鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんのオリジナルSSです。

 後妻に入った女性が、謎めいた技で女の子を調教していくというオハナシですが、調教モノっぽい陰惨さはなく、明るい調子の語り口がイイですね。


 あたしの名前は、愛と書いてメグミ。
 お父さんとお母さんがつけてくれた自慢の名前だ。
 十歳の小学五年生だ。
 しかし、お母さんは、早くに死んじゃったけど、お父さん、と二人、幸せに暮らして居た。
 そんな我が家にいけ好かない女がやって来た。
 その女の名前は、九和(クワ)。
 お父さんが役員をやっている会社に派遣社員の秘書としてやってきて、いつの間にかにお父さんと結婚していた、財産狙いの泥棒猫だ。
 あたしには、解る。
 あの泥棒猫は、お父さんを愛してなんて居ない。
 その証拠に、お父さんの洗濯物は、全部クリーニングで、下着なんて、ゴミ箱に直行だ。
 料理だって上手いのに、お父さんの夕食とは、何時も外食。
 家で、お父さんと食事をした所なんて見たこと無い。
 そんな女がお父さんを愛している訳が無い。
 お父さんは、絶対に騙されているんだ。
 それを暴こうと、色々してきたが、お父さんは、まともに相手をしてくれない。
 そんな時、チャンスが来た。
 明日からお父さんが一ヶ月の長期海外出張に行く。
 その間、あの女も、油断をする筈。
 絶対に尻尾を掴んで、離婚させてやる。


「いってらっしゃい」
 何時もの様に作り笑顔でお父さんを送り出す九和。
 そして、あたしの方を向いて、作り笑顔のまま言う。
「メグミちゃん、夏休みは、何処か行かないの? なんだったら、お父さんの出張先まで行って来ない。向こうの遊園地は、面白いらしいわよ」
 来た、あたしも追い出して、男でも呼ぶつもりだ。
「残念でした。夏休み中、家に居る予定だよ」
 舌を出すあたしに九和は、残念そうな顔をして言う。
「そうなの。優(スグル・お父さんの名前)さんもその方が嬉しいと思ったんだけど……」
 わざとらしい。
「今日は、何が食べたい?」
 お父さんにご飯を作らない癖に、あたしには、手作りのご飯を作る。
 あたしを篭絡する為の手段だと解っているのだが、かなり美味しいのでしょうがないので食べてあげている。
 食べ物には、罪が無いのだからしかたない。
「冷やし中華」
「解ったは、極上の冷やし中華を作ってあげるから、少し待っててね」
 そんなあたしと九和との二人だけの夏休みがこうして始まった。


