鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによる、マンガが元ネタのエロパロ短編です。

 以下は御本人によるコメントで↓

 「コミックリュウってマイナー雑誌の『ちゃんと描いていますから!』って奴のエロパロ。近親相姦分大目。でも珍しく小学生でなく中学生メインになっています。
 実は、もっと酷い展開(ネタの為に空を担任犯させたり、歩未を元部活の先輩達に輪姦させたり)もあったんですが、蛇足かと思い父親との近親相姦分強めエンドで終わらせました」

 とのことです。


 あたしの名前は、平原歩未(アユミ)。
 何処にでも居る女子中学生といいたいのだが、残念ながらその定義には、当てはまりそうも無かった。
 その一番の理由は、父親である。
 父親は、マイナーな漫画家、芸人で言えば『ビビル大木』ってレベルだ。
 ただ父親の職業が特殊って訳だけでは、無い。
 なんとこの漫画の父親は、漫画を描かないのだ。
 正確に言うならネームだけ描いて、ペン入れ以降の作業前に逃げ出す。
 しかし、そんな物が雑誌に載せられる訳が無い。
 だが、父親の漫画は、毎月、ちゃんと雑誌に載っている。
 それがあたしの一番の普通と違う所。
 父親が書いたネームのペン入れや仕上げをあたしと小学生の妹、空(ソラ)にお父さんのアシスタントである筈のあかねちゃんでやって、編集者に渡している。
 憧れ堤(ツツミ)先輩が居る陸上部を辞めてまで努力した結果、幸運な事に今までそれがばれる事は、無かった。
 そんな綱渡りの毎日を過ごしていたが、そんな日常でも慣れ、油断をしていたのかもしれない。
 それは、突然やって来た。
「すいません!」
 編集者の佐々木さんが両手を合わせて頭を下げてきたのだ。
「いきなりどうした?」
 流石のお父さんも困惑する中、佐々木さんが深刻な顔をしてその事実を告げてきた。
「『コミックハンマー』が廃刊になる事が決定しました」
 青天の霹靂とは、この事だろう。
 我が家の大切な収入源である漫画が掲載されている雑誌が無くなるそんな事態は、全く想像もしなかった。
「本当なんですか!」
 思わずあたしが叫んでしまった。
「おい!」
 お父さんが睨んでくるのは、解るが口を挟まずには、いられなかった。
「『だびんちげーむ』は、人気があったのに、自分達の力が足らなく本当にすいません」
 床に頭をつける佐々木さんにあたしは、何も言えなくなった。


 佐々木さんが帰った後、お父さんが言う。
「この業界は、色々と苦しいんだよ」
 それは、シミジミと実感している最中だ。
「どうなるのかな?」
 空が不安そうな顔をする。
「廃刊って言っても今日明日って話じゃない。数ヵ月後だ。それまでに新しい仕事を探すさ」
「出来るの?」
 あたしの言葉にお父さんが胸をはる。
「腐っても平原大地(ダイチ)だ。どうにかしてみせる」


 あれから一ヶ月が過ぎた。
 お父さんは、ネームを上げると珍しく頭を下げてあたし達に原稿を頼むと、封筒をもって外に行く。
「良いの?」
 問い掛けてくる空にあたしが書かれたネームを手にいう。
「きっと編集者周りをしてるんだと思う」
「上手く行くかな?」
 俯く空の顔を無理上げさせて言う。
「今、あたし達が出来るのは、この原稿を出来るだけ上手にあげてお父さんの評価を底上げする事だけ!」
「そうだよね」
 空もなけなしの気力を振り絞って作業にとりかかる。


 更に一ヵ月後。
 お父さんが酒飲んで帰ってきた。
「俺は、天下の平原大地だぞ! 新人と一緒にするな!」
 そんな寝言を聞くだけであたしにも上手く行っていないのが解る。
 深刻な顔をした佐々木さんとなんとかあげてあるネームにペン入れするあたし達。
「この原稿でもう終わりだよね?」
 空の不安な心は、あたしにも伝わってくる。
「ま、まだ大丈夫。ほら佐々木さんだってコミック化の話をしてくれたじゃない。その加筆分の原稿料とかもあるだろうし……」
「……それが終わったら?」
 空に返す言葉が無かった。
 そんな中、あかねちゃんがやってきた。
「歩未ちゃん、空ちゃんこんばんわ」
「「……こんばんわ」」
 あたしと空が返事を返したが、何か違和感を覚えた。
「あかねちゃん、何かあった?」
「何かって?」
 聞き返されても具体的には、解らないがどうにも以前のあかねちゃんとは、何かが違う気がした。
「お腹空いたでしょ? ご飯作ってきたから食べましょう。そしたら頑張って原稿をあげましょう」
 あかねちゃんの言葉にあたし達は、とりあえず従った。
 今は、それしか無かったから。
 原稿は、出来上がった。
 でもそこには、達成感は、無く、喪失感と不安だけが残っていた。
 そんな中、あかねちゃんと一緒にお父さんが部屋から出てくる。
「ちょっと出掛けてくる」
 お父さんは、そっけない態度でそういって家を出て行く。
 それを心配そうな眼で見るあたしと空。
「心配?」
 あかねちゃんに言われてあたしが頷く。
「多分、編集者さんにもちこみなんだと思うんだけど、上手く行っていないみたいだから……」
 言葉を濁すあたしにあかねちゃんが言う。
「今回は、少し違うの。あたしのお世話になっている編集さんが平原大地先生に会いたいって言っていたのであたしが仲介したの」
「あかねちゃんが?」
 あたしが驚くとあかねちゃんが頷く。
「そっと確認に行かない?」
「良いの?」
 あたしが聞き返すとあかねちゃんが微笑む。
「あたしも仲介した手前、気になるから、あかねちゃんも一緒に行く?」
「連れて行ってもらえますか!」
 あたしは、そうお願いした。
 何が出来るわけじゃない。
 でも、黙って待ってるのは、もう無理だった。
「遅くなるかもしれないから空ちゃんは、ちゃんと戸締りして早く寝るのよ」
 あかねちゃんに言われて空が不安そうに頷く。
 そしてあたしとあかねちゃんは、お父さんと編集さんの顔合わせ場所に向かった。


