黒きオーラ氏・作


 黒きオーラ様によるゲーム「千年戦争アイギス」のエロパロ短編第二弾です。
 今回のお題はツインテールの天使長ミルノちゃんとなっています。

 追記・一部、天命残月さまの助言に基づく修正が入りました。


夜の帳が降り、僅かな星明りしかないはずの廃墟が、仄かに明るい。

それは近隣の街の温かい灯火を掻き消すような、神々しくも冷たい光だった。

白い羽と光輪を持つ天使たちが取り囲む中、漆黒の羽と黒い角を持つ美少女がひとり、凛として立つ。

魔女裁判めいた敵意を一身に受けながら、悲壮な決意を固める美少女に、冷酷な声が掛けられる。

「ほう、本当に貴方一人で来たのですか…天使長…いや、堕天使ミルノよ」

「当然です、大天使長様。もし人間や堕天使たちに話せば…貴方は直ちにこの街を滅ぼすと仰ったのですから」

可憐な顔に僅かな憤りと悲しみを込め大天使長を睨む、ミルノ。



遥か遠い昔、千年戦争の際、天使長として天使たちを率い、神の浄化の意思を体現せんと、人間を殺戮してきたミルノ。

それが美しく正しいことだと信じて。

だが、残酷な神罰に泣く無辜の人間達…焼かれていく街…

かつて仲間だった堕天使エルンの説得もあり、優しき天使長ミルノの心に迷いが生じ…

そして、王子と出逢い、人間の優しさと愛、温もりを知り…ミルノは神の意思に逆らい、堕天使となった。

大天使長は念話で、一人で来れば、ミルノだけを罰すると言ってきた。

王子たちは強い。一度は天使の軍勢を退けた程に。だが、神の威光は絶大、このままでは…



「大天使長様…私ひとりが罰を受けます!だから約束通り、人間や堕天使たちには手を出さないで下さい!」

護りたい。温もりを。愛を教えてくれた人間を…愛してくれた、あの人を。

その一心で訴えるミルノ。

「ふん…穢れた人間如きの為に身を投げ出すとは、実に嘆かわしい。いいでしょう、神罰は貴方一人と約束しましょう。さあ天使たちよ!その堕天使を拘束しなさい!」

「はっ、大天使長様。神魔封印!」

ぎゅるっ!がちっ!ぎりり!

「っ…んっ…くあああっ!」

「抵抗は無駄ですよ、天使長様。その神魔封印は貴方の力の全てを封じます。力が抜けて指一本動かせないでしょう?」

大勢の下級天使に、強力な封印の鎖で縛られてしまう天使長ミルノ。

さらさらとなびく、白銀に輝く長いツインテール。宝石のように美しいすみれ色の瞳。

頭に二本の黒い角、引き換えに天使の光輪は失っている。そして背中に生える漆黒に染まった羽は堕天した証。

赤いフリルがあしらわれた漆黒のドレスに映える、白く艶やかな柔肌に神罰の鎖が食い込み、華奢な肢体が無慈悲に捩じられる。

完璧な美を持つ天使の中でも、知恵に満ち、美の極みと言われた可憐な美貌が苦痛で歪む。

「美しい…貴方ほどの尊く美しい天使が穢れてしまうとは、実に惜しいものです」

「くっ…」

ぐいっ。大天使長がミルノの顎を持ち上げる。封印の鎖に戒められ、身体に力が入らない。それでも気丈に睨み返すミルノ。

そんな反抗的な堕天使の身体を値踏みするように、大天使長の冷たい指先が、ミルノの身体を這っていく。

「ふぇぇ…な、なにをなさるのです、大天使長様…」

「くくく、最高に美しい貴方が、どこまで穢れてしまったか、確かめねばと思いましてね」

「くぅ…ふぇぇ…やめ…んっ…はぅぅ…」

赤く縁取られた漆黒のドレスに包まれた、美しいふたつの膨らみ、その谷間をなぞられ、甘く喘いでしまうミルノ。

「最高に美しい身体だというのに、その淫らな反応。やはり貴方は穢れてしまったのですね」

嘆息しながら、大天使長の指が、華奢だがむっちりとしたミルノの太腿を這い、紫紺のスカートの中に差し入れられる。

「はうぅ!?大天使長様…やめて…ひゃん!」

秘部に無慈悲な指を入れられ、大勢の天使たちの眼前に晒され、刺激と羞恥に可憐な頬が紅潮する。

恥じらい、必死に股を閉じようともがくが、神魔封印の鎖に股を開かされどうする事も出来ない。

「はぅぅぅ…」

「ふむ、流石にこの程度では濡れませんか…これは…なんという事か!?」

容赦なくミルノの秘部を検分する大天使長の声に驚きと、そして侮蔑が混じる。

「貴方…人間に股を開き、処女を散らしましたね?まさか、ここまで堕落していようとは…穢らわしい」

「ふぇぇぇ…」

大天使長の言葉と、下級天使たちの侮蔑の眼差しに、涙目になるミルノ。

「見た目は清楚で可憐ですが、やはり貴方は堕落の極みのようです」

激怒した大天使長の神力が神魔封印の鎖に流し込まれる。

バチィィィ!バリバリバリバリ!

