ラグナ氏・作


 ラグナさんによる「ファイアーエムブレム〜烈火の剣」のエロパロ小説第2弾です。
 前作「淫魔」とニノの設定は同一ですが、ストーリーは全く別物の、いわゆる外伝作品となっているようです。ヌチョヌチョの百合ワールドをお楽しみ下さい。


エレブ大陸東方に位置する王国、ベルン。軍事大国として名高いこの国に、世界の命運を背負って戦うものたちが集っていた。フェレ公子エリウッドとその仲間たちである。彼らは、ある目的のため、あえてこの踏み越えてはならない地域に足を踏み入れていた。
かつて、人と竜との戦いが起こり、やがてそれが世界の覇権をめぐる戦いとなった「人竜戦役」。この時に大いなる戦果を挙げ、後、人目を避けるかのように砂漠に消えていった「八神将」の一人、大賢者アトスの提言によるものである。
この時、彼らと心ならずも敵対し、散っていった者たちがいた。暗殺集団「黒い牙」。彼らは自分たちが悪と定めた、もしくは依頼人にとっての悪を文字通り暗殺し、それによって生計をたてていた、一般の人々から見れば恐ろしく危険極まりない集団である。
その原因は、黒い牙の首領、ブレンダン・リーダスの妻、ソーニャにあった。彼女の主、ネルガルは生物より「エーギル」と呼ばれる純粋なる力を奪い取り、それを己が力とする術を用いる「災いをもたらす者」である。だが、それには欠点もあった。
エーギルは生物の死をもってでしか奪うことはできないのである。その為、彼は己の為に配下のソーニャに命じ、黒い牙を事実上、乗っ取ったのである。同時にそれは、己の邪魔をしようとするものたちを排除することにもなる、いわば一石二鳥の策であった。
若く、美しく、妖艶な魅力を持つソーニャに心奪われたブレンダンは、彼女のためならばいつでも黒い牙の猛者たちに命じ、彼女の指定する獲物を狩り獲ってきたのである。しかし、その標的がエリウッドに移ったとき、運命は文字通り、黒い牙に牙をむき返したのであった。
黒い牙の本拠地の一つ、水の神殿においてブレンダンは妻、ソーニャの手に掛かって死去。そのソーニャもブレンダンから受けた傷が元で、本来の魔法の実力が出せず、エリウッドたちに倒されたのである。こうして、黒い牙は事実上の崩壊を遂げたのであった。
この時、彼らが何故敵の本拠地に乗り込めたかというと、それには一つの理由があった。ソーニャの娘にして、大陸でも最強の名高い賢者、ニノ。そしてその彼女に従って黒い牙と敵対したアサシン、ジャファル。ニノの母を思う気持ちから、二人は水の神殿に赴いたのである。
しかし、ソーニャは娘に残酷な現実を突きつけ、挙句の果てに彼女を殺害しようとした為、結果として戦いは起こり、そして抗うことのできない現実は訪れたのであった。







