鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによる「馬鹿昔話」シリーズ第3弾です。

 内容は・・・とにかく読みましょう。もうムチャクチャのナンセンス風味が楽しいです。

 ちなみにシロが何者かは突っ込まないで欲しいとのことです(^^)


 むかーしむかーし、あるところに絶倫おじさんとおじさんの絶倫ぶりに惚れた淫乱お姉さんがいました。
 二人は、淫乱お姉さんが体を売って生活をしていました。
 そんな二人の隣には、真面目な青年と夫以外の男性とは、まともにしゃべれ無い程の純情な若妻が居ました。
 真面目青年は、不真面目な絶倫おじさんを嫌っていましたが、とりあえず隣の家なので付き合いは、ありました。
 そんなある日、真面目に働く青年と純情若妻の所に、犬っぽい生物が現れ、チンチンを勃起させて純情若妻に襲い掛かった。
「イヤァーーーー! 貴方、助けて!」
 必死に叫ぶ純情若妻の声を聞いて、真面目青年は、慌てて駆け寄り、その犬っぽい生物を鍬で攻撃する。
 犬っぽい生物は、緑色の体液を垂らして呻く。
「許さないぞ!」
 叫ぶ真面目青年。
 そこに偶々、絶倫おじさんと淫乱お姉さんが通りかかる。
「お隣さんじゃないか、どうしたんだ?」
「どうもこうも無い、この犬が、うちのを犯そうとしたんだ! 殺してやる!」
 犯すと言う言葉に反応した淫乱お姉さんが、犬っぽい生物のデカイチンチンを見て歓喜の声を上げる。
「おまえさん、あたしは、あのチンポを味わいたいよ!」
 苦笑する絶倫おじさん。
「まあ、獣姦も面白いかな。お隣さん、こいつは、俺が責任とって引き取るよ」
 真面目青年は、不満気な顔をしたが優しい純情若妻は、とりなす。
「生き物をむやみに殺したら駄目。私も無事だったのだから、ここは、お隣さんにお任せしたら?」
 真面目青年が語尾を強くしていう。
「もしもまたうちのを犯そうとしたら、直ぐに殺すぞ」
「解った解った」
 生返事をする絶倫おじさん。


 そして、その犬っぽい生物のチンチンをオマンコで咥え込む淫乱お姉さん。
「すごい、この犬のチンチン、根元から膨らんで、射精が止まらない!」
 涎を垂らして喜ぶ。
 絶倫おじさんは、その様子を見て言う。
「しろって一言で、犯すのは、犬としては、頭が良いな。よし、こいつをシロと呼ぼう」
 こうして、この犬っぽい生物は、シロと名づけられ、淫乱お姉さんを大いに悦ばせるのであった。


 淫乱のお姉さんが客を取っている間、外を散歩していた絶倫おじさんだったが、シロが裾を引っ張るのでついていくと、シロの精液で正気を失っている少女が居た。
 それを見て、勃起する絶倫おじさん。
「チンポを暇させている俺の為に見つけてきたのか! お前は、本当に偉いぞ!」
 そういって、何度か会った事もある少女も平然と犯す絶倫おじさんであった。


 そんなある日、純情若妻が、川で洗濯して、家路に向かっていると、荒い息を吐くシロが現れた。
「まさか……」
 純情若妻が恐る恐る見るとシロのチンチンは、これでもかと言うほどに勃起していた。
「貴方、助けて!」
 力の限り叫ぶ純情若妻。


「大丈夫か!」
 真面目青年が鍬を持って来た時には、半ば服を引き千切って純情若妻と交尾しようとしていたシロが居た。
「お前は!」
 力の限り鍬を振り下ろし、シロを絶命させる真面目青年だった。
 その後、シロの遺体を絶倫おじさん達に返した。
「あんた達の教育が悪かった所為だ。墓でも作ってやるんだな」
 怒り顔で帰る真面目青年を見送ってから絶倫おじさんがめんどくさそうに言う。
「そこ等へんに捨てておけば良いのにな」
「そうね、もうチンチンも立たないしね」
 淫乱お姉さんもそう切り捨てて、適当な場所に放置していたが、数日後、シロの死体を養分にして、禍々しい色をした、吸血しそうな植物が生えていた。
 絶倫おじさんは、夢の中で、聞いた通りに、その木を切り倒して、張型を作り、淫乱お姉さんに渡した。
「これ、凄い! 勝手に動く!」
 その張型は、不思議な触手まで生やして、淫乱お姉さんを悦ばせるのであった。


