○プロローグ
都心から少し離れた場所にその教会があった。
その教会は、孤児院もやっているが、特色も無く、苦しい生活を送っていた。
そんな教会だが、一つだけ自慢があった。
それは、双子の美少女シスターである。
元々は、孤児院の孤児だった二人だが、立派に成長し、少しでも役立とうとシスターになったのだ。
姉の兎絵(ウエ)は、厳しい所もあるが、芯では、優しく、皆に慕われている。
妹の詩多(シタ)は、天然な所もあるが、何時も明るく、皆の希望になっていた。
しかし、そんな教会に淫極な魔の手が伸びてきたのだ。
「貴方が新しい土地のオーナーだって事は、解りました。しかし、いきなり契約の解除は、酷すぎます」
教会の神父の言葉にその中年男性、助平(スケヘエ)が言う。
「今の契約を解除するだけだ。いきなり出て行けとは、言わない」
安堵の息を吐く神父を助平が鼻で笑う。
「安心するな、もっと酷いことを言うのだからな」
「どういう事ですか?」
神父の質問した時、双子のシスターがやって来た。
「神父様、新しい土地のオーナーがいきなり来たって聞きましたが、どういう事ですか?」
兎絵が真剣な表情で聞き、詩多は、少し不安そうな顔をして、状況を見守っていると助平が指を鳴らす。
「グットタイミング。私の用があったのは、その双子だからな」
その言葉に兎絵が睨む。
「何の目的ですか!」
それに対して、助平は、直球で答える。
「お前等双子を、私の欲望の捌け口にする事だ。その為にこの土地を買ったんだよ」
ストレートすぎる答えに流石の兎絵も言葉に困ってしまう。
助平が続ける。
「こんな土地は、私にとっては、興味が無い。お前等二人が、私の淫らゲームに参加すれば、土地の権利書ごとくれてやるよ」
「ふざけないでよ!」
怒鳴る兎絵に助平が言う。
「本気だ。だから、他のどんな交渉も受け付けない。元々、前のオーナーの善意で格安だった土地代も、正当な値段にするだけで、この教会と孤児院は、成り立たなくなる。裁判沙汰になっても十分勝てる自信があるぞ」
事実に兎絵が悔しそうにしていると詩多がオドオドしながらいう。
「でも、あたし達が居なくなったら、この教会が……」
助平が札束を置く。
「お前達がゲームに参加する為に私の屋敷に居る間に必要になるだろう金だ。これだけあれば人も雇えて、壊れた場所の補習も出来るだろう」
神父も驚く中、兎絵が否定する。
「そんなお金であたし達を自由に出来ると思わないで!」
助平が頷く。
「そうだ、お前達を操るのは、金の力でなく、ゲームでの私の手腕だからな」
睨む兎絵を涼しげな表情で見る助平。
そんな中、詩多が弱々しく手を上げて言う。
「ゲームは、具体的にどんな事をするのですか?」
「詩多!」
兎絵に怒鳴られて詩多がビクッとするが助平が答える。
「単純なゲームだ。ただ、勝つのは、難しいだろうな。今まで私は、負けた事がない。ルールは、簡単で、挑戦者は、二人組みで私の屋敷に来て、片方が性欲奴隷としての調教を受ける」
「それで、屈服したら負けとでも言うの? そんなの受ける訳ないじゃない!」
口を挟む兎絵に苦笑する助平。
「そんなルールでは、どうやっても勝てるから面白くも無い。お前みたいに強気な娘は、何人も居たが、全員、立派な性欲奴隷になってる」
嫌悪感に詩多が吐きそうになるのを庇いながら兎絵が言う。
「だったら、どういうゲームだって言うのよ!」
助平が答える。
「二人一組って言っただろう。つまり、もう一人には、私は、何もしない。ただ、調教の状況をずっと見続けさせる。そして、最後まで男を求めずに居られたら勝ちだ」
兎絵が怪訝そうな顔をする。
「そんなの大丈夫に決まってる」
首を横に振る助平。
「残念だが、今までの挑戦者は、皆そういって、敗れていった。母娘で挑戦した者も何組か居たが、殆どの娘が、母親の痴態に正気を失い、自ら体を差し出した」
「殆どという事は、例外もいるんですか?」
詩多の質問に助平が頷く。
「ああ、娘が調教を受け、その痴態を見た母親が我慢できなったパターンもある」
げんなりする詩多を尻目に助平が説明を続ける。
「このゲームに勝利するのに大切なのは、調教を受ける方が、相手にどれだけ平常心を伝えられるか。狂気は、伝染する。そして、必要なのは、見る方の強い精神力だ」
唾を飲む兎絵と詩多。
「勝負が受ける気があるのなら、来週の月曜日に私の屋敷に来ることだ。楽しみに待っているぞ」
あっさりと帰って行く助平。
悩む双子に対して神父が精一杯の笑顔で答える。
「大丈夫です。きっと新しい土地が見つかるはずです」
○月曜日
・兎絵
あたし達は、結局、助平の屋敷に来ていた。
神父さんは、良く必要が無いと言ってくれたが、他に孤児院と教会を護る方法は、無いのだ。
「お姉ちゃん、大丈夫だよね?」
心配そうにする詩多にあたしは、胸を叩いて言う。
「当然でしょ。あんたは、ただ、見てるだけで良いんだからね。あいつがどんな事をしてもあたし達の信仰は、揺るがない」
「お姉ちゃん……」
あたしの事を気に掛けて、心配そうな顔をする詩多。
怖くないと言えば嘘になる。
あんな男にあたしの体を好き勝手にされるなんて考えるだけで死にたくなる。
それでも、あたし達にとって、あの教会と孤児院は、大切なものなのだ。
「大丈夫、あたし達は、またあの教会に戻れるよ」