「あぐぅぅぅぅ!?」

ビクゥン!

脆弱な人間ならば即死は免れぬ程の電撃が、ミルノの身体中を駆け巡り、弓なりに反った華奢な身体が苦痛で捩れるたび、美乳が揺れる。

夜空にぐっと突き出す形となったミルノの胸に、漆黒のドレス越しに勃起した乳首に、大天使長の指が当てられ、直に電流が注がれる。

「ミルノよ、貴方は天使の中でも最高に美しく、また神への奉仕も抜きん出ていた故、慈悲をかけてきましたが、それは間違いのようです」

「んあ゛あああっ!!!いやあ゛〜〜〜〜っっっ王子!!!」

ビクン!ビクン!ビクッッ!

思わず愛する人間を呼び、神罰の責め苦にぐったりとするミルノ。

「全く穢らわしい。やはり人間は滅ぼすべき穢れた種族なのです。王子?そんな穢れた人間と色欲の大罪を犯すとは…恥を知りなさい、堕天使ミルノよ!」

「んくっ…ぅ…ぅぅ、…王子は…っ…穢らわしくなんか、ない…」

「何?」

「人間の愛は…王子が私を満たしてくれた行為は!穢らわしくなんか、ないです!」

神罰の苦痛と屈辱的な侮蔑に、敢然と立ち向うミルノ。

「誰かを愛したい。愛する者と結ばれたい。その優しく無償の想いは!温かい行為が!何故、罪なのです!?」

王子の優しい指使い。安らぎをくれた甘い言葉。神の使命が全てだと思っていた自分に、温かい愛を教えてくれた。

そんな王子への想いが溢れ、ミルノの震える声が涙で詰まる。



「それは王子とやらの穢れに塗れた色欲のなせる業。おお可哀想に、無垢なる貴方は下賤な肉欲に誑かされ、堕天してしまったのですね」

「ちがいます!確かに王子にしてもらった事は、とても気持ち良かったです。でも、私が王子を…人間を愛するのは!そんな理由なんかじゃありません!」

「穢らわしい種族と愛?それは貴方の勘違いでしょう?淫乱なる堕天使よ。どうせ王子とやらは、貴方の可憐さと美しい身体が目当てであり、貴方を愛してなどいませんよ」

「ち!ちが…ぅぅ、ぐす、王子は…、そんな、人じゃ…」

王子の愛を侮蔑され、悲しくて涙目になってしまうミルノ。

「仕方がありません。貴方には、愛とやらが、下賤な快楽に溺れたに過ぎない事を、教えて差し上げましょう」

大天使長は壺からドロリとした液体を、ミルノの身体に注いでいく。

ひやりと冷たい感触。液体がドレスを濡らし、胸の谷間を伝い漆黒の羽に染み、太腿の黒いニーソックスを伝いながら、秘部に垂れていく。

「ふぇぇ?大天使長様、なにを…?」

「これはただの聖水ですので、気にする事はありません。さあ下級天使たちよ!その愚かなる堕天使に、本物の快楽を教えて差し上げなさい!」

命じた大天使長はにやりと笑い、下級天使たちにヒソヒソと耳打ちをする…。

大天使長の命令に、下級天使たちの無数の腕が、神罰で疲労しきった可憐な堕天使に伸ばされる。



「ぐへへ!よろしいのですか大天使長様?我ら下級天使が、天界最高峰の美しさを持つ天使長様を!?」

「ふふふ、これは正当なる神罰なのです。堕落した貴方が悪いのですよ、天使長様?」

と、気高いミルノより穢れてそうな下級天使たち。

その無数の指先が、神魔封印の鎖と神罰の電撃で痺れたミルノの身体を弄ぶ。

「ふぁ!んんっ!ああっ、やめて…くださ…んはあぁっ!?」

ぞくぞくぞく…びくっ…

「ミルノよ、おかしいですね?貴方は王子への愛とやらより、下級天使からの快楽の方を悦んでいるように見えますが?」

「ふぁぁ!?大天使長様、そんなハズは…あぁん!」

必死に否定するミルノ。だが下級天使たちの狡猾な指使いは、的確にミルノの弱い箇所を探り当て、緩急をつけた責めに、たちまちミルノの頬が紅潮していく。

「なんと淫らな堕天使だ…もう気持ちよくなっておられるとはぐへへ!」

卑劣な封印に痺れる身体で、気丈に抗うミルノに、容赦のない神罰を執行する天使たち。

「あっ!んんっ!こんな、愛の無い無理矢理な行為で、気持ちよく、なんか…はぅぅっ!?」