「ほらあそこよ」
 いつも使っているファミレスと違う喫茶店に入りあかねちゃんが指差した方向にお父さんが居た。
「この席からが良いわね」
 そういってあかねちゃんが座ったのは、少し離れたお父さんの背中をみる位置の席だった。
「相手の人は、まだ来ていないんですかね?」
 あたしの疑問にあかねちゃんが苦笑する。
「見え辛いけどほら、もう居るわよ」
 あかねちゃんが言うとおりに相手は、居た。
「あれって本当に編集者の人なんですか?」
 そうあたしが疑うのは、仕方ない事だとおもう。
 それは、ちゃんとスーツを着ているけど、空とそう変らない体系をしているんだから。
「ええ、正真正銘の編集者の人よ。それより、注文しないと怪しまれるから頼んでおいたわよ」
「すいません。お金は……」
 慌てて言うあたしにあかねちゃんが手を横に振る。
「このくらい良いの。それより今は、先生の方」
 あかねちゃんの言うとおりだ。
 あたしは、お父さんの態度に注目する。
 暫く話していたお父さんだったが、立ち上がる。
「平原大地にエロ漫画を書けって言うのか!」
 周囲の視線が集まるのに気付き、お父さんは、座りなおし、注文した飲み物を飲む。
「どういう事?」
 あたしの問い掛けにあかねちゃんが注文した飲み物をあたしの方に押して言う。
「ちょっとショッキングの事だから、これを飲んで気を落ち着かせてから聞いてね」
 あたしは、言われるままに冷たいそれを飲んだ。
 普段飲んでいるジュースとまるで違う味だが、そんな味を楽しむ余裕など無かった。
「これは、古参の作家にある現状なんだけど、先生レベルになると原稿料ってそこそこ高いの。同じ冒険するなら原稿料が安い新人って言う風潮があって中々連載が決まらなかったのよ」
 そんな事情があったなんて知らなかった。
 あたしは、耳を澄ますと相手の声も聞こえて来た。
「『ELO』に欲しいのは、『平原大地』ってネームバリューでは、ありません。欲しいのは、先生の画とストーリーです。ですからペンネームを変えていただいても構いません」
「俺が言っているのは、そういう事じゃない」
 お父さんの声には、苛立ちが篭っていた。
「しかし先生には、他の選択肢は、あまりないのでは?」
 そう言われて押し黙るお父さんに編集の人は、更に続ける。
「先生には、大きな期待をしています。ですから原稿料の方も頑張られて頂きました」
「今より若干だけど高い原稿料みたい」
 お父さんには、エロ漫画なんて描いて欲しくないが、あかねちゃんの補足にあたしも思わず悩んでしまう。
「……ジャンルが違う、俺には、そっちの経験は、多くない」
 そう切り出すお父さんに編集の人は、詰め寄る。
「そっちの面での協力も致します」
「それじゃあ、あんたが相手でもしてくれるのか?」
 お父さんとしたら挑発のつもりだったんだろう、でも編集の人は、笑顔で言う。
「はい。先生が望むのでしたら」
「お、おい、本気で言っているのか?」
 戸惑うお父さんを他所に編集の人は、立ち上がる。
「それでは、早速参りましょう」
「行くって、何処に?」
 腕を引くお父さんの問い掛けに編集の人が答える。
「ラブホテル」
 直球の答えにお父さんも押し黙る。
「ちょっとま……」
 止めに入ろうとするあたしの口を押さえてあかねちゃんが言う。
「駄目よ。ついてきた事がばれるわ」
 そうかもしれないけど、あたしは、焦る。
「とにかく付いていきましょう」
 あかねちゃんの提案にあたしは、頷き、尾行する事にした。


