あたしの名前は、浜野あさり。
元気がとりえの小学四年生の女の子。
だから、毎日のお菓子は、かかせないのだが、あたしの財布には、二十円しか無い。
「何時も何時も、無駄遣いしてるからよ」
そういうのは、二つ上のお姉ちゃんの浜野タタミ。
頭がよく人当たりは、良いが、実際は、貯金大好きな守銭奴、鬼みたいな性格をしている。
「誰が鬼みたいだって!」
何で考えている事が解ったんだろう?
「口に出てたのよ」
うーん、無意識に喋ってたのか。
「とにかく、お菓子を買うお金が無いんだったら我慢しなさい」
お姉ちゃんは、情けの欠片も無い言葉で切って捨ててきた。
「可愛い妹がお菓子欲しがってるんだからさ、お姉ちゃんとして当然ねえ?」
ウインクするあたしにお姉ちゃんが辛そうなふりをしながら言う。
「辛いは、私も可愛い妹にお菓子を勝ってあげたいの。でも、可愛い妹に我慢する事を覚えさせる為に、心を鬼にしてるのよ」
涙を拭うふりをしても、口元が笑っているのは、隠せていない。
「お姉ちゃんのケチ!」
あたしは、家を出るのであった。
そしてあたしが、トボトボと歩いていると、白衣を羽織ったお婆さんが公衆電話の前で困っていた。
その格好に興味がわいてあたしは、近づいてしまう。
「お婆さん、何してるの?」
するとお婆さんが言う。
「公衆電話で電話をかけたいのじゃが、お金を持ってくるのを忘れたんじゃ。急いで連絡しないといけないのじゃが、困ったのー」
本当に困った顔をするお婆さん。
うーん、あまり面白い話じゃ無い。
「連絡が取れないと本当に大変な事になるのに、ほんに困った」
「えーい、あたしも江戸っ子だ、これを使って」
あたしは、なけなしの二十円をお婆さんに渡す。
「良いのかい?」
「女に二言は、無いよ」
あたしは、腕を組んで答えるとお婆さんが笑顔になって言う。
「ありがとうよ」
電話をするお婆さんを背に、空になったお財布をみる。
「うまい棒くらい買えたのになー」
そして、電話を終ったお婆さんが言う。
「ありがとうよ、優しいお嬢ちゃん。そうだ、お嬢ちゃんも悩みが有るんだろ? お婆ちゃんが相談にのってあげるよ」
正面からお礼を言われて少し恥ずかしくなりながらあたしが言う。
「いいんだよ、どうやったってあのお姉ちゃんが、あたしにお菓子を奢ってくれる訳無いもん」
それを聞いてお婆さんがポケットから小さな小瓶を取り出して言う。
「それだったら、この薬を使うと良いよ」
あたしは、小瓶を受け取って言う。
「この薬ってどんな薬なの?」
「この薬は、簡単に言うと家族が愛せない心の病気の人に飲ませる薬でね。それを飲ませると、家族、特に近い年頃の姉妹の事を愛せるようになるんだよ」
お婆さんの説明にあたしは、手を叩く。
「おー、お姉ちゃんにぴったりな薬だね。早速飲ませて見よう!」
駆け出そうとするあたしにお婆さんが言う。
「付いているスプーン一杯で十分な筈だから、余計に飲ませたら駄目だぞ」
あたしは、手を振りながら言う。
「解った。ありがとう!」
そして、あたしは、例の薬をジュースに入れてお姉ちゃんに持っていく。
「気がきくじゃ無い、勉強がはかどるわ」
お姉ちゃんは、何の疑問を持たず飲み干す。
あたしは、薬の効果が出るのをじっと待って居ると、お姉ちゃんがこっちも見ようとせず言う。
「こんな事してもお菓子は、奢らないわよ」
あまり効いてない。
あたしは、すり寄って猫なで声で強請る。
「そんな事を言わないで、可愛い妹のお願いだから」
お姉ちゃんは、嫌味な笑みを浮かべながら振り返りながら言う。
「誰が可愛い妹だっ……」
お姉ちゃんの言葉が不自然に止まる。
そして、顔を赤くして言う。
「仕方ないわね、これで買ってきなさいよ」
そういってお姉ちゃんは、百円玉をくれた。
「ありがとう」
あたしは、百円玉を握って、駄菓子屋に向かうのであった。
駄菓子屋で買った飴玉を舐めながら言う。
「あの薬、効くんだ、一杯で百円なんだから、二杯だったら二百円かも」
あたしは、これからのお菓子の事を考えて自然と笑みが浮かぶ。
そして、再びジュースを用意して、薬を二杯入れてから気付く。
「二杯で二百円だったら、三倍だったら、三百円じゃない。あたしって頭良い」
もう一杯入れた所でまた気付く。
「もっと一杯いれたら、四百円だすかな?」
あたしは、そこでお婆さんが余計に飲ませたら駄目って言ってた事を思い出す。
少し、悩んだ後、小瓶全部の薬を入れる。
「妹に優しくしすぎて問題なんて無いよね」
あたしが持っていったジュースを見て顔を赤くするお姉ちゃん。
「丁度喉が渇いてた所よ、ありがとう」
そういってジュースを飲みきると何故かお姉ちゃんが硬直する。
あたしは、慌ててお姉ちゃんを揺する。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
