黒きオーラ氏・作
黒きオーラ様による、ラノベ(アニメ)「魔法少女育成計画」のエロパロ短編で、「ルーラ様凌辱計画」の続編となります。 今回はイヌの着ぐるみ少女・たまちゃんがエロエロに虐められてしまうというオハナシです。 |
「グフフフ!俺様は獣王!人間ども!この村は今日より我ら百獣魔団の支配下だーっ!」 ワニの獣人率いるケダモノたちの群れに蹂躙される村。 「ガオー!」(ぐへへへ!幼女は獣姦だぜーっ♪) 「うわーん!こわいよー!お母さーん!」 魔獣の群れに囲まれ泣き叫ぶ幼女危うし!その時! 「まっ…待って。その子をいじめちゃ、かわいそうだよ」 「何奴!?」 獣王が振り向くと、愛らしい犬の着ぐるみを着た少女がいた。 年のころは12〜14歳くらい。人間だが、犬耳・犬の尻尾・犬の首輪そして小さな身体に比して大きな犬の手足。 それらは着ぐるみであったが、少女の愛玩犬のような可愛らしさを引き立てている。 「ワオーン♪」(ぐへへ!なんだガキじゃねぇか。しかも超かわいい…御馳走だぜーっ!) 「グルルル♪」(幼女の代わりにお前を獣姦してやるわーっ!) 配下の猛獣たちが嬉々として可愛らしい獲物を襲うが、犬の着ぐるみ少女を見た獣王が戦慄する。 「まさか奴は…異界の大魔女配下の…!?いっいかん!お前らでは勝てん!」 慌てて部下を止めるが間に合わず… 「ギャイーン!?」(グワーッ!?) 愛らしい見た目に反し、謎の能力で魔獣たちを蹴散らす少女。 「あの…私、たまっていいます。ま王軍は、スイムちゃんがほろぼすって言ってたから、えっと、こう参してください」 たまは遠慮がちに俯いて、降伏勧告を出す。 「ぐぬぬ。おのれよくも部下たちを!くらえ獣王痛恨撃!」 「ひっ…」 獣王の必殺技に怯えて縮こまる、たま。 「グフフ、やったか!?」 だが、たまの足元に巨大な穴が開き、穴に身を隠し難を逃れる。 「何ィ!?一瞬で足元に巨大な穴を開けてかわしただとぉ!」 驚く獣王。その隙を突き、獣王の懐に突如穴が出現、穴から犬のちっちゃいツメが一閃。 「グワーッ?ん?なんだノーダメージではないか。グハハ、雑魚はともかく獣王の鋼の肉体には無力……」 たまの非力を嘲笑う獣王。だが。 「グワーッ!?ば、ばかな僅かな傷口が開いて…アバーッ!」 これがたまの魔法『いろんなものに素早く穴を開けられるよ』 自分の手で付けた僅かな傷でも、一瞬で巨大な穴に出来る能力である。 回避したり、普段は人助けの為にゴミを捨てる穴を掘るのに使っていたが、対象は問わない為、使いようによっては…! 『魔法少女育成計画』のデスゲームで、たまはこの魔法で最強格の魔法少女を仕留めている。 「て、手加減したよ。もう悪い事はやめてね…」 遠慮がちに諭すたま。 「グフッ…」 脇腹を深々と切り裂かれ、崩れ落ちる獣王であった。 「えっと、もう大丈夫だよ。泣かないで」 「ひっく…ありがとうお姉ちゃん♪」 「ああ〜魔法少女たま様!娘を助けて頂きなんとお礼を言っていいか…」 「いいんです。だって、困ってる人を助けるのが、魔法少女のお仕ごとだから」 親子と村人たちから感謝され、照れくさそうに俯くたま。 それは要領が悪く、クラスメートから、そして両親からも疎まれてきた、気弱だが心優しい少女にとって、とても嬉しい事だった。 …リーダーだったルーラが消息不明の後リーダーを引き継いだスイムスイムが、ルーラの方針通り異世界を征服するのに従い、たまは百獣魔団の支配地を解放して回っていた。 気弱で流され易いたまであったが、本当は困っている人を助ける方が好きだなぁ〜と思う優しい子なのだ。 ――ここは百獣魔団の拠点。 「おのれ異世界の魔法少女め!このままでは我ら百獣魔団の面目が…」 「キィーッヒッヒッ!