 お父さん達は、そのまま本当に近くのラブホテルに入っていった。
「あたし達も入りましょう」
 あかねちゃんの言葉にあたしが戸惑う。
「えー、そんなあたしは、中学生で、女同士ですよ!」
「そんな事を言っている場合じゃないし、今時のラブホテルは、受付も全自動で止められないわ。それよりもどの部屋に入ったか解らなくなるわ」
 いつになく強引なあかねちゃんに言われるままにあたしは、生まれて初のラブホテルに入る事になってしまった。
 そのラブホテルは、部屋をロビーの大画面で選べる方式で、あたし達は、死角からお父さん達が選んだ部屋を確認してその隣の部屋をとる。
「この部屋、隣の部屋と組部屋で、隣が覗ける特殊な仕様なのね」
 あかねちゃんが言うとおり、お父さん達が居る隣の部屋が丸見えだった。
『本気なのか?』
 驚いた事に覗き用のマジックガラスの脇のスピーカーからお父さんの声がしてきた。
『当然ですよ』
 そう言って編集の人は、お父さんのズボンのチャックを開けて、お父さんのあれを取り出す。
 小さい頃、一緒に入っていた時に何度も見た事があるそれを口に含み、頭を上下させる編集の人。
『う、上手い』
 お父さんが我慢するような、それでいて気持ち良さそうな顔をし始めた。
 暫くそうしているとお父さんがいきなり編集の人の頭を押さえ込んだ。
 そして、お父さんは、何か出し切った様な顔になるとその手を離した。
『す、すまない』
『良いんですよ。それに先生のザーメンは、濃くって美味しかったです』
 そういって微笑む編集の人の口の端から白い物が零れ落ちていく。
「口の中で射精したみたいね」
 あかねちゃんの説明にあたしは、顔を真っ赤にする。
「しゃ、射精って……」
『それでは、本番にまいりましょう』
 編集の人が裸になり、ベッドに横になる。
『本当に良いのか?』
 躊躇するお父さんに編集の人が答える。
『はい。全ては、良い漫画を作るためですから。安心して下さい、他の先生もやっている極々当然の事です。こ れは、漫画を描く為の取材行為、浮気でも不貞行為でもありませんから』
『そ、そうだよな。これは、あくまで取材だ』
 そういってお父さんは、あたしが始めてみる大きくなったあれを編集の人のあそこに当て、押し込んでいった。
『アァン! 先生のオチンポ、おっきい!』
 あんな小さな体でお父さんのが入りきってしまった。
『凄い締め付けだ』
 そういいながらもお父さんは、腰を動かす。
『もっと、もっと激しく突いて下さい!』
『おお、とまらねえ!』
 更に激しく腰を動かすお父さん。
『もう駄目だ! 出る!』
『出して下さい! 私の中にいっぱい出して!』
 お父さんの腰の動きが止まったと思うと、痙攣した様に振るえ、そしてあれが抜かれた時、編集の人のあそこからあの白い物が溢れてくる。
『素敵でしたわ。でも、まだできますよね?』
『ああ』
 そういってお父さんは、またあれを編集の人の中に入れる。
「あらあら第二ラウンドがはじまちゃったわね」
 あかねちゃんの言葉にあたしは、俯く。
 そんなあたしの胸をあかねちゃんが直に揉む。
「いきなり何をするんですか!」
「興奮しているでしょ?」
 あかねちゃんは、胸を揉み続けながら続ける。
「お父さんがセックスするところをみて歩未ちゃんは、興奮してるんでしょ?」
「そ、そんな事は……アァン」
 否定しようとしたあたしの胸の先をつまみあげてきた。
「嘘を言っても駄目。だってこんなに乳首を勃起させておいて興奮してないわけ無いじゃない」
「や、止めてよ、こ、こんなのおかしいよ」
 拒むあたしにあかねちゃんの手は、スカートの中、下着の上からあそこをいじり始めた。
「無理は、駄目よ。だって下着も濡れ濡れなんだから」
「嘘、そんな訳、無い!」
 あたしの言葉にあかねちゃんが下着を触れていた指を見せてくる。
「あらー、それじゃあ、この糸を引いているのは、何かしらね」
「み、見せないで」
 恥かしくて死にそうだ。
「あたしがすっきりさせてあげる」
 そういってあかねちゃんは、あたしの服を脱がしてベッドに横にさせると、あそこを舐め始めた。
「そんなところ舐めたら汚い!」
 あたしの声など聞こえない様にあかねちゃんは、執拗に舐めてくる。
「アァァァン!」
 変な声が出ちゃう。
 そして、あかねちゃんの舌が一番敏感なお豆さんに捉えた。
「だ、駄目! そこは、敏感すぎるぅぅぅ!」
 我慢できなかった、あたしは、あかねちゃんの舌で軽い絶頂を達してしまった。
「もう、酷いよ……」
 あたしが脱力しているとあかねちゃんは、両手両足をベッドに固定した。
「何を……」
 言葉の途中で口に穴が空いたピンポン玉みたいなものを入れられた。
「ここからが本番よ」
 あかねちゃんがそう囁いた時、部屋の扉が開いた。
「先生専用の雌穴がここにありますから存分に味わってください」
 編集の人に引っ張られて目隠しされたお父さんが入ってくる。
「俺、専用の雌穴ってな、そんな物がある訳無いだろう」
「ふふふ、使ってみれば解りますよ」
 編集の人の妖しい笑みが怖かった。
 喋れないあたしは、視線で必死に訴えかけるが、あかねちゃんは、ただ微笑むだけだった。
 そうこうしている間にお父さんは、あたしの直ぐ傍まで来ていた。
 そして編集の人がお父さんのあれをあたしの割れ目に当てた。
「はい、後は、腰で押し込むだけです」
『駄目! あたし、歩未だよ!』
 あたしは、叫ぶが口のピンポン玉の所為でまともな言葉にならない。
「なんか叫んでないか?」
 いぶしむお父さんにあたしは、希望の光を見た。
「待ちきれないんですよ。だって先生に犯される為に産まれてきた様なものなんですから」
 編集の人が無茶苦茶な事を言っている。
「そうか、だったら行くぞ!」
 お父さんは、あっさり納得して、あれを押し込んできた。
 それは、肉の凶器だった。
 あたしのあそこを無理矢理こじ開け、出血が伴う痛み。
 でも、それで痛みは、終わった。
 いや、ジクジクと痛みは、確かにあるけど、それ以上にあたしのあそこは、感じていた。
 あかねちゃんにされた時の何倍もの快感があたしの体を駆け巡ったのだ。
 相手がお父さんなのに、拘束されて無理矢理なのに、初めては、堤(ツツミ)先輩が良いなと思っていたのに。
 あたしは、気持ちよくなっていく。
「すげえ! まだ使い込まれてないのに、まるで俺のチンポにあつらえたみたいにピッタリだ。気持ち良くって腰が止まらない!」
 更に腰の動きが激しくなると、あたしの快感も倍増していく。
 一突きされる度に脳天まで激しい快感のパルスが走り、何も考えられなくなる。
「駄目だ、もう我慢できねえ!」
 お父さんがあれを一番奥に押し付け動きを止めた。
 あれが脈動し、あたしの中に熱い物が吐き出された。
 その衝撃にあたしは、絶頂に達した。
 絶頂の波が静まった後、あたしは、今のがなんなのかが理解する。
 あたしは、実の父親に膣内射精をされたのだ。
 子供が出来てしまうかも知れない事をされたのだ。
 おぞましい事実に一気にクールダウンしようとした。
「先生、まだまだ出来ますよね? 存分に愉しんでください」
 編集の人の言葉にお父さんは、笑った。
「ああ、こんなオマンコ、一発で終わらせないぞ!」
 そして再び動き出すあれ、チンポ。
 絶頂に達したばっかりで敏感になっているあたしのあそこは、落ち着き始めて居たあたしの体に新たな、更に強烈な快感を撒き散らす。
 こんなの駄目なのに。
 一回だけでも赤ちゃんが出来てしまうかもしれないのに、あたしは、この快感を否定できない。
 そんな中、あたしの足かせが外された。
 これでなんとか逃れる事が出来る筈。
 そう、足でお父さんを押しのけなければいけない。
「おいおい、こいつ、足を腰に回して来たぞ」
 お父さんが愉快そうに言う。
「それは、もう先生専用の雌穴ですから」
 編集の人の言葉を否定したかったが、あたしの足は、お父さんの腰を挟み込んで居た。
 そうしている間に二回目の射精と絶頂。
 それでもお父さんは、止まらない。
 もう頭の中が真っ白になって何も考えられない。
 再び絶頂が近づく中、お父さんが言う。
「そろそろ目隠しを外して良いか?」
「ええ、どうぞ」
 編集の人の言葉にお父さんは、目隠しを外した。
 それに合わせるようにあかねちゃんがあたしの口を塞いでいた物もとってくれる。
「歩未!」
 お父さんは、驚愕して反射的にチンポを抜こうとした。
「駄目! もう少しだから抜かないで!」
 あたしは、腰に巻きつけた足でそれを止める。
「アァァァン! こんなの駄目なのに、お父さん相手なのに気持ち良いぃぃぃ!」
「離すんだ歩未! このままじゃ……」
 焦るお父さん、でもその理由は、あそこで解った。
 お父さんのチンポが再び脈動した。
「限界だ!」
 お父さんのチンポが三度目の射精をむかえ、あたしの中に熱い飛沫が撒き散らされる。
「イクゥゥゥ!」
 あたしは、絶頂の声をあげていた。