びくっ…ぞくぅぅ。

不意に抗い難い衝動がこみ上げ、戸惑うミルノ。

乳首がむくむくと勃起し、心音がとくとくと早鐘を打つ…

下級天使の指には、大天使長が用意した、『ただの聖水』がねっとりと塗られていた…

その指の感触はひやりと冷たく、ミルノの火照った身体に無慈悲な快楽を強要する。

腰の奥から甘くこみ上げる快楽の衝動を堪えようと脚に力を込めるミルノだが、神魔封印の鎖が股を閉じる事を許さず、秘部から滲み滴り落ちる愛液が聖水と共に、ふとももを伝い落ちる。

「おお、なんと清らかですべすべの肌、吸い付くように柔らかく美しい乳房だ…極上の揉み心地ですな、天使長様?」

「あぁぁぁん!んんっ…うそ、どうして…きもち良くなっちゃ…いやっ…ふぁ…ぁ…」

下級天使に執拗に揉み砕かれ、桜色の乳首は捏ねられるたび固くしこり、漆黒のドレスはしどけなくほつれ、可憐なふくらみが震える。

豊穣に実りつつも華奢な身体に調和した完璧な美乳が形を変えられ、勃起した乳首を潰され無数の指と舌で弄られる度、痺れる甘い刺激に意識が白く濁っていく。

「ふぇぇ!あぁん…そんな…だめっ!あぁん…ひぐぅ!?」

ぞく…ぞく…ぞくぞくぞくっ…

「あっ…あぁん…」

ミルノの可憐な唇から甘い喘ぎとともに涎がつたい落ちる。

(やだぁ…どんどんきもちよくなっちゃう…ふぇぇ、どうして?私の身体、穢れているのですか!?)

ぴく…ぴくっ…ぞくぅ!

「くくく、そんなにキモチイイのなら、ガマンしなくてもよろしいのですぞ天使長様?」

「んん〜〜〜っ!ち、ちが…きもち、よくなんか…ふぇぇぇ…」

それでもミルノは必死に押し寄せる絶頂の波を堪え続ける。



「おやおや、口では人間への愛などと言いながら、結局誰にされても感じてしまうとは。所詮は淫乱なる堕天使のようですね」

「ふぇぇ、そんな、はずは…!」

大天使長の意地悪な言葉に、快楽に震えながら首を振るミルノ。快楽に濁ったすみれ色の瞳に涙が滲む。

「ミルノよ、貴方が惑わされたのは、人間との穢れた行為による肉欲に過ぎぬ事が分かったでしょう?どうです?王子とやらの稚拙な行為など比較にならぬ天上の快楽を味わえば、人間如きへの情など一時の気の迷いだと知るはずです」

「な…それこそ偽りです…!真に尊いのは、互いを思いやる愛です!私達天使が知らなかった、人間の強さなのです、大天使長様!」

「ふはは!下らん!貴方の身体は正直に快楽に堕ちているではありませんか?」

「くっ…ふぁぁ…貴方は間違っています!私はっ!私の王子への愛は!貴方には決して屈しないっ!」

「やれやれ、強情な堕天使だ…いつまで意地を張れるか、見物ですね」

(天界最強の媚薬で愛撫されながら、理性を保つとは信じがたい精神力だ…流石は天使長ミルノですね、くくく)

快楽で蕩けながらも凛として愛を説くミルノに内心驚く大天使長。

大天使長がミルノに注ぎ、下級天使に使わせた聖水は、超強力な媚薬だった。

もし未熟な精神の人間の女性に使われれば、一瞬にして快楽によがり狂い昇天してしまう、禁忌の秘薬。

その事実は無垢なミルノには知らされぬまま、彼女の高潔な想いを踏み躙るのだった。



「ミルノよ、貴方が本当に王子とやらの愛の方が良いというのなら、これから何をされてもイってしまう事はありませんね?」

「っ!と、当然です、大天使長様!私がきもち良くなってしまったのは、貴方方にいきなりされてビックリしたからです!愛してくれた王子以外にイカされるなんて、あり得ません!」

「ふふふ、その言葉が本当か、試して差し上げましょう」

大天使長はにやりと笑い、媚薬を口に含み、ミルノの可憐な唇を奪う。

「ふぇ?…んむ〜〜〜っ!?」

濃厚な接吻をされ、すみれ色の瞳を見開くミルノ。

(ふぁぁぁぁっ…王子とした時より、きもちいい…いやですっ、愛し合ってないのに、こんな事…)

