黒きオーラ氏・作
黒きオーラ様によるアニメ「無人惑星サヴァイヴ」のエロパロ作品です。 |
鬱蒼と茂る草木をかきわけ、少女はひとり森を進む。 「やっぱり一人は少し怖い…でも、私だって…」 眼鏡をかけた地味目の少女シャアラは気弱さを振り切る。 自然破壊で地球に人類が住めなくなった時代。 スペースコロニーで生まれ育ち、本物の自然環境など無縁だった少年少女たちにとって、宇宙を漂流し不時着した惑星の自然は未だ未知の脅威に満ちている。 それでも力を合わせてこの無人惑星で生き抜いてきた彼らは次第に知恵を身に付け、その逞しさは気弱な文学少女だったシャアラをも成長させていた。 「ここから知らない香りがする…もし、新しい果物を見つけられたら…みんな喜んでくれるかな…」 持ち前の優れた感受性で未知の植物を発見したシャアラは、仲間たちに知らせず一人で森に来ていた。 それは皆で決めたルールに反する危険な行動であり、本来ならば組を作って慎重に探索すべきであったが。 「私だって…みんなの…ルナの役に立てるんだもん…」 シャアラはその優しさや家事裁縫で既に仲間たちから無くてはならない存在だと認められてはいたが、それでも華々しく活躍するルナやベルやカオルのように、もっと役に立ちたかった。 「あの植物、やっぱりいつものとは違うわ」 シャアラの目の前に巨大な食虫植物が現れた。 シャアラとルナが最初に発見した食虫植物とは実の色や形、花の色が異なっている。 実の色は食欲をそそるものではないが、とても美味しそうな香りがし、実際、無人惑星でサヴァイヴする少年少女たちの貴重な食糧となってくれている。 「えいっ!」 シャアラは慎重に接近し、植物本体から何本も地面に放射状に伸びている蔓に木の枝を投げつけた。 シュルルルッ! 獲物を誤認した植物の蔓が枝を巻き取り自らに引き寄せる。 もし誤って蔓に囚われれば、植物の巨大な消化器官で捕食されてしまうだろう。 想像力豊かな文学少女は思わずあげた悲鳴を飲み込む。 「ひっ…ううん、こんなもの、怖くないわ!」 シャアラは勇敢にも他の蔓も同様の手順で慎重に無力化していく。 これが怪奇植物の攻略法であり、最初にルナが襲われ、助けに来たカオルとベルが激闘の末倒した後、確立された知恵であった。 攻略法が分かっているとはいえ、こんな恐ろしい事、少し前のシャアラには出来なかった。 シャアラは自分でも気づかないうちに、とても強い女の子になっていたのだ。 「よし、もう大丈夫ね」 安全を確信したシャアラは恐る恐る植物の根元に近づき、実をもぎ取り、眼鏡を近づけて観察する。 「見た目はやっぱり不気味だけど、きっと、美味しいんだわ」 甘く蠱惑的な香りが、森を歩き続けて空腹なシャアラの鼻孔をくすぐり…頭をくらくらさせた。 戦利品にかぶりつくシャアラ。 その場では口を付けず持ち帰り、仲間のロボット・チャコに成分分析してもらうべきであったが。 (ふぁぁ…食べちゃだめ、チャコに調べてもらわなきゃ…あれ…?) 普段の慎重な彼女としてはあり得ない浅慮、眼鏡の奥の瞳がトロンと微睡み… シュルルルッ! 「え…?」 身体に巻き付く蔓にハッとするシャアラ。 「そんな…!まだ蔓が残って…」 シュル!シュル…ニュルルッ! シャアラの華奢な身体が蔓により宙高く持ち上げられ… ウツボ状の筒の口は巨大なギザギザが生え、中からはヘドロのような濃緑の密が零れ落ちる。 