黒きオーラ氏・作

 黒きオーラさんによる「東方project」のエロパロ短編です。

 ネタ的にはオニャの子のオナヌーとか百合とかそういうのになっております。


今は昔、遡ること千と四百年。飛鳥の都では百済より公伝されし仏教を信奉する蘇我馬子と聖徳太子、廃仏派の物部守屋が対立。
この宗教戦争で物部氏は滅亡。仏教を敬う太子は史上稀なる聖徳と政治手腕によりて民を治め、日の本二千年の繁栄の礎を築くのだった。
・・と、貧弱一般人の教科書には、そんな風に習うのだが?幻想となりし歴史には、裏が存在した。
「全ては計画通りですわ、豊聡耳(とよさとみみ)様。目障りな物部は滅び、愚かな民共には仏教が丁度良い目晦ましになりましょう」
青き髪と瞳。清楚そうな渡来人の美少女が無邪気な笑みを浮かべ、耳元で甘言する。
「近付かずとも聞こえていますよ、霍青娥。君の思惑も、欲も全て、ね」
応じるは、蘇我馬子と共に長年この国の最高権力者でありながら、年を取っていない、可憐な少女。
豊聡耳神子(とよさとみみのみこ)彼女こそ、後の世で聖徳太子と呼ばれる聖人その人である。
「あら、青娥とか娘々とお呼び下さいな。さて、この国の者共を仏教で統治する体制は整いました。
あとは…道教を極めた貴女様が、不老不死の仙人となられて、永劫の統治者として君臨するのみ」
「ええ、そのつもりです。それで…次に君はこう言うでしょう――この仙薬を飲めば尸解仙になれますわ、と」
「この仙薬を飲めば尸解仙になれますわ…はッ!
流石は豊聡耳様…さ、というワケで、グイっと一杯どうぞどうぞー♪」
神子(みこ)の聡明さ?に驚愕しつつも、秘蔵の妙薬を手渡す青娥娘々。
「…。娘々、本当にこの薬、安全なのでしょうね?死んでそのまま永眠、という事は…」
「自信が無いようですわね、豊聡耳様?」
「そうではありません。この国の千年八千年の繁栄の為、私は死ぬ訳にはいかない。その為の用心じゃ」
(と言いますか、イマイチ信用出来ないのよね、この邪仙)
見た目は青く清楚だがお腹は真っ黒くろすけの黒にゃん。仙女・青娥娘々は信用できぬ。
「そうねぇ…御心配でしたら、他の者で臨床実験をしてみましょう。
君は安全確認してない薬を飲ませるつもりでしたか!?とは言わないでくださいな♪」
「君は安全確認してない薬を飲ませるつもりでしたか!?…はッ!
…コホン。そうですか、実験には相応の仙術を学び煉丹で鍛えし道士でなければならないのじゃな。
さて、この国で私以外の道士は…いや、しかし…危険ですし…チラッ?」
躊躇するフリをしながら、控えていた可愛い忠臣を見やる神子。
待ってましたとばかり…

「神子様!我にお任せを!」

どどん!
「この物部布都(もののべのふと)神子様の近衛兵として、お役に立ちたく存じます!」
年の頃は十前後。白い着物に烏帽子、ショートの銀髪を後ろで束ねた、凛とした美少年…にも見える、少女。
物部の姫でありながら崇仏派(と偽っている)神子に心酔し、共に道教を学び不老不死を志している。
「布都…そうですかやってくれますか♪感謝します!さすが私の可愛い忠臣じゃな♪」
頭なでなで。
「みっみ、神子様ァァ!我をかかかわいいなどと〜〜ッ」
ブワっと感涙する布都の頭をなでなでしながら、にっこり微笑む神子であった。
「(豊聡耳様…悪い御方ねぇ♪)さーて、この薬をグイっとどうぞ。
眠るように死んで、数百年後には尸解仙として復活できますわ〜
(運良く成功したら、ね♪)」
と、布都に薬を渡すダイジ○ーブ博士もとい腹黒仙人。
「青娥殿、感謝するぞ!神子様!我は一足先に眠らせて頂きます!おやすみなさい!」
こくこくこく…ごっくん。…ばったんキュー。
素直に仙薬をあおり、死んだように眠るのだった。
「…さて、あとはこの娘の死体を安置して、腐らぬ事を確認すれば成功ですわ。
成功するといいですわねぇ?豊聡耳様♪」
「青娥ェ…。」(やはり確証の無い薬を飲ませようとした!<邪仙)
自分で飲まなくて良かったぁ〜、と冷や汗を脇にかきつつ、平静を装う豊聡耳神子。
布都の寝顔がかわいいので傍で見ていたかったが、政務が忙しい。
とりあえず一日安置し、明日にでも逢いに行こう。
布都の死体?を布団に寝かせ、聖人と邪仙はとりあえず立ち去るのだった…。

