黒きオーラ氏・作

 黒きオーラさんによる「東方project」のエロパロ短編です。

 パロと言っても、キャラ名や相関等のみを借りてきているパラレルワールドっぽい造りになっています。


僕は自室にこもり、無意識のうちに厳重に鍵を掛けた。日課になってる視聴体勢を整えるためだ。
視聴体勢とはつまり、これからエッチな映像を楽しむのだっ。
そのAVは、父の知り合いの大手報道機関の社長がこっそり僕にくれたモノだった。
その人は気さくな方で、僕は日頃から目を掛けてもらっている。
最もそれは、父の影響力と僕の立場にすり寄っているだけかも知れない。
なにしろ僕、古明地小石(コメイジ・コイシ)14歳は中学生にして日本有数の大財閥・古明地家の次期当主だからな!

ま、今はそんな事はどうだっていい。重要な事じゃない。
ディスクの蓋を開ける。ワクワクする。
タイトルは不明だけど、あの人のくれるAVに、ハズレは無いからなぁ。
自分の趣味だって言ってたけれど…たぶん、僕と同じ趣味なのかな。
…さて、ティッシュよし、ポテチよし。さぁ観るかぁー♪
部屋一杯の大画面に、AVが再生される。わくわく…♪
…言っておくが別に僕は女に不自由はしてない。
中学でも全校女子から憧れの眼差しで見られ、告白された事も今まで食べたパンの数ほどあるし。
ちなみに僕は洋食派だから13人よりずっと多いぞ!
僕の通う私立東方学園は超エリート校で学力も親の財力も、生徒の容姿も全国トップクラスだ。
一般庶民の男子垂涎の一流アイドル級の美少女も星の数ほど在籍してる。
…でも、全員お断りだね。だって、僕の憧れの人、最高に可愛い初恋の人に比べると色褪せて見えるから。
その最愛の人は…僕の財力や容姿でも、決して手の届かない存在なんだから、残念無念すぎる。
ちくしょぉぉっ!
いかに大財閥の御曹司でも、姉ちゃん…実の姉への恋が実るワケないよね…。
だから。こーして姉ちゃん似の娘が出てそうな裏AV観て、姉ちゃんで脳内変換してるんだァァ悪いか!?
そうしないと、姉ちゃんに悪戯したい欲求が抑えられない。
ああ〜〜っ姉ちゃん…本当は僕が直接触りたいキスしたい舐め回したい…いや…ダメだよな、諦めよう。
それは、決して許されざる、禁忌なんだぁ!僕は古明地財閥次期当主なんだぞっいやいやそれ以前に人としてマズイっしょ!
僕のこの想いは独りで閉ざさねば。というワケで、AVで発散するぞぉ!

…お、始まったな。
大音響で可愛らしい喘ぎが耳を打つ。防音設備は完璧だから問題無い。
んお?この声…姉ちゃんに似ててかわいいなぁ。声は当たりかな。ていうか声そっくりだね?
顔は…あの人のくれるAVは皆一品級美少女揃いだけど、流石に姉ちゃんに比べりゃゴミだろうな。
まあそこは別に期待してない。姉ちゃんに敵う娘が存在するワケないし。無意識に姉ちゃんで脳内補完するから構わん。