グパァ! シャアラの視界一杯に、捕食器官が大口を開け獲物を待ち構えていた。 「嫌あああああああ゛!!!」 恐怖に絶叫するシャアラ。 人並外れて感受性が豊かなシャアラは刹那のうちに自分が何をされてしまうかを悟っていた。 「嫌っ!だめぇ!やめてぇぇ!」 必死に身をよじり抵抗するシャアラ。 かつてのシャアラであれば恐怖と絶望で諦めてしまったであろうが、今のシャアラは諦めなかった。 「んっ!くぅぅ!なんとか…逃げないと…」 泣き虫だった少女は今、生き残るために立ち向かう。 蔓で身体を締め上げられながらも足をばたつかせ抵抗するシャアラに手こずってか、中々シャアラを捕食できないかと思われたが。 一本の蔓がシャアラの頬を舐める。 ニュル…ニュル…ニュルルン! 「えっ!?ひゃああっ!?」 別の蔓がシャアラの死角から、シャアラの衣服を捲り上げ、身体中を弄っていく。 「あっ…嫌ぁ…ヌルヌルする…気持ち悪い…やめてぇ…」 ニョルッ…ニュルルッ… その蔓は地面の蔓と違い、ヌルヌルの粘液が付着しており、たちまちシャアラのシャツとパーカーはグショグショに濡れてしまった。 その気色悪さに思わず涙が出そうになるのを堪え、身をよじるシャアラだが… ピクッ! 「えっ…あぁん!?」 ゾクっとする悪寒に思わず声をあげてしまう。 背筋がゾクゾクと痺れ、手足から力が抜けていく。 「んっ!あっ!あぁん…なに…これぇ…私、どうなっちゃうの…!?」 身体の異変に戸惑い、恐怖するシャアラ。 グニュ!グニャ・・・ジュュルル・・・! シャアラが痺れて抵抗が弱まった隙に、粘液蔓が14歳の少女の身体中を這うようになぞりあげていく。 ブラを粘液蔓が剥ぎ取り、思春期を迎え膨らみつつある胸に巻き付くたび、甘く痺れるような快楽が駆け巡る。 「ひゃぁぁ!んっ!あっ!ひゃうっ!あうっ!やっ!おっぱい、ヤダぁ!はぅ!ふぁ!やめてぇぇぇぇ!」 快楽と恐怖に泣き叫び、涙と汗で曇った眼鏡の奥の瞳は大きく見開かれている。 そんなシャアラの曇った眼鏡越しにも、太い蔓が眼前に迫るのが見え… 「嫌だあああああ!!!むぐぅぅぅ!?」 グボッ! 一本の蔓が泣き叫ぶシャアラの口を強引に抉じ開け、喉の奥まで突き上げた。 「んぐぅ!むぐぅぅ!うげぇぇぇ!?」 (嫌ああああなにをするの……えっ、樹液…?やだ!こんなもの、飲みたくな…んんんんっ!?) ドクドク…ゴクン。コクコク…。 シャアラの喉を犯した蔓の先端から、白濁した樹液が迸り、シャアラの口いっぱいに満ちていく。 シャアラはあまりの苦しさに成すすべなく得体の知れぬ樹液を飲み込むしかなかった。 (んぐっ…あっ、甘っ…なに、これ…?) 今まで味わったこともないような甘さを感じた直後。 「ふぁぁぁ…」 身体の芯から蕩けるような快感で身体が火照っていく。 ウニュゥゥ…ニュルルルッ! すっかり虜にした獲物を味わおうと無数の蔓がシャアラの全身を犯さんと蠢く。 (だめ…私、えっちにされちゃった…こいつらの目的ってまさか…嫌ぁ…) 夢見る文学少女なシャアラは、諸々の書物から様々な知識を得ており、性行為こそ未体験ながら、今置かれている自分の状況と目の前の生物の欲望を察してしまっていた。 そんなシャアラの気持ちを知ってか知らずか、怪奇植物が厭らしく蠢き… グニュゥゥ…ギチィ! 「何するの!」 シャアラを縛る蔓がシャアラの手足を引っ張り、股を大きく開脚させていく。 