――。
「……んっ」
布団の上で、布都が目覚める。
「我は…神子様より先に仙薬を飲み…目覚めた…
そうか!我は尸解仙になれたという事…だな?そうに違いない!」
青娥娘々の不老不死の仙薬は成功だったと確信する。
「こうしてはおれん!早速神子様に御報告せねば…」
だが、慌てて立ち上がる布都の身を異変が襲う。
びくん!ぞくぅ…
「…ふぇ!?」
体を動かし着物が肌に擦れた途端、甘く痺れて力が抜けてしまった。
「んっ…はぁ…はぁぁ…」
腰が抜けて立てない。ふらふらと床にへたれ込んでしまう。
「んっ…はぁ…はあっ…我は…いったい…はぁっ…どうして…ふぅん…?」
からだが、熱く火照る。頬が紅潮し、浅く激しく吐息を吐くたび胸が上下する。
その幼き身には抗いがたい、カラダの芯から込み上げる熱い衝動。未知の感覚に困惑する。
汗でしっとり湿けていく着物に吸った息で膨らんだ胸が当たり、乳首がむくむくと勃起していく。
その度、感じた事の無い甘美な刺激に身悶えるのだった。
「えっ!?んっ!はぁっ!ぁ!んっ…あぁん…ふぁっ、助け…神子…さまぁ…!」
怖い、怖い!怖い…圧倒的な快楽に、脳髄が蕩けて己の大事なモノが溶けてしまうような、喪失感と無力感。
涙目になり必至で足掻くが痺れるような快楽に力が入らず、絶え間なく苛む甘い刺激に、カラダを丸めて堪えるのみ。
「はぁーっ、ふぁーっ…落ち…着くのだ…これは…我が尸解仙になる為の試練…なのだな?そうに…違い…な…っ」
聡明な?布都は荒れ狂う衝動の意味を、そのように解釈。
「神子様の御為にもっ!我は…負けんっ!」
幼くとも朝庭の軍事を司る物部氏の姫。普通の少女ならば為す術なく蹂躙されたであろう快楽を、布都は凛として堪える。
決意し唇を結ぶ。だが抗い難き衝動に朦朧となり、無意識に指をほつれた白い着物の胸元に差し入れ…
「…んっ!?」
ぴくっ!びくん…ぞくっ!ぞくぞくぅ!!
「あああっ!!」
一気に達してしまい、初めての快感の余韻に浸る…間もなく。
「ふあっ!?あっ!あっ!うんっ!ふぁぁこれはっ!?っくぁ…ふああ゛ああ〜〜〜っ!!」
雷に打たれたような刺激が勃起した乳首から全身を走り、試練への決意は霧散してしまった。
僅かばかり膨らみかけた胸を、ツンと勃ってしまった乳首を、夢中で弄くり止められない…
いつの間にか着物は脱ぎ棄てられ、飛鳥の月明かりに火照り濡れた聖童女の肌が輝く。
快楽の赴くまま自らの指で幼い胸を愛撫し、布都の意識は真っ白になっていく…。
「ん゛っ!はあっ!あっ!あんっ神子さまぁ…っ!我はっ…好きで…はあああん神子さまぁぁ!!」
幼き身には耐え難き快感の最中、自らの指先はいつの間にか敬愛する主の愛撫とすり替わっている。
物部氏の氏神である饒速日命(ニギハヤヒノミコト)に仕える神職を務めた布都は聖童女であり、未だ初潮も迎えていない。
ハズであったが…そんな布都の秘所から、愛液がふとももをツゥーと伝い落ちて床に染み、水溜まりが出来ていた。
着物の下に羽織る布は無く、火照りきったカラダを包むは夜風のみ。
無意識に、指が下半身に伸びる。くびれていない腰、おへそからふとももをなぞる。
ゾク、ピクン…気持ちよさに震えながら、秘所に触れてみる。指に、ねっとりとした熱い液。
(…我の小水…だな?…不覚っ…こんなお濡らし…神子さまにしかられ…る…!?)
指が聖童女の一番敏感な箇所を、なぞった。
ぴくん。びくびくびくっ!!ぞくうぅぅ!
「にゃ!ふあああああ゛〜〜〜〜っ!!!?」
布都の幼いカラダが跳ね上がり…糸が切れた人形のごとく崩れ落ちる。
道教の秘術を尽くして調合された媚薬の効果は凄まじく、聖童女は本来経験するハズの無い絶頂に果てるのだった。


「あらまぁ。ちょっと調合間違えたですわ、てへ♪」
「ふ…布都ォォォ!?霍青娥…君はコレを私に飲ませるつもりだったのですかっ!?」
清楚に可愛らしく舌を出す娘々。稀代の人格者も、さすがにふさふさ耳をピクピクさせて声を荒げるが。
「まぁまぁ豊聡耳様。お陰で次は確実に不老不死の仙薬が作れますよ。
それに、彼女を御自身の身代わりに実験体にしたのは貴女様でしょう?ふふっ♪」
「くっ…すまない布都…為政者の辛い決断じゃ…こほん。それより、布都はどうなるのです?」

「ふぁ…ふぁぁ…みこ…さまぁ…♪」
汗と愛液に濡れた幼い裸体を震わせ、快楽の余韻に浸る布都。

「うーん、死にはしませんけれど。このままじゃあ、快楽で壊れてしまうでしょう」
「そんな…布都は私にとって三宝より大切な宝です!何とかなりませんか!?」
「(保身の為に身代わりになさった癖にぃ)…方法はありますわ、豊聡耳様」
「なん…じゃと…私に、布都の欲の全てを聞き、受け止めてやれ、とな?」
「豊聡耳様、人のセリフ先に言わないで下さいな。ええ、仰る通りですわ。
この娘も、それを望んでいるようですし♪」

「みこさまぁ…われはぁ…みこさまのためにゃらちねるぅぅ…」
「布都………やっぱりかわいいわね〜♪」

(やってらんねぇよ)
と思う、屠自古であった。実はずっと見てました。おしまい?


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