 脱力するあたしのあそこからチンポを引き抜き、お父さんが編集の人に詰め寄る。
「どういうことだ!」
 編集の人は、ビデオカメラを手にしたあかねちゃんを指差す。
「先生が実の娘をレイプしたって事ですよ。ちゃんと記録にとって漫画の資料として保管しますが、先生に描いていただけないとしたら、不要な資料なのでもしかしたらネットに流出するかもしれませんね」
「脅すつもりか!」
 睨むお父さんに編集の人が微笑む。
「実の娘のオマンコに三発も射精した先生に選択肢は、あるとは、思えませんが?」
 悔しそうな顔をするお父さんであったが、ペンネームを『狭穴(セマアナ)大チンポ』にし、『平原大地』と関連性は、公表しない約束でその人、李離州(リリス)さんが担当する雑誌『ELO』で連載をする事になったのであった。


 数日後、李離州さんが家に来てネタ出しからネームまで終わらせた。
「それでは、頑張って下さい」
 そう頭を下げて帰っていく李離州さんをあたしが見送った。
 お父さんは、ほっておけといって仕事場で作業を続けていた。
 更に数日が経った。
「ペン入れ進んでいるのかな」
 新しい連載が決まったとしか教えていない空が不安そうに言う。
「大丈夫だと思う……」
 もし大丈夫じゃないとしても、流石に成人雑誌のペン入れなんて出来ない。
「おじゃまします」
 あかねちゃんがやって来た。
「お父さんに呼ばれたの?」
 あかねちゃんが微笑む。
「先生の専属アシスタントになったのよ」
「そ、そんな家は、そんなお金を払えないよ!」
 驚くあたしにあかねちゃんが言う。
「大丈夫、アシスタント料は、もう出版社から貰っているから」
「嘘……」
 成人雑誌ってそんなに儲かってるのかな。
「ちょっと様子を見てくるわね」
「お願いします」
 ここは、あかねちゃんにお願いするしかなかった。
 暫く後、お父さんの大きな声が聞こえてくる。
「大丈夫だ!」
「お姉ちゃん……」
 空が不安そうにこっちを見てくるが、あたしは、顔を引きつらせて答える。
「き、きっと大丈夫……だと思う」
 今までの経験がかなり危険信号を出していた。
 そして、あかねちゃんが出てきてあたしを連れて空から離れた。
「かなり危ない状況、ここは、歩未ちゃんにもペン入れしてもらわないと駄目ね」
「そ、そんなあたし、描けませんよ!」
 思わず大きな声を出してしまう。
「お姉ちゃん?」
 不思議そうな顔でこっちを見る空。
「な、何でもないよ」
 誤魔化すあたしの耳元であかねちゃんが囁く。
「ちゃんと原稿をあげないとあの映像がネットに配信されちゃうかも」
 血の気が引いた。
「で、でも……」
 躊躇するあたしにあかねちゃんが言う。
「あたしも手伝うわ。それに空ちゃんには、あたしから説明するわ」
「空に話すんですか?」
 出来れば空には、知られたくなかった。
「これ以上、誤魔化すのは、限界でしょう。大丈夫、ちゃんと説明するから」
 そういってあかねちゃんは、空と二人話した。
 ショックを受けた顔をしながらも空が言う。
「……生活の為、仕方ない事だよね」
 ドライな所がある空は、なんとか納得してくれたみたいだ。
 こうして、あたし達は、お父さんのネームを見る事になる。
「これって……」
 あたしは、言葉を無くした。
 そこに書かれていたのは、多少デフォルメされているがあの日の出来事だった。
 眼を白黒させる空を他所にあたしは、あかねちゃんに視線で訴える。
「えーと、先生も慣れないジャンルで色々と苦労したんだと思うわ」
「そうかもしれませんけど……」
 あたしの抗議にあかねちゃんが言う。
「ほら、締め切りが近いわ」
 仕方なく、ペン入れを始めるあたし。
 ペンを入れるたびにあの時の事が否応にも思い出され、お腹の奥の方がムズムズする。
「ご飯よ!」
 あかねちゃんが作ってくれたご飯を食べ、作業を再開するが、お腹のムズムズは、消える事は、なく、余計に大きくなっていった。
 そんな事もあったが、原稿は、なんとかあがった。
「……エッチだった」
 空の感想にあたしが怒鳴る。
「あたしだって好きで描いてる訳じゃないの!」
「でも上手かったわよ」
 あかねちゃんが褒めてくれるが、こんな助平な画を褒められても嬉しくない。
 暫くすると李離州さんが印刷した原稿を持ってやってきた。
「最終確認をしますので、お願いします」
「はいはい、お父さんは、作業部屋に居ます」
 案内しようとするあたしに李離州さんが言って来る。
「確認には、ペン入れをした歩未さんにも付き合って貰います」
「え?」
 固まるあたしにあかねちゃんが手を合わせて言う。
「御免なさい。李離州さんは、『だびんちげーむ』の途中でタッチが微妙に変っている事に気付いていたの。それを追求されて誤魔化せなかった」
 やっぱり見る人が見れば解ってしまうものなのだ。
「……わかりました」
 あたしが李離州さんと一緒にお父さんが色々と不貞腐れている作業部屋に向う。


