鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんのエロパロ小説です。

 「看板娘はさしおさえ」という4コママンガが元ネタで、質屋に持ち込まれたエロいアイテムにより、みんながアヘアヘになってしまうというオハナシです。


 とある街にある質屋、古民具に詳しい店主、早潮(サシオ)匡臣(マサオミ)がいるがそれより目立つ特徴があった。
 店の前で胸元にさしおさえと赤地に白文字で書かれた名札を付けた六歳の少女が掃除をしているのだ。
 無論、本当に差し押さえ品の訳がなく、匡臣の娘で早潮小絵(さえ)が家の手伝いをしているだけなのだ。
 もうひとつ秘密の特徴が……。
 それは、行李に憑いている幽霊、十世である。
 十歳前後の姿をした、店の守り神もしている彼女は家族様に暮らしている。
 いくつかの特殊能力もあり、以外と重宝していた。
 そんなある日、顔を真赤にした女性客がやってきた。
「ここでは、何でも質入れ出来ると聞いて来ました」
 匡臣は、笑顔で応える。
「はい、どうぞお出し下さい」
 差し出されたのは赤い縄だった。
 さすがに顔をひきつらせる匡臣。
「……これは?」
「それは……」
 女性が答えづらそうにしていると外で仕事している筈なのにいつもいる奥さん、早潮桜子(サクラコ)が現れて言う。
「これってエスエムの縄じゃない?」
 女性が頷く。
「ただでもいいんです!」
 桜子が手を叩く。
「訳ありの品物ね?」
 女性は、戸惑いながら告げる。
「それを使ってからおかしいんです! 元々マゾだったのですが、いやらしい欲望が際限なく強くなって、今も……」
 顔を真っ赤にし、言葉に詰まる女性客に匡臣が作り笑顔で答える。
「解りました。買い取りと言う形で、正し値段の方は……」
 女性客は、匡臣が電卓を使って示した金額を無視して言う。
「引き取って下さるならいくらでも構いません!」
 こうして謎の赤縄が早潮質店にやって来た。
 客が帰った後、匡臣が問題の赤縄を桜子に見せる。
「実際のところどうなんだい?」
 巫女のバイト経験もあり、霊能力がある桜子が赤縄を手に取る。
「強い力を感じるけど、邪悪な感じはしないわね。ここは十世ちゃんの浄化能力で」
 桜子は、そう言って、十世が宿る行李に入れてしまう。
 桜子は、判断ミスをした。
 善悪など、考え方一つで変わる事を見逃していたのだ。
「さすがに縄だけの姿にはならないわね」
 桜子がいつもセクハラ発言をするが普段と異なり十世は顔を真っ赤にするだけで何も答えなかった。
「あたし、会社に戻らないと」
 桜子は、そう言って、店を出ていった。
「十世ちゃん、変なところはないかい?」
 匡臣が念のために確認すると十世は、なんと和服の前を拡げた。
「オマンコが熱くて堪らないんです」
 十世の未成熟な体を赤縄が縛りあげているのを見て匡臣が固まっている間に目を潤ませた十世が匡臣に近付くとズボンをずらし、チンポを取り出す。
「おとうさんのチンポ、すごい」
「止めなさい!」
 匡臣は、慌てる中、十世は、チンポにしゃぶりつく。
「駄目だ、落ちつくんだよ」
 必死に十世を離れさせようとする匡臣だったが、巧すぎる十世のフェラに口内射精してしまう。
 射精して、脱力する匡臣に跨がる十世。
「おとうさん、今度は、あたしを気持ちよくしてください」
 股間部分の赤縄をずらし、濡れた割れ目に匡臣のチンポが食い込む。
「まだ間に合う、離れるんだ!」
 匡臣が力を振り絞り、十世を押し返そうとしたが、初めて体験する少女の痛い程のオマンコの締め付けに不釣り合いな数の子天井と巧みな腰の動き、そして幽霊との性交でしか味わえない生気を吸いとられる快楽の前にその力はどんどんと奪われていく。
「アァァァン! おとうさんのチンポ素敵です!」
 よがる十世の淫靡な表情に匡臣の理性の崩壊が始まった。
「十世ちゃんのオマンコは、最高だよ。こんな凄いセックスは、初めてだよ」
「嬉しい。膨らんでる、もうでるんですよね? いっぱい出してください」
 十世は、匡臣のチンポを一番奥までくわえこむ。
「出すぞ!」
 匡臣は、十世の中で大量の射精をする。
「熱いぃぃぃぃ! イクゥゥゥ!」
 十世もまた絶頂に達する。
 脱力し、匡臣匡臣にしなだれた十世の唇を匡臣は奪う。
 十世も、自分から舌を絡めるのであった。



