…いつまでこの責め苦は続けられるのだろう。私の乳房を強調するかの様に雁字搦めにした荒縄は、
いくらもがいても緩む様子は無く、むしろ更にキツく食い込んでくる。そして逃れられない私の身体を、
三人の男達が無遠慮にまさぐってくる。せめてその手からだけでも逃れようと身を捩っても、いたずらに
荒縄が食い込んで痛いだけ…。
「やめて下さい!どうしてこんな事を?!」
私は必死に問い掛ける。でも、男達は終始無言でひたすらに私の身体を、特に乳房をまさぐる。
私の名は春日舞織。ここは奈良の雑木林の中。人の通る姿は見えず、昼下がりだというのに薄暗いこの場所で、
私の声などは無意味な物に過ぎなかった。どうして、こんな事に…。
私は無慈悲な蹂躙からせめて意識だけでも逃そうと、今日の出来事を思い返していた…。
「奈良とうちゃーく♪奈良と言えば可愛い鹿さんだよねー、冴姫ちゃん、まおりん」
御苑学園中等部2年生の社会科見学の場所は奈良。Jライナー奈良駅の出口を出た私達一行を出迎えて
くれたのは、東京よりひと足早い梅雨明け快晴の青空だった。私と同じ班の友達・はぁとちゃんは、奈良でも
元気一杯だった。
「はぁと、私達は遊びに来た訳じゃないのよ?わかってる?」
はしゃいで先に公園へと続く大通りへと駆け出そうとするはぁとちゃんを止めようとする冴姫さん。でも、
すっかりテンションの上がったはぁとちゃんを止めるのは無理な様で…。結局、私達3人ははぁとちゃんに
引っ張られる形で、奈良公園への大通りを行く事となった。
「あ、冴姫ちゃん!書道用具の専門店だって!…うわ、すっごい大きい墨!」
途中、書道道具の専門店を見つけたはぁとちゃん。早速中へと入って行き、品物を見始める。
「はぁと!…もう。舞織、あなたも何か言ってあげて」
「はぁとちゃん。…奈良は良質の鹿の毛がたくさん取れるから、良い筆の産地でもあるんですよ」
「あ、なるほど。それで書道屋さんがあるんだね。納得」
「舞織…あなたまで」
さすがに諦めた冴姫さん。まぁまぁ冴姫さん、今日は特別な日なんですし、いいじゃないですか。
「でも本当に良い筆ですね。…千年守様とこのはさんへのお土産に買って行こうかしら」
「わ〜、見て見て冴姫ちゃんまおりん!墨汁もおっきい!」
「ちょっとはぁと!せめて店内では大声で騒がないの!」
…そんな楽しい事もあったな…。でも、私の意識は痛みで現実に引き戻された。制服のスカートの中に、
無遠慮に差し込まれる手。股間を割くかの様にキツく通された荒縄の下から、無理矢理力づくで私の穿いている
純白のショーツを引き抜こうとしているらしい。
「い、痛いっ!やめて下さい!」
ビッ…ビリビリィッ!
男の腕力に耐えられなかったショーツの布地が裂け、ゴムだけが残される。私の恥ずかしい所は、いまや
私を責め立てる荒縄だけになってしまった。と、そこへ私の鞄を物色していた男が、2本の筆を持って来た。
私が千年守様とこのはさんへのお土産にと買っておいた筆だ。何を…するつもりなの?
その答えを、私はこの身でもってすぐに思い知らされた。
こすっ…
「ひゃうぅぅぅっ!!?」
男は筆で、私の秘裂と不浄の穴を同時になぞってきた。その後男は一本の筆を他の男に渡し、無言で襞をなぞる。
筆の毛が襞をなぞる度、私の背や頭に電流が走った。胸への責めも、続けられた状態で。
「やめて…はうっ!やめてぇ…っうっん!!」
やがて私の秘裂を筆で嬲っていた男は、充血し勃起した…その…私のクリトリスを筆で責め始めた。
くりっ…
「あっ!ああんっ!!あっ、あ…いやああっ!!」
同時に、不浄の穴を嬲っていた男が窄まりの皺を丁寧になぞり始める。胸をまさぐっていた男は、乳首を口に含む。
こすこす…ちゅぱちゅぱ…
「嫌ですっ!!はぁああんっ!やめてっ!!きゃうぅぅんっ!お願いです、もう、ひうっ!や…も…やめて…」
まるで赤ちゃんの様に泣きじゃくり、言葉の体を成していない哀願の言葉を必死に紡ぐ。けれど、男達の非情な
責めは止む事無く黙々と続けられた…。
「いや…いやぁっ!!何か、何か、来ちゃう…きちゃうよぉ…ひあぁぁあんっ!!も、もう…ああああーっ!!」
じょろ…っ
尿道から、おしっこが漏れ出すのを感じる。このまま責め続けられたら、私、恥をかいて…嫌ぁっ!!その時、
私の秘裂を筆で責めていた男が筆を離し、私の秘裂に口を付けた。そして…!!
じゅるるるるるっ!!
「ああああーっ!!いやああああーっ!吸わないでっ、おしっこ、吸い出さないでぇーっ!!」
激しい音を立てて、男は無情に私のおしっこを吸い出し、口に含んでいく。腰がガクガクと痙攣し、尿道に
激しい痛みが走る。私の意識は、もう、限界に、達しようと…
ぶちゅるるるっ!!
「ううっん!?んぐーっ!!んんーっ!!ん、んうーっ…」
突然、私のおしっこを吸い出していた男が私の唇に吸い付き、私の口をこじ開けてその中身を…私のおしっこを
無理矢理に飲ませようとする。私は首を振って抵抗しようとするけれど、力が入らない上に、男に髪を掴まれて
逃れる事ができない。こんな、こんな生き恥を晒すのならば、いっそ、死ー
ズブっ…
「んぐーっ!!」
ゴク…ゴクンッ
私の不浄の穴に、筆と思しきが差し込まれる。その衝撃に私の喉が開き、口中に注ぎ込まれたおしっこが
喉を鳴らして通って行く…。私の唇を吸っていた男はそのままの姿勢で、またも私の秘裂を筆でなぞる。もう…
私、もう…
『ヴァンリー!!』
…突如、男達の頭上に雷が落ちる。ヴァン…リー…冴姫さん?
「助けに来たよ、まおりん!!」
「大丈夫?!舞織!!」
「はぁとちゃん…冴姫さん…」
私の友達が…助けに来てくれた…!
「よくもまおりんを…お願いパルちゃん、ドカンとやっちゃえーっ!!」
男達目掛け、巨大な光の玉が襲いかかる。そしてー…
「ミルドレッド長官、奈良地区で強力な聖霊力を感知しました」
「そうか…ありがとう」
(春日一門当代が単独行動を取る今回が、彼女らを潰す良いタイミングだと思ったが…そう簡単にはいかないか。
”緋目の人形使い”…やはり協力してもらうとしよう。フフフ…)
終わり
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