鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによるオリジナル作品です。

 仲の良い女子中学生3人組が、校内に流れる奇妙な噂を確かめに出かけました。しかしそこでは恐ろしい出来事が・・・という感じの、ホラー調触手エロスです。


 僕の名前は、直美(スグミ)。
 元気がとりえの中学二年生。
 友達は、いっぱいいるけど、その中でも特に仲が良い、親友は、二人。
 勉強が出来て眼鏡をしてる知的だけど学校一の巨乳の鶫(ツグミ)ちゃん。
 本人は、嫌そうだけど、貧乳の僕としては、羨ましい悩みだ。
 もう一人は、お金持ちでロングヘアーの黒髪が良く似合う、美少女、愛(メグミ)ちゃん。
 僕達、三人は、凄く仲がよく、何時も一緒に居た。
 今日も、放課後、教室でしゃべっていた。
 そんな時、愛ちゃんが言った。
「ところで物凄い噂があるけど、聞く?」
 鶫ちゃんは困った顔をして言う。
「まさか、怖い話ですか?」
 そんな鶫ちゃんを面白そうに見ながら愛ちゃんが言う。
「難しいわね。オカルトだけど、エッチな話でもあるのよね」
「なにそれ?」
 僕が質問すると、愛ちゃんが教えてくれた。
「旧校舎の理科室のホルマリン漬けの一つの中身が、男の人のアレの形をしていて、その瓶に触れた女子生徒がエッチな事をされてしまうって話よ」
「……嘘ですよね」
 今にも泣き出しそうな鶫ちゃんに僕が答える。
「嘘に決まってるじゃん。もしも本当だったら、不自然に休んでる女子が居てもいい筈だけど、そんな話を聞いた事は、無いもん」
 それに対して愛ちゃんが言う。
「それがこの話の不思議な事でね。事が終った後には、エッチな事をされた痕跡が全くないんだってよ」
「信じられない」
 僕が半目で言うと、愛ちゃんが挑戦的な目で言う。
「だったら、試してみる?」
「望む所!」
 僕が乗り気になるが、鶫ちゃんが震えながら言う。
「止めましょうよ」
「大丈夫だって、どうせ、トイレの花子さんとかと一緒の都市伝説だって」
 僕がそう宥めていると携帯が鳴り、愛ちゃんが少し通話してから切って言う。
「残念、今日は、タイムリミットみたい」
「本当に残念」
 僕が返すと愛ちゃんが言う。
「それだったら、明日の放課後は、どう?」
「了解」
 僕が答えると愛ちゃんは、迎えの車に乗って帰っていく。
 それを見送った後、鶫ちゃんが言う。
「私達も帰りましょ」
「冗談。今日の内に問題のホルマリン漬けを見つけておくの。そうして、逆に仕掛けをしといて、愛ちゃんを驚かすの」
 僕の言葉に鶫ちゃんが慌てる。
「そんなの愛さんに悪いよ」
 僕は、手をパタパタさせて言う。
「あっちもこっちを驚かせようとしてるんだからおあいこだよ」
 こうして僕は、乗り気でない鶫ちゃんを連れて、旧校舎の理科室に向うのであった。


