黒きオーラ氏・作

 黒きオーラさんによる「夢使い」のエロパロSSです。

 マンガが元ネタですが、アニメ化もされてる作品なので、川澄綾子氏でCV変換を、とのこと(^^)

 内容的には、娘が父を想って1人エッチでヌルヌル〜という、自慰モノが好きな人に美味しいオハナシとなっています。


 レトロで、微睡(まどろ)むような、不思議な町。とある坂の階段を登りきると、不思議な店がある。
『童遊斎(わらべゆうさい)おもちゃ店』
一昔も二昔も前の玩具から最新流行のものまで、プラモやらフィギアその他怪しげなオモチャたちが所狭しと陳列されている。
古い特撮ヒーローから魔法少女、どこの古代遺跡から発掘されたかわからない、摩訶不思議な遺物たち・・
夜も更け静寂に包まれた店のカウンターには、店主が飲み干した酒瓶や缶ビールやらが散乱している。
ここは『現世と夢界の狭間の番人・夢使い』の家。
この奇妙なおもちゃ屋の店主の名は、三島塔子。
日曜星の称号を継ぎ、人の心が生み出し現実(うつしよ)に出てしまった悪夢を夢へと還す、夢使いの長である。
夢と現(うつつ)の狭間を見つめてきた、澄んだ瞳。
17歳の年頃の娘とは思えぬ、静かで達観した物腰。腰までサラリと伸ばした、綺麗な長髪。
こめかみに括りつけたキツネのお面が印象的で、どこかこの世からズレている、不思議な雰囲気の美少女。
「・・・・・・・・・」
深夜。小学生の妹・燐子はとっくに眠り、普段の塔子も、とっくに爆睡している時間である。
眠れない。酔ってフラフラとカウンターに寄りかかる。
「・・・・・・・・・お父さま」
つ・・・と、右目から涙がこぼれる。泣くことのできない左目は、虚ろだった。
最愛の人への想いが昂ぶる。カラダが、熱い。
「ん・・はぁ・・はぁぁ・・・・っ」
制服を着たまま、身悶える。
塔子は普段着も寝巻きも持っていない。外でも、制服以外の服を着ない。今の塔子には、必要がないから。
「はぁ・・はっ・・はぁ・・・」
呼吸がしだいに荒く、切なくなる。
制服の下には、学校指定の白い半袖の夏用体操着。スカートの下はジャージ。これが塔子のパジャマである。
ふぅ・・と静かに息を吐きながら、スカートをたくし上げる。
「ほらほら見える?わたしのこのカッコ!」
そしてカウンターに寄り添いながら
「・・燐子ったらね、わたしのこのカッコウを見て女の子らしくないって笑うんですよ
・・・お父さま」
寂しそうに、クスっと笑う。
目の前に立て掛けられた、色褪せた一枚の写真。そこに居るのは無邪気に笑う幼い自分と、最愛の人・・・。
「あなたが死んでしまったのに・・・・おしゃれしたって・・・・いったい何の意味があるの?
だってどんなに綺麗になっても・・・・あなたはもう二度と・・・わたしを見てくれないんだもの」
亡き父・宙明(ひろあき)への想い。胸が締め付けられるような哀しみと同時に、僅かに痺れるようにカラダが疼く。
心は悲しいのに、カラダが熱い。甘い衝動がこみ上げてくる。
塔子の指が動く。寝巻き代わりの薄い体操着、ブラは着用していない。
『2ーA 三島』とゼッケン付きの学校指定の体操服の上から、自分の胸を掴み、愛撫する。
「んっ!・・・あっ・・・はぁ!ふぅ・・ふぁぁ・・・っ」
さほど発育が良いほうではない塔子の胸であったが、ブラも付けずスレンダーなカラダにフィットする体操着の上からは、その双丘の膨らみが僅かに見て取れる。
愛撫を始めてすぐ、敏感な乳首が擦れてヒリリとした痛みが、しだいに甘くキモチのよい感覚に変わっていく。
シンと静まり返るおもちゃ店に、塔子の喘ぎが響く。
(はぁ・・いけない・・・燐子を起してしまいますね・・・声を抑えないと)
幼い妹を思い、開きかけた唇をきゅっと結ぶ。けれど・・
「ん・・・・はぁ・・・・うんっ・・ふぅ・・ああぁ・・・っ」
ぴく。ぞくっ。もう、ガマンできない。