半分自分に言い聞かせる様に言う。
そして、通されたバストイレ付きの豪華な寝室に助平がやって来た。
「予想通りだ。まあ、私と詰まらない話もする気も無いだろうから、早速本題に移ろう。どっちが調教を受ける?」
あたしが、前に出て言う。
「あたしが受けるわ! 妹には、指一本触れないで!」
それに対して助平が頬をかく。
「本当にそれで良いのか? 前にも説明したが、このゲームの鍵は、見る方だ。妹さんの方は、そんなに強そうに見えない」
だからだ、もし詩多がこの男に変な事されたら、直ぐに壊れてしまう。
そんな事だけは、絶対にさせない。
「あたしが、平常心を保てば、大丈夫とも言ってたわ」
助平は、苦笑する。
「確かにそういったが、難しい話だぞ」
あたしは、助平を睨みつけて言う。
「大丈夫、あたしは、あんたなんかに負けない!」
助平は、余裕の笑みを浮かべて言う。
「解った。それじゃあ、この薬を飲んで貰おう。簡単に言うと媚薬だ」
そういって小瓶に入った飲み薬を渡してくる。
あたしは、苛立ちを籠めて皮肉を返す。
「難しく言えば、どうなるのよ?」
以外にも助平は、即答してきた。
「人間というか、動物の生殖本能を刺激し、性欲を増幅する物だ。因みに、一般的な媚薬の類は、精力剤が多いのは、元気な状態が生殖に適している為だ。まあそれは、研究で生み出された直接的に性欲を増幅する事が可能な一品だ。一瓶で、数十万する」
「数十万!」
驚く詩多。
「下らない、こんな物にお金を使うのなら、もっと恵まれない人に寄付をするべきよ」
あたしの言葉に助平が言う。
「もしも、お前達がゲームに勝てたら、お前達望むだけ寄付してやろう」
「その言葉、忘れないでね!」
あたしは、薬の一気飲みをする。
「お姉ちゃん、なんともない?」
心配そうに声を掛けてきた詩多にあたしは、笑顔で答えようとした。
「大丈……」
しかし、しゃべっている途中に体が芯から熱くなってくる。
「それでは、始めよう。服を脱いでベッドに横になるんだ」
「何でよ!」
あたしが反射的に怒鳴ると助平が平然と答える。
「服を着たままセックスをしたいのか? それとも私に脱がされたいのか?」
「誰があんたなんかに!」
母親代わりだった先輩シスターから受け継いだ大切な服を汚されたくなかった。
あたしは、自分で服を脱いでいくが、どうしても下着は、外せない。
「最初だ、下着の上から愛撫してやろう。ベッドに横になれ」
あたしは、悔しいが助平の言うとおり、下着を着けたまま、ベッドに横になった。
「お姉ちゃん、やっぱりあたしが……」
踏ん切りがつかない詩多にあたしは、はっきりという。
「もう、遅いわ。こんな男に下着姿を見られたんだから。後は、どこまでいっても一緒」
悲しそうな顔をする詩多に笑顔で告げる。
「全部が終ったら、一緒に体を清めてくれるよね?」
詩多は、涙を流しながら頷く。
「絶対、綺麗に戻れるよ」
「麗しい姉妹愛だ。それでは、いくぞ」
助平の手がブラ越しにあたしの胸に触れた。
「アァン」
おかしい、こんな声を漏らすつもりは、無かった。
「不思議に思うことは、無い。肉体の反射行動だ。しかし、これからは、もっと凄いぞ」
そういって助平は、両手であたしの胸を揉み始める。
あたしは、さっきみたいな声を漏らさない為、必死に唇をかみ締めるが、胸から気持ち良い感覚がせりあがってくる。
「必死に我慢しているが、あまり我慢していると後が辛いぞ」
助平の言葉に反論することも出来ない。
口を開けたら、またあの甘い声を漏らしてしまいそうだったからだ。
「次は、オマンコを触るぞ」
遂に来た、助平の手があたしの割れ目に伸びる。
そして、下着の上から、割れ目をなぞって来た。
背筋を強烈な刺激が走り、あたしの脳に直撃する。
開きそうになる口を必死にかみ締め続けた。
「強情だな。まあ、その方が私は、楽しいがな」
本当に楽しそうに微笑む助平に激しい殺意を覚えた。
その次の瞬間、目を見開いて声を出してしまう。
「……ァァァン」
「こっちは、堪えきれなかったか」
助平は、あたしの割れ目の上の敏感な所を刺激したのだ。
一瞬、頭が真白になった。
「まだ、始まったばかりだぞ」
そういって、助平は、あたしのあそこを下着の上から執拗に攻めてくる。
「アァァァン……アァァァン」
その強烈過ぎる刺激は、あたしの口から声を漏らさせる。
「これを見ろ」
助平があたしの前で指を広げるとそこに、いやらしくねっとりとした液体が広がっていた。
「これが、お前が出した愛液だ」
「嘘!」
信じられない、自分の体からあんないやらしい液体が出ているなんて。
「本当だ。もう、十分に私のチンポを受け入れる準備が出来た。いれるぞ」
「嫌、止めて!」
あたしは、反射的にそう叫んで居た。
するとあっさり助平は、あたしの体の上から離れる。
「そうか、ならばやはり妹の方が、調教を受けるんだな?」
あたしは、慌てて言う。
「詩多には、指一本触れないで!」
「もう続けたくないのだろう? それとも、もう止めて土地を諦めるか?」
助平の冷徹な言葉にあたしは、悔し涙を流しながら叫ぶ。
「さっさとしなさいよ! だけど、そんな事位で貴方の物には、成ったと思わないでね!」
助平は、あっさり同意する。
「当たり前だ、そんな簡単に堕ちたら面白くも無い」