 十世の淫靡な変貌は、全て赤縄に宿った霊が原因だった。
 赤縄に宿った霊、それは心底セックスが好き過ぎてプレイ中に腹上死した合体霊で、快楽を求める事に指先程の罪悪感も持っていなかった。
 それが故に、桜子のチェックや十世の守り神としての能力に引っ掛からなかった。
 その果てしない快楽への渇望は、十世と言う物理的に影響を手に入れ、周囲の人間をも巻き込み始める。


 深夜の夫婦の寝室。
 いつになく激しいセックスに桜子が翻弄されている中、十世が壁抜けして現れる。
「十世ちゃんがどうして? みちゃ駄目よ!」
 慌てる桜子を気にせず匡臣が告げる。
「きついのを頼むよ」
 十世が頷き、その袖口から赤縄が伸び、桜子に亀甲縛りを行う。
「こんなのいけないわ!」
 顔を真っ赤にする桜子の絞り出された胸を揉みながら匡臣が言う。
「今まで以上に気持ちよくするよ」
 そのまま縄で強制的に締め付けられたオマンコにチンポを突き刺す。
「アァァァン! こんなの初めて!」
 あっさり快楽に溺れる桜子であった。


 数日後、微妙に変わり始めた家の空気に一人で店先を掃除する小絵が落ち着かない様子でいると、いろいろあって友達になり、店に入り浸っている小五のティーン誌モデル、東雲五十鈴が動き出す。


「この頃、皆さんの様子がおかしいですよ!」
 店の奥で桜子に追求する五十鈴。
 すると桜子が笑顔で告げる。
「その理由を体で教えてあげる」
 身の危険を感じ五十鈴が立ち上がる。
「それは、また今度ってことで」
 逃げ出そうとする五十鈴の前に十世が現れる。
 赤縄の一件を知らない五十鈴は、桜子からのセクハラ被害者仲間の十世の登場に安堵した。
 しかし十世は、淫靡な笑みを浮かべた。
「五十鈴ちゃんも一緒に楽しみましょう」
 十世から伸びる赤縄は、五十鈴の服の隙間から侵入し、体を縛り上げていく。
 それでも五十鈴は、部屋を飛び出し、逃げ出す事が出来た。


 自分の部屋に逃げ帰った五十鈴であったが、顔を真っ赤にして服の上から股間を押さえる。
「早く外さないと」
 五十鈴は、服を脱いで全裸になったが、子供としての丸みを残しながら、少女としての魅力を感じさせる肌は、赤縄に蹂躙されていた。
 特に敏感な部分には、業とゆとりが持たされていて、五十鈴の動きに合わせ彼女を刺激し続ける。
 走ってきた五十鈴は、赤縄で絞り出されたまだ薄い胸の乳首を勃起させ、割れ目に沿って結び目をつけられた赤縄は濡れて変色していた。
 五十鈴は必死に赤縄を外そうとする。
「アァン!」
 そんな動きすら赤縄は五十鈴を性的に攻め立てる。
「やっぱり切るしかない」
 五十鈴は、ハサミを取り出し、赤縄を切ろうと刃を当てて、力を入れる。
 赤縄に切れ目が入った瞬間、そこから五十鈴が嗅いだ事のない匂いが漂う。
 その匂いを嗅いだ五十鈴の体を震わせる。
「イヤァァァ! 体が燃えちゃう!」
 五十鈴がのたうち舞うと赤縄が匂いの為、極限まで敏感になった体を刺激する。
「イクゥゥゥ!」
 五十鈴は、初めての絶頂を体験するのであった。