ミルノに、キスは人間の愛の証という知識は無かったが、愛を知った堕天使の脳裏に愛しい人間の顔が浮かび、そして知らずに悲しみがこみ上げる。

(あれ…どうして、私…こんなに悲しいのですか…?ふぇぇ、王子ぃ……)

甘く蕩けるような接吻にミルノの意識が遠のき…

ごくん。

無知なミルノの喉を、大天使長の唾液と天界の媚薬が落ちていく。

「…ぷはぁ、はぁ…はぅぅ…大天使長様、なにを…?」

「ふふふ、ただの儀式ですよ。さあ、試してみましょう、今度は私自らね…」



大天使長は指を媚薬に浸し、ミルノの秘部を暴き、望まぬ愛撫でぱっくりと開かされた割れ目を掻き回す。

「どうですミルノ?素直に認めなさい。王子への愛なと無価値、ただ快楽に堕ちていると」

「っ!?んんんっ!ちがう!私っ…ぜったい、きもちよくなんか…ふぁぁ…!?」

くちゅ…くちゅ…ぐちゅ…

王子の、労わるような優しさと充足感とは真逆の、夜の安らぎを焼き尽くす業火のような、一方的に強制される快楽。

しかも…どくん。ミルノの心臓が一際強く高鳴り、全身から今までとは比較にならぬ快楽が湧き上がる。

天界最強の媚薬は塗られるだけで性感帯と化すが、直接内服させられた効果は更に凄まじかった。

「はああぁんっ!?んん〜っっ!そんな…んくっ、らめっ、とろけちゃ…んんっ!あっあぁぁっ!いやですぅぅ……あああ゛〜〜〜っっっ!」

ぞくぞくぞくそくぞく………!

身体の芯から蕩けていきそうな天上の快楽に堪らず絶叫するミルノ。

その可憐な堕天使には絶対に勝ち目など無い事を知り、愉悦する天使たち。

ぐぢゅ!ぐちゅ!ぐぢゅっ!

更に媚薬付きの指が容赦なくミルノの秘部を弄ぶ。

みるみる充血しぷっくりと膨れるクリトリスを、可憐な豆を引っ掻くように、愛撫が続く。

「いやぁぁっ!…あっ…ああっ熱いぃぃ…らめぇぇぇ!!?ふあ゛〜〜〜〜っっっ!!!」

くちゅ…ぐちゅっ…ぐちゅっ…

大天使長はわざとミルノをぎりぎりイカせないよう、嬲り続ける。

「んんんっ!やだぁぁ!ぜったい、イカされたりなんか…あああ゛〜〜〜っっ!!!!」

下級天使の全身の愛撫と大天使長の指責めで蕩けた秘部は淫乱な汁が滲み、冷たいはずの指が灼熱の快楽となりミルノを溶かしていく。

天界の媚薬で甘く痺れ、薄紅に火照った白銀の柔肌に珠の汗が滲み、漆黒のドレスが張り付き、赤いフリルがツンと勃起してしまった乳首を愛らしく彩る。

火照りきった身体は夜風に撫でられるだけで意識が痺れそうな程に敏感になり、切なく震える美しい肢体が大天使長と下級天使に凌辱される度、絶望的な快楽がミルノを翻弄するのだった。

ぴくっ…ぞくっ…ぞくぅぅっ!ぞくぞくぞく…!

「随分と愉しんでいるようですね、ミルノ。もしイッてしまったら、貴方の王子への愛とやらは偽りという事になりますよ?」

「やだあぁぁぁぁっ!私…イきたくないよぉ……んん゛〜〜〜〜っっっ!!!」

白銀のツインテールを振り乱し死に物狂いで快楽を堪えるミルノの痴態に、愉悦する大天使長と下級天使たち。

ぐちゅ!ぐぢゅ!くちゅっ!

大天使長の指が、ミルノのクリトリスをきゅっと摘みあげる。

「はああああ!?あっ…んんんんんっらめぇ……イっちゃ、やだぁ……ふあ゛あぁああ〜〜〜っっっ!!!?」

ビクゥゥゥ!ドプッ!