 問題の旧校舎は、僕達が普段使っている新校舎から少し離れた位置にあり、今年度からは、全く使用されてなく夏休みには、取り壊される事になっている。
 古い作りの為、セキュリティーも無かったので、普通に僕達は、理科室に侵入することが出来た。
「さて、どこかな、鶫ちゃんは、あっちの棚を探して。僕は、こっちを探すから」
「良いけど、見つかったら今日は、帰るんだよね?」
 鶫ちゃんの言葉に僕は、頷く。
「何の準備もしてないしね」
 こうして僕は、鶫ちゃんと別れてホルマリン漬けのチェックを始める。
 しかし、いっこうに見つからない。
「まさか、ホルマリン漬け自体が嘘なの?」
 僕が眉を顰めていたが、他の場所から死角になるような場所に他のホルマリン漬けから離れた位置におかれたホルマリン漬けがあった。
「本当だ、お兄ちゃんのチンチンと同じ形をしている」
 その瓶の中には、確かにそれっぽい形の物があった。
「でもこれって、チンチンと言うより、お兄ちゃんが隠してたエッチ本に載っていた、触手みたい……」
 僕は、唾を飲み込み、そのホルマリン漬けに手を伸ばしていた。
「何にも起きないよね」
 正直、雰囲気がある、それを触れるのは、怖かったが、好奇心の方が強かった。
 僕がホルマリン漬けに触れた瞬間、僕は、不気味な空間に居た。
 そこは、全体をピンク色して、生々しいまるで生物の体内に居るような雰囲気を感じさせる場所だった。
「嘘……」
 僕が驚いていた時、突然、足首がつかまれたと思った瞬間、吊り上げられた。
「キャー!」
 悲鳴をあげてパニックになる中、僕は、見てしまう、目の前に鎮座する触手の塊を。
「そんな、こんなの嘘だよね?」
 しかし、触手の塊から何本かの触手が伸び、僕の四肢を絡めとると、逆さになった所為でまくりあがり丸見えになった下着を引き裂く。
 そして遂に、触手の一本が僕の大切な所に触れた。
「駄目!」
 力の限り叫ぶが、触手は、躊躇もせず、一気に僕の中に入ってきた。
 体が引き裂かれるかと思った。
 激痛と化け物に犯された悲しみで僕は、涙を流す。
 そんな中、絶望の中、僕は、更なる絶望を見てしまう。
 僕の中に入った触手の根元から卵状の塊が僕の体内に向って進んで来ているのを。
 僕は、唯一自由な首を横に振って叫ぶ。
「止めて、そんなの入れないで!」
 そんな言葉が通じる筈もなく、更なる激痛と共に触手を通して僕の体内に卵が産み付けられてしまう。
 全ての卵を産み付けられると同時に、僕は、触手から開放された。
 逃げるべきだという考えも浮かんだが、それ以上に今の僕は、自分の体内に産み付けられた事実に打ちのめされて居た。
 そんな中、僕の体に変化が訪れた。
「熱い、お腹が熱いよ!」
 どうしようもなく熱く、痒かった。
 その中心は、先ほど卵を入れられた場所。
「あの卵の所為! 早く取り出さないと!」
 僕は、割れ目に指を入れる。
「アァァン!」
 甘い声が漏れてしまう。
 オナニーくらい時々するけど、それとは、比べ物にならない気持ちよさを僕は、感じた。
 そして、そんな僕に触手が再び襲い掛かってくる。
「嫌、もうあんな痛いことは、止めて!」
 先ほどの激痛が脳裏を過ぎり、僕は、必死に逃げようとしたが、触手は、すぐさま僕の四肢を掴む。
 そのまま、再び触手を僕の中に入れて来た。
「嘘! 変だよ! さっきまでとは、全然違う、何でこんなに、こんなに、気持ち良いの?」
 信じられなかった、痛みは、全くないと言うわけでは、無かったが、その何倍も気持ち良かった。
 触手が僕の中を動くたびに、快感が電気の様に僕を攻め立てる。
「駄目、だめ、ダメェェェェ!」
 頭の中が気持ちいいでいっぱいになって、それ以外のことが考えられなくなっていく。
 そして、僕の中に入った触手が膨らむ、一瞬また卵が産み付けられと思ったが違った。
 熱い液体が僕を体内から焼く。
「嘘、こんなの耐えられない!」
 その液体を受けた時、頭が真白になって僕は、絶頂に達してしまった。



