレなの。宇宙人さんのくれたパンツ、スケちゃってるでしょ。ねえ脱がせて、マサシ君……」

 どうやって?と疑問を差し挟む余地もなく、ハルナさんは僕の顔の上にビタッとアソコを押し付けて来た。残念ながら彼女のイメージのかぐわしい香りとはほど遠く、プーンと鼻に付くすえたような悪臭が漂っていたけど、そのギャップが又アブないコーフンを誘ってしまい、僕はハルナさんがビショビショに汚していた薄手のパンツを、夢中になって歯で噛み脱がせてあげた。

「今度はおっぱいだよ〜 マサシ君は巨乳な子って、好き?」
「大好きです」

 嫌いな男がいるものか!

「良かった」

 見るとハルナさんはさっさとブラウスを脱ぎ捨て、ポロンとこぼれそうな巨乳を両手で持っていた。

「ムギュしてあげるね」

ーーああ、生きてて良かった……

 ハルナさんが、想像以上にすばらしく大きなムネの膨らみで顔を挟み付けてくれると、僕はマジでこのまま死んでも悔いはないと思うくらい素晴らしい幸福感を味わっていた。

「パイズリもしたげるね……フフ、気持ちいいの? かわいい、マサシ君のおちんちん……」

ーーハルナさん! ああ、出てしまいます……

 ハルナさんのおっぱいは何だか吸い付くような感触で、僕は耐え切れずビュッと誤爆してしまった。

「あっ! ズルいな、マサシ君ばっかり気持ち良くなって……ねえ、ハルナも気持ち良くしてよ」

ーー何なりとおっしゃって下さい、ハルナ様……

 いつの間にかそんな心理に陥っていた僕の顔に、ハルナさんは再び巨乳を近付けて来た。

「チュッチュして……ああ〜、い、いいよ、気持ちいい、マサシく〜ん!」

 僕が必死でハルナさんの押し付けて来たムネの先端の蕾を口に含んで吸い上げると、彼女はあからさまな歓びの声を張り上げてくれた。

「こっちもよ! こっちもチュッチュしてえ!」

 今度は反対側のチクビも吸ってあげると、やはり大袈裟なまでにハルナさんはよがってくれた。そして左右のチクビを何度か繰り返し口で愛してあげると、ハルナさんはとうとう、いくううっっ!!と達してしまったので、ビックリである。

「は、羞ずかしいよ、マサシ君……私、宇宙人さんのおかげで、こんなに感じちゃう女の子になっちゃったの。聞いてくれる?」

 初めてえっちした僕は、もちろん女の子がイッテしまうのを見るのも初めてだ。でもチクビを吸うだけでイッテしまうのが、とんでもない感じ易さであることはわかる。するとハルナさんは照れ隠しなのか、恐るべきえっちな妄想を語り始めたのである。

「あのね、宇宙人さん、私の体をヌルヌルの触手で捕まえちゃったの。タコさんみたいに吸盤付いてるし、すっごく強くてすぐに身動き取れなくなったのね。それからまずおっぱいにたくさん細い触手が絡み付いてまるで荷造りされたみたいに雁字搦め。でもその触手がずっと優しくもみもみしてくれて凄く良かったの。それに吸盤がチクビをチューッと吸ってくれて、私何度も何度もイッテしまって……気が付いたら、こんな巨乳で感じ易いおっぱいに改造されちゃってたの……」


 何て素晴らしい宇宙人なんだ!僕はハルナさんの妄想の産物と思われる、タコ型触手宇宙人に感謝する気になり、合体を前に2度出してしまった後とは信じられないくらい、股間を逞しくさせていたのである。

「その後宇宙人さんの触手はすごくえっちだったの……羞ずかしくて、もうこれ以上はとても言えないわ……」

 自分自身がタコ型宇宙人になってしまったかのように色白な体を真っ赤に染めたハルナさんは、羞ずかしいという言葉とは裏腹にアッサリ制服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿になっていた。そして僕の上に馬乗りになると、大きなお尻を下ろして来たのである。

「うふふ、マサシ君を食べちゃうよ〜 あ、あ、あ、おっきい!……すてきよ、マサシ君、ああ〜っっ!!」

 ハルナさんは男を奮い立たせずにはおかない、そんな嬉しい歓びの声を張り上げながら、一向に萎える気配のない僕の肉棒をアソコにくわえ込んでいったのだが、童貞だった僕もカルチャーショックを受ける程の感激に見舞われていた。

ーーすごいや! ハルナさんのアソコ……

 ハッキリ言って自分の手でシコシコしてたのがバカらしく思われる程の素晴らしい心地良さだった。ハルナさんの女の子の部分はまるでそこだけ独立した意思を持つ軟体動物みたいで、僕のナニにたくさんの肉ヒダがギュウギュウ絡み付き、何段にも別れて吸い付くように締め付けて来るのである。

