黒きオーラ氏・作

 黒きオーラさんによる「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険」のエロパロ短編です。

 お題はレオナ姫で、彼女が触手でヌルヌルエロエロアンアンイヤ〜ン!という汁気タップリの内容になっています。


地上を滅ぼさんとする大魔王バーンの居城・大魔宮(バーンパレス)への突入を果たした勇者ダイと仲間達。
仲間達が死力を尽くして戦い、傷つき倒れていく…!
立ちはだかる魔王軍最後の重鎮・ミストバーンにポップ、マァム、ラーハルトの三人が立ち向かい、勇者ダイは仲間を信じ、大魔王を打倒せんと大魔宮を進む。
その勇者と共に行くは、パプニカ王国の王女・レオナ姫だった。
薄茶色の長い綺麗な髪をなびかせた、あどけなさの残る茶目っ気のある14歳の少女だが、その瞳に宿るは確固たる正義の信念。
アバンの使徒として、地上の指導者の一人として勇者たちを支えてきた、カリスマ性。
多くの民たち、仲間たちを正しき道へと導いてきた、生まれ持った器量。

そんな可憐な美少女が今、絶体絶命の危機を迎えていた…!


(ダッ…ダイ君ッ…!助けてっ!……ダイ君〜〜〜ッ!!!)

視界が闇に閉ざされる。圧迫と恐怖。レオナは大好きな勇者の名を叫ぶが、唇を触手に塞がれ、届く事は無かった。
パプニカの魔法生地で編まれた薄いローブを纏ったその華奢な身体が触手で締めあげられ、軋む。
レオナの小さな身体は大魔宮の巨大な生体機械・魔力炉から伸ばされた無数の触手で宙高く固定され、繭のような球体に包まれてしまっていた。

(ダッ…ダイ君…いいえ!彼の足手纏いになっちゃいけないわ!あたし、負けない…!)

年若くして、地上の人々を導いてきた気丈な姫。凛と決意し触手に抗う。
レオナは、唇を蹂躙する触手に精一杯の力で噛み付く…!
≪ギィ…!≫

獲物の意外な抵抗に一瞬だけ拘束が緩んだ隙を逃さす、詠唱するレオナ。
(今よ!)
賢者の家系であるパプニカ王家の姫が魔力を練る…!
大魔王ほどの絶大な魔法力が無い限り、呪文発動には魔法力を練る時間が必要である。

「イ…イオ(爆裂呪文)!」

攻撃呪文が魔力炉を穿つ…ハズであったが…!
「…っ!?」
…がくんっ。酷い脱力感がレオナを襲う。眩暈がして、爆裂呪文が消失する。
(な、なに…?…あっ…だめぇ…力が…抜けて…!)

…くたぁ。レオナの全身から、力が抜けていく…。愕然とするレオナ。
(こ…これは…あたしの魔法力が…吸収されてる…!?)
魔力炉からの無数の触手が四肢に絡み付き、身体中を這いずりまわる度に、魔法力が吸い取られてしまう。
真っ暗闇で視界を閉ざされた中、身体に絡む不快な感触と不気味な接触音に、レオナの恐怖心と焦燥感が高じる。
(あ…あぁ…いや…!)

魔力炉は今、飢えていた。
魔力炉は主たる大魔王バーンからの絶大なる魔法力を受けて、それを大魔宮全域に伝える働きをする、生きた動力炉である。
だが現在、レオナ姫が行使した伝説の大破邪呪文(ミナカトール)によって、大魔王からの魔法力供給を絶たれていた。
飢えて狂った魔界の生体機械は今、奇しくも己が飢えてしまった張本人ともいえる姫の身体を貪るように触手を絡ませていく。

グアッ…ギゥン…ギュルルルルッ…!
(ひっ…!こいつ…ネバネバして…あっ!いやああっ…!)
ズルっ…ドチャ…ニュルルルルッ…!
闇の中、ぬるっと湿った粘液が皮膚に浸透し、あまりの不快さに目を見開くが、最早触手に口を塞がれ叫ぶ事は出来ない。
この触手に囚われたが最後、いかなる生き物も肉体ごと吸収されてしまうだろう。
レオナにとって幸いだったのは、魔力炉の第一目標がレオナの持つ魔法力であった事。
それと、その身を纏う薄絹の衣服に掛けられた賢者の魔法が、腐食を食い止めていた事だった。

(あ…あたし…あきらめないっ!ダイ君だって必死に戦ってるんだから…!あたしだって…!)