ならばワシが必勝の策を授けようぞ、獣王殿」 「なにぃ!お前は…妖魔司教!どういう事だ!?」 魔王軍で最も狡猾な策士と言われた男が、魔王軍で最も脳筋もとい勇猛な男に耳打ちする。 「グフフフ!なるほど…目にモノ見せてくれようぞ小娘!」 (ヒョッヒョッヒョッ…バカも使いようじゃ。こやつを利用し、現在勇者ども以上の脅威である異界の大魔女の幹部を仕留められれば、ワシの大魔王様への覚えもめでたくなるわい♪) ちなみに現在、魔王軍と勇者たち諸共に、スイムスイム一人に次々と抹殺されている情勢である。 ――再び、たまが救った村。 「た、たいへんだー!また魔王軍が攻めてきたぞー!」 「うぅ、悪い事はやめてって言ったのに。やっぱり私、甘いのかな…」 もしルーラだったら、絶対に反抗させないように服従させるし、スイムちゃんなら、容赦なく殺していたはず。 ふたりが知ったら、きっとしかられるだろうな…。 たまは、いつも怒ってたけれど本当はドジな自分を気にかけてくれていた優しいルーラを思い出しながら、出撃する。 「グフフフ!よくもやってくれたな小娘!今度こそ我ら百獣魔団の餌食となるがいい!」 「ガオーン♪」(俺らも手加減されてたみたい。でも恩を仇で返して獣姦しちゃうぜーっ!) 「えっと、どうしよう…」 困ったように俯く、たま。不器用で優しいたまは、どうしようかと首をかしげる。 そんな犬の着ぐるみ少女を取り囲むケダモノたち。 仕方なく、ぬいぐるみの大きな犬の手を構えるたまであったが… 「グヘヘ!これを見ろ、小娘!」 「うわーん!怖いよー!助けて、お姉ちゃーん!」 「あっ、あの子は…!」 たまが救った幼女が、人質として獣王に捕らわれていた。 「いいか?ちょっとでも動いたり抵抗すれば、このチビの命はないぞ?グヘヘヘ」 「えっ…そ、そんなの、だめだよ…おねがい、その子を、いじめないで!」 どうしていいか分からず、オロオロと首を振るたま。 中学生・犬吠埼珠(いぬぼうざき・たま)は気が弱く要領の悪い子で、いつもいじめられていた。 魔法少女・たまとなっても、それは変わらない。 (どうしよう?私が動いたら、あの子が…でも、私が動かなければ…あの子は助かるんだよね…) 要領の悪い愚直な頭で必死に考える、たま。 「グフフ!ならば代わりに生贄となるがいい、心優しき魔法少女・たまよ!」 獣王の号令で一斉に魔獣の群れが飛び掛かる。 「っ…」 たまは……抵抗しなかった。 無数のケダモノたちが、可愛らしい犬のぬいぐるみのような魔法少女に群がっていく。 その小さな身体を魔獣の巨体が捻じ伏せ、穢れた爪と牙を突き立てていく。 可愛らしい着ぐるみはズタズタに裂かれ、汚らしい唾液でグチョグチョに汚される。 大きな犬の手足や尻尾や犬耳は捻じ伏せるだけで残しつつ、器用に身体の中央を露出させていく。 中学生にしては小柄な身体。発育途上だが年相応に膨らみつつある未熟な胸が、ケダモノたちの眼前に晒されていく。 「っ…」 (私、たべられちゃうのかな…) 怯えた涙目で我慢する、たま。たまの身体能力は魔法少女の中でも悪くは無く、非力なルーラよりはずっと強い。 魔法少女の強靭な身体能力を持ってすれば、その気になれば反撃は可能であったが。 (だめ…私が抵抗したら…あの子が…) 愚かで優しいたまに、少女を見捨てるという選択肢は無かった。 着ぐるみ少女の可愛らしさに興奮した獣たちが吠え立てる。 「ワオーン♪」(グヘヘ!人間のガキだが犬耳や犬の手足は萌えるぜーっ!) 「ガルルル♪」(気弱そうに怯える表情もかなり可愛いぜぇ!) 「グフフ!犬みたいな恰好だと思っていたが、剥いで見れば、上玉ではないか!精々愉しませてくれよ?」 