ミルノの身体はあまりの快楽に弓なりに反り、美しい乳房を突き出し、ぴぃんと硬直。

絶望的な快楽に打ち震えるミルノの意識が白く濁っていく…

「おやおや、もうイッてしまうとは。貴方の仰る人間への愛とやらも所詮は快楽には勝てないようですね」

「っ…ぅぅ…ふぇぇぇぇ………」

「ふははは!イってしまいましたか。貴方がこんな淫乱な堕天使だと王子か知ったら、果たしてどう思うでしょうね?くっくっくっ」

(ひぅ…ぅ…ぐす…ごめんなさい王子…私、ふぇぇ…えっちな堕天使です…ぅぅ…)

知識と慈愛に満ちたすみれ色の瞳から涙がひとすじ、頬を伝う。

美しい肢体を駆け巡る圧倒的な天界の快楽に、ミルノの王子への想いが踏み躙られていく。

封印の鎖に吊られた四肢はあまりの疲労と快楽でぐったりと垂れ、切なく息を継ぐたびに可憐なふくらみが上下する。

そんな美しい堕天使に、大天使長の神罰は続く。



「まだ罰はこれからですよ?さあ下級天使よ!その淫らな堕天使に、本物の陰茎の味を教えて差し上げなさい!」

「…っ!?」

大天使長の指示に、すみれ色の瞳を見開くミルノ。

「よろしいのですか!?我らが、天使長様のアソコを…ぐへへ」

下級天使の目の色が変わる。

ちなみに下級天使は雌雄同体、つまり男性器を持つ。

天界でも最高に美しい可憐な上司の身体を弄べるだけでなく、その天上の堕天使マンコをも味わえる、清浄なはずの下級天使たちに昏い愉悦が走った。

「ぇ…ぃ…いや…そんな…うそ、ですよね…大天使長様…?」

「天使はうそなどつきませんよ、ミルノ。貴方は既に、人間と姦通して穢れているのですから、聖なる天使に挿入されても問題はありませんね?」

「いやっ!そんな…いやです!王子は私を愛してくれたから…愛が無いのに、こんな事…ぐずっ…お願い…やだ…やだよぉ…」

「王子への愛?まだそんな下らぬ戯言を言っているのですか?淫乱な堕天使が愛されるわけがないでしょうに」

「ふぇぇぇ…ぅぅ、ぐすっ…王子ぃ…」

「ぐふふ!穢れた人間如きとは比較にならぬ程、気持ちよくして差し上げますよ、天使長様…げへへへ」

どろ…下級天使が怒張した陰茎に天界の媚薬を垂らし、ローションとする。

ミルノは知らないが、それは当然、絶対に抗う事の許されぬ快楽の権化であった。

「ふぇぇ…ひっく…おねがい、それはやだぁ…ぅぅぅ…」

「なんと可愛らしいお方よ…さあ!我らの正当なる神罰を受け入れよ天使長様ぐふふふ!」

凛と美しく、威厳に満ちていたかつての上司の可憐な涙目は、下級天使の嗜虐に油を注ぐだけだった。

「天使長様のアソコは…既に大天使長様に解されてぐちょぐちょですなぁ」

「いやあ゛ああああああっ!!!」

ぐくぐっ。泣き叫び死に物狂いで股を閉じようと足掻くミルノを嘲笑うかのように、神魔封印の鎖がミルノの股を裂く。

ずぷん…天界の媚薬と無慈悲な責めで熱く蕩けたミルノの秘部を、下級天使の肉棒が呆気ない程あっさり、貫いていく。

「んっ…ああっ…そんな…だめぇぇぇぇっっ!」

激痛を覚悟し瞳をとじるミルノ、だが…

既に王子とヤッて処女膜を喪失済みな上に、天界最強の媚薬で淫乱にされた身体は、望まぬ聖異物を想いに反し受け入れてしまった。

「っ……!やだっ…こんな、簡単に…そんな…んん〜〜〜〜っ!ああぁぁぁあぁぁ!!!?」

敏感なナカを媚薬付き肉棒で貫かれ、蕩けた膣壁をゴリゴリと抉られ、腰の奥深くから湧き上がる灼熱の衝動に瞳を見開くミルノ。

(そんな…王子の時は、とても痛かったのに…今はきもち、いい…でも、こんな、こんなのって…)

痛みの伴わぬ、天上の甘露の如き快楽。愛の伴わぬ神罰。ミルノの瞳から再び、つぅ…と涙がこぼれる。

そんなミルノの想いに反し、神魔封印の戒めと媚薬で痺れた身体は動けず、だが肉棒が挿入された瞬間、ギュゥゥッ!と膣が収縮してしまう。

それに合わせ、下級天使の肉棒がこの極上の堕天使マンコを味わい尽くさんと擦り付け、そのたびに絶望的な快楽がミルノの想いを白く塗り潰していく。

「ふああああああああっ!!!!?」

ぞくぅぅぅ!ぞくぞくぞくぞく……!