 昼食後、九和は、夕飯の買出しに行った。
 パエリアとボルシチと飲茶と無茶なリクエストをしたから、帰ってくるまでには、時間が掛かるだろう。
 あたしは、その時間を使って、九和の正体を暴く為の証拠探しを始めた。
 お父さんも入れない、九和の私室に侵入した。
 元々お母さんの部屋だから、合鍵の場所くらい知っている。
「泥棒猫の分際で、この部屋を使ってる事から問題だよ」
 あたしは、本棚の後に隠されたアルバムを見つけた。
「これよ、きっとこれには、浮気の証拠がいっぱい写っている筈。これさえお父さんに見せれば、きっとお父さんも泥棒猫の本性に気付いて、離婚する筈よ!」
 アルバムを開いて、あたしは、驚いた。
「何であたしの写真が?」
 アルバムには、あたしの写真ばかり、それもどう考えても、九和がお父さんの会社に派遣される前の写真まであった。
 そして、最近の写真の中には、あたしが、オナニーをしている写真まである。
「どうやってこんな写真を?」
「隠し撮りよ。因みに隠しカメラやマイクもあるわよ」
 その声に振り返ると九和が微笑んで立っていた。
「何時から居たのよ! 足音しなかったぞ!」
 全く気配を感じなかった。
 九和は、自慢げに言う。
「まだまだ腕は、落ちてないわね。私は、これでも元くのいちなのよ。体を使って男から情報を奪い取るのが主な仕事な色物がメインだったけどね。くのいちなんて、それ程珍しくないのよ。あまり表立っていないけど学校までちゃんとあるんだから」
「子供だからって馬鹿にしないでよ!」
 あたしが怒鳴ると九和が言う。
「それじゃあ、体で証明してあげる」
 九和は、あたしをソファに押し倒す。
「何をするつもり!」
 九和は、妖しい笑みを浮かべる。
「味あわせてあげる、あたしの色技」
「嫌!」
 あたしが叫ぶが、九和は、スカートの中に手を入れて、下着の上からあたしのあそこを触ってくる。
「止めて! 止めて! 止めて!」
 必死に拒否するが、九和の指は、どんどんあたしの弱いところを攻めてくる。
「嘘、どうして……?」
 九和は、あたしの耳に生暖かい息を吹きかけながら言う。
「ずっと、見てたの。最初は、優さんの身辺調査だった。その途中、メグミちゃんの笑顔を見た時、一目惚れしたの。そうなったらもう駄目だった。くのいちの仕事も辞めて、コネを利用して、優さんに近づき、くのいちとして培った技術を使って、落とした。全ては、メグミちゃんを私の物にする為」
「……冗談だよね?」
 あたしは、あそこから来る快感に耐えながら聞き返すと、今までの薄っぺらい表情とは、全く違う、本気で危ない目で言って来た。
「メグミちゃんを私のペットにしたいと言う思いは、一片の嘘は、無いわ」
 真性の変態だ。
 涙が出てくる。
「お願いだから許して!」
 泣きながらお願いするが、九和は、嬉しそうな顔で言ってくる。
「ダーメ」
 そして、九和の指があたしのお豆さんを刺激した時、何かがあたしの中で弾けた。
 脱力するあたしから下着を脱がし、顔にあてる九和。
「メグミちゃんのいやらしい匂いがするわ」
「あたしは、そんな匂いしないもん!」
 あたしは、否定すると九和は、あたしの下着を見せてくる。
「いやらしい時に出る液体、ラブジュースで濡らしているのに?」
 恥ずかしい。
 でも、自分でする時の何倍も気持ち良かった。
「私の匂いも嗅いでね」
 そういわれて反射的に鼻で息をすると、いままで曖昧だった匂いがはっきりする。
 その匂いは、あたしの中に蓄積されて、体の芯から熱くしていく。
「何? 体が……」
 九和は、直接あたしの割れ目に指を当てた。
「アァァァン!」
 変な声が自然と漏れてしまう。
「どう、さっきより何倍も気持ちいいでしょ?」
 あたしは、必死に我慢して答えない。
「あら、そんな態度をとるの? だったら、無理やりでもわからせてあげる」
 九和の指があたしの割れ目を広げて、入ってくる。
「駄目だよ、あたし……」
 嫌がるあたしを楽しそうに見ながら、九和は、どんどんあたしを中から弄る。
 それは、今まで体験した事無い、種類の快感だった。
「何で、最初は、痛いって聞いてたのに?」
 あたしは、あそこから来る未知の快感に戸惑っていると九和が嬉しそうに答えてくれた。
「私の体臭、人の性欲と感度を高めるの。凄く感じるでしょ?」
 九和の言葉は、通り、あたしは、今まで感じたことの無い快感に襲われていた。
 そして、九和の指は、どんどんあたしのお腹の奥に入ってくる。
「……痛い」
 快感より痛みが強くなる。
「これがメグミちゃんの処女膜ね」
「嫌! お願い、バージンだけは、奪わないで!」
 痛みを堪えながらあたしは、必死に懇願する。
「残念、もう破っちゃった」
 嬉しそうな顔をして血で濡れた指を見せてくる。
「……嘘だよね?」
 最後の希望を籠めて尋ねた。
「早く痛くなくなるように、きっちり処理してあげる」
 再びあたしの中に指を入れる、激しく動かす。
「痛い! いたい! イタイ!」
 あたしは、そう泣き叫ぶしか出来なかった。
「痛いだけじゃ可愛そうだから、気持ち良くもしてあげる。
 九和は、そう言って、あたしのお豆さんを舐め始める。
「変な事しないで!」
 その間もあたしの中で動く指は、止まらない。
 しかし、痛みがどんどんぼやけてくる。
「痛みが薄れてきたでしょ? 人の体は、上手く出来ていてね、痛みを感じ続けるとその痛みに対して鈍感になるの。そして、そこに快感を与えると凄いわよ」
 九和にあたしのお豆さんが吸われた瞬間、あたしの体を強烈な快感が通り過ぎていく。
「駄目! 変になっちゃう!」
「違うわ、私の雌になっていくだけよ!」
 九和のその言葉を聞きながら、あたしの頭の中が真白になってしまった。