「ぇ…楽しむって?……きゃあっ!?」 獣さんたちは自分を食べるつもりなのだろうと思っていた、たまであったが… ケダモノたちの異様な気配に身が竦む。 「グルルル♪」(まだガキだが、美味そうな身体だ!) ビチャビチャ。ベロベロ… 魔獣のザラついた舌が、たまの膨らみかけの胸を舐めていく。 ねっとりと熱い唾液が幼い身体に絡みつき、ザラザラな舌に擦られた乳首が勃起していく。 「ふああああっ!いやぁぁっ!ケモノさんたち、くすぐったいよぉ…」 可愛らしい悲鳴を上げるたまに、魔獣どもが増々興奮していく。 「ワオーン♪」(グヒヒ、犬少女のナカはどんなお味かな〜?) 魔獣の一匹が、たまの犬の首輪を噛み、グイッと首を吊り上げる。 「あっ…」 ルーラから貰ったお気に入りの首輪が軋む。 首根っこを掴まれ、四つん這いにさせられるたま。 もふもふの尻尾がふるふる震える。 身体の強靭な魔法少女故に苦しさは少ないが、得体の知れない危険を感じ身震いする。 「ガルルル♪」(いただきまーす!) ズン。ミチィ。メリ… 「ひっ!?あああっ!いたいよ…やめてえぇぇっ!!」 四つん這いにさせられ、バックからケダモノの巨根で突き上げられる。 その衝撃に、作り物なはずの犬尻尾がビクン!と逆立ち、激痛に悲鳴を上げるたま。 「ワフー♪」(おお!大勢の人間の娘を獣姦してきたが、まだガキのクセに素晴らしい締め付けだ!) 幼いが魔法少女の強靭な身体による旨味に酔いしれる魔獣。 四つん這いの幼い身体に覆い被さり、興奮に息を荒げたケダモノの交尾が始まった。 まだ中学生なたまの処女膜が軋み、大切な箇所から鮮血が滴る…。 「いやっ!いやぁ!やだぁぁ!やだよぉっ!」 痛みと怖さで泣き叫ぶたま。 人間としての中身は幼いが、魔法少女としての身体はルーラよりも強靭なたまは、必死に異物の挿入に抗うが、それも時間の問題であった。 「グフフ!魔獣が悦んでおるわ!乳臭いガキの身体に興味は無いと思い部下に食わせてやったが…そんなに美味いのなら俺様も味見してみるか〜?」 たまの痴態に下卑た笑いを浮かべる獣王。 「安心しろ。魔獣どもの体液は超強力な媚薬なのだ。すぐに気持ちよくなれるぞぉ」 「ふえぇ?」 「ガキには分からんか…エッチになるという意味よグヘヘ」 配下の宴をしり目に純情なたまを嘲笑う獣王。 全身を噛まれ爪を立てられ、傷だらけにされた幼い裸体がふるふると震える。 その間にも魔獣どもが我も我もと魔法少女の身体を貪り、最初に挿入した魔獣を押しのけ別のイチモツがゴリゴリと当たる。 たまの身も心も、ケダモノの残酷な交尾に穢されていく。 (ふぁぁ…身体が痺れて…意識が…今ならまだ、反撃できるかも…) だが。 (ううん、だめ。私バカだけど…ルーラにいつも怒られてるけど…あの子を、助けたいんだ…私、魔法少女だから…) たまは、抵抗できる最後のチャンスを捨てるのだった。 ――同時刻。魔王軍拠点 「キィ〜ッヒッヒッヒッ!ワシの策は完璧じゃ。転生魔法少女共の中で、あやつだけは心優しいからのぅ」 離れた場所からスパイの悪魔の目玉を通じて観察する妖魔司教。 「しっかし転生者とはいえ人間はバカよのぅ。見ず知らずのガキの命を盾に取られただけで、何も抵抗できんとは…キィ〜ッヒッヒッ!」 たまの優しさを踏み躙る卑劣な哄笑で、獣姦ショーを愉しむ妖魔司教だった。 ――再び獣姦される、たま 「あああああん!ふああっ!からだが熱いよぉ?あっ!?だめっ!ふぇぇ…」 「グフフフ!そろそろ効いてきたか?」 ニヤリと笑う獣王。魔獣のザラザラ舌で全身を、胸を乳首をクリトリスをしゃぶられ擦られるたびに、ぞくぞくと甘い痺れが駆け巡り、たまの力が抜けていく。 「はぁ…はぁ…ふぁっ…くすぐった…ああん!