(ふぇぇ…きもちい…なにも、かんがえられない…やだぁ…消えていく…王子の…愛が…ぁぁ…)

「おおおっ!さすが天使長様!まさに天界最高の名器!蕩けるような肉襞が絶妙に絡み付き締め付けてくる〜!」

元上司の可愛さとナカの極上さに至上の悦楽を漏らす下級天使。

もはや正義の神罰執行という大義名分もかなぐり捨て、この可憐な堕天使を味わう色欲以外に無かった。

「ふふふ、我が聖なる精液で、穢れた人間の精など浄化して差し上げますよ、天使長様!」

「やだああああっ!それだけは…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜〜っっっ!!!」

どぷっ…どくどくどくどく………!

聖なる精が灼熱のように注がれ、湧き上がる甘い刺激がミルノの意識を大洪水の如く洗い流す。

「あ…あぁぁぁぁ………」

快楽の奔流に気が遠くなっていく…



「おっと、次は我の番ですぞ?お休みになられるのは早いですなぁ天使長様」

「ぐふふ、次は自分が…」

「穢れた人間などを愛して堕天した貴方に、神聖なるお仕置きをして差し上げますぞぐへへへ!」

「ぁ…ぅぅ…ふぇぇ…王子…ぃぃ…ぐすっ…」

神罰の鎖にがっくりと身体をあずけ、泣きはらした虚ろな瞳に、天使たちの神罰が水鏡のように映るのだった。





「さて下級天使たちよ。この堕天使への神罰もそうですが、我らの神聖なる使命を果たしましょう」

大天使長が号令を下す。

「この廃墟の近隣にある街の人間たちを、浄化するのです!」

「なっ…!そんな…!」

神魔封印と媚薬と凌辱の限りを尽くされ、あまりの疲労と快楽で朦朧としていたすみれ色の瞳が、絶望に染まる。

「や…約束が違います!私ひとりが神罰を受ければ、人間たちには手を出さないと…!」

「神のご意思により罰すべき人間達の街がいくつ消えようが、それは福音であり、罰ではありません。堕落した貴方の我儘を一時でも聞いて差し上げている、感謝してもらいたいくらいです」

「くっ…!貴方という方は……っっっ!」

「ふはははは!無垢で愚かな堕天使だ!最早貴方の身体は神罰で痺れ、ピクリとも動けぬでしょう。ここで肩入れした人間たちが浄化される様をよく見る事です。これも貴方への罰なのですよ」

大天使長の哄笑を背に、人間たちを殺戮せんと飛び立つ天使の軍勢。



「だめぇぇ!やめてえぇぇっ!」

痺れて動かない身体で見送るミルノ…

(護ると誓ったのに…私を受け入れてくれた、あの人を…あの人が護ってきた、人々を…)



人間の街へと飛翔する天使の軍勢。

「穢れた人間などさっさと浄化して、早く天使長様と続きを……グワーッ!?」

「なにぃ!?どうしたのだ、下級天使Aよ!…アバーッ!?」

ビュン!ドスッ!

闇夜を切り裂く矢の雨。次々と撃墜される天使たち。

「近辺に弓兵など誰も…この超超射程と攻撃速度、威力は、まさか…!」



「させ…ないっ!護ると…誓ったのですからっ!」

(私は堕落しているのでしょう…それでも…護らなくては!いいえ、護りたいのです!)

愛しい人への想いを胸に、凌辱の限りを尽くされた堕天使ミルノが、愛が、偽りの枷を破る。

(お願いです…私の身体…あと少しだけ…動いて!)



神魔封印解除『堕天使の弓撃』!!!



「バカな!神魔封印の鎖と媚薬の凌辱で動けぬ貴方に、どこにそんな力が!?」

驚愕する大天使長。思わず媚薬と口走ってしまうが、ミルノの耳には届かない。

「はぁっ!ふぁ…これが…私の…私に愛を教えてくれた人への!想いの力です!」

「ぐぬーっ!下級天使たちよ!早くこの反逆の堕天使を取り押さえなさい!」

「はぁ…はぅぅ…ふぁ…くぅぅ…!」

(だめ…からだが痺れて…動かない…眠…い…意識…が…)

くらっ。弓弦を引く指が麻痺して力が入らない。すみれ色の瞳が疲労と快楽で曇っていく…

「その痺れた身体で何が出来る…無駄な抵抗はやめなさい!」

「やめ…ませんっ!王子が!私を愛してくれた人が護りたいものを!私も護ってみせます!」

護りたい。愛する人々を。その想いを込めた神弓が、闇夜を撃ち抜く。

「ふぁ…くっ…大天使長様、お覚悟を!」

「ぐぬ〜!」

弓撃の鏃を大天使長に引き絞るが…

「おっと、おとなしくなさって頂きたい、天使長様」

がばっ。下級天使に数人掛かりで捕らわれてしまう。

「流石は天使長様のスキルは恐ろしい…ですが、最早抵抗する力はないでしょう?」

「んあぁぁぁ!んっ!くぅ、はなして!…ふぁぁ、だめ…からだが、痺れ…もう、ちからが…そんな…もう、少し…なのに……」

がくっ。最後の力を振り絞ったミルノだったが…ついに麻痺してしまい、スキルが中断してしまった。

「残念でしたね、ミルノ。貴方に使った聖水は、強力な痺れ薬なのです。我ら天使も麻痺してしまえば無力ですからね」

再び、神魔封印の鎖がミルノをきつく戒める。

「おのれ…堕天使め…もはや貴方に一片の慈悲もありませんよ!」

バチィィィ!バリバリバリバリ!