主演の子が登場する。小学5年生くらいに見える幼い容姿と身体。
明らかに違法ポ○ノだろーな。僕の趣味通りな。
…おお?結構いやかなりすっごくかわいいなぁこの子…?
首輪で縛められ犬のように四つん這いを強いられている美少女。
虐げられ、涙を浮かべた上目遣いな表情が最っ高にかわいい。
へー、こりゃ結構イイ…それに姉ちゃんに似てるなぁ。
ふるふる震えながら恥じらう美少女が男優(顔見えないけど、聞いた事ある声だな?)の強要で衣服を脱いでいく…
白く輝く裸。胸は幼く控え目だが、小学生では、ない…柔らかなふくらみは可愛らしく、桜色の乳首が…
すごい…僕の股間は無意識に固く………え?まて。
……え?
………え?え?なにこれ?えっ?えっ!?
この子、姉ちゃんに似てるというか姉ちゃんそのもの姉ちゃん以外の何者なんだぁぁぁぁ!?
思考が硬直した僕は無意識に大画面を食い入るように見続ける。
…え?姉ちゃん…?え?いや、まさか違うよね…?有り得ないありえない。
だって僕の1つ上の姉・古明地さとりは大財閥古明地家の長女で令嬢なんだよ?
弟の僕が言うのもなんだけど誰もが振り向き羨望の眼差しを向ける超絶美少女だぞ?
超エリート校の東方学園でもトップクラスの成績、運動はニガテだけれど、そんな所も可憐に映り男子(僕含む)に絶大な人気があった。
少し内気で慎ましいけれど、誰に対しても誠実で優しく、財閥令嬢の地位を鼻にかける事もなく、自分よりも皆を気遣う。
だからみんなから慕われてるんだそぉ!
学園の男子共がこぞって姉ちゃんを狙ってたが(ぐぬぬ〜本当は僕が僕がが欲しいのにぃぃ!)姉ちゃんはいつも困惑した顔でお断りしてた(ざまぁ♪よかった)。
……。
映像に映る、さとり姉ちゃん?の痴態。圧倒的に可愛いぃぃぃぃ゜僕の手が無意識にティッシュに伸びて…はぁはぁはぁ…
まて!落ちつけ僕。
いや、だからさ…有り得ないっしょ姉ちゃんがAVに出てるなんて!
金?お小遣い足りないの?それも有り得ないよ。だって、僕ら超々々…お金持ちじゃん。
我が古明地財閥は常温核融合技術(ヤサカインダストリィとの業務提携だが)で全世界の原子力発電事業を独占、傘下の焼肉チェーン店も外食産業最大手だし、保有する広大な土地には世界最大の埋蔵量を誇る怨霊金鉱脈も持ってて、莫大な財産があるのだぁ!
そ、それはともかく。小遣い欲しさの淫行なんて有象無象の貧乏人みたいなマネするかぁ!
否ッッ!仮に貧乏だったとしてもだ!清楚で慎ましく、無垢で男の穢れを知らぬ、あ!の!姉ちゃんがぁ!あ、り、え、ん。
えっでも…それじゃあこの娘は、だだだれなんだぁ!?
でも…え…?マジ…?
映像を食い入るようににらむ。か、可愛い…ケタ違いに可愛い姉ちゃんだ姉ちゃんだろ!僕が!他の誰でも無い、姉ちゃんを見間違う筈あるかぁぁ!
幼い頃からずっと、ずーっと!一緒に育って、ずっと傍で見つめてきたんだ。
5年前までは一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たりしてたから、僕が姉ちゃんを見間違う事は絶対に無いッ。
つまり……どういう事だってばよ…
…AVが進行する。
顔を見せぬ男優(死ね!)が、いたいけな姉ちゃんに様々な屈辱的なプレイを要求。
従順に従う姉ちゃん。首輪が、か細い首筋に食い込み鎖で無理矢理上げさせられた表情は、苦しそう。
その瞳は虚ろで、ぽろぽろと涙がこぼれ…やめろ…姉ちゃん嫌がってるだろ!!?
画面外から男優の穢れた腕が伸びて、姉ちゃんの小振りなふくらみを弄ぶ。
狡猾な指先が姉ちゃんの乳首を摘まみコリコリ弄り、鎖がジャラジャラ鳴る。
やめろうらやまし、じゃなくて死ねっとにかくやめろよっ!
「んっ…ああっ!…んっ…ふぁ、いや…あぁ…っ」
姉ちゃんが苦悶に呻く。とても扇情的で僕も聞いた事ない声、表情。
?「あやや♪さとりお嬢様…案外感じ易いエロいカラダですねぇグヘヘヘ」
くっ、この下種め!やめろ…やめろよ僕の姉ちゃんを穢すなぁ!殺すぞッ!
頭が真っ白になって冷静な思考が出来ない僕が、画像に怒鳴り散らす愚かな行為を続ける間も、AV、いやこれレイプ画像だろ!?が続く。
…まて?今さとりお嬢様って…や、やっぱ確定的に姉ちゃんじゃないかぁぁぁ!!
「さぁ、さとりお嬢様のアソコは、どんなお味でしょうねぇイヒヒヒ」
「…っ!?いや…お願い、です…それ、だけは…」
な…!姉ちゃんに、何をする気だァァ!?
男優(モザイクで顔が見えない)が嫌がる姉ちゃんの両脚を強引に開脚させる。
純白のパンツには、穢れを知らぬ筈の姉ちゃんのパンツには既に染みが出来ていて、その聖域を下種野郎の指先がなぞる。
「ふぁっ!いや…あぁん…」
姉ちゃんの喘ぎが一段と強くなる。僕の鼓動も早くなる。くそっ、何を考えてる僕の馬鹿っ!
無意識に股間に伸びていた腕を押さえ…ている間に。
びちゃ。ぺろ…びぢゃぴちゃぴちゅ…!
「んっ…ふああっ!?あぁぁ…んあっ…はぁぁん…!」
下種野郎の汚らしい舌が姉ちゃんの大切な箇所を、舐め回していた。
う…羨まし…ちがっ、やめろぉぉぉぉっ!!
ビクン!と震える小さな身体。身悶える度、戒めの鎖が鳴り首輪が食い込む。