 翌日、五十鈴が虚ろ目をして早潮質店にやって来た。
 桜子に促されままに奥に連れていかれる五十鈴。
「お願いします、縄を外して下さい」
 桜子が楽しそうに言う。
「一日つけてて、どうだった?」
 顔を真っ赤にする五十鈴。
「言えません!」
 桜子が横に向ける。
「だったら外してあげない」
 涙目になる五十鈴。
「そんな、このままじゃ……」
 言葉に詰まる五十鈴に対し桜子は、意地の悪い質問を浴びせる。
「それじゃ、学校で何回イッタのか答えてくれたら外してあげる」
 五十鈴は、長い躊躇の後、小さな声で答える。
「……五回です」
 恥ずかしさに俯く五十鈴のスカートの中に手を入れ、赤縄を掴む桜子。
「アァン!」
 たったそれだけで甘い声を漏らす五十鈴を満足そうに見ながら桜子が言う。
「約束だから外してあげる。十世ちゃん」
 呼び出された十世が手を向けると五十鈴が激しく反応する。
「アァァァン! そんなに激しく動かさないで!」
 ほどく動きで感じてしまう五十鈴。
「イクゥゥゥ!」
 絶頂に達し、倒れた五十鈴。
 暫くして起き上がった五十鈴だったが、昨夜匂いを嗅いだ直後と同じような状態になっていた。
 それを見て十世が言う。
「赤縄を切ろうとしましたね。あの縄には、切ろうとした場合の罰ように麻薬以上に習慣性があり、縄を外すと匂いの成分が完全に抜けるまであの状態が何度も繰り返されますよ」
 顔を真っ青にする五十鈴。
「そんな、こんなのを何度もなんて……」
「赤縄さえあれば大丈夫ですよ」
 五十鈴は、激しい葛藤の後、赤縄を受け入れてしまう。


 独り、まともだった小絵だったが、あからさまになっていく家族の色情ぶりに幼いながらも恥ずかしさを感じていた。
 同時に異常なのに以前より親密になっていく家族との距離感に寂しさと孤独を覚えてしまう。
 六歳の少女にそれを克服することは、出来なかった。


 数ヶ月後、早潮質店の客層が変化していた。
 店先で掃除をする小絵に金持ちの男が声をかける。
「君に質入れしたいんだがいいかね?」
 小絵は、笑顔で答える。
「もちろんです! それじゃあ、小絵の倉を確認して下さい」
 小絵は、そう言って、男と共に家に入ると黄色のワンピースをめくりあげた。
 そこには、赤縄で作られたチンポがくわえられていた。
 愛液が滴るそれを引き抜き、男は、本来なら指一本入らない筈の場所に勃起したチンポを挿入する。
「アァン! お客様のは、小絵の倉には、大きすぎます! だから預かり賃は、割高ですよ」
 その言葉に男が激しく腰を動かしながら答える。
「かまわない! こんな極上な倉ならいくらでもかまわないぞ!」
 そのまま男は、チンポだけじゃなく、精子まで預けてしまい、高い預り金を払う事になった。


 店先に戻った小絵とすれ違う様にすっかり早潮質店の倉になってしまった五十鈴が数人の男と店に入っていった。
「今月も黒字確定だね。全て十世ちゃんのおかげだよ」
 すっかり赤縄と意識を融合してしまった十世が赤縄で小絵のお尻を刺激しながらいう。
「もっと黒字が出るようにこっちも開発しましょうね」
 出されたばかりの精子を新たな愛液と共に太ももに滴らせながら小絵が嬉しそうに頷くのであった。


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