「あぐぅぅぅぅぅぅ!!!!?」

怒りに燃えた大天使長の苛烈な神罰で、精魂尽き果てたミルノの身体が人形のように揺れる…

(ごめんなさい王子…私は、ここまでのようです…でも…大天使長様のお怒りが私に向けらている間に…街の人々は、王子…貴方の助けが間に合うはず…)

覚悟を決めた心優しき堕天使は、静かに瞳を閉じ…



「目を覚ましなさい、堕天使ミルノよ」

「………ふぇ?」

大天使長の冷酷な声に、ミルノはハッとする。

目の前には天使の軍勢と…

「この方々は…街の人間たち…まさか…やめてください!私はどうなってもいいですから!人間達に罪はありません!」

「堕天使ミルノよ。貴方ほどの罪深い堕天使への神罰、このまま浄化しただけでは収まりませんので」

「な、なにを仰っているのです?大天使長様…」

酷薄な愉悦を浮かべる大天使長、その後ろには人間たち。だが様子がおかしい。

「ぐへへへ!なんて可愛く淫らな天使様だぁ」

「この堕天使マンコ、本当にブチ込んでいいんですかい?」

「ぶひひひ!天使ちゃん可愛過ぎる…もう辛抱堪らん…!」

虚ろな目に狂気を宿し、ミルノの身体に舌なめずりをする人間たち。

男たちは、善良な民であり、このような蛮行をする者たちではないはず。

「はかなき人の子の未熟な精神など、操るのは容易い。堕天使ミルノよ、貴方のような堕ちた天使は、穢れた人間に犯されるのがお似合いですよ、はーっはっはっ!」

「そんな…ふぇぇ、やめてぇぇぇぇ!」

からくり人形の如く、男の無数の腕がミルノの身体に伸ばされる。

度重なる凌辱と神罰でズタボロにされた漆黒のドレスはしどけなくほつれ、天界に咲く花のような美少女天使の露わに剥かれた極上の美乳が、人間達の無骨な指でもみくちゃにされる。

「あぁぁん!やめ…てぇ…あああ〜〜〜っ!」

「ぐへへへ!堕天使様のオッパイ、なんて柔らかい最高だぜぇ!」

秩序の執行者たる天使と違う、欲望剥き出しの人間たちの野生的な愛撫に、既に媚薬で極限まで淫乱にされていたミルノは最早抗う力も意思すらもなかった。

びちゃ…べろ…ぺろ…

「げへへへへ!堕天使マンコはどんなお味かな〜?」

(ぅぅ………ごめんなさい…ごめんなさい……)

神魔封印に吊られグッと突き出した美乳が勃起した乳首が口で吸われ、痺れる快楽と、愛する人が護ろうとしていた人間に犯される悲しみに、ミルノの心が壊れていく…。

「いやぁ…こんなの、ひっく…ぅぅ…やだぁ……」

「げへへへ!堕天使ちゃんマジ堕天使!」

「堕天使ミルノよ、これで分かったでしょう。貴方が愛した人間という穢れた生物の本性が。ふふふ、貴方はこのまま徹底的に壊して、再教育して差し上げましょう。何百年もかけてね!」

「………」

「安心なさい。この人間たちは、後で神罰…おっと、祝福を与えて差し上げます。貴方は安心して壊れなさい」

「………」

(やっぱり私…ダメな堕天使なのかな…護れなかった…ごめんなさい、人間たち…ごめんなさい…王子………)













その後。

「ミルノさんも街の方々も絶対に死なせたりはしませんよ!王子!戦いの準備を!」

「………」

政務官アンナの補佐で、全軍展開する王子。

「ここはトトノにお任せです王子!たすけて〜たすけて〜♪」

ぴょん!ぴょん!ぴょこ♪ぴょこ♪(スキル・助けを呼ぶ。出撃コスト増加)