なに、これ…こんなの、知らない…」 たま(犬吠埼珠)は強制的にこみ上げる未知の快感に戸惑い、怖くって涙をこぼす。 「グルルル♪」(見た目は脆いガキなのに、頑丈な身体だ…犯し甲斐があるぜーっ!) されるがままに弄ばれるたま。媚薬の効果で力が抜けて、無意識の身体の抵抗が弱まり… 「ワオーン♪」(ようやく、しっかりと挿ったぞぉ!) メリメリメリ…! 「やだあ゛〜〜〜〜〜〜っっっ!!!?」 たまの幼い身体が軋み、仰け反る。 ケダモノのイツモツが魔法少女の奥深くまで挿入されていく。 噛み付かれている首輪がその衝撃でギュッと締まり、垂れた犬耳を振った後、ガクンと首を垂れるのだった。 「グフフ!そろそろこいつらも限界…ケダモノの子を孕んでもらうぞ、魔法少女よ!」 「ふぇ?はらむって…?」 無知なたまには孕むの意味が分からなかったが、とても嫌な事をされるのは分かった。 そんなたまに、その意味を教えてやる獣王。無論親切ではなく、絶望するたまの表情を愉しむ為に。 「いやああああっ!だめえっ!そんなのやだよぉぉ!!!」 「ワオオオオン♪」(出るぞおおおっ!) ドピュッ!ドクドクドクドクドクドクドクドク……… 「ふあ゛〜〜〜〜〜〜〜!!!!?」 可愛らしい愛玩犬が吠えるみたいに絶叫する、たま。 ドクドクドクドクドク………ピュルルッ……ドクドクドク…… 「らめぇ…もう…おなか…はいらないよぉぉ……」 ケダモノの射精は長く長く続き、膨大な魔獣の精液が幼い身体に溢れんばかりに注ぎ込まれていく。 (熱い…だめ…わたし…とけちゃう…あぁ…やだぁ…) 入りきらずに逆流する白濁液と、それを押しのけて注入されていく精液がせめぎ合い、たまの心と身体をグチョグチョに穢していくのだった。 たまの瞳が虚ろに曇っていく。 「グフフフ!さぁて、そろそろ俺にも喰わせろ」 「ワオーン♪」(獣王様!このガキすげぇ美味かったですぜ!) 「ガルルル♪」(ずるいぞ!俺まだ挿入してない) 「グルルル♪」(俺も俺も!子犬みたいで美味そうだぜーっ!) 「グフフ!あわてるな。お前らも心行くまで味わうがいい…その前に俺様が壊してしまうかもしれんがなグハハハハ!」 グイッ。首輪を片手で摘み上げ、疲労と甘い痺れでぐったりと力の抜けたたまの裸体を舌なめずりして眺める獣王。 「ふぁぁ…」 「グフフ!おねんねはまだ早いぞぉ?」 「ふぇ?」 「この獣王様がたっぷりと可愛がってやるグハハハハ!」 獣王は再びたまを四つん這いにさせ、バックから巨根で一気に貫いた。 ズンッ!!! 「あ゛っ………がっ………!!?」 ズシッ!ミチィ…! 雑魚魔獣とは比べ物にならない重圧と凶器の衝撃に、たまの意識が一瞬で覚醒する。 「グヘヘヘ!魔獣共の精液とお前の血と愛液ですべりが良いわい!」 ズンッ!ズンッ!メリメリメリ……!! 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛いだいっいだいよおお゛やだあ゛ああっ!!!!」 あまりに惨い体格差。仔犬のようなたまの身体は完全に獣王に覆い潰され、地響きのように打ち付けられるイチモツに蹂躙されていく。 絶望的な体格差で押し潰され、あまりの激痛で泣き叫ぶたま。 常人を遥か凌駕する魔法少女でなければショック死も免れぬ苛烈な責めであった。 「あぐうううっ!!!しんじゃう!しんじゃうよぉぉ!!!」 絶望的な痛みも、いつしか巨大な快楽の波に変わっていく。それもたまにとっては何の慰めにもならなかった。 「ふあああああああああああああああっ!!!」 たまのケモノのような、でも可愛らしい咆哮と共に、獣王のイチモツがギュゥゥッと締め付けられ、獣王に至上の喜びを与えた。 