「あんな事になってしまって・・・私・・・・・本当に、どうしたらいいかよく解らないけれど・・・とにかく、これからよろしくお願いします」
「・・・・・・よろしく頼む」
こうして[淫魔]と[死神]は、正式にエリウッドたちの仲間となって、戦うことになった。始めは彼女らが元黒い牙である為、仲間内からの疎外がないか心配していたエリウッド達だったが、ジャファルはともかくとして、ニノは生来の明るく、純真な性格で彼らともすぐに打ち解け、
仲間として認められていき、指揮官であるエリウッドも無用の心配だったと胸を撫で下ろした。ニノは老若男女を問わず、ありとあらいる仲間から好かれ、その魔法力にも助けられて徐々に信頼を深めていった。そして、特に彼女と仲がよかったのが[つつましき野花]と呼ばれた少女、
レベッカだった。年も近く、また相性も驚くほどに良い二人の仲は急激な速度で発展し、数日後には親友同士と呼べるほどにまでなっていた。もっとも当人同士はお互いを義理の姉妹の様に感じており、本当に元からの姉妹であったかのように仲むつまじい付き合いであった。
しかし、その関係が闇に・・・・・・いや、一概に闇とは言えないが、それでも普通の人々から見ればそれは異端なのだろう。その仲が、異常なほどにまで発展しすぎたのである。それは、二人が出会ってから二週間後の夜の事であった・・・。
「レベッカ姉ちゃん。姉ちゃん、この軍の中に好きな人とかいるの?」
「えっ?・・・・・う〜ん、そんな事、考えたこともなかったからなぁ・・・・・・ニノは、誰か好きな人とかできたの?」
「私も、特に好きって人はいないよ。確かに、ジャファルやエルクさんとかは私に優しくしてくれるけど・・・・・・」
「そう・・・。私も特にはいないかな・・・・・・あっ、でも一人だけ心当たりがいるかな?」
「えっ!?だれだれ!?」
「んふふ・・・それはねぇ・・・・・・ニノ、貴女よ。なんちゃってね」
「あはは!姉ちゃんたら!誰なのか楽しみにしてたのに・・・・・でも、嬉しい。私のこと好きだって言ってくれて・・・・・・」
そんな、少女たちの間にある他愛も無い恋の話。しかし、
「?・・・・・どうしたの?ニノ・・・・」
ニノは、レベッカの言葉に泣き出していた。幼い時から家族の愛情に飢え、そして何より母親の愛に飢えていたニノは、自分の体を汚すことになってでもそれを求めていたのである。だが、母と信じてきた女は、自分の実の母を殺害した仇であったのだ。
それでも、自分に少しでも優しくし、母としての思い出をくれた彼女を、ニノは芯から憎むことは出来なかったのだ。そして、自分に優しくしてくれた兄、ロイドとライナス。二人ももう、この世にはいないのだ。もう二度と、自分に愛情を与えてくれる人などいない。
そう思っていた矢先に、レベッカから思わぬ言葉を受けたのである。その言葉に、激しく心を動かされたニノは、思わず目に涙を浮かべてしまったのである。・・・そして、そんなニノを見たレベッカに今までに感じた事の無い感情が込み上げてきたのである。
レベッカは、ニノを優しく抱きしめると、
「大丈夫よ、ニノ・・・。これからは、私たちがずっと一緒にいるから・・・。一人ぼっちなんかじゃ、無いんだから・・・」
そういって慰めたのである。それに対してニノは、
「本当・・・?レベッカ姉ちゃん・・・」
「うん、本当だよ。私たちは、ずっとずっと一緒よ、ニノ」
「じゃあ・・・・・・」
そうして、驚くべき事を口にしたのである。
「姉ちゃんの暖かみを感じさせて・・・。ニノが、安心できるように・・・」
そうレベッカに告げたのである。普通ならば、このような事が受け入れられるわけが無い。だが、レベッカは優しく微笑むと、
「いいわよ、ニノ・・・。感じさせてあげるね・・・・・貴女が寂しくなることが無いように・・・・・・忘れることが出来ないくらいに・・・・・・」
そういって、彼女を受けいれたのだった。







「暖かい・・・・・・姉ちゃんの体、ロイド兄ちゃんやライナス兄ちゃんみたいに・・・・とっても暖かいよ」
「ニノ・・・私も感じるわ・・・貴女の暖かみを・・・・・・」
二人はベッドの上で、互いを抱きしめ合っていた。その体に服は纏われていない。これはニノの希望であった。肌と肌との触れ合いは、不安定なニノの心を落ち着かせ、安心感で満ち足りつつあった。
「お姉ちゃん・・・・・・もっと、お姉ちゃんを感じても・・・良い?・・・・・・ニノ・・・我慢が出来ない・・・・・・」
「ニノ・・・」
ニノの告白に、レベッカは正直、どうしようかと迷った。大好きな妹のような少女とはいえ、同じ女性と関係を持つのはあまりにもまずい気がしてならない。だが、ここで突き放せば、彼女はまた一人になってしまう。レベッカは迷った。そして・・・・・・。
「・・・・・・いいよ、ニノ。私も・・・・・・もっとニノを感じたい・・・・・だから・・・・・・」
悩んだ末に、レベッカはニノを完全に受けいれたのであった。より力を込めて抱き合う二人に、もうこれ以上の言葉は必要ではなかった。
「姉ちゃん・・・キス、して・・・」
そういうと、ニノはレベッカの唇に自分の唇を近づけた。レベッカも近づいてきたニノの唇に自分の唇を重ね、そのままお互いを貪り合うかのように激しいディープキスを交わし始めた。お互いの口の中で舌と舌とが別の生き物の様に絡み合い、そこから
男とでは得られない甘い感覚が得られる。その感覚に、二人は夢中になってお互いを更に求めた。
「じゅる・・・ふうぅん・・・くちゅ・・・・んうぅん・・・」
「はぁっ・・・・じゅるる・・・・」
激しいキスはしばらく続き、二人はお互いを高めあっていった。キスが終わり、唇同士が離れると、唾液が混ざり合った粘液が二人の間に糸を引いた。だが、今はそれすらもがとても愛しいものに思えてならなかった。すでに二人の目はトロンと潤い、光をなくしていた。
「ほら・・・姉ちゃん、見て・・・ニノのオマ○コ・・・」
そういうと、ニノは自分の両足を開いて、自分の秘所がレベッカに良く見えるようにする。抱き合い、キスを交わしただけだというのに、ニノの秘所は既に愛液で濡れており、シーツにほんの少しではあるが幾分かの染みを作り出していた。
「姉ちゃんが・・・あんまりにもキスが上手だから・・・・・ニノ、こんなに濡れちゃって・・・・」
言いながら、ニノは羞恥に顔を真っ赤に染めていた。そんなニノに対して、レベッカは、
「可愛い・・・・・感じているのね・・・可愛いわよ、ニノ・・・・とっても・・・・」
そういって、再びニノを抱きしめた。
「もっともっと・・・気持ち良くなりましょうね・・・・」
そういうと、レベッカはニノの秘所に自分の顔を近づけ、ニノの顔の近くに自分の秘所がいくよう、シックスナインの体勢をとると、
「オマ○コの舐め合いをしましょ・・・」
そういうと、自分からニノの秘裂を舐め始めたのである。
「あっ!ねえちゃ、だめっ!そんな、ああっ!急に舐めないでぇ!!」
「うふふ・・・ココはそうはいってないみたいよ・・・?ほら・・・・・ニノも舐めて・・・・」
「う、うん・・・。こう・・・?姉ちゃん・・・」
「はあっ!・・・そ、そうよ・・・上の方に、お豆みたいなのがあるでしょ?・・・そこも舐めてみて・・・」
「うん・・・・どう?気持ち良い・・・?」
「あっ!やああっ!!・・・とっても・・・・気持ち良い・・・」
二人は夢中で互いの淫核と秘裂とを舐め合った。ざらついた舌の感触に、女性同士でしか得られない細かい愛撫による絶妙な快感に、二人は酔いしれ、踏みとどまることが出来なくなってしまっていた。そして、高まっていく快感が二人を絶頂へと押しやっていった。

