常人を寄せ付けない山奥。
あたし達は、そんな山奥で、人類に害を成す淫魔を狩る為の技を磨いている。
あたしの名前は、双葉、まだ見習いで、鍛錬に勤しんでいる。
しかし、そんなあたしには、今、心配な事があった。
たった一人の肉親である、若葉姉様が行方不明なのだ。
若葉姉様も淫魔を狩る仕事をしている。
仲間内の中でも将来を有望視されて居た若葉姉様が、強力な淫魔を狩る為に山を出たのは、一ヶ月前。
それから一切の連絡がとれていない。
仲間の中には、死んだという者も居た。
実際、あたしの両親も同じ様に淫魔に返り討ちにあって死んでしまっている。
あたしの中にも諦めの思いが芽生え始めていた。
「双葉! 若葉さんが戻ってきたぞ!」
同じ見習いの男子が言って来た。
「本当に本当!」
あたしの言葉に男子が笑顔で言う。
「間違いない。意識は、無かったがちゃんと血の通った顔をしていた。死んでなかったんだよ!」
あたしと同じ様に嬉しいのか、涙まで流している。
あたしは、治療室に向かって駆け出していた。
「双葉さん! まだ、鍛錬の時間ですよ!」
教官の言葉にあたしは、足を止めずに答える。
「すいません、今だけ見逃してください。罰が、ちゃんと受けますから!」
教官も仕方ないって顔で言う。
「一目見たら帰ってくるのよ!」
「はーい」
そしてあたしは、更にスピードを上げた。
あたしが治療室に入ろうとした時、ドアの前に居た先輩が手を掴んで止めた。
「今は、駄目だ」
あたしが怒鳴る。
「どうしてですか! 若葉姉様が戻ってきたんですよね! だったら一目だけでも会わせて下さい!」
それに対して先輩は、辛そうに答える。
「残念だが、我々が到着するのが遅かった。もう、元の若葉では、無い」
自分の顔が引きつるのが解る。
「まさか……」
その時、ドアが弾き飛ばされた。
「淫魔の極太チンポを何処にやったの!」
聞きなれた筈だが、決してその声で聞こえる筈が無い言葉にあたしは、顔を向けた。
「チンポ! チンポ! チンポ! あたしにあの濃くって燃えるようなザーメンを飲ませて!」
目を見開き、涎を垂らし、股間と胸を弄り続ける若葉姉様がそこに居た。
「……若葉姉様?」
あたしの呟きに先輩が辛そうに言う。
「我々が到着した時には、既に完全な淫魔の虜にされて居た。もう、あの若葉は、居ないんだ」
「その租チンで良いから! あたしのオマンコを掻き混ぜて!」
若葉姉様の狂気の叫びがあたしの心に深く傷つけていく。
あれから、一年。
あたしは、狩人助手として、淫魔を狩る為に歩みを進めていた。
「最初は、あたしの後ろにいるだけで良いからね」
そう微笑んできた、今回のメインの狩人は、若葉姉様だ。
二度と仕事どころか通常生活も送れないだろうと言われていた若葉姉様だったが、奇跡の復活で、正気を取り戻した。
それどころか、今では、山でも指折りの狩人になっていた。
「甘やかさないで。あたしも若葉姉様みたいな立派な狩人に成るんですから」
若葉姉様は、ニコニコしながら言う。
「はいはい。頑張ってね」
「若葉姉様!」
あたしは、本気で怒ってるんだが、若葉姉様は、気にした様子をみせない。
そんなあたしの頭を撫でながら若葉姉様が言う。
「冗談は、おいておいて、双葉、貴女は、あたしみたいな狩人になれるわ。あたしが太鼓判を押してあげる。なんてったってあたしの妹なんだから」
若葉姉様の言葉にあたしは、顔を真赤にしてしまう。
あたし達は、淫魔の潜む洞窟に侵入していった。
「気をつけてね、淫魔は、通常と異なる存在。どこから現れるか解らないから」
「はい、若葉姉様」
あたしは、返事をしながら左右を確認する。
しかし、その時、足首が掴まれて一気に持ち上げられてしまう。
「キャー!」
あたしの叫び声に若葉姉様が振り返る。
「双葉、落ち着きなさい!」
若葉姉様の言葉にあたしは、必死に冷静になろうとするが、逆様になった状態で淫魔の触手に体の自由を奪われてしまう。
そして、淫魔の本体が現れた。
そいつは、何度も話には、聞いていたが、ぬめぬめして、不気味な触手の塊だった。
嫌悪感から思わず顔を背けてしまうあたし。
「双葉! 狩人を続けるのだったら淫魔から目を離しては、駄目!」
若葉姉様の言葉にあたしは、慌てて淫魔を見る。