 あの絶頂から何度、僕の割れ目から零れる白液体、たぶん触手のザーメンを射精されただろう。
 何度、触手によって絶頂に達しただろう。
 強烈過ぎる快感でぼやける中、まるで妊婦さんみたいに膨らむお腹を見る。
「イクゥゥゥゥゥ!」
 僕が絶頂に達した瞬間、僕のお腹が更に膨らむ。
 あの卵は、僕が絶頂に達すると大きくなっていくのだ。
 そんな中、突然触手が僕を解放した。
 絶頂の連続で立つことも出来ない僕だったが、それを感じた瞬間、意識が覚醒した。
 卵中身が殻を割って、出てきたのだ。
「イヤァァァ! 触手の子供なんて産みたくない!」
 力の限り叫ぶが、現実は、変らず、今の僕は、その触手の子供が僕の中を進む動きさえ、気持ちよく感じてしまう。
 それが割れ目を強引に広げる。
「嘘、駄目、信じられない! 気持ちよくなっちゃ駄目なのに! イクのが止まらない!」
 連続して襲う絶頂そして、触手の子供を産み落とした時に発生する開放感が今までに無い絶頂を与えてくれる。
 それは、一度で終らなかった。
 卵の分、何度も何度も僕は、この世のものとは、思えない快感による絶頂の高みに至り、最後の一匹を産み落とした時、僕の意識は、途絶えた。


「直美さん、直美さん、大丈夫ですか!」
 その声に目を開ける僕。
「ここは、何処?」
 僕の問いに目の前に居た鶫ちゃんが言う。
「旧校舎の理科室です。見つからなかったので声を掛けたんですが返事が無かったので来て見たら直美さんが倒れていたんです! 何があったんですか?」
 僕は、慌てて、スカートを捲りあそこに触れてみる。
「何をやっているんですか?」
 困惑する鶫ちゃんを他所に僕は、安堵の息を吐く。
「なんとも成ってない。あれは、夢だったんだ」
「もしかして……」
 顔を青褪めさせ、問題のホルマリン漬けを見る鶫ちゃんに僕は、無理やり明るい声で言う。
「全部夢に決まってる。愛ちゃんがあんな事を言うから、エッチな夢みちゃったよ。さあ、ホルマリン漬けも見つかったし、帰ろう」
「そうですね」
 何か納得しない顔をする鶫ちゃんを引っ張り、旧校舎を後にした。
 本当は、少しでも早く、あのホルマリン漬けから離れたかったのだ。


 その日のお風呂で僕は、何度もあそこを調べた。
「大丈夫、あたしの初めては、ちゃんと残ってる」
 湯船に浸かりながら僕は、いう。
「あれは、全部夢だったんだ!」
 無理やりにもそう思いこもうとしていた。
 そして、あの事を思い浮かべた時、あの強烈な快感もまた思い出される。
 指が自然と割れ目を弄り始めていた。
「駄目だよ」
 そう言いながらも僕は、クリトリスを弄ってしまうのであった。