「嫌ああああ゛!!?」 大の字に裂かれた股の下から、筒状の捕食器官が濃緑ヘドロ樹液を湛えて待ち構える。 グニュッ〜〜〜! 捕食器官から細い触手が伸び、開かされたシャアラの秘所をなぞるように弄ぶ。 「…あひぃっ!?」 ビクッ! ジンジン痺れる甘い刺激に声を上げるシャアラ。 身体を縛る蔓よりも細く狡猾な触手はより強力な樹液滴らせ、シャアラのふとももをさすり、大切な箇所に侵入していく。 怪しい果実と樹液で火照りきった身体からは既に愛液が滲み、敏感な箇所を嬲られるたび、あまりの快感にシャアラの気が遠くなる。 「だめぇぇきもちいよぉぉ!嫌あ゛〜〜〜〜〜〜っっっ!!?」 ピクンピクンピクン!ビクゥゥ! (ああ…わたし、こんなヘンな植物にイカされちゃった…) 蔓に縛られた身体が快楽に打ち震え、眼鏡の奥の瞳はかっと見開かれ、身体が硬直してぐったくりするシャアラ。 痺れる意識の中、羞恥と絶望感に目の前が真っ白になりそうになるのを必死に堪えるが… どぷっ… シャアラの秘所から滲む愛液がふとももを伝い、下で口を開ける捕食器官が美味しそうに唸りを上げた。 (もしかして…私をイカせて愛液をほしいの…?) 人並み以上に知識だけは豊富なシャアラは甘く痺れる意識の中で怪奇植物の目的を洞察した。 (それなら、私がイカされなきゃ、諦めてくれるかも…ううん、もしこのままイカされ続けちゃったらきっと、食べられちゃう…) そのことに気付いたシャアラは恐怖に青ざめるが。 (でも私…絶対、負けない!だって、ルナが言ってくれたもん…) 『シャアラ、負けちゃダメ!』って。 弱虫でネガティブだった自分を救ってくれた親友の言葉。 自分を信じてくれた大切な友達のためにも、諦めたくない。 怪奇樹液で身体も心も甘く痺れ疲労困憊のシャアラはしかし、眼鏡の奥の瞳に決意を宿して植物を見つめ返す。 グチュ…ニュルルッ…ゾルルルッ! 「あぁっ!ふああああっ!すごっ…きもちいぃぃ゛!!」 そんなシャアラの想いなど意に介さない怪奇植物の触手は完全に痺れて動かないシャアラの身体から衣服を剥ぎ取り、森の外気に晒されただけでゾクリとした快感を感じる程敏感に火照った14歳の裸体を舐め尽くさんと蹂躙していく。 「んんん゛っ!ぜったい、負けないっ!」 年相応に膨らみかけた胸のふくらみに触手蔓がネットリと這い、甘い刺激で勃起してしまった乳首を潰し、母乳が出るはずもないのにグチュッと吸い付く。 「んんぅぅ!あんっ!やぁぁん!はあ゛ああっ〜〜らめてええ゛ぇぇ!!!」 快感に悶えながら必死に堪えるシャアラだったが、蔓が再び両足を引っ張り股を裂き、太い触手がシャアラの蕩け切ったワレメをなぞり、ナカに侵入。 「んはあぁぁあ゛!?そこ…らめぇぇぇぇぇ!!!?」 グチュ!グチョ!グニュゥゥ! 「あっ!んん゛〜〜っ!嫌ぁぁだ、めへぇぇぇ!ああ…ダメ、イッちゃ、ダメえぇぇぇぇぇぇ!!!!」 媚薬粘液滴らせた触手は充血したシャアラのクリトリスを潰し、滲み出る分泌液を存分に堪能するのだった。 「イッちゃ…ダメえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 ビクゥゥッ!がくぅ………。 ビクビクビクビクン・・・ゾクゾクゾク・・・・・・! どぷっっっ! (わたし、またイカされちゃった…ごめん、みんな…ごめんね、ルナ…わたし、もう…だ…め……) 眼鏡の奥の瞳から一筋の涙が頬を伝い、シャアラの意識が消えていった……。 (…シャアラ…シャアラ、しっかりして!) (…んっ…わたし、どうなって…?) 意識を取り戻したシャアラを抱きしめるルナ。 ニュータイプ的な直感でシャアラの危機を察したルナは一人で駆け付け、慎重に触手を無力化、シャアラを救出した。 「ねえシャアラ、どうしてこんな無茶したの?」 「ルナ…ごめんなさい、私…私…」 泣き崩れるシャアラ。 強くなりたかった。なのに結局、またルナの足を引っ張ってしまった自分が悲しい。 そんな気持ちを、ルナは優しく察して、黙って抱きしめるのだった。 「強くなったねシャアラ。でも、もうこんな無茶はやめてほしいな。だって、私の大切な友達だもの…」 「ルナぁ…ごめんなさい…ありがとう…」 シャアラが発見した怪奇植物は、ルナが皆に黙って焼き払うことにした。 辱めを受けた親友の名誉を守るために。 この後シャアラは目立たないが皆の支えとして仲間たちとともに無人惑星を生き抜いていくのだった。 おしまい。 【おまけ】用語とかキャラ紹介 〇無人惑星サヴァイヴ 2003年10月16日から2004年10月28日までNHK教育テレビで放送されたアニメ。 十五少年漂流記をSFでやってみた感じ。 流石NHK教育らしい地味な名作であります。 ちなみにサヴァイヴはシャアラが名付けた惑星名。 〇シャアラ 読書と私小説の執筆が趣味のメルヘン少女。眼鏡っ子の14歳。地味に可愛い。 無人惑星に漂着した当初は泣き虫でネガティブだったが、ルナや仲間たちとの交流で成長していく。 メンバー最弱かとおもいきや、予備知識なしでいきなりロボット操縦して悪党ブっ飛ばしたり意外と強い…。 〇ルナ 無人惑星サヴァイヴの主人公。14歳の女の子。 NHKアニメの主人公に相応しく人格的に優等生。 何故かニュータイプ能力持ち。 植物に触手責め、悪党に電撃鞭責め、Aiにスキャン責め?と何気にエロいことされちゃうシーン多い。 (ルナの方が断然エロパロ向きなのに何故シャアラで書いたんだ私…) 〇ベル タケシ顔。心優しく力持ち。 〇カオル スーパーコーディネイターばりの完璧超人。サバイバルや戦闘ではめっちゃ頼れる。 カオルナなカップリングでラブコメの気配が… 〇チャコ ドラえもんポジのお助けキャラ。関西弁ロボット。 〇シンゴ エロパロ未登場。機械に強いギーク少年。ポルトさんとの師弟関係は泣ける…。 〇メノリ エロパロ未登場。委員長キャラのお嬢様。デレると可愛い。 〇アダム エロパロ未登場。漂着惑星の先住民の男の子。 〇ハワード エロパロ未登場。 石田彰ボイスが最高にヴザい(褒)トラブルメーカー。大体こいつのせい。 ある意味このアニメの真主人公。このアニメの面白さの7割くらいはこいつがいるから。 〇怪奇植物 地面に這わせた蔓に触れた獲物を捕らえて消化してしまう恐るべき植物。 でも実は美味しく、無力化の方法が確立された後は少年少女たちの貴重な食糧源となった。 第5話ではルナが触手責めか!?という場面であったがカオルとベルに倒される。 エロパロの植物は原作の亜種で色々とエロい習性を持つ。 〇『シャアラ、負けちゃダメ!』 アニメ第5話のサブタイトルにしてルナの台詞。ネガティブに弱音を吐くシャアラをルナがNHK主人公らしく励ます名場面である。 その後ルナが触手責めの危機…ぐへへ! |