「グオッ!こいつは…部下共が悦ぶワケだ…なんというキツキツ!しかもガキのクセに絶妙に絡みおるわ!」 感嘆する獣王。既に無数の魔獣に挿入され押し広げられていたにも関わらず、たまの幼い身体は未だ獣王にとって極上の御馳走だった。 普通の少女ならばとっくに腹部が破裂して死んでしまう状況、幼い魔法少女の腹は獣王のイチモツの形がくっきりと浮かぶ程に膨らんでいる。 「グオオオオ!素晴らしい!素晴らしいぞ、たまよグヘヘヘヘ!!」 たまのあまりの美味しさに発狂しそうになる獣王。 小さな身体を壊さぬような配慮など、野獣の本能に支配された獣王には既に無かった。 「グフッ!そろそろ限界だ…この獣王の精を腹が破れるまで受け入れよ、魔法少女たまよグハハハハハハ!!!」 ドプッ!!!ドクッドクッドクッドクッ…………!!!! 「やだあああああああっふあ゛〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」 マグマのように熱いケダモノの精液が、既に魔獣共に出されてパンパンの幼い膣に注ぎ込まれていく。 魔法少女の強化された肉体と精神もなすすべ無く、たまの意識が真っ白に塗りつぶされていく。 「実に美味かったぞ!そうそう、お前が犠牲になって助けたあの幼女だが…」 ニヤリと嫌な笑みを浮かべる獣王。 「助けるという約束をした覚えは無いなぁ。お前を壊れるまで愉しんだ後で、あのガキも喰ってやる!当然この村の人間共も皆殺しだ!」 「っ!そんな…だめぇぇ!」 「グフフ、お前の犠牲は無意味という事よバカなガキだグハハハハハ!」 (そうか…やっはり私、ばかなんだ……ごめんね…) 遠のく意識の中、たまは助けられなかった女の子にあやまるのだった…。 「わおーん♪それじゃ、この子は私がいただくね〜」 「グフフ、気の早い奴…って、お前喋れたか!?」 一匹の魔獣が幼女をくわえて安全な場所に運び、戻ってくる。 その魔獣は獣王の懐までやってくると… 「お前、どうしたのだ……?」 ドスッ! 「バカな!俺の部下が片翼の天使になって俺を刺しただとぉ!?」 不意を突いて獣王を魔法の武器で刺し貫く天使。 「グワアアアアアアッ!!!」 優しいたまと違い、外道に慈悲は無い。獣王の最期であった。 「たまー、助けにきたよ」 「ふぁぁ?ユナ…ちゃん?」 「全く、たまはドジだなぁ〜」 もう一人の天使ミナエルが変身を解き、片翼で飛んでたまを安全な場所に運ぶ。 妹のユナエルが『好きな生き物に変身できるよ』の魔法で魔獣に化け、人質救出しつつ獣王を仕留めたのだ。 姉のミナエルが『生き物以外の好きなものに変身できるよ』 の魔法で紛れつつ、たまを助けたのだ。 「スイムスイムはほっとけって言ってたけど、心配でさー」 「変身して潜り込んだってわけ。マジクールな私達に感謝しろよ♪」 「ミナちゃん…ユナちゃん…わたし…わたし…」 泣きだすたま。 「な、泣くなよ〜。私達、仲間じゃん」 「そうそう♪(ルーラはいらないけど)」 その後。獣王配下の魔獣共も皆殺しにしようとしたピーキーエンジェルズを、たまは止めて助けてあげた。 「ワオーン♪」(お、俺たちあんなヒドイ事をしたのに!) 「ワウウウ♪」(温かい…まるで……女神だ!) 「みんな、もう悪い事しちゃ、だめだよ」 「ワンワン♪」(はい♪僕たち改心しました!今後はたま様に従います♪) たまの優しさに浄化された魔獣たちは、可愛らしい犬少女に忠誠を誓った。 後にたまは『獣王たま』と呼ばれ、新生百獣魔団を率いて魔王軍・人間の悪徳領主軍から人々を救って救世主となるのだった。 めでたしめでたし。 ……でも。スイムスイムによる異世界侵略はまだ継続中なのだった。 おしまい。 |