「良い、狩人にとって一番大切なのは、淫魔を見極めること。それが出来なければ待っているのは、一方的な敗北よ!」
「解りました!」
若葉姉様の言葉に励まされ、必死に淫魔を見続けるあたし。
『無駄無駄無駄! お前の名前は、知っているぞ、若葉! 多くの同胞を殺したお前を我が手中にする機会、逃すと思ってか?』
若葉姉様は、淫魔を滅ぼす術式を刻みながら言う。
「残念ね、その貴方もあたしに滅ぼされた淫魔の一体にしてあげる」
それに対して淫魔が言う。
『直ぐに、術を止めろ。そうしないとお前の妹が死ぬことになるぞ!』
そういって淫魔は、あたしの首を絞めてくる。
「……若葉姉様……あたしに……気にしないで……」
そうだ、あたしの為に若葉姉様が負ける事なんてあったらいけないんだ。
しかし、若葉姉様は、術を解く。
「抵抗は、しない。だから妹を助けて」
「若葉姉様、駄目!」
あたしが叫ぶが淫魔は、そんなあたしの言葉を無視して言う。
『妹思いの良い姉だ。姉妹仲良く可愛がってやろう』
そういって淫魔は、若葉姉様に触手を伸ばす。
「止めろ!」
叫ぶあたしの口に淫魔の触手が侵入して声を塞ぐ。
『お前も、直ぐに我が触手の虜になる』
そんな訳、絶対に無いとあたしがもがいている間にも触手は、若葉姉様の服を引き裂き、その触手を、貧乳なあたしと違って、豊満な胸に巻きつく。
「アァァン!」
若葉姉様が甘い声を出した。
あたしの脳裏に一年前の悪夢が蘇る。
あの頃、あたしの事すら認識出来ず、ひたすらチンポを求め続けた壊れた若葉姉様の姿が思い出される。
折角、元に若葉姉様に戻ったのに、あたしの所為で、またあの頃に戻ってしまう。
頬を悔し涙が流れていく。
そして淫魔の触手は、あたしに服を切り裂き、あたしの大事な所にこすり付けてくる。
山で何度も習った、淫魔の体液は、全て強力な媚薬で、最初は、それを擦りつけ、獲物の女を無理やり欲情させると。
あたしは、山で習った様に必死に精神統一をして、あそこからこみ上げてくる疼きを堪える。
そんな中、口の触手から大量の体液が放たれた。
一気に思考がぼやけ、あそこからこみ上げる快感が倍増する。
『その小さな体でも感じ始めたみたいだな。ほら見てみろ、成熟したお前の姉のよがる姿を』
あたしは、ぼやける思考の中、若葉姉様を見た。
「もっと、もっと激しくして!」
優しく強い若葉姉様の姿は、そこには、無かった。
快楽以外は、何も目に入らない目、だらしなく涎を垂れ流れる口、少しでも触手を咥え込もうと激しく動く腰、一年前の若葉姉様に戻っていた。
あたしの心に諦めの気持ちが芽生えると同時に、淫魔の触手があたしの中に入ってくる。
痛みは、殆ど無い。
元々、激しい鍛錬で処女膜など無い。
そして、淫魔の媚薬があたしをどんどん気持ち良くする。
『どうだ、我の触手は?』
淫魔は、あたしの口から触手を抜き取り聞いて来る。
若葉姉様の姿に絶望したあたしは、感じたままに口にする。
「……気持ち良いです。触手があたしの中を刺激して、気持ち良いです」
『そうか、もっと気持ち良くしてやるぞ!』
もう、この快楽に溺れてしまおう。
あたしは、あそこを抉り続ける触手を感じ、そこから生み出される快感に声を出す。
「良いよ! 良いの! もっと、気持ち良くして! 全てを忘れるぐらいに!」
もう、何も考えたくなかった。
『姉妹揃って、我のペットとして飼ってやるわ!』
高笑いを上げる淫魔。
「嫌よ、この程度の快感じゃ、いけやしない」
あたしは、朦朧とする意識のまま、声の方向、若葉姉様の方を見る。
そこでは、若葉姉様が、自分にまとわりついていた触手を握りつぶして、自由になっていた。
『馬鹿な、快楽に溺れていたんじゃないの!』
淫魔が驚愕の声を上げるが、若葉姉様は、冷め切った目で言う。
「この程度じゃ、オナニーの方がましね。貴方は、処刑決定」
若葉姉様がゆっくりとあたしとあたしを捕らえている淫魔の方に進んでくる。
『近づくな! 妹がどうなってもいいのか!』
再び首を絞めてくる淫魔。
しかし、若葉姉様が言う。
「やれば、正直、淫魔を騙す餌になるかと思ったけど、考えてみれば、そんな餌に掛かる小物じゃ、大した技も期待出来ない事が解ったわ」
「どういうこと?」