そして、助平は、チンチンを取り出して、下着をずらして割れ目に押し当てる。
「行くぞ!」
あたしは、顔を逸らした。
次の瞬間、体が引き裂かれるかと思う激痛があたしを襲った。
本当に死ぬと思った。
痛みを必死に堪えていると助平が言う。
「もう少しで全部入るぞ」
「これ以上、入るわけない!」
あたしの叫びに反して、助平のチンチンは、あたしの中に侵略して来た。
「全部入ったぞ。お前の子宮の入り口を私のチンポが突いているのが解るか?」
そんな物が解る訳が無い。
今のあたしにあるのは、体を引き裂かれるような激痛のみ。
助平は、そんなあたしの苦痛を知ってか知らずか、動かない。
すると徐々に痛みが治まっていく。
安堵の息を吐いた瞬間、それが襲ってきた。
「何? これ、解らない! 痛い筈なのに!」
あたしの中から熱い快感が昇って来る。
助平の腰が動き、チンチンがあたしの中を抉る度に痛みと同時に、快感があたしの脳みそを襲った。
「嘘、こんなの変よ!」
必死に否定するあたしに助平は、腰を動かしながら言う。
「変では、無い。人は、長時間の痛みに耐えられないから自然と痛みを中和し、その他の感覚、この場合、性感を増幅する。媚薬の効果もあるがな」
そんな理屈は、知らない。
そんな事より、あたしは、自分が許せなかった、こんな最低男との性行為で感じる自分が。
「そろそろ出るぞ!」
助平の言葉にあたしは、慌てた。
「中に出しちゃ駄目、赤ちゃんが出来ちゃう!」
孤児院には、犯されて出来た子供が多く居た。
そんな不幸な思いを自分の子供にさせたくない。
「いくらでも相手をするから、中に出さないで!」
あたしの必死の叫びに助平が寂しそうな顔で言う。
「安心しろ、私は、種無しだ。子供が出来る可能性は、数億分の一だ。赤子なんて出来ない。だからこそ、こんなゲームをやって、気分晴らしをしているのだがな」
そういって、そのままあたしの中に灼熱の飛沫を放った。
それを受け止めた時、あたしの意識は、遠のいて行った。
・詩多
お姉ちゃんと一緒に来た、助平さんの屋敷は、凄く豪華でした。
そして、必死にあたしを庇おうとしてくれるお姉ちゃんに申し訳ないと思いながら、お姉ちゃんと助平さんの行為を見ていた。
「本日の調教は、ここまでだ。この部屋に居る限り、調教の間以外は、自由だ。必要な物があったら、内線でメイドに言えばもってこさせる」
そういい残して助平さんは、部屋を出て行った。
あたしは、気絶したお姉ちゃんに戸惑いました。
少し考えてから蒸しタオルを持ってきて貰い、そのタオルでお姉ちゃんの体を綺麗にする。
そうしている間に、行為の事を考えてしまう。
あたしには、解りました、お姉ちゃんが口では、嫌がっていても気持ち良いって思っている事を。
胸を揉まれた時も、あそこを弄られた時も。
チンチンを入れられた直後は、物凄く痛そうで、こっちまで痛くなりそうでしたが、途中から、お姉ちゃんの表情が変わりました。
物凄く気持ちいいんだと、直ぐに気付きました。
最後の瞬間のお姉ちゃんの顔は、あたしの知る、どんなお姉ちゃんの顔より幸せそうに見えたのは、あたしの気のせいなのかな。
そんな事を考えてふと股間の違和感に、あたしは、手を入れてみると、あの時のお姉ちゃんみたいに粘々では、無かったが、確かに愛液がついていた。
○火曜日
・兎絵
「本当に金だけは、あるみたいね」
あたしは、出された食事を食べながら文句を言う。
「あの子達にも、こんなご馳走を食べさせてあげたい」
詩多が寂しそうに行った時、助平がやってきた。
「だったら、孤児院にもその料理を出してやろう。そうすれば、お前等がゲームに集中できるだろう」
こいつには、いくら寄付や施しをしても、ケチでろくに寄付もしない隣のおじさんより人情が感じられない。
「それで、今日は、何をすれば良いの?」
ヤケクソ気味に言うと助平は、卑しい笑みを浮かべて言う。
「アナルセックスだ」
「アナルセックス?」
詩多が首を傾げると助平が説明を始めた。
「お尻の穴に私のチンポを入れるセックスだ!」
あたしは、怒鳴る。
「そんな事をして気持ち良い訳ないじゃない!」
苦笑する助平。
「そうでもない、勘違いされがちなのだが、性感とは、特定の部位を刺激して得られるものでは、無い。確かに敏感な部位を攻められれば性感を得やすいが、逆に敏感な部分であれば、何処でも良いと言うわけだ。尻の穴とその奥の腸は、その典型例だ。様は、刺激の与え方なんだ」
下らない説明をする。
「とにかく、貴方がそんな異常な事をしたがる変態だって事は、はっきりしたわね」
助平は、怒るどころか笑いながら言う。
「そうだ、私は、変態だ。だから、これからお前の尻の穴、アナルを犯す。その為に下準備が必要だ」
助平が指を鳴らすと複数のメイドがやって来た。
その手に握られた大きな浣腸器を見て、あたしは、少しひいてしまう。
「何をするつもり?」
「ウンチには、大量の細菌が含まれている。そのまま入れたら、病気になる恐れがある。そうなったら、お互いに大変だからな、全て吐き出してもらう」
助平の説明にあたしは、戸惑う。
「別にあんたが病気になってもあたしは、困らないわよ」
すると助平が平然と聞き返してくる。
「そうか、おまえは、病気になったチンポで犯されるのが好きなんだな」