レオナは激しい脱力感と疲労感に気が遠くなりながらも、必死に魔法力を高める。
しかし…!

ドチャ…グチュ…ニュルルルルッ…!
触手たちが、レオナの衣装の隙間から侵入し、滑るように柔肌に擦り付けていく。
ピクッ
(ふあっ…!?)
ゾクゥゥ…!
魔法力を吸われる脱力感に加え、体験した事の無い甘い痺れが、疲労で霞むレオナの脳髄を打った。

グニュゥン!ズル…ニュルニュルルル……!
(な…なんなの…この感じ…!?ふぇあぁぁっ…!)
ゾクゾクゾクゾク……ピクゥ!…ビクンッ!
(あぁ…!んっ!ふぇっ…身体が痺れ…はああっ!くぅ…これは…魔界の…毒!?)

次第に昂っていく快楽を健気に堪え、魔法力と意識を保とうとするレオナ。
魔力炉の触手の粘液は、魔界の媚薬であった。
魔力炉は数百年来、魔法力不足の際、魔族の美しい女性を特に好んで喰らってきた。
この媚薬は、人間より遥かに高い魔法力と精神力を持つ魔族の女すらも犯す、地獄の媚薬であった…!
闇の恐怖。人間の少女には耐え難い快楽が肉体と精神を浸食する。
だが…!

(んっ!…ふうぅ…!くっ…身体が痺れて…!キアリクを…いえ!どうせ動けないなら意味無いわ!まずはキアリーを…!)

正義の為。人々の希望の為。なにより、愛する勇者の為。決してあきらめない強さ。
レオナは冷静に魔法力を練っていく。
魔法を行使するチャンスはきっと来る!
(ふっ!…くうぅん!負けちゃ…だめぇ…!)
しかし…!

そんな健気な姫の抵抗を嘲笑うかのように、魔力炉の触手が獲物を蹂躙していく。
人間でありながら類稀なる優れた魔法力そして、魔界でも数百年滅多に居ないであろう、可憐な美貌。
発育途上ながら美しく成長しつつある、魅力的な肢体。
魔力炉にとって、レオナ姫は正に極上の御馳走であった。
数百年ぶりの御馳走を悦ぶかのように、触手がブヨブヨと脈動し…!
健気に耐えるレオナ姫の身体に電流の如く快楽が駆け巡る。

(あっ…ふあ゛あぁああっ!!!)
ピクン!ピクン!ピクッ…ゾクウゥゥ…!
(あっ!はあんっ!だめっ!すごっ…こんな…ふぁ…だめぇぇっ!ふあ゛〜〜〜〜っ!!!)

甘い痺れと不快な感触を堪え必死に魔法力を練るレオナを打ちのめす、圧倒的な魔界の快楽。
決死の想いで練り上げた魔法力が儚く霧散してしまう。
魔法力が尽きかけ疲労に震える肢体。心臓が早鐘を打ち、身体の奥底から湧き上がる、魔界のマグマのように熱く蕩ける快感。
14歳の年齢相応に発育した白く可憐な膨らみは粘液滴る触手に巻き付かれ、乱暴に揉みしだかれる。
地獄の媚薬で痺れる程の快感を味あわされた美乳はたちまち乳首が固くしこり、勃起してしまう。
その乳首は粘液が染みて透けた薄絹越しにツンと浮き上がり、衣服と擦れるだけでも溶けていきそうな程の快感が姫の精神を闇に落としていく。
極限まで敏感にさせられたその身体中を、数と繊細さと激しさを増していく魔力炉の触手が蠢き、胸の谷間を這いずり乳首をしゃぶり潰し、全身を蹂躙していく。

(あぁっ!はぅっ!んはぁ…ふぁぁ…あたし…ぜったい!あきらめないっ!だって…ダイ君だって…きっと!あきらめてないものっ…!)
絶望的なまでの快楽地獄を、レオナはその正義の信念と、愛する勇者ヘの想いを糧に健気に堪えるのだった。
しかし…!