「気持ちいいでしょ。宇宙人さんが改造してくれたおかげだよ、ああ、私も気持ちいい……だけど、触手よりマサシ君の方がずっといい……すごい、すごいよ、マサシく〜ん!」

 あこがれのハルナさんがそんな夢みたいな言葉を口走りながら、あり得ないほど気持ち良いアソコをグイグイと上下させるのだ。僕はもうたまらず、あっと言う間にドピュッと3発目の精を搾り取られてしまった。そこで、どうしたの? とでも言いたげな表情でハルナさんは腰の動きを止めてくれたのだが、僕はとんでもないことに気付いていた。

「……ごめんなさい、ハルナさん。中に出しちゃった」

 ところが彼女はニッコリ笑って、こともなげに言う。

「大丈夫だよ、私の体望まない妊娠は絶対しないから」

ーーそれも宇宙人の改造のおかげですか?

 今は生理的に妊娠しない時期なのか、それとも避妊薬を飲んでいるのか、女の子と初めてえっちする僕には皆目見当も付かなかったが、自信タップリに断言したハルナさんが、第2ラウンドよ、と腰の動きを再開すると、もうそんな心配をしている余裕もなくなった。ハルナさんが叫ぶ感極まったようなよがり声も、大胆な腰の動きもどんどんはしたなく慎みがなくなっていき、僕はさらに2発の射精を果たしてさすがにグッタリとなったのである。

「うふふ、これで5回だね、マサシ君……」

 僕の上から降りたハルナさんが、内股に白濁液を滴らせながら処理しようともせずに僕の股間にしゃがみ込み、ようやく大人しくなったペニスをイジイジしながら言う。

「今度はマサシ君が、ハルナを責める番だよ」

ーーむ、無理です、ハルナ様……

 僕はもう言葉を発するのも億劫なほど消耗してたのだけど、ハルナさんは許してくれなかった。

「勃たせてあげるね、宇宙人さんに教わったんだ……」

ーーギョエーッ!

 股間に顔を埋めて来たハルナさんが、何と僕のお尻の穴を両手で開き舌を這わせて来たのである。

「男の子も女の子も、ココが一番気持ち良くなれるんだよ。後で私のオシリもイジってね〜」

 そんなぶっ飛んだことを口にするハルナさんが、尖らせた舌で汚い穴をツンツンして来ると、初め僕はそこにウンコが残ってないだろうか、こんなカワイコちゃんに舐めてもらうなんて申し訳ない、などと下らないことを考えた。が、ハルナさんが一生懸命狭い部分をこじ開けるようにチロチロと舌を使い、少しずつ中に柔らかい感触が侵入して来始めると、次第に生まれて初めてのアブない快感がゾクゾクと込み上げて来たのである。

「んふふふ〜、おっきくな〜れ、おっきくな〜れ・・・・・・」

ーーは、ハルナさん! うわ、良くなって来ました・・・・・・

 初めは両手でこじ開けていたアナルがジーンとシビれるような快感と共に脱力して緩んで来ると、ハルナさんは片手で穴を開きもう片手で僕のフニャチンを掴んでゆっくりシコシコしてくれた。ハルナさんの舌は今やかなり深くまでニュルンと入り込むと滑らかにスルスルと僕の尻穴を出入りして、再びカルチャーショックを覚えるような強烈な快感がムクムク膨れあがって来る。そして同時に、彼女の白くて柔らかいオテテの中でだらしなく眠っていた肉塊も又ムクムクと見事に復活を遂げていたのである。

「ほお〜ら、元気になったよ。さ、頑張ってね、マサシ君」 

 ハルナさんは嬉しそうにそう言うと、僕のシンボルにチュッとキスをして離れた。うおお、これでがんばらなければ男ではない。

ーーよし、やるぞ!

 僕は一度倒れて女神様に新たな生命を吹き込んでもらった勇者が、勇気百倍ラスボスと最後の決戦を戦うため死地に
赴くような気持ちで立ち上がったのである。

「えっとね、私におんなじように手錠を掛けてみて」

 手錠を外してもらった僕は、さっそくそれでハルナさんを人の字に拘束してあげた。

「イヤン……羞ずかしいから、そんなに見ないで……」

 この期に及んで今さらながら、おっぴろげられた股間を羞じらいナヨナヨと悶絶しているハルナさん。下手すればドン引きだが、彼女の魅力にメロメロの僕にはこよなく刺激的な媚態で、復活した股間がムクムクとさらに勢いを増して来た。

「目隠して、後はマサシ君が好きなようにハルナをイジめて。あ、初めは筆でコチョコチョがいいな。いきなりアソコを責めちゃダメだよ。体中をいろんな物でイジって楽しませてね、うふふ……」