 翌日の放課後、この日も愛ちゃんは、用事があって、ホルマリン漬けを確認しに行くことは、出来なかった。
 今日は、鶫ちゃんも塾のテストがあるらしく、先に帰っていた。
 それなのに僕は、あのホルマリン漬けの前に来ていた。
「あれは、全部夢なんだ。それを証明しないと……」
 そうしなければ、一生、あの夢に囚われる気がした僕は、ゆっくりとあのホルマリン漬けに手を伸ばす。
 それでも触れる前に手が止まる。
「何を躊躇してるんだろう」
 無意識の恐れから僕は、ホルマリン漬けに触れられずに居た。
「明日にしよう」
 僕は、諦めて手を引っ込めようと戻すために少しだけ手が前に出た瞬間、周囲が再び一変した。
 あのおぞましい世界に再び来てしまったのだ。
「嘘、これは、夢だよね?」
 戸惑う僕に、再び触手が迫り来る。
「嫌!」
 しかし、あの時と同様に四肢の自由を奪われ、僕は、再び激痛と共に卵を産み付けられてしまう。
 卵で軽く膨らんだお腹を触りながら僕は、段々と熱くなる体に恐怖を覚えた。
「駄目だよ、昨日とおんなじ事をされたら、本当におかしくなっちゃう!」
 逃げようとした時、触手が僕のあそこに侵入して来た。
 僕は、触手が僕の中で動く快感を必死に耐える。
「絶対にいかないんだから!」
 歯を食いしばり、僕は、必死に快感と戦った。
 そんな時、別の触手が伸びてきて、僕の割れ目にそって動く。
「アァ……」
 今までの強烈な快感と異なる、優しいタッチに声が漏れてしまう。
 その触手は、なんとクリトリスに巻きついてきたのだ。
 触手が動き、クリトリス全体が刺激された瞬間、僕の我慢の限界が来てしまった。
「ダメェェェェ! イッちゃうぅぅぅぅぅ!」
 そのまま僕は、触手に絶頂をさせられ続け、再び悪夢の出産をし、そのまま意識を失ってしまう。


 数日経った放課後、ようやく時間が出来た愛ちゃんが言う。
「さあ、今日こそは、あの噂を確かにいきましょうよ」
 楽しそうに言う愛ちゃんに僕は、首を横に振る。
「絶対に嫌! 僕は、二度と旧校舎なんて近づかない!」
「いきなりどうしたのよ、何かあった?」
 眉を顰める愛ちゃんに僕は、言う。
「何も無い!」
 僕は、そのまま愛ちゃん達を置いて教室を後にする。


 家の自分の部屋に戻った僕は、あそこ、オマンコを広げて、処女膜を確認する。
「あれは、全部夢。夢に決まっているんだから!」
 そう言いながら脳裏にリプレイされる記憶に、オマンコが愛液で濡れてくる。
 体が疼く。
 こうなったらオナニーをしないと治まらない。
 そして、オマンコを弄りながら思い浮かべるのは、触手に犯され、出産する瞬間だった。
「イク、イク、イクゥゥゥゥ! 僕、触手の赤ちゃんを出産しながらイッちゃうよぉぉぉ!」
 記憶にある絶頂に比べれば低すぎる快感に僕は、切なさを感じ、そんな自分に嫌悪感を覚えた。


 翌日、愛ちゃんが言う。
「昨日は、どうしたの?」
「何でも無いって言ってるよ!」
 僕の言葉に愛ちゃんもむきになる。
「そんな態度で何にも無いなんて事あるわけないじゃん!」
「何でも無いって言ったら、何でもないの!」
 睨みあう、僕と愛ちゃん。
 そこに鶫ちゃんが入ってくる。
「愛さん、直美さんは、もしかして……」
 あの事を言おうとする鶫ちゃんを睨み、釘をさす。
「愛ちゃんに言う必要ないよ」
 すると愛ちゃんが怒る。
「何よそれ! あたし一人、仲間はずれってこと!」
「そういう訳では、無いのです!」
 鶫ちゃんは、必死に弁明しようとするが苛立っていた僕は、心にも無い事を口にしてしまう。
「元々、お金持ちな事を鼻にかける愛ちゃんなんて嫌いだったんだよ」
「あたしがいつお金持ちだって事を鼻にかけたっていうのよ!」
 怒鳴り返してくる愛ちゃんに僕が反論する。
「毎日車で送り迎えされてるところ! 普通に歩いてこられないの!」
 愛ちゃん自身が気にしている言っては、いけない事だった。
 それでも口が止まらなかったのだ。
「何よ、あたしだって、直美みたいの何のとりえもないのに、勝手な事ばっかりいう子なんて嫌いよ!」
「丁度良かった、絶交よ!」
「望むところよ!」
 売り言葉に買い言葉、もう顔を見ていることも出来ない。
「二人とも落ち着いて」
 必死に仲直りさせようとする鶫ちゃん。
 それを無視して愛ちゃんが言う。
「最悪な気分。今日は、もう帰る!」
 そのまま携帯を鳴らして、迎えを呼ぶと教室を出て行ってしまう。
 僕も鞄を持って教室を出る。
「直美さん、愛さん……」
 悲しそうな声をだす鶫ちゃんの声が僕の胸に突き刺さる。