「あっ!・・・はああん、ああああん!!」
「あっ、あっ、ああっ!ねえちゃ、レベッカ姉ちゃん!!」
「はぁ・・・はぁ・・・ニノ・・・・・あっ!もう・・・あっああっ!!」
「一緒に・・・いっしょにいぃぃ!!ああああああああっっ!!!」
「ニノ!・・・ニ・・ノ・・・ああっ、ああああああん!!!」
二人の少女は、同時に絶頂へと達した。互いの性器から、大量の愛液が噴出して互いの顔を汚した。受け止め切れなかった分の愛液は零れ落ち、ベッドに大きな染みを作り出す。二人の少女は、この情事で満たされたかに見えた。だが、
「はぁ・・・はぁ・・・気持ちよかったわ・・・・ニノ・・・・・」
「レベッカ姉ちゃん・・・ニノもだよ・・・・・」
そういいながら、二人はまた激しく唇を貪りあい始めた。それが済むと、今度は互いの秘裂がくっつきあうよう、足と足とを近づける。
「ニノ・・・・・もっと・・・・もっと気持ちよくなりましょ・・・・・貴女となら・・・・・私、どんなになってもいいから・・・・」
「ありがとう・・・・姉ちゃん・・・・・ニノもだよ・・・・・・・」
そういうと、二人は腰を動かし始めた。愛液に濡れ、もっとも敏感になっている部分がこすれあい、二人の口からはしたない喘ぎ声が止めようの無い大音量であふれ出ていた。
「ああっ!はああん!!私、また、またすぐにいっちゃううう〜っ!」
「やああっ!よすぎて・・・おかしく・・・なっちゃうよぉぉ〜!!」
止められない快楽への行為は、より一層激しくなり、こすれあう秘所からの音もそれに従って大きくなっていった。ぐちゅぐちゅという卑猥な音が、快楽を生み出す淫核と淫核との擦れ合いが、二人の行為の歯止めの全てを切り裂いていった。
「だ・・めっ・・・・!腰が・・・・とまら・・・・ない・・・・・ああっ、はああっはああああん!!」
「もう・・・・わから・・・・ない、よう・・・・ああん!!あああああん!!」
行為の虜と成り果てた二人の少女は、とても淫らで、そして美しかった。口からだらしなく唾液を垂れ流し、目にうっすらと涙を浮かべ、それでも腰を動かすことを止めようとはしなかった。
「やっ!・・・・・・あっ!ああっ!・・・・あああっああああああっっっ!!!!」
「あああん!!はああああああ!ああああああああんっ!!!!」
少女たちは、もう一度同時に絶頂に達し、そのまま気を失ってベッドに横たわった・・・・。










「ねぇねぇ、レベッカ!昨日、誰とお熱いことをしていたのかなぁ?」
「え・・・?ち、違いますよ!わ、私そんなことは・・・・・」
「そういえば・・・ニノちゃんもそんな事をしていませんでしたか?」
「あ、あたしもそんな事してないよぉ。嫌だなぁ、そんな事言ってぇ・・・・」
翌朝、二人の声を聞いていた女性陣から質問攻めにあったことは、もはや語るまでも無かった。男性陣の中にも、二人の少女に事の次第を伺いたいものたちが何人かいたのだが・・・・・・流石に無理な話であったという。


→戻る