鈴神楽氏・作

 鈴神楽さんによる「らきすた」のショートエロパロです。

 かがみちゃんが、こなたから借りたエロゲで発情してしまい・・・という可愛らしい雰囲気の作品です。


 「かがみん」
 その日の放課後は、こなたが、かがみの教室にやって来た。
「なに、こなた?」
「このゲームが面白いんだけど、やらない?」
 こなたが表面上は、普通のゲームを貸すようにCDを差し出した。
「どんなゲーム?」
 かがみが聞くとこなたは、熱心に説明を始める。
「処女宮って言うアドベンチャーゲームだよ。そうそう、このゲームのイラストは、以前かがみんが貸してくれた先輩とぼくって小説のイラストを書いていた人なんだよ」
 その言葉にかがみは、興味をもって受け取る。
「サンキュー。まえやっていたゲームが終ったばっかだったから丁度いいわね。今日から週末でやってみるわ」
「おーい柊、いいか!」
 みさおに呼ばれてかがみが席を立つ。
「校門で待ってて」
「うん、つかさと待ってるよ、かがみん」
 手を振るこなただったが、かがみが完全に見えなくなったところで含み笑いをする。
「あれをやったら、かがみん、驚くだろうな」
 自分のいたずらで戸惑うかがみの姿を想像するこなたであった。


 そしてその夜のかがみの部屋。
「こなたの奴、説明書くらい一緒につけなさいよね」
 貰ったCDからぶつぶつ言いながら、インストールをするかがみ。
「お姉ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
 つかさが宿題の質問に来たのでかがみが画面から目を逸らした瞬間、十八歳未満駄目のメッセージが流れていた。


 つかさの質問は、意外と大変で、つかさの部屋に移動して長々と教える事になった。
 部屋に戻ったのは、十一時過ぎだった。
「このままやると、迷惑よね」
 そういってかがみは、ヘッドフォンをしてゲームを開始した。
 暫くした所で、かがみは、顔を真赤にする。
「これって、もしかしてエッチゲーム?」
 最初は、ソフトの展開で許容範囲だったので、お年頃なかがみは、思わず続けてしまった。
「ちょっとだけよ、ちょっとだけ……」
 ゆっくりと進展していく内容にかがみは、知らず知らずのうちに下半身に手を伸ばすのであった。


 週明け、こなたは、自分のいたずらの成果を楽しみにしていた。
「かっがみん! あのゲームは、もうやった?」
 それに対してかがみは、少し視線を逸らしながら答える。
「その件でちょっと話があるから、放課後になったら、ここに来て」
 そういってかがみは、自分が委員会で使っている部屋を書いた紙を渡して、その場を離れた。
「……かがみん、どうしたんだろう?」
 首を傾げるこなたであった。


 放課後、こなたは、かがみに指示された部屋に来た。
「かがみーん、来たよ」
 ゆっくりと部屋の置くに進むこなた。
 その時、ドアが閉まる音がして振り返るとかがみが居た。
「かがみん、どうしたの?」
 少ししんぱいそうにこなたが言う。
 かがみは、俯いて言う。
「……責任とってよね」
「責任って?」
 こなたが困惑していると、かがみは、こなたを押し倒す。
「何するんだよ、かがみん!」
 こなたが必死に抵抗するが、立っている時ならともかく、押し倒された状態では、体重差でどうにも出来なかった。
「こなたがあんなゲームを貸すからいけないんだからね」
 そのままかがみは、こなたの唇を奪う。
 目を白黒させるこなた。
 かがみは、そのままゲームにあった様に胸の愛撫を始める。
「落ち着くんだ、かがみん!」
 こなたは、説得しようとするが、かがみは、真直ぐな瞳で答える。
「あたしは、落ち着いてるわよ。だって、あたし、こなたの事が好きなんだから」
「かがみん……」
 こなたは、その瞳に何も言えなくなった。
「こなた好きだよ」
 そのまま再びキスをするかがみ。
 こなたは、その唇を受け入れた。


「こなたの胸って可愛いね」
 かがみの言葉に頬を膨らませるこなた。
「どうせ貧乳ですよ。でも高校生の貧乳は、希少価値なんだよ!」
 かがみが微笑む。
「関係ないよ。こなたの胸だったらどんなでも」
 こなたは、顔を真赤にする。
 そんなこなたの乳首を口に含むかがみ。
「かがみん、そんなに強くすったら駄目だよ!」
 だけどかがみは、止めない。
 ようやく口を外した時、こなたが涙目になっているのに気付いた。
「こなた……ごめんね、あんまり美味しかったから……」
 そんな普段とは、違うかがみにこなたは、逆らえなくなっていた。
「やさしくやってよ」
「うん、今度は、下ね」
 かがみは、こなたの割れ目に舌を這わせた。
「上手いよかがみん!」
 こなたが感じているのを見て、そのままクリトリスを吸っていかせるかがみであった。


 制服を直す二人。
「かがみんって、影響され易いんだ」
 こなたが、含み笑いをするとかがみは、大声で否定する。
「違うわよ!」
「じゃあなんで?」
 こなたがからかいを含めて質問すると、かがみは、顔を横に向けて言う。
「元々こなたが大好きだったからよ」
 目を輝かせるこなた。
「今の台詞をもう一回!」
 かがみは、顔を真赤にして怒鳴る。
「何度も言えますか! 先に帰るわよ!」
 そのまま怒ったふりをしながら帰るかがみを見てこなたが言う。
「こんな関係になっても恥ずかしがるかがみんに萌だね。次は、どんなゲームを貸そうかな?」


 二人の関係は、日々変わっていくのであった。
 主にこなたの貸すゲームによって。


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