鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによる「大草原の小さな天使ブッシュベイビー」のエロパロSSで、ヒロインのジャッキーが媚薬の実(?)でエロエロになって・・・というオハナシです。


 あたしの名前は、ジャックリーヌ・ローズ、ジャッキーって呼ばれているわ。
 生まれは、イギリスだけど、野生動物保護官のお父さんの一緒に三歳の時からケニアで暮らしていたわ。
 でも、イギリスに戻ることになったんだけど、あたしの大切なブッシュベイビーのマーフィを許可書が間に合わなくなってしまったの。
 それであたしは、マーフィと共に帰る道を選んだ。
 でも、そんな中、お父さんの部下で、あたしの親友だったカンバ族の勇敢な戦士、テンボ・ムルンビと遭遇したの。
 何故か指名手配されて居たテンボ。
 事情を聞いたら密輸組織の取引を見てしまったらしい。
 その逃走劇にあたしも加わる事になった。
 でも、これも全部、動物達の為、あたしは、頑張る。


 と思って居たんだけど、やっぱり辛い。
「大丈夫ですか?」
 テンボが心配そうに聞いてくる。
 あたしは、無理に笑顔を作っていう。
「大丈夫に決まってるわよ。ねえマーフィ?」
 あたしが声を掛けるが、マーフィは、前を進むテンボに威嚇を続ける。
「どうしたのかしら、前は、こんなこと無かったのに?」
「きっと、環境が変わって苛立っているのでしょう」
 テンボの言葉にあたしは、マーフィを優しく抱きしめて言う。
「大丈夫だよ。貴方の事は、あたしが絶対に護るから」
 そんなあたしを見てテンボが言う。
「やはり、貴女は、素敵です」
 あたしは、顔を真赤にして言う。
「もう、そんな恥ずかしい事を言わないでよ!」
 テンボは、嬉しそうな顔であたしの顔を見続けるので、あたしは、話を逸らすためにこれからの事を話す。
「とにかく、お父さん達と連絡をとらないといけないわね?」
 テンボが頷く。
「そうです。しかし、連絡がとれる大きな町に行けば奴等に見つかります。ここは、少し遠くなりますが、奴等が居そうも無い町に向かいます」
「遠いの?」
 声に弱気が出てるかも。
 それに対してテンボが森を指差して言う。
「あの森を抜ければ直ぐです。しかし、地元の人間以外は、通らない道ですので奴等にも発見される恐れは、ありません」
「そう」
 思わず安堵の息を吐いた時、あたしの腹の虫が鳴く。
 恥ずかしい。
「これは、生理現象で……」
 誤魔化そうとするあたしにテンボは、数日前から食べさせてくれている、凄く甘い実を渡してきた。
「これを食べて、少しの間、我慢していてください」
「解ったわ。でも、これは、これで良いのよね。何か幸せな気分になれるから」
 あたしは、受け取ってそれを口に含んだ。
 比喩的な表現でなく、これを食べていると、実から出る甘みに頭の中が真白になる気分がする。
 どんな辛いことも気にならない、そんな気分にさせてくれる実だ。