そうだった、悔しいがここは、受けるしかない。
「解ったわよ」
すると助平が言う。
「今回は、排泄に関して、調教するつもりは、無いから、妹と一緒にお風呂場で処理したらどうだ? それとも見られていた方が良いか?」
「言われなくても、そうする!」
あたしは、詩多と一緒にお風呂場に行って、何度も浣腸をして、お腹の中を空っぽにして、助平の前に出る。
「ちゃんと綺麗にしてきたよ」
「そうか、なら、今日も薬を飲んで貰おう」
助平がそういって、昨日のあの薬を差し出してくる。
あたしは、それを受け取るのに強い抵抗があった。
けっして与えられたくない快感を無理やり与える薬。
それでもあたしにそれを飲む事を拒む事が出来なかった。
「飲めば良いんでしょ! 飲めば!」
あたしは、薬を飲む。
あのおぞましく、いやらしい熱があたしを襲う。
「それでは、始めよう」
助平は、そう言うと、あたしのお尻の穴を指で揉み解していく。
その嫌悪感を我慢していると、薬の影響か、段々と気持ち良くなって来た。
あたしは、声を出すまいと必死に唇を噛締める。
「そろそろ解れたみたいだ。入れるぞ」
助平は、そう行って後ろから尻の穴にチンチンを入れて来た。
「イタイ!」
痛みが肛門を襲い、お腹の中を無理やり押し広げられていく違和感で嘔吐感すらした。
しかし、それも長続きしない。
お尻の穴を通り、腸をこすり付けるチンチンの熱さがどんどん気持ち良くなっていく。
薬の所為と解っていても悔しい。
絶対に声を漏らしたくない。
「我慢するだけ無駄だ」
そんな事を言う助平にあたしが怒鳴る。
「うるさい! 余計なお世話よ! アーーーン」
口を開けた所を突かれ、甘い声が漏れてしまった。
「体は、正直だな」
助平は、そういって濡れたあたしの割れ目をなぞる。
そんな指にさえ感じてしまう自分の体が恨めしい。
「そろそろいくぞ。たっぷりと感じろ」
そして熱い精液があたしの腸を蹂躙した時、頭が白くなった。
・詩多
ウンチをする穴でエッチな事をするなんて、あたしには、信じられなかった。
それでも、お姉ちゃんの浣腸の手伝いをしながら言う。
「大丈夫?」
お姉ちゃんは、浣腸による腹痛を我慢しながら言う。
「あいつが変態なのは、最初から解ってた事よ。我慢して見せるわ」
そしてお姉ちゃんは、薬を飲んでお尻の穴をいじられ始めた。
最初は、嫌そうな顔をしていたが、段々と気持ちよさそうな顔になっていた。
チンチンを入れられて、腰を押し付けられてると、もう気持ちよさそうになっていた。
助平さんが触れた割れ目は、いやらしい液体でぐじょぐじょになっていた。
最後、出された後、お姉ちゃんは、涎を垂らし脱力していた。
○水曜日
・兎絵
何時もの様に薬を飲んでセックスさせられ、感じた事に嫌悪感を覚えていたあたしに助平は、チンチンを見せ付けて言う。
「舐めるんだ」
あたしは、思わず怒鳴る。
「そんな汚いのを舐められる訳無い!」
助平は、平然と言う。
「大丈夫だ、これを舐める事をフェラチオと言うが、それで病気になった女は、居ない。これも調教の一環、ゲームの一つだ」
そう言われたらあたしに断る事が出来ない。
「解ったわよ」
嫌々顔を近づけ、精液と……あたしの愛液で濡れたチンチンを舌で舐めた。
イカ臭く、粘ついた感触で、最低だ。
「どうした続けろ」
助平が急かすので、あたしは、怒鳴る。
「解っているわよ!」
あたしは、必死に我慢して舐めていく。
「よく味わえよ、それが、お前の愛液とお前をいかせたザーメンの味だ」
あたしが睨む。
「いかせたって何よ?」
苦笑しながら助平が答えた。
「射精された瞬間、頭が真白になって、脱力感があるだろう。あれを性的絶頂、英語で言うとオーガズムと言う。俗にイクって言われる感覚だ。男の場合は、射精するが、女の場合は、オマンコが締まったりするのが特徴だ。天国に昇る気持ちだったろ?」
「天国は、貴方が思っている様なところでは、無いわ!」
あたしが怒鳴るが助平は、平然と続ける。
「だけど、気持ち良かっただろ?」
脳裏に、ついさっきの快感が過ぎる。
「口がお留守に成ってるぞ、それともずっと舐めて居たいのか?」
「やれば良いんでしょ!」
あたしは、助平のチンチンを舐めるのを続ける。
その間も、助平が下らないことを言う。
「お前のオマンコは、中々良いぞ。凄く締め付けてきた。鍛えれば沢山の男を虜にする名器になるな。そうすれば男は、食いたい放題だな」
「うるさい!」
あたしが怒鳴ると助平は少し困った顔をして言う。
「そういっても、お前のフェラが中途半端で、いまいちだから集中できないんだ。しゃぶって頭全体を使ってやれ」
「どうせ、ゲームだって断らせないんでしょうが!」
あたしは、そう言い返して、助平のチンチンを口に含む。
今まで以上に助平の、男の臭いが鼻を襲う。
少しでも早く終らせようとあたしは、頭必死に前後させる。
「そうだ、そうしているとお前を口がオマンコみたいだぞ」
本当に下らないことしか言えない奴だ。
「詰り、お前は、口でセックスしているんだよ」
頭の中に、助平との行為が思い出される。
するとどうしてだろう、さっきまで嫌で仕方なかった臭いが、良い臭いに変わっていく。
そして、助平が言う。
「そろそろ出すぞ。全部飲め!」
あたしの口の中で、助平が射精をし、熱い飛沫を撒き散らす。