ニュルッ…ズルッ…
(………っ!!?)
一本の触手がレオナの股間を這う。
ニュルニュルニュル…ズズ…グチャアアッ…!
触手が穢れを知らぬ王女の秘部をワレメを這いずり舐め回し、魔界の媚薬が剥かれていないクリトリスに擦り付けられ、ギュッと捻った。

(ああああ゛ーーーッッッッ!!!!)
ピクン!ピクン!ピクン………!ビクビクビクゥ〜〜ッ!

グヂュ!ビュルルッ!グチュグチュグチュッ……!!
触手が不毛の魔界で甘露を求めるかのように、溢れ出す愛液を絞り取っていく。
グヂャ!グヂュ!ニュルッ!ニュルルルルッ…!

(ふぇ?あっ!らめぇ!?いやあ゛〜〜〜〜〜〜っっっ!!!?)

ピクン!ピクン!ピクン!ビクッ……ガクゥッ。
レオナの全身が硬直し、その直後。
未体験の絶頂を迎え激しく痙攣する身体。
地上の指導者の一人として魔王軍に立ち向かい、凛とした信念で人々を導いてきた美少女も、今は底無しの快楽に翻弄され溺れるのみ。
アバンの使徒として、パプニカの王女として、正義と平和を愛する慈愛の姫の、その気高き想い全てを踏みにじる地獄の快楽がレオナの精神を焼き尽くしていく…。



(だっ…だめぇ……きもちよすぎて…なにも…かんがえられない…!もう…魔法力も無いわ…あたしに…もっと力があれば…ごめん…なさい……ダイ君…ッ)
レオナの意識が絶望と暗黒に沈んでいく…その時…。

≪あきらめちゃダメだよ…レオナ≫

(………えっ?)
響いてくる、温かくてやさしい声。

≪その願い…ボクが叶えてみるよ…≫

(…誰…なの………?)

≪だからもう少し頑張って!ダイを…ボク達の友達を信じて…!≫
快楽で虚ろに曇ったレオナの瞳に、僅かに光がともり、そして…。


「……う…んっ…」
「レオナ!!しっかり!!」
「あ…ダイ君………」

快楽責めから解放され、安堵の表情を見せるレオナ。
傍らには一番大切な仲間。そして、一番愛する人。小さな勇者、ダイがいた。
双竜紋に覚醒したダイが魔力炉の番人ドラムーンのゴロアを倒し、魔力炉からレオナを救ったのだった。

「…!」
ピクンッ。
胸元に甘い痺れを感じ、ハッとする。
レオナの胸元には、魔法力を放出して小さくなってしまった、ゴメちゃんがいた。
(そうか…きっとゴメちゃんが魔法力を放出してあたしを守ってくれたのね…ありがとうゴメちゃん)
掌に乗せた小さなゴールデンスライムに、そっとキスをするレオナだった。

「ダ…ダイ君…ちょっと向こうをむいてて…」
「えっ!!?なんで!?」
じい…と無邪気に見つめるダイ。恥ずかしさにカアッとなってダイを殴る、おてんば姫レオナ。
「…見ないでって言ったでしょ!!」
(は…恥ずかし過ぎる……ッ)

(あーあ…下着の中がグショグショだわ〜毒はキアリクとキアリーで回復するけどさぁ…)
呪文で治療する間、ダイ君がまだ子供でよかったぁ〜と思うレオナであった。
大魔王との最終決戦に向け、勇者と姫の戦いはまだ続く!
…おしまい。


→戻る