あたしの名前、詩絵流(シエル)。
家族は、大学生のお姉ちゃんが一人いるだけ。
両親は、三年前に事故で亡くなった。
年齢は、十歳ですが、小学校には、行っていない。
残ったお姉ちゃんは、小さい時の事故で足の腱を切って立つ事も出来ない上、他の事故で声も出せないあたしの世話をしてくれている。
そんな生活がお姉ちゃんをおかしくなってしまったのかもしれない。
あたしの朝は、首筋を舐められながら始まる。
「あら、もう起きたの?」
あたしの首筋を舐めていたのは、お姉ちゃんだ。
「おはよう、お姉ちゃん」
「もう少し寝ていても良かったのに、じっくりと寝汗を舐められたのに」
少し残念そうにお姉ちゃんが言う。
「とにかくお風呂に入りましょうね」
あたしは、お姉ちゃんに抱き上げられて、お風呂に向かう。
お互い裸になり、お姉ちゃんは、先に自分の体を洗う。
「そうそう、薬を飲んでおいてね」
お姉ちゃんに言われて、手に届くところにおいてある、飲み薬を口にする。
次にお姉ちゃんは、あたしの体を丹念に洗う。
それこそ、割れ目の筋の一本一本まで洗ってくれる。
「あらあら、愛液が垂れてきてる」
本当に嬉しそうにお姉ちゃんが言ってくる。
体を洗われてるだけなのに感じてしまう自分が恥ずかしい。
「そうそう、胸のマッサージもしないとね」
お姉ちゃんは、お風呂に入ると必ず胸を重点的にマッサージしてくれる。
正直、かなり痛い。
でも、我慢するしかない。
お風呂を出た後、お姉ちゃんは、丹念に体を拭いてくれる。
そして朝食を食べて、あたしのお昼を用意してから学校に行く。
しかし、その前に毎朝の行事がある。
「詩絵流ちゃん」
お姉ちゃんの言葉に応え、あたしは、顔をお姉ちゃんの顔の前に突き出す。
お姉ちゃんは、あたしの顔を掴むと唇を合わせてくる。
そして、そのままお姉ちゃんの舌は、あたしの口内を蹂躙する。
息が続く限界までキスをした後、口を離してくれる。
「詩絵流ちゃんの唾液ってやっぱり美味しい」
そして、お姉ちゃんは、大学に向かう。
あたしは、手摺を使って移動しながら掃除をする。
そして今日は、少し冒険をしてみようと思う。
あたしは、車椅子を使って、台所に行くと、ホットケーキミックスを使ってホットケーキの準備をする。
そして、お姉ちゃんの帰る時間に合わせて焼き始めたが、少し焦げてしまった。
あたしが眉を顰めていた時、お姉ちゃんが帰ってきた。
「あら、ホットケーキ?」
あたしは、少し恥ずかしかったが一生懸命焼いたホットケーキをお姉ちゃんに差し出す。
「ホットケーキが食べたかったのね。今作ってあげる」
お姉ちゃんは、そういうと、あたしの焼いたホットケーキをゴミ箱に捨てた。
そして、あたしの焼いたホットケーキより何倍も上手のホットケーキを焼いて食べさせてくれた。
夜、朝と同じ様にお風呂に入った後、ベッドの上に置かれた。
「さあ、お楽しみの時間よ」
お姉ちゃんは、唇を当て、あたしの口の中を蹂躙していく。
空いてる手であそこを、割れ目を弄る。
「もう濡れてる。本当にエッチな子ね」
お姉ちゃんは、嬉しそうに言うがあたしは、本当に恥ずかしかった。
お姉ちゃんは、舌をオマンコに向かって這わせる。
お姉ちゃんの舌がクリトリスに到達して、刺激した。
始めは、痛いとも思ったその行為も今では、凄く気持ち良くなってしまった。
「唾液も美味しいけど、やっぱり愛液の方が美味しいわね」
本当に美味しそうにお姉ちゃんは、あたしのオマンコから分泌される愛液を啜る。
その恥ずかしい音にあたしは、自分がそんなに感じていた事を突きつけられて恥ずかしい気持ちになる。
それでも、それすら気持ちよくって新たな愛液を分泌してしまう。
そして、お姉ちゃんが指であたしのオマンコの中、Gスポットを刺激する。
それをされると堪らなくなって、潮を吹いてしまうが、それをお姉ちゃんは、口で受け止める。
「詩絵流ちゃんの潮吹きの味は、最高よ」
こうして、あたしは、お姉ちゃんに体液を提供し続ける。
それが異常だって事は、解っている。
しかし、全部、あたしがいけないんだ。
あたしがこんな体だから。
そう思っていた時、胸に違和感が起こる。
「あら、もしかして、遂に出るのかしら」
そういってお姉ちゃんは、あたしの乳首を口に含み吸った。
激しい刺激と共に胸の先から何かが出て行くのを感じた。
それをお姉ちゃんは、残らすのみ干して言う。
「詩絵流ちゃんの母乳は、予想以上の味だわ。嬉しい、投薬して甲斐があったってものね」
お姉ちゃんの言っている意味が理解できなかった。
「そういえば言ってなかったわね、詩絵流ちゃんが飲んでいた薬は、母乳を出せるようになるための薬よ」
どうしてそんな事をとあたしが思った時、あたしの考えが解ったのかお姉ちゃんが言う。
「詩絵流ちゃんの母乳が飲みたかったかららよ」
信じられなかった。
知らない間に涙を流すあたし。
そんなあたしの涙を舐めながらお姉ちゃんが言う。
「濃くって美味しい涙ね。もしかして、詩絵流ちゃんは、何も気付いてなかった?」
何を気付くというのだろうか、あたしには、解らない。
「詩絵流ちゃんの足の腱を事故に見せかけて切ったのも、声を潰したのも、私が詩絵流ちゃんの体液を独占するためよ」
「……」
あたしは、無言の叫びを上げていた。
そしてお姉ちゃんが言う。
「それなのに、お父さんもお母さんも私が異常だって言って、詩絵流ちゃんを病院に隔離しようとするんだもの。そんな人たちには、天罰を与えてあげた。まあ、保険金で詩絵流ちゃんと一生暮らしていけるお金を残してくれたことだけは、感謝しているわ」
お父さんやお母さんまで。
愕然としているあたしにお姉ちゃんが言う。
「安心して、詩絵流ちゃんは、私の大切な嗜好品なんだから、一生大切にしてあげる」
この時、あたしは、確信した、お姉ちゃんにとってあたしは、お姉ちゃんの好む体液を分泌するだけの存在だと。
翌日、何時ものように手順を踏んで大学に向かうお姉ちゃん。
あたしは、昨日と同じ様に掃除をして、そしてホットケーキを焼く。
今日も上手くいかないかもしれない。
明日も駄目かもしれない。
上手く焼けたとしてもお姉ちゃんが食べてくれるとは、限らない。
それでもあたしは、ホットケーキを焼こうと思う。
そうする事でいつかお姉ちゃんに、あたしの妹としての愛情が伝わるかもしれないのだから。
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