 さすが書道部と言うべきか、まずはハルナさんが所望した毛筆2本で、言われた通り体中をくすぐってあげると、彼女はオーバーなくらいにはしたない反応を見せて、僕はすぐにこのプレイに夢中になった。彼女があんまり大声でアヘアヘしてくれるものだから、外に聞こえやしないかと心配になるくらいだった。

 宇宙人?がくれたと言う道具も、僕は使ってみることにした。いろんな形や大きさの振動するバイブ類はどれも非常に効果的で、ハルナさんはどこを責めても大声でよがりまくり、数え切れないくらい絶頂に昇り詰めてくれたようだ。それからおもむろに挿入すると、さっき感じた軟体動物みたいなアソコの素晴らしさは変わらず、僕も次々に精を吐き出していった。


「8時になります。校内に残っている生徒は下校して下さい。8時になります……」

 あこがれのハルナさんを相手の、夢のような僕の初えっちの時間も終わる時が来た。結局ちょうど10発放精を果たしただろうか。新記録達成である。僕は下校を促す校内放送に慌てて帰る支度をしようとして、ハッと思い直し、お互い全裸のままハルナさんに言った。

「あ、あの、ハルナさん。僕と付き合ってくれませんか?」

 こんな素晴らしいえっちを味わってしまった後で滑稽な気がしたけれども、僕としたらやはり彼女の気持ちを確かめておきたかったのだ。するとハルナさんはストレートには答えてくれず、10発抜きの酷使を耐え抜いた僕のムスコを優しく撫でながら、はぐらかすように言ったのだ。

「まだ出来そうなのに……残念だったね、マサシ君。また今度……」

 僕はハルナさんの愛情のこもった手のぬくもりと、「また今度」という言葉から、彼女が僕の求愛を受け入れてくれたのだと確信していた。

 ところが次の日、ハルナさんの態度は以前と全く変わらず、まるでよそよそしいものだった。

ーー学校じゃ恋人同士のような格好はしたくないんだな……

 困ったことに、僕はハルナさんのメルアドすら知らないのだ。仕方ない、放課後になったら僕の方から彼女に声を掛けよう。そう思った僕は、彼女がクラスの他の男子と例の和室に消えていく姿を見て衝撃を覚えた。

ーー一体、どういうことだ。まさか、ハルナさんは……

 次の日も、また次の日も、ハルナさんは毎日違う男子と「お話」をしているようだった。僕は腹が立つと言うより、狐に摘まれたような気分になった。一見以前と変わらぬ清純派の代表のような美少女のハルナさんが、他の男と関係を持っていることを想像するとコーフンしてしまい、夜寝る前自分を慰める手は見境がなく、立て続けに3度も4度も射精してしまう有様だ。

 が、そんな日々が半月ほど続いた後、僕は再びハルナさんから、お話があるの、と呼び出されていた。しかも今度は校内ではなく、夜の公園へのお誘いである。僕は何とも落ち着かぬ気分ながら、股間だけは嫌になるほどビンビンに張り切らせて公園に向かい、そこで信じられない光景を目にすることになった。

 ピカピカ光る大きな円盤と、その前に立ち手招きするハルナさん。

ーーUFOって本当だったのか?! じゃハルナさんの話してたことは……

 まさかあんな話が現実にあるわけは、と思いながらフラフラと手招きするハルナさんに引き寄せられるように近付いていった僕は、円盤の中から出て来た宇宙人にアッサリ拿捕されてしまった。タコ型宇宙人の大きさは人間と同じくらいだったが、吸盤のついた触手の締め付けは強烈で、荒唐無稽だと思ったハルナさんの話が本当だったことに気付いた時にはもはや手遅れだった。

「マサシ君、おめでとう。宇宙人さんに選ばれたのよ。それじゃ」

 ハルナさんはそう言い残すと、セーラー服をひるがえし、アッサリと去っていく。そしてタコ型宇宙人の触手にガッチリと拘束された僕は、UFOの中に連れ込まれていた。

『ワタシハ、チキュウジンノ、セイショクヲ、ケンキュウシテイル、カガクシャデス』

 テレパシーと言うのだろうか、頭の中に直接タコ型宇宙人の意思が伝わって来た。抵抗する余地もなく円盤の中に連れ込まれ、あっと言う間に裸に剥かれた僕はしかし、ほとんど恐怖は感じず、心地良い快楽に全身を支配されようとしていた。全身に絡み付き強力な吸盤が吸着する宇宙人の触手は未知の快感をもたらし、僕は絶妙の感触でしごかれるペニスからあっと言う間にだらしなく射精していたのである。