「ゲホ、ゲホ!」
思いっきり咳き込む、喉に粘りつき、涙が出てくる。
でも飲み込まないと駄目だ。
あたしは、口を塞ぎ無理やり飲み込む。
「これで良いの!」
あたしが睨むと助平が楽しそうに言う。
「ああ、今夜は、その臭いを感じながら寝るんだな」
そのまま部屋を出て行く助平。
あたしは、直ぐに洗面所に行き、口を濯ぎ、うがいをするが、助平の精液の臭いは、拭い取れなかった。
・詩多
またお姉ちゃんは、薬を飲まされ、またエッチな事をされてしまった。
その後、なんと無理やりチンチンを舐めさせられ、咥えさせられていた。
でも、何でだろう、途中からお姉ちゃんの顔から嫌そうな表情が抜けていった気がした。
そして、お姉ちゃんは、助平さんが出て言った後、洗面所に駆け込んでいった。
あたしは、一人、助平さんとお姉ちゃんが出したエッチな臭いに包まれ、戸惑うことしか出来なかった。
○木曜日
・兎絵
「薬は、飲んだわよ、さっさとやれば」
あたしは、薬を飲んだ後、絶対屈服しない気持ちを籠めて睨むと助平が言う。
「今日は、フェラチオからだ。それと今日は、飲まずにそのまま我慢しろ。出したら、もう一度最初からだからな」
出されたチンチンをあたしは、嫌悪感を覚えながら舐め始めた。
「そうだ、昨日より格段と上手くなったな」
「こんな事が上手くなっても嬉しくないわよ」
あたしが舐めながら睨むと助平が何時もどおり気にした様子も見せずに言う。
「そうでもない、男は、フェラチオが上手い女には、意外と弱い。男を捕まえるのに使えるぞ」
本気で言っているのが更に腹が立つ。
「あたしは、そんな事は、しない。シスターとして清廉潔白に生きていきます」
すると助平は、爆笑する。
「何がおかしいの!」
あたしが怒鳴ると、笑いを堪えながら助平が言う。
「しかしな、フェラチオしながら清廉潔白といわれてもな、その白は、ザーメンの白か?」
悔しいが、何も言い返せない。
教会を救うためでも、こんな最低男のチンチンを舐めているあたしが、清廉潔白とは、とても言えやしない。
「お姉ちゃんは、立派だよ! 神父さんも言ってた、人を救うために自分を犠牲に出来ることは、正しい事だって!」
そうだ、こんな事で挫けていられない、あたしには、教会や孤児院の子供達、なんといっても詩多を護る義務があるのだから。
あたしは、助平の言葉を無視して、チンチンを咥え、昨日と同じ様に必死に頭を前後させる。
「ようやくやる気になってきたって事だな。よし少し、早いが出すぞ」
あたしは、思わず目を瞑った。
口の中にあの男の臭いが満ちていく。
吐き出したくなる衝動に駆られるが、あたしは、堪えた。
精液が零れださないように口を押さえながら言う。
「さっさとやったら?」
助平が頷き、あたしをベッドに横にするとあそこを舐め始める。
「ウゥゥゥゥ……ウウウゥゥゥゥン」
薬で敏感になったあたしのあそこは、その刺激を快感に変えてあたしを襲う。
感じたくない、でも、体が勝手に濡れて、気持ち良くなる。
それと同時に口に含んだ精液の臭いすら、まるで濃厚な花の香りの様になってくる。
信じられない、でもあたしは、気持ち良くなっている。
それでも、それを口にするわけには、いかない。
詩多が見ているのだ、間違ってもこの気持ちを悟られたくない。
そして、もう少しでいきそうになった時、助平の舌が止まった。
「もう、飲んでいいぞ」
あたしは、言われるままに精液を飲む。
嫌悪感で眠れなくなったあの臭いがあたしの中からする様になる。
でも、それが嫌でない自分が嫌だった。
そして、助平は、ベッドに横になって言った。
「今日は、お前が上になって、自分から私のチンポを自分のオマンコにくわえ込め。そして、腰を動かして私をいかせたらお終いだ」
ふざけている、そんな真似が出来る訳ない。
あたしが怒鳴ろうとした瞬間、助平は、詩多を指差して言う。
「役を換わるか?」
「妹だけは、絶対に駄目!」
あたしは、助平の体に跨り、数日前まで触ったことも無いチンチンを自分の割れ目に導き、腰を下ろした。
「……ァン」
今まで以上に深いところを突く助平のチンチン。
「どうした、気持ち良過ぎて声も出ないか?」
「黙ってなさいよ!」
あたしは、快感に負けないようにゆっくりと腰を上下させる。
「何で、何で、こんなに……」
今まで以上に気持ちよかった。
それが、信じられず、同時に嫌だった。
「理由は、簡単だ。痒いところは、人にかいてもらうより、自分でかく方が効果的だろう」
「あたしが気持ち良くなりたがっているというの!」
腰を止めて睨むあたしに助平が首を横に振る。
「ちがう。痒いのをかくのと同じ生理的な対応だ。別段お前がチンポの好きな淫乱だなんていっていない。薬の所為もあるしな」
「当然よ」
あたしは、腰の動きを再開する。
この気持ちも全て、あの薬の所為だ。
そうわりきると、腰の動きが早くなる。
多分、少しでも早く終らせたいって気持ちの表れだろう。
「アァァン、アァァァァン、ァン!」
甘え声が出てしまう。
そして、またあの感覚が迫ってきた。
「駄目!」
あたしは、自分の動きでいってしまった。
脱力して、助平に倒れこんでしまう。
「まだ出していないうちに、ダウンか?」
「待ちなさいよ。少し休んでから続けるわよ」