「ここのシーン、父親にチンポを抜けないように抱きつくシーンが感情が篭っていて良いですね」
 李離州さんは、エッチシーンをこうやって詳細に分析してくる。
 その分析は、正確で、少しでも手を抜いたり、いい加減に描いた所は、見抜かれ、今後の改善点としてあげてきた。
 編集としては、素晴らしいことなのかもしれないけど、言われているあたしとしては、堪ったものじゃなかった。
 お父さんとの体験を自らペン入れした所を細部にわたって分析、説明される。
 あの時の事が鮮明に蘇ってくる。
 作業中のもんもんした気持ちもプラスされてあたしは、かなりてんぱった状態になっていた。
「今回は、これで掲載させてもらいます。次回もよろしくお願いします」
「はいはい」
 お父さんは、視線も合わせようともせずにそう答える。
 半ば脅迫されて描かされているんだから当然かもしれない。
 李離州さんは、持ってきたバックを広げる。
「これは、次のネタ作りの参考用に持って来ました」
 そこには、いわゆる大人のおもちゃやいやらしいDVD、雑誌が入っていた。
「失礼します」
 あたしが李離州さんを玄関まで送ってから作業室に戻ると、お父さんは、なんとオナニーをしていた。
「な、なにやってるの!」
「う、五月蝿い! これも次のネタ作りの一環だ!」
 そういうお父さんは、李離州さんが持ってきたDVDの一本を見ていた。
 そこには、あたしとそう変らないだろう年頃の少女が縄で縛られ、いやらしい事をしていた。
「……気持ち良さそう」
 自分の口から出た言葉に驚き、思わず口を押さえて後退った時、あかねちゃんにぶつかった。
「次のネタの為の研究ですか? 先生も熱心ですね」
「あかねちゃん、こんなの見たら駄目だよ」
 あたしの言葉にあかねちゃんが言う。
「歩未ちゃんも、ネタ作りに協力したらどうかしら」
「協力って?」
 あたしが聞き返すと、さっきのバックに入っていた縄を取り出して言う。
「やっぱり生で見るのが一番でしょ?」
「そ、そんな事出来る訳が……」
 戸惑うあたしの耳元であかねちゃんが囁く。
「これは、あくまでネタ作り。そう生活費の為に仕方ない事なんです。だからあんな風に気持ちよくなっても良いんですよ」
『イクゥゥゥ!』
 画面の中で絶頂に達した少女の姿からあたしは、目が離せなかった。
「……ネタ作りの為だから仕方なくだからね」
 あたしは、そういってあかねちゃんの手で縄で縛られた。
「先生もこれは、あくまでネタ作り。ですから作り事、何の罪悪感を覚える必要がありません。それどころか躊躇したら、折角協力してくれている歩未ちゃんが苦労を無駄にしますから、赴くままにやってください」
「そ、そうだな」
 そういってお父さんは、縄で搾り上げられたあたしの胸を揉みだす。
「アァン」
 声が自然と出てしまう。
「乳首もこんなに勃起させて、もう感じているのか、いやらしいな」
 お父さんは、そういって乳首を弄る。
「駄目、そんなに強く弄られたら……」
 気持ち良いのが止まらない。
「何が駄目なんだ! どんどん硬くなってるぞ! 気持ち良いんだろう」
「アァァァン! 気持ち良いです! 縛られて乳首を弄られるのが凄く気持ち良いぃぃぃ!」
 これは、あくまでネタ作り。
 芝居なんだ、だから本当のあたしとは、違う。
 だからどんなにいやらしい事を言っても良いんだ。
「本当にいやらしい娘だ! こっちもぬれぬれじゃないか!」
 お父さんに股間の縄を引っ張れるとあそこが縄で擦れる。
「らめぇぇぇ、擦れちゃうぅぅぅ!」
 お腹の奥で密やかに燃えていた快感の炎が一気に昂る。
「どうして欲しいんだ?」
 お父さんの問い掛けにあたしは、DVDを見る。
 そこでは、少女が大人のチンポをオマンコでくわえ込んでいた。
『気持ち良いぃぃぃ! 大人チンポ、気持ちいいぃぃぃ!』
「チンポ、お父さんのチンポをあたしのオマンコに入れてください!」
「望み通り入れてやる!」
 お父さんのチンポが一気にオマンコを貫く。
「アァァァァァァァァ!」
 それだけであたしは、軽く絶頂を迎えてしまう。
 そして、それは、更なる快感の入り口でしかない。
「良い、いい、イイィィィ! チンポが気持ち良いぃぃぃ!」
 あたしは、お父さんのチンポの快感を享受する事しか頭に無かった。
「もう限界だ、出すからな!」
「出して! あたしのお腹の中で熱いいっぱいだして!」
 無意識のうちにそう叫ぶあたしのオマンコの中でお父さんは、射精した。
「アツイィィィ! イクゥゥゥ!」
 激しい絶頂を迎え、あたしは、脱力するのであった。
「良い資料が撮れましたわ。後で参考にしてください」
 あかねちゃんは、そういって一部始終をとっていたカメラで、あたしがいやらしくイクシーンを見せてくる。
 そこに映ったあたしは、DVDの少女と負けず劣らずいやらしかった。


