Simon氏・作

 「Simonの危険な本棚」のSimonさんからいただいたオリジナルSSです。

 国を滅ぼされ、侵略者によって陵辱され続けるプリンセスの悲しい独白劇・・・


「……姫! なぜそのような……おやめください!」

引き出されてきたのは、名前は覚えてないけれど、顔は見たことがある。お父様の親衛隊にいた人だ。
額や肩に血の滲んだ包帯を巻いて、重そうな鉄の鎖で縛られてる。

ぴちゃりくちゅ

口の中の熱い肉に一生懸命舌を這わせる。
しょうがないよ。だってもう国はないんだよ。私も姫じゃない。ただのペット。
彼はきっとそれでも言うことを聞かなかったんだ。だからあんな風に縛られたままで。
喉の奥をごつごつと突付かれて吐きそうになる。

「おい、呼んでるぜ姫さんよ。返事してやったらどうだい?」

にやにやと哂いながら私の頭を押さえてもっと深く抉ってくる。うぐっ。そういえばこの人も親衛隊にいた人なんだけどな。
今は前よりももっと立派な服を着てる私のご主人さま。
私は姫なんかじゃない。お姫様はこんな裸で四つんばいになってたりしないもの。
お尻を、彼からよく見えるように振ってあげる。ふさふさと揺れて。お尻の穴に差し込まれた尻尾。ね? だからお願い 私のこと、姫って呼ばないで。

どびゅっどぶごぶっ

「……んぐっ……う……」

ねばり。にがい喉にへばりつくの 吸い上げて 飲み込む。
ごきゅ ごくり
でも、これで終わりじゃない。

「むっ」

ご主人さまのお肉がぶるって震えて、じょぼぼって私の口の中一杯に溢れた。
ごきゅごきゅ ごくっ
からっぽだったお腹が満たされてく。目をぎゅうって瞑って、これが何か考えないように。

「……っ? 貴様! 何をして――がぁっ!」

後ろの方でぼごって音がした。じゃらがぢゃっ。苦しそうな呻き声。
きっと殴られちゃったんだ。
鞭の痛みを思い出して、可哀そうになる。
ぶたれるのって痛いよね。だから黙って見てた方がいいよ。私は平気だから。

「ぷは……はぁはぁ……」

床にぺたんと座って、もどしそうになるのを、唾を何度も飲み込んで堪える。

……ぐるるる

「……くぅっ」

朝、お尻に入れたれたお薬がまた暴れだした。ぽこんって膨らんだお腹、出したいって。
この尻尾はご主人さまにしか外せない。
……お願いします……どうか、うんちさせてください
でも私の口から出たのは

「……くぅんっ……わんっわんっ」

犬はにんげんの言葉しゃべっちゃいけないから。

「どうした、まだ飲み足りないのか?」

違うのに。ご主人さま分かってるのにいつも私にいじわるをする。
かりり 床を引っ掻いて。

「きゅぅん……きゃん」

お腹 いたいの。早く出させて。
ごろろ ごろごろ 皆に聞こえちゃうくらいおっきな音がしてる。
どうすれば外してくれますか。何でもします。


「あいつのもしゃぶってやれ」

顎で指されたのは……あの、鎖で縛られた人。
口に枷を嵌められて、暴れようとして取り押さえられてる。

「わん」

ぺたぺた。四つん這いで。

「ふぐっ……むがあぁっ!」

暴れないで。あなたのを飲まないと、尻尾外してもらえないの。
つんとすえた匂い。何日もお風呂に入ってないみたい。ズボンも汗でごわごわしてる。

「手は使うなよ。教えたとおり口でやれ」

「わんっ」

留め金に歯を立てる。首を横にして、ずらしたところを舌で押す。

どんっ

「きゃうっ」

跳ね飛ばされた。尻餅をついたその衝撃がお腹の奥で暴れて……気が遠くなりそう。

「どうした? 憧れの姫に奉仕してもらえる機会など、かつての身分では臨むべくもなかろうが」

「ふごおおぉっ! ぎあまぁっ!……あ!」

おねがいだから、私にさせて。体重を掛けて押し倒す。はぁはぁ。噛み千切る勢いで、下着を引き下ろす。
臭い。

「……ひえっ ほはめふは……ひゃおぉっ!」

ぺろり
でも、とっても硬い。硬くておっきい。
ぺろり ぴちゃ ちゅく

「……あっ……ふぁっ!」

黄白くねばねばしたのがこびり付いてる 舌で舐め取って こくん ぴちゃりぴちゃ
びくん びくって震えだした。もうすぐだって分かる。だから

「あむ……ぢゅる……ぐちゅぴちゃっ……ぢゅるるっ」

教わった。わざと大きな音を立ててしゃぶるの。
そうすると、ほら。

「……お おおおぉぉっ!!」

びゅぶぶっ びゅぐっどぶどぼっ

うあ すごい 濃い。どくどく それにこんなにいっぱい。匂いが
いっしょうけんめい飲んだ。ごくごく。そうしたらまた どびゅって。


最後の雫まで吸いだして、喉に流し込んだ。
靴 いつの間にか、ご主人さまがそこにいた……手の中に金色の鍵。
ああ

「……きゃん……くぅん」

お尻を高く上げて振る。外して。早く。

「お前もその目でよく見ておくがいい、姫の、雌犬の本性をな」

カチリ

留め金が外れた。ずるる。お尻の穴をごりごり削りながら尻尾の根元が出て行く。
ああっ
蹲った姿勢で、お腹に思いっきり力を――



誰かが哂ってて……誰かが泣いてたような気がする……気が遠くなって分からなくなっちゃった。










ぐちゅっ ぬちゃっ ぢゅぶっ

「はぁっ……あ!……きゃうぅんっ!」

ご主人さまの腰に跨って、ぢゅぶぐぢゅ おちんちんが私のお腹の奥をごりごりするの。
ずぶっ

「きゃふぅっ!」

突き上げられて、がくっ あぁっ!

「いつもより 締まるぞっ 姫と呼ばれたのがそんなによかったか? んんっ?」

「ひぎぃっ!……あふっ!……わ わんんっ!」

やめて言わないで私はもう犬なのに なのに 身体がおかしい。勝手に動いちゃう。

「ああいう愚者も役に立つ。くくっ。ほれ! ほれっ!」

「ひいぃぃっ!!……ああぁぁっ!……あぁぁぁっ!!」

づぶっぐぢゅぬちゅっ ごぶごぢゅっ
きぜつしてその度にご主人さまのおちんちんで叫ばされて……あ……ああぁぁっ!





……おとうさま……わたしは、いぬ?……それとも……





Fin


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