そう答えると、助平は、下から突き上げてくる。
「駄目、止めて! いったばっかで力が……アァァァァン!」
敏感になったあそこが激しい快感をあたしに伝えてくる。
「これは、サービスだ。存分に感じろ。その代わりいくときは、ちゃんと言えよ」
反論したいが、そんな状況じゃ無く、声も止められない。
「アァン、アァァァァン、アァァァァン!」
「行くぞ、確り受け止めろ」
助平の射精があたしのあそこを襲う。
「イゥゥゥゥゥゥゥウ!」
あたしは、二度目の絶頂を向かえ意識を失った。
・詩多
今日も凄かった。
最初から口でされるのもショックだったが、それよりもお姉ちゃんが助平さんに舌であそこを舐められている間ずっと気持ち良さそうだった。
そして、極めつけは、お姉ちゃんが自分からチンチンを入れた時、最初こそ、ぎこちない物だったけど、次第に滑らかになった。
最後の瞬間のお姉ちゃんのあのいやらしい声と顔が脳裏にこびりついて剥がれない。
○金曜日
・兎絵
「毎度毎度、飽きないわね」
あたしは、助平から渡された薬を飲む。
助平は、空瓶を受け取るとベッドから離れて行き詩多の隣に座る。
「妹には、手を出さないって約束でしょ!」
助平が頷く。
「ああ、手を出さない。今日の調教は、公開オナニーだ。自分独りでいけたらお終いだ」
「とことん最低な趣味ね!」
あたしの言葉に助平は、笑顔で頷く。
「褒め言葉だよ」
こいつには、何を言っても通じない。
あたしは、服を脱いで胸を触り始める。
それだけで、感じるのは、やはり薬の所為だろう。
「アァン」
乳首を軽く触っただけで、こんな声が出る。
恥ずかしくで死んでしまいたい。
でも続けないわけもいかない。
詩多の様子を見ようと視線を向けると詩多がそっぽを向こうとしていた。
「駄目だ、前を見ろ」
助平が睨む。
「でも……」
言葉を濁す詩多。
「どうした、何か変な事をされたの!」
あたしが助平をにらみつけると詩多が言う。
「助平さんがチンチンを出しているの」
あたしは、驚いて視線を下にずらすと確かにチンチンを出し、自分の手で擦っていた。
「止めなさいよ、妹には、手を出さない約束よ」
助平は当然の事の様に頷き答えた。
「もちろん、だから自分で処理する為にオナニーをやっているんだよ。それともお前は、妹で性欲処理をしろというのか?」
「好きなだけ自分でやってなさいよ!」
あたしは、怒鳴ると薄っぺらい笑顔で答える助平。
「そうさせてもらう」
あたしは、助平が詩多に手を出さないように注意しながらオナニーを続ける。
そうなると当然助平のチンチンが目に入る。
その内、あたしの手が自然と割れ目に移動していた。
最初は、割れ目をなぞるだけだったが、我慢できず、指を割れ目の中に入れていく。
いつの間にか、助平のチンチンに視線が集中する。
「ハァハァハァ……」
あたしに脳裏に助平との行為がリプレイされ、その快感が蘇り、指の動きも早くなる。
「……いい」
そして、指でクリトリスを摘んだ時、あたしは、いってしまう。
「イクゥ!」
ベッドの上で脱力するあたしを見て、部屋を出て行く助平。
あたしは、そのチンチンから目を離せなかった。
詩多が来て言う。
「お姉ちゃん、もしかして助平さんのチンチンを入れてもらいたかったの?」
あたしは、立ち上がり怒鳴る。
「そんな訳無いでしょうが!」
あたしは、怒鳴ると詩多は、頭を抱えて謝ってくる。
「……ごめんなさい!」
あたしは、小さくため息を吐く。
「どうせ、助平に余計な事を吹き込まれたんでしょう。あたしは、お風呂に入ってくるわ」
あたしは、そのままお風呂場に向かい、シャワーを浴びた。
しかし、冷水の筈の水もあたしの火照った体を冷ましてくれない。
逆にその刺激が体を熱くし、指があそこに伸びて激しく動く。
「足りない、こんなんじゃ足りない! もっと、もっと熱くて、硬くて、射精するあれが……」
あたしは、脳裏に浮かぶ助平のチンチンのイメージを振り払おうと、何度もオナニーをしてしまった。
・詩多
あたしの隣に座った助平さんが話しかけてきた。
「姉が変わったと思うか?」
あたしが小さく頷いてしまう。
「……あんなにエッチじゃ無かった」
助平さんは、苦笑して言う。
「半分正解で半分不正解だ」
「どういう意味ですか?」
あたしが聞き返すと助平さんが言う。
「お前の姉にも元々、男を求める女の顔があった。それを今までは、見てみぬふりをしていただけなんだ。本質は、変わってない。ただ、それを自覚し、開放しているだけ」
「元々……」
あたしが複雑な顔をして沈黙すると助平さんが言う。
「安心しろ、お前の姉が特別な訳じゃ無い。人間に生まれた以上、男でも女でも逃れられない、業って奴だ。当然、お前にもその業は、あるぞ」
「あたしにも?」
あたしの言葉に頷く助平さん。
その間にもお姉ちゃんの様子が変わっていく。
さっきまでは、私を見ていたのに、今は、助平さんのチンチンしか見ていない。
「疑問に思うんだったら、後で聞くんだな。チンチンをいれて貰いたかったかと。そろそろ終わりだ」
お姉ちゃんがベッドに倒れると助平さんは、部屋を出て行った。
あたしは、お姉ちゃんに近づき言われた質問をするとお姉ちゃんが怒る。
でも、怒り方がおかしい。
そのまま、お風呂場に行くお姉ちゃん。