「さぁて、そろそろ古明地家御令嬢の処女を頂きましょうかね、フフフ」
ななななにィーーーーっ!!!?
やめろ…姉ちゃんは僕の…いや、決して僕の物にはならないってわかってるけど!
けれど、こんなクズに無理矢理奪われて良いワケがないッッッ!!!
狂わんばかりに混乱する僕を尻目に、映像は最終局面に…。
「いや…やだよぉ…」
「グヘヘヘヘ!」
弩張した男根が、姉ちゃんの高校一年生にしては幼すぎるカラダの、穢れなき入口に狙いを定め。
やめろ…やめてくれえぇぇぇぇっっ!!!
ズプ…
「お願いっやめ……ッ!!!?……っ!!!」
ビクンッ!!
メリ…メキッ…
「……ッ!!!?……ぐ…ぅ……あぐぅッッ!!!!」

あまりの激痛に瞳を見開き涙をこぼす。苦悶の表情も抜群に可愛い…ちくしょう何考えてるんだ馬鹿っ!
「あやや〜♪さとりお嬢様は極上の美少女ですが、ナカも素晴らしい名器のようですなククク」
姉ちゃんの股間から、純潔だった証の血が流れる…。
白く濁った汚らしい液体が姉ちゃんのナカから逆流する…。
ビクン!!大きく震え、直後、ふるふると痙攣する肢体。
姉ちゃんの瞳から完全に、光が消えていく…。
無力な姉を嬲る下種の凌辱映像が続くのを…ただ呆然と見ている僕。
なんだ…なんなんだよこれはっ!?
ちくしょう…ちくしょお゛おおおおっっっ!!!!
その瞬間。
僕の手は無意識に勃起した股間を擦り、映像の中の姉ちゃんの顔に射精していた…。
映像が終わる。
僕は絶叫しながら何度も何度も姉ちゃんに精液をブチまけ続けた…。
…我に返る。
うおおぉぉぉおぉ!!!
ガッチャアーーン!!!
激情に任せ僕は画面を殴り付けていた。
血塗れの拳で何度も何度も。

ハァハァハァ……。
どれくらい経ったのか?散乱するガラス片。僕の紅い血。
僕が冷静なら、次の対処も違っていたのだろうけど。
その時、僕は…っ。
再生機器から、血染めの手でディスクを取り出す。
自分の部屋を出て、僕の足は無意識に姉ちゃんの部屋に向かっていた。

「姉ちゃん!!!これ、どういう、ことなの…?」
「小石(こいし)?小石!その怪我どうしたの!?早く…私が手当てしてあげ…」
「姉ちゃん…ちょっと、これ観てよ!ねぇってば!」
僕は姉の部屋の再生機器に血染めのディスクをセットする。無我夢中だった。
映像が再生される。
姉ちゃんの可憐な表情が、みるみる青ざめる…。
「そん…な…小石?これを、どこで……」
わなわなと震える、小さな身体。
「姉ちゃん!!これ、姉ちゃんだよね!?何故、姉ちゃんがこんな目に遭ってるのさっ!?」
動転していた僕は、姉ちゃんの華奢な肩に掴みかかり、問い詰めてしまう。
「あ…小石…私…ち、ちがう、わ…私じゃ、ないわ…」
な…っ!?
「嘘だろ!姉ちゃん以外の何者でもないよっ!なんで嘘付くのさ姉ちゃん!?」
「小石…わたし…ごめんなさい…ごめんなさい…っ」
泣き崩れる姉を、胸にそっと抱きしめる。
「姉ちゃん…」
この映像の少女は僕の姉で間違いない。
何故、姉ちゃんは必死に僕に隠そうとしたのか?
何故、こんな事に…?
姉ちゃん…柔らかいなぁ。いい香りがする。
僕より断然しっかり者の姉ちゃんが、今僕を頼ってくれてる。
守ってあげたい。僕の大好きな姉ちゃんを。僕の最愛の人を。


「姉ちゃん、僕に話してよ…大丈夫。僕が絶対、姉ちゃんを守るから」
「こい、し…ひっく…わたしっ…うわぁぁん!!!」
最愛の人を、かたく抱きしめ、誓った。


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