「僕って最低……」
 親友の愛ちゃんと鶫ちゃんを傷つけてしまった事に激しく後悔する。
「全部、忘れたいよ」
 そんな事を考えてた時、旧校舎が目に入る。
「……そうだ、あれをやってれば全て忘れられる」
 僕は、そのままあのホルマリン漬けの所まで行き、触ってしまう。
 周りがあの不気味な世界にあたしは、導かれる。
 前と同じ様に触手が僕に迫ってくる。
 僕は、自分から下着を脱いで、いつの間にかに濡れたオマンコを広げる。
「僕のオマンコに卵を頂戴」
 すると、触手が伸びてきて僕のオマンコに入ってくる。
 激痛が僕を襲う。
「卵を産んでもらうまでの我慢、我慢、我慢!」
 滲む涙、そして次々と卵が産み込まれ、体が熱くなる。
「早く、来て!」
 僕は、伸びてきた触手の一本に手を伸ばし、お兄ちゃんのエッチ本で見た様にそれを舐める。
「熱くて、凄い……」
 そうしている間にも別の触手が僕のオマンコの中に入ってくる。
 その快感に酔いしれながら僕は、必死に触手を舐め、しゃぶる。
 すると口の中に含んだ触手が膨らみ、射精してくる。
 熱いザーメンが僕の喉を犯し、それだけで絶頂に達してしまう。
 絶頂に達し、敏感になったオマンコにも触手は、射精してくる。
「もっと、もっと、熱いザーメンを出して!」
 僕は、更なる快楽を求め、自ら腰を振って少しでも深く触手を受け入れる。
「イク、イっちゃう。さっきいったばかりなのにまたイッちゃうぅぅぅぅ!」
 そして連続の絶頂で膨らむお腹に、出産の快感を予感し、止まらなくなる。
「もう限界、早く、早く産まれて!」
 僕の言葉に答えるように触手の子供達が殻を破って僕のオマンコを蹂躙してオマンコを広げて、僕にこれ以上ない程の絶頂を与えながら産まれていくのであった。


 あの日から僕は、放課後、あのホルマリン漬けの所に通う日々が続いた。
 あの強烈過ぎる快感を受け入れてしまった僕には、他の事なんてどうでも良くなっていたのだ。
 そんなある日、旧校舎の理科室の前で愛ちゃんが待っていた。
「どうして、旧校舎に居るのよ?」
「何処に居ようと、僕の勝手でしょ!」
 僕は、そんな愛ちゃんを無視して、理科室に入ろうとするが、愛ちゃんは、僕の腕を掴み言う。
「旧校舎に近づかないって言ったの直美でしょ! それなのにどうしてよ!」
「愛ちゃんには、関係ない!」
 僕が怒鳴った時、愛ちゃんが泣き始めた。
「嫌なの、直美が、あたしの友達が居なくなるのは、嫌なの。謝るから、もう、この中に入らないで!」
 何時も強気な愛ちゃんの泣き顔に僕は、何も言えなくなる。
「ごめんね、僕が悪かったんだよ!」
 僕は、泣きながら愛ちゃんに抱きつく。
 そして僕達は、仲直りをした。