ずっと一緒だったあたしには、解った、あれは、怒ったふりをして誤魔化しているだけだ。
あたしは、お姉ちゃんの変わり様を信じられなかった。
「でも、あたしにもあんな顔があるの?」
あたしは、さっきのお姉ちゃんの真似をして初めてのオナニーをした。
○土曜日
・兎絵
「今日もこの薬を飲めば良いのね?」
すると助平が言う。
「今日は、半分だけ飲んでくれ」
「今度は、何を考えてるの?」
あたしの詰問にも助平は、笑みを崩さない。
あたしは、苛立ちながらも半分を飲む。
「飲んだわよ、どうするの?」
「その机においておいてくれ」
あたしが助平の指示に従い薬を置いて改めて尋ねる。
「それで、今日は、どんな変態的な事をするつもり?」
それに対して助平は、あたしから離れて言う。
「別に考えていないな。だから、お前が帰れといえば、それで今日は、お終いだ」
意外すぎる言葉に驚くあたし。
「嘘よ! それで一日伸ばすつもりでしょ!」
助平は、首を横に振る。
「間違いなく、ゲームは、明日までで終了だ。そうしたら、二人で帰ってもらって構わない」
「何を企んでるの!」
あたしの怒りに助平が言う。
「教えてやる義理は、無い。とにかく、お前の決断しだいだ」
直ぐに帰れって叫びたかった。
しかし、それを薬の効果による、体の疼きが邪魔をする。
「卑怯者、あんな薬を飲ませておいて、あたしが苦しむのを楽しむつもりね!」
「だったら、昨日と同じ様にオナニーで沈めたらどうだ?」
意地悪い笑顔で言う助平。
絶対に解って言っている、昨日あれだけ、オナニーしても全然満足出来なかった事を。
また、あの思いをすると考えただけで恐ろしい。
「したかったら、自分の口から言うんだ、オマンコにチンポを入れてくださいと」
助平の言葉に、我慢できず、指であそこを弄るあたしは、従いそうになった。
「お姉ちゃん!」
詩多の必死な声があたしを正気に踏みとどまらせた。
あたしは、俯き、搾り出すように言う。
「……帰って」
「聞こえないな、ちゃんと私を見ながら言ってくれるか?」
あたしは、顔を上げた前には、助平の熱くて、硬いチンチンがあった。
言うべき言葉が消えていく。
視線を外すべきだと理性が叫んでいるが、視線が離れない。
「今しなければ、私は、二度とお前を抱かないぞ」
止めだった。
あたしは、悔し涙を流しながら言う。
「あたしのオマンコにチンポを入れてください」
「……お姉ちゃん」
詩多の顔を見られない。
「気持ち良くさせてやろう」
そして、チンポが入って来た瞬間、その快感に軽くいってしまった。
「……気持ちいい」
夢の様だった。
そして、その夢を突き破るように助平のチンポがあたしのオマンコを蹂躙する。
「どうだ、気持ちいいか?」
あたしは、自分から抱きつきながら言う。
「良い! イイ! 気持ちいいぃぃぃぃぃ!」
「そうか、もっとよくなれ!」
胸を揉まれ、更なる快感があたしを襲う。
「もっと、もっと、もっと……あたしをもっと滅茶苦茶にして!」
「ああ、昨日の分も含めて出してやるから存分に味わえ」
ザーメンがあたしの中に広がる。
その熱さがあたしの体から力を奪う。
「イックゥゥゥ!」
あたしは、あっさりいってしまう。
しかし、助平は、止まらない。
「凄い! すごい! スゴイ! もう何も考えられない!」
一突き毎に頭の中がチンポで塗り替えられていく気がした。
そして、あたしは、何度も絶頂に達するのであった。
行為が終った後、ベッドから起き上がれないあたしを残し、立ち上がった助平が言う。
「そうそう、今日飲んだ薬は、単なるビタミン剤だ。嘘だと思うのなら残った半分を飲むんだな」
それだけを言い残して部屋を出て行く。
「嘘よ!」
あたしは、慌てて薬に手を伸ばし、飲み込み、愕然とした。
それは、昨日まで飲んでいた薬とは、全く味が違った。
「どうして気付かなかったの?」
「お姉ちゃん、嘘だよね?」
詩多の言葉にあたしは、答えられなかった。
・詩多
今日も薬を飲まされるお姉ちゃん。
不可解な事を言う助平さん。
動揺するお姉ちゃんにあたしが声をかけるとすこしだけ元のお姉ちゃんに戻った。
あたしは、安堵の息を吐いたが、でも違った。
お姉ちゃんは、自分から助平さんを求めていった。
そこからのお姉ちゃんの乱れ方は、まるで気が狂った様だった。
あたしは、お姉ちゃんの飲みかけの薬を見て思った。
あれを飲んだら自分もあんな風になってしまうのかと。
そして行為が終った後の意外な言葉、お姉ちゃんが驚き、薬を飲んで愕然としていた。
あたしの言葉に答えてくれないお姉ちゃん。
そんなお姉ちゃんを見て、呟く。
「薬を飲まなくても、ああなるって事は、あたしも……」
それ以上の言葉を紡げなかった。
○日曜日
・兎絵
あたしの中で何かが壊れた。
神に祈る詩多を見る。
昨日までは、一緒に祈っていたが、今は、祈る気持ちになれない。
今のあたしにあるのは、たった一つの事だった。
「さて今日で最後だが、どうする?」
助平の言葉にあたしは、自分から服を脱いで言う。
「チンポを頂戴。あたしは、もうチンポ無しの生活なんて考えられない」
あたしは、自分でヌレヌレのオマンコを弄りながら助平にチンポを強請る。
「それじゃあ、まず舐めろ。その間に妹に浣腸をしてもらえ、出すのは、そのオマルだ」
「解った」
あたしは、躊躇無く助平のチンポを舐め始める。