 そんなある日、淫乱お姉さんが仕事の帰り道で、愛用していたシロ張型を落としてしまう。
 そして、そこに毎度お馴染み、純情若妻が通りかかった。
「何かしら?」
 純情若妻が伸ばした手にシロ張型から触手が伸び、胸やオマンコを刺激する。
「駄目! 止めて!」
 そこに新婚なのでやはり奥さんが心配で迎えに来ていた真面目青年が駆け寄って、その触手を必殺の鍬で切り裂く。
 そして、問題の張型に火をつける。
「怖かった」
 涙する純情若妻。
「大丈夫だよ」
 そう言って、真面目青年は、優しく純情若妻の肩を抱いて家に戻っていく。
 しかし、燃やされたシロ張型の灰は、風に乗って、町に降り注ぐのであった。


 町中の女性が、年齢関係なく発情し始めた。
 男達が混乱する中、絶倫おじさんは、一人喜んでいた。
「花満開だ!」
 そういって手当たり次第に犯していくのであった。


 そして、真面目青年が畑仕事に向かった家で、一人家事をする純情若妻の所に、絶倫おじさんが現れる。
「お隣さん……」
 純情若妻の言葉が途中で止まる。
 シロ張型の灰を浴びた女性を犯し続けた絶倫おじさんは、肌が青く変色し、体のあちらこちらから触手を生やして居た。
『さあ、お前も俺の花になれ!』
 そして、触手が一斉に純情若妻に襲い掛かる。
「止めて下さい!」
 必死に懇願する純情若妻の服を触手がどんどん引き剥がしていく。
 そして、その豊満な胸を弄りまわされる。
「嫌! 私の体は、あの人だけの物なんです!」
 涙目になる純情若妻。
『何時まで、そんな事をいっていられるかな?』
 純情若妻の表情に変化が現れる。
「嘘? そんな、どうして! アァァァァァン!」
 純情若妻の顔が上気し、乳頭は、勃起して、あそこが濡れ始めていた。
 虚ろの目で純情若妻が言う。
「駄目、駄目、駄目、気持ちいいのが止まらない!」
 喘ぎ始める純情若妻。
『これが、俺の力だ。いよいよ目的が達成される』
 絶倫おじさんの勃起したチンポが純情若妻のオマンコに挿入される。
「アァァン! 気持ちいい!」
 快感に打ち震える純情若妻。

「お前!」
 そこに真面目青年が帰って来た。
『散々、邪魔してくれたな。その場で、自分の大切な雌が孕む姿を見るが良い!』
 真面目青年は、鍬を持ち上げて駆け寄る。
『何故か、その鍬にやられてきたが、不意打ちさえされなければ!』
 そういって、触手で迎撃する絶倫おじさん。
 しかし、真面目青年の鍬は、その全ての触手を断ち切って、絶倫おじさんの胸に突き刺さった。
『ば、馬鹿な!』
「実素里流(ミスリル)の鍬の威力! これが農民の底力だ!」
 こうして、多くの女を犯して来た絶倫おじさんは、純情若妻の中で射精しながら絶命するのであった。


 その後、灰の力は、すっかり消え、女達は、淫乱の花が散っていった。
 純情若妻は、心に大きな傷を負ったが、真面目青年の献身的な看護で徐々に回復していった。
 そして、懐妊が判明して、真面目青年は、初めての子供に期待を膨らませるのであった。
「今日も頑張ってくるよ!」
 真面目青年は、大きく手を振って畑に向かう。
「いってらっしゃい貴方!」
 艶の増した笑みで見送る純情だった若妻。
 入れ替わるように淫乱お姉さんが入ってくる。
「奥さん、今日もいっぱい連れて来たわよ」
 町の若い衆が欲望に濁った目をしてやってくる。
 純情だった若妻は、股を広げて言う。
「さあ、あたしの中に貴方達の精を放って、そして新しい体の糧になって」
 乱交が始まり、男達は、純情だった若妻に精魂尽きるまで射精し、女達は、純情だった若妻の股間から伸びる触手に精を吸収されていく。
 ゾンビの様になった若い衆を見送り、膨らんだお腹を撫でる純情だった若妻。
『見事、復活した我を見て、あの男が絶望する姿を見るのが今から楽しみだ』
 そして、何も知らない真面目青年が帰ってくる。
「ただいま!」
「おかえりなさい!」
 前と変わらない笑顔を装う純情だった若妻であった。


 謎の生物、シロは、今だ滅びない。


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