 そして、森に入った夜。
 何時もの様に、薪の傍で眠ろうとしたあたし。
 そんなあたしに近づいてくるテンボ。
「どうしたの、テンボ?」
 あたしが目を擦りながら言うとテンボは、あたしを押し倒して来た。
「テンボ、何をするの!」
 あたしが思わず大声を出すと、マーフィが反応し、テンボに襲い掛かる。
 しかし、テンボは、マーフィを捕まえると憎々しそうな目で見て言う。
「前々からお前の事が憎かった。ジャッキーの寵愛を受けているお前が」
 そのままテンボは、マーフィを地面に叩き付けた。
「マーフィ!」
 あたしが叫び必死にマーフィに手を伸ばすが、テンボが押さえつけてくる。
「放して! マーフィが死んじゃう!」
「もう、死んでます」
 冷たいテンボの言葉をあたしは、受け入れられなかった。
「嘘よ!」
 しかし、テンボは、マーフィを拾いあたしの顔の横に置いた。
「マーフィ! 返事をして!」
 あたしは、必死に叫んだ。
 しかし、見れば解る、もうマーフィの体からは、生気は、感じられなかった。
 あたしは、涙を流した。
「……どうしてこんな事をするの?」
「それは、全ては、ジャッキーを私だけのものにする為です」
 真正面から言われて戸惑うあたし。
「どういうこと?」
 テンボは、今まで我慢していたのを吐き出すように語り始めた。
「最初に会ったときから好きでした。理屈なんて解りません、一目見た時から、私の心は、全て貴女に奪われていたのです。それでも、貴女の父親の事を尊敬していましたから、傍に居られるだけで良いと思っていました。しかし、貴女は、イギリスに帰ってしまう。私の絶望が解りますか?」
 あたしは、押さえつけられ動かない体の代わりに思いの全てを言葉に籠めた。
「だからってマーフィを殺す事は、無かったじゃない!」
 それに対して、テンボは、親の敵のような目で動かないマーフィを睨む。
「こいつだけは、許せなかった。私のジャッキーを一人占めにし、イギリスまで一緒に行こうとするこいつだけは!」
「テンボ、貴方は、おかしいわ!」
 あたしの言葉にテンボが顔を近づけてきて言う。
「そうかもしれません。でも、私をおかしくしたのは、間違いなくジャッキー、貴女です」
 そのままあたしにキスをしてくるテンボ。
 そして唇を割って入ってくるテンボの舌と異物。
 テンボは、あたしの口の中にその異物こすり付けていく。
 あたしは、この異物に心当たりがあった。
 この頃、何度も食べさせてもらったあの実だ。
 しかし、今回のは、何時もより甘かった。
「この実は、何なの?」
 唇が離れた所であたしが質問するとテンボが答える。
「この実は、我が一族に伝わる、初産の実。初心な娘を妊娠するまで快感に満たすカンバ族の勇敢な戦士だけに与えられる実です。昔のカンバ族の戦士は、命を懸けた戦いに赴く前にこの実を最愛の女性に食べさせて、子供を作っていたのです。勇敢な戦士の血を残す為の一族の知恵です」
 恐ろしい言葉を聞いた気がする。
「妊娠って冗談でしょ?」
 あたしが恐る恐る聞くが、テンボは、服を脱ぎながら言う。
「勿論本気です。ジャッキーに私の子供を産んで欲しいのです」
 そのまま、テンボは、あたしのズボンを切り裂き、足を強引に開いて腰を近づける。
「嫌!」
 あたしは、必死に抵抗した。
 でも、あたしとテンボの力の差は、絶望的だった。
 そして、テンボのあれが、あたしの割れ目に当たる。
「ああ、ジャッキーと一つになれる」
 本当に嬉しそうにテンボがそう言って、あれであたしの割れ目を押し広げる。
「イターーーーイ!」
 痛みが走り、その痛みは、どんどん体の奥に伸びていく。
「止めて、避けちゃう!」
 本当にそう思った。
 更にお腹が凄く圧迫されて気持ち悪い。
 引き裂かれるような痛みと共なって、あたしを苦しめる。
「もういや、もう抜いて」
 泣きながら哀願した。
 でもテンボは、すまなそうな顔をしていってくる。
「すいません。でもジャッキーのあそこが気持ち良過ぎて腰が止まりません!」
 テンボは、その言葉通り激しく腰を動かして、あたしを攻め立てる。
 しかし、ここでおかしな事が起こった。
 痛みや嫌悪感がどんどん薄れていくのだ。
 その代わり、今まで感じたことの無い不思議な感覚があたしを襲う。
「アァァン! ウゥゥン!」
 おかしい、こんな変な声を出すつもりは、無いのに自然に口から漏れてしまう。
「気持ち良くなってきたのですね?」
 テンボの言葉にあたしは、戸惑う。
「気持ち良い?」
 自分で口にして初めて気付いた、この感覚が凄く気持ち良いと。
 さっきまでは、有った筈のマーフィを殺された事への怒りも妊娠させられるという恐怖も今は、気にならない。
 ただ、この気持ちよさだけが欲しかった。
「良い! いい! イイィィィィ!」
 いつの間にか、あたしは、自分から少しでもテンボのチンポを感じるため、腰を動かしていた。
「出ます!」
 そう言ってテンボは、あたしの中にマグマの様な熱く、ドロドロした物を放った。
 そして、その熱は、あたしの頭を真白にした。
「イクゥゥゥゥゥゥゥ!」



 あれから、あたしは、何度もテンボと体を一つにした。
 やるたびに気持ち良さが強くなり。
 もう、あたしの中では、家族の下に帰ると言う気持ちは、無くなっていた。
 マーフィを殺された事さえどうでも良かった。
「テンボ、早く、あたしのオマンコにチンポを頂戴」
 森で、食べ物をとってきたテンボにあたしは、オマンコを広げて強請る。
「もう少しだけ待ってください。ご飯を食べた後、ゆっくりしましょう」
 あたしは、首を振る。
「嫌! ご飯なんて後でいいから、いれて、熱い精液を頂戴!」
 あたしの我侭にテンボは、優しい手であたしの膨らみ始めたお腹を撫でながら言う。
「駄目ですよ。ジャッキーの体は、ジャッキー一人の物では、ありません。大切な私との子供の物でもあるのですから」
「でも……」
 不満そうな顔をする私にテンボが口移しでフルーツを食べさせながら言う。
「安心して下さい。食事が終ったら、満足するまでやります」
 あたしは、テンボの唾液で味付けされたフルーツを味わいながら確認する。
「本当ね?」
「はい」
 そして、あたしは、食事をし、テンボにチンポをいれてもらう。
「気持ち良い?」
 あたしは、疲れているテンボの変わりに上になって体を上下させてテンボのチンポをオマンコ全体で擦りあげる。
「最高です。私は、世界一の幸せ者です」
「あたしもだよ、テンボ」
 あたし達は、お互いの性器を深く感じながらキスをした。
 そしてテンボが言う。
「出ます。受け止めてください!」
「出して、灼熱の貴方の精液を!」
 あたしの言葉に答え、テンボは、射精する。
 その刺激と熱さにあたしは、何度も絶頂を感じてしまう。


 数回の交わりの後、繋がったまま横になり、あたしは、子供を妊娠して膨らんだお腹を撫でながら言う。
「この子の名前は、決まっているわ、マーフィって。きっと元気な悪戯者に成るわ」
 あたしは、親子三人の幸せな風景を思い浮かべながら眠りにつく。


→戻る