「ここは?」
 あたしが、自分のベッドで目を覚ました。
 パジャマも着ていた。
「全部、夢だったのかも」
 あたしは、そう思いながら、洗面所に向かう。
 歯を磨いていると、九和が来て言う。
「昨日は、可愛かったわよ。特に最後、いく度に私にしがみ付いてきたのは、嬉しかったわ」
 夢じゃなかった。
 あの後も、あたしは、何度も何度も気持ち良く、絶頂、いかされてしまった。
 疲れ果てて、寝てしまったんだ。
 あたしは、九和から飛びのき叫ぶ。
「警察に訴えてやるんだから! 絶対に捕まるんだからね!」
 その言葉を聞いて九和さんは、悲しそうな顔をして聞いてくる。
「どうしてもやるの?」
 あたしは、力強く頷く。
「絶対よ!」
 すると九和が溜息を吐く。
「仕方ありませんね。諦めますか」
 やった効果があった。
 嬉しくなる気持ちを抑えてあたしは、続ける。
「今更、遅いんだからね、これから直ぐに警察に……」
 あたしの言葉の途中で、あたしの中で、得体の知れない熱が発生する。
「ハァハァ……。どうしていきなり?」
 九和がゆっくりと近づきながら言う。
「私の体臭は、ある程度、意志でコントロールしてあるの。今は、増幅してるわ。それでも初めての人間だったら効果が出るまで少し時間が掛かるのですが、昨夜、あれだけ私の体臭を嗅ぎながらいった、メグミちゃんは、もう堪らない筈よ」
「そんな事無い!」
 あたしは、中からあたしを蕩けさせる熱に抗いながら、怒鳴った。
「アァ……」
 しかし、九和の指があたしの敏感なところに触れただけで、軽くいってしまう。
「メグミちゃんの体は、もう、快感を覚えこんだみたいね」
 そのまま、九和は、あたしのオマンコに指を入れてくる。
「嫌! 止めないと本当に警察に言うよ!」
 九和は、諦めたという風な顔で言う。
「本当だったら、メグミちゃんには、普通の生活を送りながら、調教を受けてもらう予定だったのだけど、警察に行くというのなら、家を出れないほど、連続して快感を与え続ける事にするわ」
 諦めるってそういう事だったのか。
「言わない、だからそんな事しないで!」
 あたしは、断言するが、九和は、首を横に振る。
「残念だけど、もう信用出来ないから。とりあえず、限界までいかせてあげる」
「イヤァァァァァァ!」
 そのままあたしは、足腰が立たなくなるまでいかされしまった。


 あれから一ヶ月。
 今日、お父さんが帰ってくる。
 玄関で、お父さんの帰りを待つあたし。
「ただいま!」
 そういって、お父さんがドアを開けて入ってくる。
「お父さん、お帰りなさい」
 あたしは、抱きつきながら言うとお父さんは、あたしの頭を撫でながら言う。
「元気にしていたか? 九和さんとは、仲良くなったか?」
 あたしは、強く頷く。
「うん、もう、九和お母さん無しの生活なんて考えられない程だよ」
 苦笑するお父さん。
「極端だな」
「お帰りなさい」
 九和お母さんも台所から出てくる。
「……ゥン」
 お母さんの香りでオマンコが濡れてくる。
「お風呂の用意は、出来てるわ」
 九和お母さんの言葉に嬉しそうな顔をするお父さん。
「それは、良い」
 そういって、お風呂場に向かうお父さん。
 そして九和お母さんは、オマンコを触れようとした手を止めて言う。
「九和お母さん、お願い、少しで良いの!」
 九和お母さんは、首を横に振る。
「駄目よ、今夜のメインイベントまでお預け」
 あたしは、熱い吐息を漏らしながら言う。
「酷い、あたしをこんな雌犬にしたの九和お母さんなのに」
 苦笑する九和お母さん。
「仕方ないわね、キスしてあげる」
「ありがとうございます!」
 あたしは、九和お母さんと唇を触れさせる。
 強くなる九和お母さんの匂いと舌技で、あたしは、直ぐにいってしまう。


