鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによるオリジナルの短編です。

 「桃太郎」をパロったスラップスティックですが、ギャグがたくさん入った楽しい作品となっています。もちろんエロもありますよ。

 ちなみに鈴神楽氏によると、シヴァ狩りの元ネタは「宇宙家族カールビソン」なのだそうです。


 むかーしむかーしのお話じゃ。
 とある田舎に老夫婦が住んでおった。
 絶倫お爺さんは、山にシヴァ狩りに行き。
『ダイヤモンドダスト!』
「そんな物が効くか! わしのマグナムは、シルフだろうが関係ない犯すペニスじゃ!」
 術者お婆さんは、川に神託に受けに行ったそうな。
「神様、どうかわしにじいさんと楽しめる若い体を下され」
 そんな時、川の上流から一人の少女が流れてきた。
「これは、きっと神様が下さった、わしの新しい体じゃな」
 お婆さんは、転生の秘術を使って何度も若返っているので、この体もその素体にしようと家に連れ帰りました。


 家に連れ帰られた少女は、暫くして目を覚ました。
「ここは、何処? あたしは、誰?」
 お約束の記憶喪失の様です。
「丁度いい」
 お婆さんは、怪しい薬を準備しながらほくそ笑むのでした。
 しかし、そこに欲求不満のお爺さんが帰ってきます。
「幻獣の癖にたった十発で消滅するとは、情けない」
 そして少女、特に太股がもろ見えの足にお爺さんは、何の前置きも無く、マグナムを挿入する。
「痛い! 止めて!」
 泣き叫ぶ少女。
「これは、良いぞ!」
 相手の気分など全く気にせず、腰を動かし、直ぐに射精する。
 お腹が膨らむ程の射精に、少女は、白目を剥いて気絶します。
「これは、いい穴を見つけたわい。婆さんや、これは、わしのじゃから手を出すなよ」
 お爺さんには、逆らえないお婆さんは、舌打ちして頷くのでした。


 その少女、太股を多く露出していた事から、腿多露(モモタロ)と名づけられ、一緒に暮らす事になったのですが、お爺さんは、自分が寝ている時間以外、食事やお風呂の時まで、腿多露とセックスしまくりました。
 当然、憔悴していく腿多露。
 お爺さんが眠った所を見計らってお婆さんが腿多露を起こします。
「このままじゃ、お爺さんにやり殺されちまうよ。これを持って逃げるんじゃ」
「ありがとうございます」
 腿多露は、お婆さんに感謝し、吉備団子を持って家を出て行くのであった。
 その後姿を見送りながらお婆さんは、笑みを浮かべる。
「わしの爺さんを誘惑した罰は、受けてもらうよ」


 腿多露は、必死に逃げた。
 その甲斐あって、お爺さんに追いつかれること無く、旅を続けられた。
 そんな中、腿多露は、頭の良い、犬と友達になった。
「お前は、本当に良い子だね。そうだ、お婆さんに貰った吉備団子をあげるわ」
 腿多露は、吉備団子をあげると、犬は、嬉しそうに吉備団子を食べ始めた。
 その時、犬が巨大化し、目を真赤にして唸り出した。
「……どうして?」
 犬は、腿多露をうつ伏せに押し倒すと、これまた巨大化したチンポで強引に交尾を始める。
「いやーーー!」
 犬の激しい腰の動きに必死に逃れようとする腿多露だったが、お爺さんとのセックスで開発され尽くした肉体には、耐えられる物では、なかった。
「駄目! 犬に入れられていっちゃうぅぅぅ!」
 腿多露が果てた後、犬も射精を始めた。
 惨めな気分で犬の射精を受けていた腿多露だが、射精が終らないことに恐怖を覚えてなんとか抜け出そうと体を動かす。
「何これ! チンポの根元の所が瘤になってて抜けない!」
 そう大型犬は、受精率を高める為に、瘤で精液を閉じ込める。
 そして、その射精は、三十分も続くのだ。
「イヤァァァァァ! 犬の射精だけでいくのは、嫌!」
 泣き叫ぶ腿多露だったが、大量に注ぎ込まれたザーメンに何度も絶頂に達し、意識を失うのであった。
 腿多露が起きた時には、犬が疲れたのか寝ていた。
「起きないうちに逃げないと」
 こうして腿多露の逃走は、続く。