するとお姉ちゃんは、何時も釣り目な目尻を垂らして言う。
「あさり、何でこんなに可愛いの」
今まで聞いたことの無い甘ったるい声に体が拒絶反応を起こして、離れようとするが、お姉ちゃんは、強くあたしを抱きしめてきた。
「お姉ちゃん、離してよ!」
あたしは、必死にはがそうとするが、信じられない力で顔を近づけてくる。
「駄目、もう、あたしだけの物にするんだから」
近づいてくる唇にあたしは、涙目になる。
「御免なさい! 全部、あたしが飲ませた変な薬の所為なの、だから正気に戻って!」
「そんな事は、もうどうでも良いのよ。この世にたった二人の姉妹。愛し合いましょう」
あたしのファーストキッスは、お姉ちゃんに奪われてしまう。
あまり物ショックに気が遠くなる。
「あかり、大好き!」
お姉ちゃんは、あたしの服を脱がし始めた。
「止めてよ!」
あたしは、泣きながら懇願するが、お姉ちゃんの手は、止まらない。
「大丈夫、友達との会話に乗り遅れないように、そっちも勉強しているから、直ぐに気持ち良くなれるわ」
「嫌!」
あたしが、必死に逃れようとするが、何処に隠していたのか解らない怪力であたしを離さないお姉ちゃん。
「可愛い、下着」
脱がしたあたしの下着を嗅いでトリップする変態なお姉ちゃん。
あたしは、慌てて逃げようとするが、お姉ちゃんの手があたしの足首を掴む。
「逃がさない。あさりは、一生、あたしと愛し合うんだから」
目が尋常じゃ無い。
あたしは、お漏らししてしまう。
「あら、いけないわね。綺麗にしないと」
そういってお姉ちゃんは、あたしのおしっこが出たところを舐め始めた。
「嫌だよ、お姉ちゃんもう止めて、そこ汚いよ!」
お姉ちゃんは、嬉しそうに言う。
「あたしの大切な妹のあさりに、汚いところなんて無いわよ」
嫌だ、お姉ちゃんが壊れていく。
割れ目を舐められる嫌な感じがあたしを混乱させる。
「アァァン!」
あれ、あたしの口から変な声が出てる。
「気持ちいいのね。もっと良くしてあげる」
お姉ちゃんは、あたしの割れ目を広げ、その天辺にある、小さな豆みたいな所を舐めてきた。
「……ァン!」
体に電撃が走った。
そのままお姉ちゃんは、お豆を吸ってくる。
「駄目! 駄目! 駄目!」
連続して頭に電撃が流れ、意識が遠のいていった。
あそこがジンジンと痛い。
あたしが目を開けると、お姉ちゃんの顔が目の前にあった。
「おはよう、あたしの愛し妹のあさり」
そのままキッスをしてくる。
それも唇だけじゃない、お母さんの雑誌で見た、舌を入れてくるディープキッスだ。
お姉ちゃんの舌があたしの口の中を暴れまくる。
息が出来なくて、頭がボーとしてくる。
「こっちも大分解れてきたみたいね」
お姉ちゃんが唇を離してあたしに自分の指を見せてくる。
はっきりしない頭でお姉ちゃんの指を見ると、赤く濡れていた。
「あさりの初めて貰ったわ」
あたしは、頭を上げて確認すると、あたしのあそこから真赤な血が流れている。
「素敵な彼氏とのロストバージンする予定だったのに!」
あたしが泣き叫ぶとお姉ちゃんが怖い顔をして言う。
「あさりを男なんかに渡すものですか!」
あたしは、お姉ちゃんを睨み怒鳴る。
「お姉ちゃんなんて大ッキライ!」
お姉ちゃんは、激しいショックを受けた顔をする。
その間に、あたしは、逃げようとしたが、両手両足がベッドに縛り付けられていた。
「嘘、放してよ!」
お姉ちゃんは、涙を拭って言う。
「今は、嫌われてても良いわ。直ぐに、あたし無しで生きていけなくしてあげる」
お姉ちゃんは、自分のあそこをあたしのあそこに押し付けて、動き出す。
「イヤーーーン。変だよ、変になるよ!」
「変になって! そして一生あたしだけのあさりになって!」
お姉ちゃんの腰が動くたび、あたしのあそこが複雑に刺激され、気持ち良くなっていく。
「アァァァァン! どっかいっちゃうよ!」
「あたしもよ、一緒に行きましょう!」
あたしは、お姉ちゃんと一緒にいってしまった。
その後も薬の効果が切れる事無く、お姉ちゃんは、あたしを抱き続けた。
そしてあたしも……。
「この頃仲が良いわね」
夕食の時、ママが言ってくるとお姉ちゃんが嬉しそうに言う。
「当然。可愛い妹だもの。この後も、一緒にお風呂に入るのよね」
あたしは、恥ずかしくって顔を真赤にするが頷く。
「本当に、仲良しさんだな」
そう言って、パパが笑う。
あたしは、バスタブの淵に手を置いてお尻をお姉ちゃんに向ける。
「今綺麗にしてあげるからね」
そういってお姉ちゃんは、あたしの前の穴からお尻の穴まで舐めてくる。
「お姉ちゃん、もっと!」
そして、あたしは、お姉ちゃんの舌と指を求めて腰を振ってしまう。
あたしも又、お姉ちゃんとのエッチ無しでは、耐えられない体にされてしまったのだ。
「安心して、あさりが満足出来るまでやってあ・げ・る」
こうして今日も姉妹愛を深めていくのであった。
|