『アナタハ、セイショクノ、ヒケンタイニ、エラバレマシタ。アスカラ、ジュウニンノメスト、マジワッテ、クダサイ。アナタノカラダニ、ウメコムアイシーチップガ、セイショクコウイノ、データヲアツメマス』

ーー 10人の女の子とえっちして、データを集めろ、というわけか。だからハルナさんは、毎日とっかえひっかえ違う男と……

 その中から次の被験体に選ばれたのが僕だったのだろう。処女だったとは言え絶世の美少女であるハルナさんなら、10人の男を誘い出し関係を持つことも簡単だったに違いない。だが、何の取り柄もなく、内気で女の子とまともに口も利けないこの僕が、10人もの女の子とえっちするなんて不可能ではないだろうか。すると僕の心理を読み取った宇宙人がテレパシーを送って来た。

『アナタヲ、カイゾウシテイマス。アナタハ、アラユルメスヲ、マンゾクサセルカラダヲ、テニイレルノデス』

 だったらもっとイケメンにしてくれよ、と思ったが、全身に取り憑いて淫靡に蠢く触手の「改造」が続くに連れて、強烈な快感で余計なことを考える余裕は失われた。特にアナルに入り込んだ触手が体の奥深くまで抉って心地良く慄えくねるのがこの世のものとも思われぬおぞましい快感を伝え、細い糸のような触手が尿道にまで入り込んで刺激し、全体を激しくしごかれるペニスからは、次々に人間業とは思えない大量のセーエキを吐き出したようだった。

『アナタノカイゾウハ、ナリマシタ。ツヅイテ、レッスンヲ、オコナイマス』

ーーレッスンだって!?

 宇宙人による改造が終わり触手から解放された僕の目の前に、見覚えのあるセーラー服姿の女の子が横になっていた。同じクラスのミヨコさんではないか!僕は、昏睡している彼女とえっちしたい、という猛烈な衝動が全身を突き上げて来るのを感じていた。

ーーミヨコさん! 彼女って、こんなに魅力的な女の子だったのか……

 正直言って、僕はミヨコさんのことを女の子として意識したことは一度もなかった。とりたてて美人と言うわけでもなく、どこにでも居そうな内気で大人しい子。そう、たとえて言えば、まるで僕と同じような……

『カノジョヲ、ダイテ、ヨロコバセテ、アゲナサイ。ワタシが、アラユルホウホウヲ、デンジュシマス』

ーーそうか。そうゆうえっちのレッスンなのか。だからハルナさんは……

 あんな素晴らしいえっちテクで、僕を夢中にさせたのだ。だが僕はすぐにでもミヨコさんにむしゃぶりつきたい欲望を抑え、宇宙人にキッパリと拒絶の意志を伝えた。

『レッスンなど、必要ありません。僕は自分の力で、10人の女の子と関係を持ち、歓ばせてみせます』
『ソレデコソ、オスデス。ソレデハ、コウウンヲ、イノリマス』

 タコ型宇宙人はそう言い残すと、あっと言う間にUHOと共に消えて行き、後にはミヨコさんとスッパダカの僕が残された。

ーーおい! 服くらい着せてくれよ……

 僕はミヨコさんが目を覚まさないか、誰か人が通らないかとビクビクしながら、辺りに散乱していた服を着た。すると、ウ〜ンと唸りながらミヨコさんが目を覚ましたのだが……

「あ、気が付いた?」
「……え!?……」

 当然ながら何が起きたのか見当も付かない様子で目覚めたミヨコさんは、僕が顔を覗き込んでいるのに気付くと、やおらパッと起きあがった。

「キャーッッ!!」
「あ、おい、ミヨ‥…」

 僕が彼女の名前を呼び終える前に、強烈なビンタを喰らわせたミヨコさんは、脱兎のごとく走って逃げて行った。

ーーいってえ……

 一体、彼女にこのことをどう説明したら良いのだろう。だが、僕はヒリヒリする頬の痛みを心地良く感じながら、クラスのいろんな女の子の顔を思い浮かべていた。

ーーミヨコさんだけじゃない。カナさんも、タエコさんも、エリナさんも……

 どうしてこれまで気付かなかったのだろう。女の子はハルナさんだけじゃないのだ。その気になれば、僕の大好きなセーラー服を着たかわいい女の子たちが選り取り見取りじゃないか!僕はまるで大勢の魅力的な女の子たちに囲まれたハーレムの王様のような気分になっていた。

ーーハーレムだって? ちゃんちゃらおかしいや……

 誰1人、僕に好意を持ってくれているわけではない。こんなハーレムがあるわけはない。だが、宇宙人のおかげで男の本能を呼び覚まされた僕は、あらゆる困難に打ち勝って10人のカワイコちゃんたちとえっちすることに闘志が燃え、全身が震えおののくほどの興奮を覚えていたのだった。

〜おしまい〜


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