 川を越えて進むことで犬の追撃も振り切った腿多露。
「これで一安心ね」
 その時、腿多露のお腹がなる。
 顔を赤くする腿多露。
 その時、木の上から果実が落ちてくる。
 腿多露が上を向くと猿達が居て、果実を腿多露に落としてくれていた。
「ありがとう」
 お腹を膨らませた腿多露の周りに猿が集まる。
 愉快な踊りを踊る猿達に腿多露は、安らいだ時間を過ごすことになる。
 腿多露は、あの吉備団子を取り出して言う。
「あたしが返せるものといったら、これしかないわね。いっぱい食べて」
 差し出した吉備団子を猿達は、何かにとりつかれた様に食べ始めた。
 そして、またもや変化があった。
 今度は、大きさこそ変わらないが、一様にチンポをガチガチに勃起させて居た。
 当然の如く襲われる腿多露。
「そんな、いっぺんには、駄……」
 前から後ろから、口まで塞がれ、あまった猿達も胸やお尻、腿多露の肌に己のチンポを擦り付ける。
 どんどん射精しては、代わっていく。
「許して、こんなにいっぱいでされたら死んじゃう!」
 そんな腿多露の懇願なぞ、いっこうに気にせず、猿達は、腿多露をザーメン漬けにしていくのであった。
 出し切って屍の様に倒れる猿達の中から、ザーメンでバリバリになった体を起こし、腿多露がオマンコやお尻から精液を垂らしながら逃げ出すのであった。


 ザーメンだらけの体に鞭をうって逃げ出した為、猿達が起き上がる前に、腿多露は、十分な距離をとる事が出来た。
 偶々あった湖で、体を洗う。
「もしかして、あの吉備団子の所為なのかしら?」
 自分の服と一緒に置いてある吉備団子を見て腿多露が言う。
「あたしを逃がしてくれたお婆さんがくれたものだもん、何か別の原因に決まってる」
 単純な腿多露であった。
 その時、雉が舞い降りてきて、あの吉備団子を見つけて、食べてしまう。
 すると雉は、突然進化して、ロック鳥になった。
「そんな!」
 まあお約束の如くロック鳥は、腿多露を襲い掛かる。
「いや!」
 なんとロック鳥は、腿多露にチンポを入れると空に飛び上がる。
 恐怖からロック鳥にしがみ付く腿多露。
「放さないで!」
 それに答えるようにロック鳥のチンポが大きくなる。
「駄目、深すぎる!」
 自分の体重の全てがオマンコに掛かる、激しい圧迫感に気が遠くなりながらもハードに感じる腿多露。
「アァァァァン! イクゥゥゥゥ!」
 そして、ロック鳥が射精した。
 当然、チンポが小さくなり、精液で抜けやすくなった腿多露の体は、落下していく。


「ここって何処?」
 周りを見るとそこは、離れ小島の様だった。
「助かった。ここだったら、もう大丈夫よね」
 安堵の息を吐く腿多露。
 その時、気配を感じ振り返るとそこには、多数の鬼が居た。
「まさか、また?」
 そうです、腿多露は、そのまま鬼の里に連れて行かれて、代わる代わる犯される事になるのでした。
 腿多露が落ちたこの島こそ、周りの住人、特に女性を困らせる性欲が強い鬼が住む、鬼が島だったのです。
 その後、腿多露の事がすっかり気に入った鬼が周りの女性に手を出さなくなり、平和になったそうな。
 めでたしめでたし。


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