「んっ!はぁ・・ふぁ・・・ふあぁ・・・お父さまっ・・・いいの・・・もっと・・・もっと塔子をっ!あぁんっ!」
今の塔子には、夢と現(うつつ)の区別はない。自分の胸を愛撫する手はもう、愛しい父のものだった。
・・ジャージのズボンの下が愛液で溢れ、ふともも辺りをべったりと濡らした頃。
「あっ!?・・ふぁっ!んあぁ!・・・・」
ぴくうっ!ぞくっ。
軽く達して、脱力する塔子。カラダが崩れゆっくりとカウンターを滑る。
・・ことん。と、狐のお面が床を打つ。父の形見の、狐のお面。
「はぁっ・・はぁ・・・ふぅ・・・お父・・さまぁ・・・・っ」
しばらく切ない息を継いで、塔子はカラダを丸めて行為を続ける。
体操着の丸首の襟元から指を入れ、親指と人差し指で乳首を挟み、突き、こねまわす。
もっと激しく。もっと狂おしく。これは愛しい、父の愛撫。
もう一方の指が体操着をまくり、ジャージの中のパンツに伸びる。
グショグショに濡れている。触れると、熱い。じぃんと甘く痺れる。
すぐに、愛撫を始める。秘部に指を這わせていく。
「あんっ!う・・ん・・・あっ!・・はぁ・・・ああっ!ふあぁあっお父さまぁ!」
びくっ!ぴく!ぞくぅ。敏感に反応し、塔子は床でカラダを丸めて震える。
小さめの乳房は乳首が勃起して、薄い体操着の上からでもわかるほどに勃起していた。
不意に、体操着の裾を掴んで、一気に脱ぎ捨てる。・・大切な形見のお面は、決して外さない。
・・途中、キツネのお面に引っ掛かって少しもどかしいと思いつつ、
半袖の体操着は数秒もかからずに、塔子のカラダを抜けていく。
その後すぐに、下のジャージとパンツも脱いでいく。
長袖で長すぎる分を踝まで捲くり、足元には下駄を履いている。
およそ年頃の女の子らしくないこのカッコウも、今の塔子には脱ぎたい時にカンタンに脱げて都合が良いのである。
スタイルの良い、スレンダーなライン。小さめだが形の良い胸。
白く滑らかな柔肌は、ほんのりと桜色に染まっていた。全裸のまま、ふるふると震える。
「はぁ・・ふふっ・・・見て見てお父さま・・・塔子は・・・あなたの娘は・・
少しは成長したでしょう?今の塔子なら・・・・お母さまにだって負けないわ!
だから・・・お母さまがいなくなっても・・・塔子がいます!」
亡き父と母の思い出。幼い日に触れた、父の温もりを、この指が覚えている。
「んっ!」
その指で自慰を再開する。指がナカをかき回し、クリトリスを突き捏ね回す。
乳首を痛いくらいに抓り、揉み解す。
もっと優しく。もっと力強く。激しく!わたしを見てお父さまっ!
5年前に求め、得られなかった欲求を今。
「あっ!あっ!ふぁああんっ!ふぁ・・ふあああ!んん〜!はああっ!ああぁあお父さまあ〜〜〜っ!!!」
童遊斎おもちゃ店の静寂を切り裂き、塔子は喘ぐ。

カラダがビクビクと震え、普段、夢使い達のリーダーとして悪夢に挑む凛とした面持ちは微塵もない。
夢も現も喜びも悲しみも、人の心の不思議を真っ直ぐ見つめてきた涼やかな瞳は快楽でトロンとまどろみ、
唇からよだれをこぼして、愛しい人の名を呼び続ける。
下の唇からは、とめどなく溢れ流れる愛液が床に水溜りをつくっていた。
やがて
「あ!!!ふああ゛ああぁああっ!!!!」
びくううっ!!・・・・がくっ。
絶頂を迎えカラダを激しく仰け反らせ、ぐったりと首を垂れて・・・塔子の夜が、終わる。

(お父さま・・・あの日あなたは・・・わたしに幸せになれと言ってくれたけれど・・・
わたしは幸せになれなかった・・・もうあなたの夢も見られない・・・でもねでもね!
誰かを好きになるこのキモチ・・・止められないっ!
だから・・・)

「だから時々・・・あなたを思い出しますね・・・お父さま」
父への思慕、塔子の想い おわり。


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