 その夜、あたしは、お父さんの前に裸で立っていた。
「どういうことだ?」
 困惑するお父さんに九和お母さんが言う。
「貴方が出張していた一ヶ月で、メグミちゃんも立派な私の雌猫になったの。そうなると私としては、子猫も欲しくてね、番の相手を考えたんだけど、メグミちゃんに似た、可愛いことなると、やっぱり父親とが一番よね」
「そんな事が出来る訳ないだろう」
 戸惑うお父さん。
 でも、お父さんのチンチンは、大きくなっているのがあたしにも解ったので、ズボンから取り出して、九和お母さんに習った様に舐め始めた。
「止めるんだ!」
 何故か、嫌そうな声を出すお父さん。
「あたしの事が嫌いだから?」
 あたしは、不安になって聞くと九和お母さんがあたしのあそこを優しく愛撫しながら答えてくれる。
「昔から言うでしょ、嫌も嫌も好きのうちって。その証拠に、もう先走り汁が出ているわ」
 九和お母さんの愛撫で気持ち良くなりながらお父さんのチンチンを見ると確かに教わったような物が出ている。
「嬉しい。これで九和お母さんの言うとおりに、大好きなお父さんと子供作れるんだ」
「お願いだ、正気に戻ってくれ!」
 お父さんが泣きながら言ってくるが、きっとこれも嫌も嫌もなんだろう。
 あたしは、自分からお父さんのチンチンをオマンコに咥え込む。
「凄い、お父さんのチンチン、脈打ってる」
 初めての生のチンチンがお父さんで良かった。
「嘘? 大きくなってる!」
 あたしは、あたしのオマンコに入ってから更に太くなっていくお父さんのチンチンに驚くと九和お母さんがディープキスをして落ち着かせてくれる。
 九和お母さんの体臭があたしを気持ちいい世界に連れていってくれる。
 落ち着いた所で九和お母さんが唇を話して教えてくれた。
「それは、優さんがメグミちゃんの事が大好きって事よ」
「嬉しい! あたしも大好きだよ」
 そう答えながらお父さんの物凄く熱く、硬く、太いチンチンを、体全部を使って扱くあたし。

「お願いだ、これ以上は……」
 本当に嫌そう。
 不安になって九和お母さんを見る。
「安心して、その気になれば直ぐに跳ね除けられるのにのけないのは、メグミちゃんと同じ様に私の体臭を嗅ぎながら愛し合わないといけていけない体になっている証拠。それって不幸だと思う?」
 あたしは、首を横に振る。
「ううん。だってあたし、幸せだもん」
 あたしは、あたしの中を埋め尽くすようなお父さんのチンチンに激しく感じてられる今は、幸せでしょうがない。
「もう駄目だ!」
 そしてお父さんが射精した。
 あたしの中でお父さんの灼熱の様なザーメンが撒き散らされる。
「あたしもイックゥゥゥゥゥ!」
 その衝撃であたしもいってしまった。
 ベッドに倒れるあたしのあそこを丹念に舐めて綺麗にしてくれる九和お母さん。
「さあ、二ラウンド目。頑張ってね」
「うん、頑張る」
 二回目は、お父さんからのしかかって来た。
 そのまま、あたし達親子は、幸せな夜をいく度も過した。


 そして数年後。
「ただいま、メグミお姉ちゃん!」
 可愛い妹の小学校の入学式から帰ってきた。
 保護者として付き添っていた九和お母さんが言う。
「ほら、手を洗ってきなさい」
「ハーイ」
 妹は、元気に返事をして洗面所に向かう。
 そして九和お母さんが嬉しそうに言う。
「本当に、写真でみたメグミちゃんの小さい頃と一緒ね」
「だって、あたしとお父さんの子供だもん」
 そう、妹は、あたしが生んだ子供なのだ。
 書類上は、九和お母さんが生んだ事になっている。
「入学祝いに今日から、夜の団欒に参加させてあげましょう」
 九和お母さんの言葉にあたしも嬉しくなる。
「きっと大好きになるよ」
 九和お母さんは、あたしにディープキスをしてから言う。
「メグミちゃんの子供だものね」
 これからの妹を含めた家族の団欒を想像しただけで、あたしのオマンコは、濡れてくる。
「きっとこの子も、あたしにそっくりになるよね?」
 あたしは、二人目の子供が居るお腹を擦りながら言うのであった。


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