あたしの言葉に若葉姉様が困った顔をして言う。
「近頃は、有名になりすぎて、あたしが近づいただけで淫魔の方が逃げていくのよ。意気の良い淫魔のペットが欲しいのに」
若葉姉様の言っている意味が解らない。
『本当に殺すぞ!』
淫魔が、一気にあたしの首を絞めて来る。
あたしは、死を覚悟した。
しかし、触手からどんどん力が抜けて良き、あたしは、解放された。
『……力が入ら……な……い。な……何を……した?』
地面に力なく足掻く淫魔の本体に近づきながら若葉姉様が言う。
「あたしは、気付いたってしまったの。淫魔を殺すもっとも簡単な方法を」
「そんな、淫魔を倒すのは、命懸けだって」
あたしは、そう教わった。
若葉姉様が自分の割れ目を広げて言う。
「淫魔は、女から力を吸収する為、自分から心臓部に直結する器官を入れてくるわ。その上、生気に混ぜて送った術を自分で、自分の体内に巡らせてくれる。この淫魔は、今、あたしが放った、次回の術で滅び掛かっているのよ」
『し……死にたくない! た……助けてくれ!』
淫魔の言葉に若葉姉様は、淫魔の本体のチンポをオマンコにくわえ込んで言う。
「あたしをいかせられたら考えてあげる。精々頑張りなさい」
淫魔は、命懸けでチンポの出し入れをする。
「少しは、ましになったわね。でも、早くしないと、貴方は、死んじゃうわよ」
『い……や……だ……』
そう言葉を残して崩れてしまう淫魔。
大きくため息を吐く若葉姉様。
「新鮮な触手が手に入ると思ったのに。残念」
「若葉姉様?」
あたしには、信じられなかった。
今見ている若葉姉様は、以前のあの事件以前の若葉姉様でも、あの事件直後の若葉姉様とも違う。
もっと、淫靡で、怖い存在。
若葉姉様は、あたしの唇にキスを、それも舌を絡ませたキスをして来た。
「アァン」
あたしの口から甘い吐息が漏れる。
そして、若葉姉様が微笑んでくる。
「貴女を餌にしたお詫びに、今回だけ一緒に味あわせてあげる」
若葉姉様が術を発動すると、今さっきまで居た淫魔とは、比べ物に成らない強力な淫魔が大量に現れる。
若葉姉様は、でかい金玉が付いた淫魔の触手を舐め上げながら言う。
「この子のは、すごいわよ! 一度の射精で、おなかがはちきれそうになるんだから」
禍々しい色をし、無数の突起を持った触手が若葉姉様の中に入っていく。
「これよ、あんな雑魚じゃ味わえない、脳天が突き破る快感よ!」
次に無数の舌を生やした触手が若葉姉様のお尻に入っていく。
「今入ったのは、見た? あの舌で腸の排泄物を舐めとってくれるの。凄く気持ちいいの。だから、あたしこの頃、ウンチしてないのよ」
そんな事をしている間にも他の触手達が若葉姉様にまとわりつき、射精していく。
「さあ、存分に味わって」
若葉姉様の言葉と同時に、無数の触手があたしを襲う。
そこには、先程までのそれとは、比べ物にならない、全ての価値観を壊す快感が待っていた。
いきすぎて、動けないあたしを膝枕しながら若葉姉様が語る。
「一年前、あたしは、ひたすらチンポを、触手を、ザーメンを求めた。狩人としての埃も、人間としての尊厳を捨てても良いとさえ思った。でも、山で封じられた淫魔を盗み出して、触手を味わっている時に気付いたの。自分が狩人で、淫魔を狩る技を持っているって事を。そして、思いついたのは、触手を貪りながら、相手にあたしの絶頂を感じさせないと死んでしまう呪をかけるあの技。さっきの淫魔達も死なない為に必死にあたしに快楽を提供してくれる」
至福の表情を見せる若葉姉様。
多分、少し前までのあたしなら、理解できない感情だろう。
でも、今は、違う。
「若葉姉様、あたしにもその術を教えて。あたしも、触手を思う存分貪りたい」
あの果ての無い快楽を得れるのなら、どんな外道になっても構わなかった。
若葉姉様は、微笑みながら言う。
「だから、いったでしょ、貴女は、あたしの妹なんだから、あたしと同じ様な狩人になれると。淫魔を狩って、貪る、本当の狩人に」
「あたしは、絶対に若葉姉様みたいな、淫乱で淫魔の触手を貪る狩人になります!」
オマンコから流れ出る大量のザーメンを感じながらあたしは、宣言するのであった。
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