 次のネームも通り、お約束の様にあたしがペン入れをしていた。
 そこには、ネタ作りでやった事が書かれていた。
 それにペン入れしていると、どうしてもあの時の事が思い出され、ムズムズしてしまう。
 そんな中、俯いている空を見てあかねちゃんが言う。
「大分、疲れているみたいね。ちょっと空ちゃんとお風呂入って、リフレッシュさせてくるわね」
「お願いします」
 あたしが頭を下げるとあかねちゃんは、空を連れてバスルームに向った。
「お父さんは、仕事部屋から出てこないよね……」
 あたしは、ペンを持たない左手で下着の上からあそこを弄る。
「アァン」
 敏感になったあそこは、それだけで感じちゃう。
「この時は、もっと気持ちよかったよね」
 ペン入れをしながらあたしは、その時の事を思い出しながらあそこを弄ってしまう。
 そして、絶頂のシーンと同時にお豆、クリをつまみあげる。
「イクゥゥゥ」
「順調?」
 あかねちゃんの声にあたしが驚く。
「じゅ、順調だよ」
「それは、良かったわ。ほら空ちゃんも頑張ろう」
 あかねちゃんにそう言われた空は、火照った顔で答える。
「うん、僕も頑張る」
「そ、そう頑張ってろうね」
 慌てて合わせるあたし。
 空には、見られていない筈だよね。
 そう思いながらもあたし達は、原稿を完成させる。


 数時間後には、再び李離州さんが来て、前回同様、細かいチェック。
「今回は、前回よりよりいやらしくなったと思います。前回のも人気が上々ですのでこれからも頑張って下さい。これもネタ作りに使ってください」
 チェックも終わり再び差し出されるバックにあたしは、唾を飲み込む。
 あそこには、きっと凄くいやらしい物が入っている。
「ペン入れをやっている歩未さんも参考して下さると良いかもしれません。それでは、失礼します」
 そう言い残して李離州さんが帰っていった。
「……観るか?」
 お父さんの言葉にあたしは、視線をそらしながら答える。
「あくまでペン入れの参考にだよ。でもちゃんとお父さんがペン入れまでちゃんとしれくれれば……」
「とにかく観おう」
 誤魔化すようにお父さんがDVDを再生させる。
『アァァァン! アナルが気持ち良いぃぃぃ!』
「嘘、この人お尻で、ウンチが出るところでしてる」
 あたしは、思わず口にしてしまった。
「大人には、こういうのが好きな奴も居るんだよ」
 お父さんのそう言いながら画面に集中している。
 画面の中の女性は、信じられない事に本当に気持ち良さそうにしている。
『イクイクイクゥゥゥ!』
 激しい絶頂を迎える女性の姿にあたしは、何も言えなくなっていた。
「やっぱり、実際に生の方が参考になるよな」
 そう呟いたお父さんは、横目であたしを見ていた。
 なにを言わんとしているのかが解ってしまう。
 普通に考えればあたしは、ここで部屋に戻るべきだ。
 でもあたしは、口にしてしまった。
「ネタ作りの為だから仕方なくだからね」
 何でこんな事を言ってしまったんだろう。
「そうだ、全ては、漫画のネタ作りの為だ」
 それがあたし達の免罪符だった。
 バックの中には、DVDで使われていたのと同じ準備用の浣腸機や溶液まで用意されていた。
 あたしは、DVDの女生と同じ様に浣腸で限界まで薬を入れられ、返しがついてそうそう外れなくする器具でお尻の穴に栓をさせられる。
「く、苦しい、もうトイレに言っても良いでしょ?」
 始めてから一分も経ってないが、もう限界だった。
「駄目に決まってるだろう。最低五分は、我慢するんだ」
 お父さんは、そういって許してくれない。
「無理だよ! これ以上我慢したら、死んじゃうよ!」
 そういうあたしにお父さんが近づき耳元で囁く。
「それじゃあ、我慢できるように協力してやる」
 お父さんは、あたしのあそこを舐め始めた。
「駄目、今日は、まだお風呂入って無いから……」
 それにオナニーをしてから軽く拭いただけだった。
 もしかしたらお父さんにそれがばれるかもと思うとどうしようも無くなる。
「アァァァン!」
 あたしは、自然といやらしい声を出していた。
「ほら五分だ、行って来い」
 お父さんにそう言われ、あたしは、トイレで便器に座って排泄を終わった後、お尻を拭くついでに割れ目も拭くと唾液とは、異なるあたしのいやらしい液体が大量に分泌されていた事がありありと解ってしまう。
「あたし、浣腸された状態でお父さんに舐められて気持ちよくなっていた……」
 自分の体が怖くなる。
 その後、温水浣腸を数回繰り返してから、行為が始まる。
 最初は、ローションをつけた指で揉み解されていく。
「どうだ?」
「うんちが出たり入ったりする変な感覚」
 あたしが正直に答えるとお父さんが苦笑する。
「まあ、そうだろうな」
 しかし、その感覚は、慣れに伴い快感に移行していくのが解ってしまう。
「よし十分に解れたな」
 そしてお父さんは、自分のチンポにもローションを塗り、あたしのお尻の穴に当てる。
「行くぞ」
「早く終わらせて!」
 それは、あたしの間違いない正直の気持ちだ。
 とにかくこの時間が一刻も早く終わることだけが救いだと思っていた。
 ゆっくりとお父さんのチンポがあたしのお尻の穴の中に入ってくる。
 息が詰るような感覚と共にジワジワと押し込められてくるチンポの圧迫感をあたしは、我慢し続けた。
「全部入ったぞ」
 お父さんは、そういったと思うと今度は、ゆっくりと引き抜き始めた。
 お腹の中身が引き出されるような感覚があたしを襲い、顔から汗が滴り落ちる。
 暫くその感覚が続き、再び挿入、それが繰り返される中、あたしの中に生まれたのは、普通のセックスとは、違う新たな快感であった。
「ハァァァン! アァァァン!」
 自分の口からいやらしい吐息が漏れる。
「凄い締め付けだ。そろそろ限界だ。出すぞ!」
 お父さんは、そういってお腹の一番奥で射精する。
 熱いザーメンがあたしのお腹を逆流していく。
「……くぅぅぅ!」
 あたしは、イってしまった。
 実の父親のチンポをお尻の穴に入れられ。
 暫く、荒い息を吐いていたお父さんだったが言う。
「一回じゃ、足りないもう一回だ!」
「そんな、ちょっと……アァァァン!」
 硬さを失って無かったお父さんのチンポが再び動き出されあたしは、快感に我を失ってしまう。
 結局、その後、五回も射精され、あたしは、実の父親のザーメンでお腹を満たされると言う、誰にも言えない体験してしまうのであった。