「お姉ちゃん、どうしちゃったの?」
困惑する詩多にあたしは、尻を突き上げて言う。
「浣腸をして、オマンコも良いけど、アナルセックスも凄く気持ちいいんだから」
最初からこうしてれば良かった。
気持ちいい事を否定しても意味が無いのだから、こうして満喫すれば良い。
存分に楽しもう、最後の一日を。
明日からは、元のあたしに戻るのだから。
・詩多
浣腸を求めるお姉ちゃん。
信じたくなかった。
でも、あたしが浣腸をすると平気でオマルでウンチをする。
「出すのも気持ち良い……」
本当に気持ち良さそうに言うお姉ちゃん。
そして、お姉ちゃんが言う。
「今日だけ、今日だけよ。明日からは、元のあたしに戻るから」
「別に構わない。存分に自分の一人で楽しむんだ。この快感を」
助平さんの言葉にお姉ちゃんが嬉しそうな顔をする。
「お尻に入れて!」
そのままお尻にチンチンを入れられる。
「やっぱりお尻も気持ち良いぃぃぃぃ!」
涎を垂らし、快感に打ち震えるお姉ちゃん。
あたしも我慢の限界だった。
「ずるい! お姉ちゃんだけ、どうしてそんな気持ちいい事をするの!」
すると助平さんが言う。
「したいのならしてやろう。だか、その時点でゲームオーバーだぞ」
「そうよ、ゲームに勝って、教会を、孤児院を助けないと。アァン、もっと!」
甘い声をだすお姉ちゃんの言葉に何時もの頼もしさは、全く無かった。
「でも、あたしだって、同じなんだよ、女なんだから、気持ち良くなりたいの!」
あたしが心のそこから思った、お姉ちゃんと同じ様にエッチな事をされて気持ち良くなりたいと。
「駄目よ、ゲームに負けたら、皆が困るんだから。ウゥン! 前も弄って!」
気持ち良さそうに言うお姉ちゃん。
しかし、あたし達にとってそれだけは、譲れない。
そして、助平が言う。
「妹だけ我慢させるのは、酷い姉だ。ゲームに勝ちたかったら一緒に我慢したらどうだ?」
するとお姉ちゃんの顔が歪む。
「そんな、約束と違う! あたしをこんな体にしておいて、そんな事がゆるされると思ってるの!」
「しかし、ゲームに勝ちたいんだろう?」
助平さんの言葉に絶望の表情を浮かべるお姉ちゃんがあたしの顔を見て言う。
「我慢できるでしょう!」
その顔は、何時もの優しさを隠して叱る顔とは、違う、我欲だけの顔だった。
「そんな酷いよ! 自分ひとり!」
睨み合うあたし達。
すると爆笑し助平さんが言う。
「良いだろう、お前達が負けても教会も孤児院も救済しよう。そして、ゲームが終っても、お前達は、自由だ。ここで私との関係を続けるのもな」
あたし達の答えは、決まっていた。
○エピローグ
双子の居た教会。
今日は、クリスマスパーティーが開かれていた。
そこでは、例年では、並ぶ事が無い立派なクリスマスケーキがあった。
しかし、空気は、重苦しかった。
そんな空気の原因、まだ戻らない双子から届けられたクリスマスケーキを見ながら神父が言う。
「こんな物よりも、貴女達の笑顔が何よりものプレゼントなのですよ」
当然、神父は、双子を帰してもらおうと何度も助平の屋敷に行ったが、本人達の意思で滞在していると言われ追い返された。
警察は、何度か双子に会って事情を聞いていて監禁されていない様子だが、直接の連絡は、全く無かった。
そんな重い空気の中、食堂のドアが開き、ぶかぶかのサンタクロースの上着を着た兎絵と詩多が現れた。
「「メリークリスマス。サンタが、皆に最高のプレゼントを持ってきたわよ」」
孤児院の子供達が駆け寄る。
神父も感涙しながら近づいてくる。
「良くぞもどってきました。良いのです。何も言わなくても結構です。これから私達の手でやっていきましょう」
兎絵が笑顔で答える。
「はい、あたし達で、この教会と孤児院を天国にしましょう」
「皆、凄いおもちゃいっぱい持ってきたわよ」
詩多が袋を広げる。
子供達が袋に駆け寄る。
兎絵が神父に近づく。
「神父様。あたしは、まず神父様にお礼をしたいと思っています」
「良いのです」
微笑む神父。
その時、傍に居た小さな子供が言う。
「ねえ、兎絵お姉ちゃん、どうしてパンツを履いていないの?」
神父が驚く中、兎絵が上着を脱ぐとその下は、裸であった。
「あたしがあそこで覚えた技術、存分に味わってください」
そのまま神父のチンポをしゃぶる兎絵。
「シスター兎絵、止めるのです!」
必死に止める神父。
「このおもちゃ、ぶるぶる震えるだけだけど、どうやって遊ぶの?」
それに対して、詩多が笑顔でそのおもちゃの一つを取り、オマンコに入れる。
「ここに入れて気持ち良くなるおもちゃよ。最初は、痛いかもしれないけど、直ぐに天国にいけるわ」
「シスター詩多まで……」
愕然とする神父の目の前で、無垢だった孤児院の子供達が、クリスマスケーキに混入された媚薬で快感に目覚めていった。
その風景を絶望の中で見ながら神父は、兎絵の口の中に射精してしまう。
それを美味しいそうに飲んだ後、兎絵がオマンコを拡げる。
「さあ、今度は、こっちをめしあがれ」
その後、この教会と孤児院は、助平の顧客が利用する子供も抱ける売春施設として、双子の美少女シスターによって運営されていくのであった。
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