「そうだ、直美、鶫が昼休みから全然居ないの。心当たり無い?」
 涙の跡を拭きながら愛ちゃんが言われて、僕は、初めて気付いた。
「そういえば見てない」
 愛ちゃんが難しそうな顔をして言う。
「直美がおかしなった原因は、あれかもって言ってたから、詳しく聞こうと思ったのに、昼休みになったら直に居なくなっていたのよ」
 その言葉に僕の脳裏に最悪の予感がよぎる。
「愛ちゃん一緒に来て。もしかしたら」
「まさか……」
 怯えながら愛ちゃんは、一緒に理科室に入ってくれた。
 僕達は、ゆっくりとあのホルマリン漬けに近づく。
「愛ちゃんが話していたホルマリン漬けは、本当にあったの。噂も本当だった」
 思い出しただけでオマンコが疼くのを必死に我慢する。
「それじゃあ、もしかして……」
 愛ちゃんが怖そうに言う。
 そして、あのホルマリン漬けが見える位置まで来た。
「居ないよね?」
 愛ちゃんの言葉に僕が言う。
「まだ解らない、ホルマリン漬けに触った時に変な場所に移動させられるから。触らないように気をつけてね」
 頷く愛ちゃんだったが、次の瞬間、消えてしまう。
「嘘! まだ触ってないのに!」
 僕が更に一歩進んだ時、あの不気味な世界に入っていた。
「こんなの嘘よ!」
 愛ちゃんが信じたくないように頭を振る。
「あら、直美さんも来たんだ」
 昨日までの知的雰囲気は、今の鶫ちゃんからは、感じられなかった。


 激しく欲情し、目がとろんとし、口の端から涎まで垂らしている。
 そして、お腹が臨月の妊婦の様に膨らんでいた。
「これって凄いの! 卵がお腹にあるとおっぱいも出るの!」
 鶫ちゃんの言葉に答えるように触手が、鶫ちゃんのおっぱいを絞ると、おっぱいの先から母乳が吹き出る。
「アァァァァァン! おっぱい出すの気持ち良いぃぃぃぃぃぃ! いっちゃうぅぅぅぅぅぅ!」
 鶫ちゃんが絶頂に達すると、傍目から見て解るほどにお腹が大きくなり、出産の時が来た。
「良い、いい、イイィィィィィ!」
 オマンコから触手の赤ちゃんを覗かせながら白目を剥いて絶頂し続ける鶫ちゃん。
 そして全ての触手の赤ちゃんを産み出し、開放される鶫ちゃんに愛ちゃんが駆け寄る。
「鶫、大丈夫。いま病院に連れてってあげる!」
 鶫ちゃんの脇に回って持ち上げようとする愛ちゃんが僕に言う。
「直美も手伝って! 早……」
 愛ちゃんの言葉が止まる。
「何をやってるの?」
 信じられない物の様に僕を見る愛ちゃん。
 僕は、スカートを自分で捲くり言う。
「ごめん、本当にごめん。でも駄目なの我慢できないの。僕にも卵を頂戴」
 そして触手が伸びて僕に迫って来る。
「止めて!」
 愛ちゃんが叫ぶ中、僕の体内に卵が産み付けられていく。


 僕は、何度目かの出産を終えた後、丁度同じタイミングで出産した鶫ちゃんに話しかける。
「ねえ、どうして開放されないんだろう、何時もだったら一回出産したら開放されるのに」
 鶫ちゃんが答えてくれる。
「この世界の有効範囲は、新しい触手が生まれると新しい触手の卵を産む為に圧縮されるの。でも、直美さんが何度も触手を生み続け拡大してくれたお陰で、縮小した状態でも私達を取り込んでいられる様になったんだよ」
 僕は、お腹を膨らませて、オマンコだけでなくお尻の穴まで触手を入れられてよがる愛ちゃんを見る。
「お尻、良い! オマンコも良い! どっちもサイコー! イッちゃうぅぅぅぅ!」
 絶頂と同時にお腹が膨らみ、愛ちゃんの出産が始まる。
 出産を終え、連続した絶頂で白目を剥いている愛ちゃんに僕と鶫ちゃんが近づいて言う。
「これからは、三人、ずっと一緒だよ」


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