 それからもあたしは、自分の痴態が描かれたネームにペン入れし、興奮した状態で原稿チェックをされ、そのままの流れで次のネタ作りと称したお父さんとのプレイを続けていた。
 このままじゃ不味いと思いながらもそんな生活を続けていた。
 そして破綻の前兆が形になる。
「平原、ちょっと話があるんだ」
 堤先輩から声を掛けられた。
 その困惑した様なそんな表情にあたしは、自分が恐れ続けていた事が事実になると悟った。
 放課後、あたしは、堤先輩に促され人気が無い体育倉庫に連れてこられた。
「俺、『コミックハンマー』が廃刊になって、平原先生がどうするのか直接聞けなくて、ネットで色々と調べたんだ。そうしたらおかしな書き込みを見つけたんだ。アダルト雑誌の『ELO』に平原大地先生が連載しているって言うとんでもない話だよ」
 やっぱりそうだった。
 例えペンネームを変え、公表しなくても気付く人間は、気付いてしまうんだ。
「最初は、何かの間違いだと思っていた。でも兄貴がその雑誌を持っていて、確認しようと読んだんだ……」
 そこで言葉が途切れる。
 お父さんの大ファンの堤先輩にとっては、大きなショックだったのだろう。
「『狭穴大チンポ』って作者の画は、『平原大地』の画だった。そして平原にそっくりのキャラが実の父親と……」
 一番知られたくなかった人に知られてしまった。
 あたしは、それ以上堤先輩の顔を見れず、自然と俯く中、気付いてしまう。
 堤先輩のズボンの前が膨らんでいることを。
 それが何で膨らんでいるかを理解した時、あたしの中でおかしな歯車が噛み合い始めた。
「堤先輩は、それを読んでどうしたんですか?」
「どうしたって?」
 困惑する堤先輩にあたしが詰め寄り、ズボンの膨らんだ部分に手を当てる。
「あたしにそっくりなキャラが父親とセックスするのを読んで堤先輩は、オナニーしたんですか?」
「ば、馬鹿な事をいうな!」
 慌てる堤先輩だったが、言葉と裏腹に表情が、触れたチンポの硬さがあたしの言葉を肯定していた。
「堤先輩。あたしの家にも事情があるんです。いきなり雑誌が廃刊になって何でも良いから書かないと生活出来 なかったんですよ」
「だからって、もっとほかに……」
 奇麗事をいう堤先輩の口をあたしは、自らの口で塞ぐ。
 唇をこじ開け、舌を割り込ませ、堤先輩の舌と絡ませながら、口内を蹂躙する。
 ズボンに当てた手は、チャックをずらし、勃起した先輩のチンポを取り出し、擦り上げる。
 堤先輩も最初こそ抵抗しようとしたが、次第にされるままになっていく。
 あたしが唇を離した時には、トロンとした眼をしていた。
「だから、この事は、黙っていて欲しいんです。それを約束して下さるなら、あたしのここを好きにして良いですよ」
 あたしは、スカートを捲くり、下着をずらしてオマンコを見せ付ける。
「平原!」
 堤先輩は、躊躇無くあたしの押し倒し、チンポを入れてきた。
 お父さんのそれと比べると小さなそれがただ前後するだけのピストン運動、大して気持ちも良くないセックスだった。
 それでも堤先輩は、猿の様に腰を動かし、勝手に果てる。
 それもタイミングを失敗したのか、あたしのはらけたお腹の上にザーメンを撒き散らすした。
「すまない!」
 必死に謝る堤先輩が酷く滑稽に映った。
「いいです。ですけどさっきの約束は、忘れないで下さいね?」
「解ってる。絶対に誰にも言わない。色々と大変だろうけど、頑張るんだ」
 何を頑張れって言うんだろう。
 エロ漫画を描く事、それともお父さんとのセックスだろうか。
 あたしは、服装を整えてその場を離れる。
 帰り道、自分が泣いている事を気付く。
「あたしの初恋が終わったんだ」
 そう、あたしが抱いていた堤先輩への思いは、既に穢れ、自ら壊してしまった。