「マーセナリー見参!痛てて!また避雷針(敵の的になる配置)かよ…イーリスさん、ヒール下さいますか?」

「ごめんなさい、マーセナリーさん。個人的には癒して差し上げたいけれど…システムですので…」

「マーセナリーさん方は危なくなったら自動撤退支援なので安心してください。トトノ商会はホワイトですので♪」

「王子、ここは私の魔剣の天使特効の見せ場なのよ」

シビラの魔剣フラガラッハの紅刃が大天使長を貫く。

「ばかな…薄汚れた堕天使と人間どもに、再び敗れるなど…ぐふっ!」

激戦の末、大天使長の軍勢は再び王子軍に退けられた。



「……ぅ…王子?王子!王子ぃ…私…ぅぅ、ごめんな、さい…ふぇぇ…」

「………」

王子は泣きはらすミルノに、そっと首を横に振った。

泣きじゃくるミルノを、王子は黙ってただ優しく抱きしめる。

「王子…?王子………ふぇぇぇ……ぐすっ…」

言葉は不要だった。

想いを穢されてしまった哀しみや罪悪感が、ただそっと撫でてくれるだけで、癒されていく。

誰かを思いやる心。それは無知で無垢だった天使長が知った、本当の強さ。

女神アイギスが人間に託した、愛だった。

その温もりが、優しさが、傷付いた堕天使の心を癒し、安らぎで満たしていく…。

(この愛しさを、貴方に伝えたい。貴方を護ることで、いつか………。)

―――完。



















おまけ キャラ紹介



〇 天使長ミルノ

クラス『エンジェル』のプラチナユニット。

イベント『堕天使の誕生』で大天使長に粛清されそうな所を王子軍に救われる。

スキル未使用時は行動不能な重いペナルティーと引き換えに、強大なステータスを持つ。

スキル『堕天使の弓撃』は凄まじい超々射程と破壊力。行動不能時も打たれ強いので頼れる。

新参者な我が軍のミルノさんは殆ど未完状態だけど、それでも強い!

覚醒アビリティ『天使長の号令』で状態異常無効になり更に頼れる…が、本SS書いた時点でまだ覚醒出来てない。

もし覚醒済みだったら、媚薬も無効だった…

デレて以降の人間への慈愛と王子へのいじらしさが可愛いです。(ふぇぇ、かわいい)



〇 王子

ゲームの主人公。ハーレム王。無口。采配は、ド下手な凡将。

女神アイギス様の加護を受けし、英雄王の末裔。

「堕天使マ〇コ」に突っ込みたいと思っている、大天使長の指摘は的を射てました。ごめんなさい。



〇 大天使長

イベント『堕天使の誕生』のボス格。

神罰執行すべく人間を滅ぼそうとしている。

神に反逆し人間に味方する堕天使たちも粛清対象。

堅物で冷酷だが別に悪でもゲスでもないです、エロの都合です。

付いているのは下級天使だけという設定上、大天使長自らは挿入できず。



〇 下級天使

下級天使はオチンチン付いてるそうで。

大天使長の部下たち。ミルノの元部下たち。

融通の利かない堅物であって、ゲスではあるまい(エロパロの都合)



〇 堕天使エルン

クラス『エンジェル』のゴールドユニット。

天使長ミルノを説得した心優しき天使。

無課金でも交換でゲットできるが、既に他の天使たち起用しているので我が軍には採用予定なし。

…育つと超強いっぽい、余裕出てきたら育てようかな〜。



〇 政務官アンナ

王子の幼馴染にして秘書官。イベントでは王子より目立っている実力者。かわいい。



〇 行商人トトノ

クラス『マーチャント』のプラチナユニット。

スキル「助けを呼ぶ」でぴょんぴょこ跳ねて出撃コストを稼いでくれる。

マーセナリー達とは和解し、労働条件を改善しました。

「お金よりも大切なもの見つけました」(ほんとかなぁ…)



〇 マーセナリー

トトノが召喚できるトークンユニット。労働条件改善してもらっても、やっぱりヒールは受けられない。

HPゼロになったら自動撤退支援してる(と思いたい)



〇 癒し手イーリス

クラス『ヒーラー』のゴールドユニット。

我が軍最初の覚醒者。末永くうちの主力ヒーラー。妹キャラ。

トークンは回復させてあげられない、心優しい彼女の心境はいかに…?



〇 シビラ

クラス『プリンセス』のブラックユニット(最高レア)

北の大国の姫にして君主。めっちゃつよくてかわいい。

貧乏新参の我が軍の切り札。覚醒アビリティで天使特効、大天使長は彼女が仕留めてくれました。

でもボス級には意外と勝てないので、色々工夫しないといかんと知るダメ王子であった…



〇 女神アイギス

千年前の千年戦争で英雄王に加護を与えし、人間の守り神。

神聖結晶(課金アイテム)を使えば強いキャラを召喚してくれる。

口さかない王子の中には邪神呼ばわりも…

「王子、(課金アイテムを)割るのです」

…無課金王子にとっては関係ないし、アイギス様はかわいいなぁもう♪


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