「……ただいま」
 ネガティブな気持ちのままあたしは、家に着いた。
 しかし誰の返事も無い。
「空も帰ってる時間だよね?」
 首を傾げながらあたしが、奥に進むと、聞こえては、いけない声がしてきた。
「アァァァン!」
 いやらしい生の喘ぎ声。
 そしてその声は、良く知っている人間の物だった。
 声に引き寄せられる様にあたしは、お父さんの寝室の扉を開けた。
「お父さん、僕のオマンコをもっと突いて!」
 そこでは、空がお父さんに圧し掛かられるようにして犯されていた。
「お、お父さん何をしてるの!」
 あたしの叫び声にお父さんが言う。
「ご褒美だ。いつも原稿を手伝ってくれる空に、ご褒美を上げているんだ!」
「そうだよお姉ちゃん! 僕、お父さんにご褒美貰ってるの! 凄く気持ち良いんだよ!」
 まだ小学生の空が、実の父親のチンポでオマンコを抉られよがっていた。
 チンポが動くたびに、その形が腹に浮き上がるそんな無茶なセックスをされながらも空は、嬉しそうにしていた。
「そ、そんな……」
 よろけるあたしは、後ろに立っていたあかねちゃんにぶつかった。
「驚いた。でも、歩未ちゃんだって空ちゃんの事をとやかく言えないでしょ。だって先生と何度もセックスして るんだから。それもアブノーマルな」
「そ、それは、ネタ作りの為に仕方なく……」
 自分で言っていてそんなのが言い訳でしかないと解っていた。
「ネタ晴らし。最初の喫茶店で歩未ちゃんや先生が飲んだ飲み物には、強力な発情剤が入っていたの。飲めばどんな人間でもセックスが我慢できなくなるって奴。そして、あたしが作っていたご飯には、薄めたそれを仕込んでいたわ。それでオナニーが我慢できなくなったり、ネタ作りなんて無理がある言い訳でセックスしちゃったのよ」
「何でそんな事を!」
 あたしが睨むとあかねちゃんが服を脱ぐ。
 あかねちゃんは、なんと前後の穴に極太バイブを嵌めていた。
「違う先生の所でね、やっぱ『ELO』の仕事があったの。そこで李離州さんに同じ薬飲まされたあげく、調教されちゃったの。あたしは、李離州さんに、ご主人様に逆らえない雌犬にされちゃったの」
 いきなりの展開に頭がついていかない。
「もう何が何だか解らない!」
 混乱して蹲るあたしの後ろで空が鳴いた。
「イクゥゥゥ!」
 お父さんの腰が痙攣したように振るえ、空の割れ目からザーメンがあふれ出でくる。
「嫌だ、歩未ちゃんたら、そんなものほしそうな顔をしちゃって。そんなにお父さんのチンポが欲しいの」
「ち、違う!」
 否定するあたしにあかねちゃんが言う。
「へーそれじゃ、あそこに映っている欲情しきった雌犬は、誰なのかしら?」
 あかねちゃんが指差した先、お母さんが使っていた三面鏡に映ったあたしは、欲情しきった顔をしていた。
「さあ、全ての真実が解ったところで、貴女は、どうしたいの?」
「あたしは……」
 何も言えずに居たあたしの鼻に強烈なザーメンの匂いが届き、子宮が疼く。
 堤先輩との中途半端なセックスでは、満たされなかったあたしの体がお父さんのチンポを求める。
 多分、これが元の生活に戻るラストチャンスなんだろう。
 ここで欲望に打克てなければ、あたしに待っているのは、底が見えない転落人生。
 二度とまともな生活に戻れない。
 しかし、あたしの体は、その思いと正反対の行動をとっていた。
 お父さんに這いより、今さっきまで空のオマンコを犯していたチンポにしゃぶりついていた。
「お父さん、あたしにもご褒美頂戴! お父さんのチンポが欲しいの!」
「良いだろう! 沢山やるぞ!」
 そういってお父さんは、絶頂に達して幸せそうな顔をする空の横にあたしを押し倒し、あたしの実の娘のオマンコにチンポを入れた。
「アァァァン! お父さんのチンポが気持ち良いぃぃぃ!」
 あたしは、この時、初めて自分の意思でお父さんとセックスをした。
 薬の所為で欲情した訳でも、ネタ作りの為と言い訳も無い、純粋なお父さんとのセックス。
 近親相姦、妹との情事の後、その妹が横に寝ている状況、そしてあたし達親子をこんな風にした人間の一人がカメラを向けられる。
 それら全てがどうでも良かった。
 嫌、どうでも良い訳じゃない。
 それらがあたしを更に昂ぶらせ、快感を増幅させた。
「もっと、もっと、空を犯したチンポであたしを犯して! 妹を犯したチンポでよがるあたしを撮ってぇぇぇ!」
 あたしは、がむしゃらに腰を振り、オマンコを絞め、その時を引き寄せる。
「出すぞ!」
 そう叫びお父さんは、あたしの一番奥、子宮にチンポを押し当て、射精した。
「イクゥゥゥ!」
 あたしは、子宮がお父さんのザーメンで満たされるのを感じながら絶頂に達した。
 真っ白になる頭で、もう自分達は、この異常な関係から逃れられない事を確信する。


 数ヵ月後、あたしの周りの幾つかの変化があった。
 まず一番大きな変化は、あかねちゃんがお父さんと結婚して、うちに住んでいる。
 それは、あたしと空の変化の為だった。
 あたしと空は、お父さんの子供を孕んでしまったのだ。
 もう、お腹を誤魔化すのが無理な空など、小学校を病欠とし、家でお父さんとのアブノーマルセックスを愉しんでいる。
「アァァァン! アナルセックスって気持ち良いぃぃぃ!」
「もう、空、愉しんでばかりじゃなくって原稿を手伝いなさい!」
 ペン入れしているあたしもかなりお腹が出てきている。
 そろそろ誤魔化すのが限界だろうから、あたしも休学をしなければならない。
 でもそんな事より、今は、このペン入れを終える事が先だ。
 ペン入れを終えたあたしは、一息ついているお父さんに近づいて言う。
「ねえお父さん、終わったからご褒美頂戴!」
 苦笑するお父さん。
「よくそんな極太バイブを入れたまま仕事が出来るな?」
 お父さんがあたしが入れていたバイブを押し込む。
「アァン! だってネタ出しでやっていた時の事を思い出して、刺激してないと我慢できないんだもん!」
「本当にいやらしい娘だ。おしおきが必要だな」
 意地悪をするお父さんにあたしが告げる。
「ちゃんと描きますからぁぁぁん! お父さんのチンポ頂戴!」
「よし約束だぞ!」
 そういってバイブを引き抜き、お父さんのチンポがあたしの中に入ってくる。
「イクゥゥゥ!」
 ハラボテ中学生オマンコを実の父親のチンポに貫かれて絶頂に達するあたし。
 こんな狂った現実だがあたし達親子は、凄く幸せだと確信する。


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